タイの国立公園野生動物植物保全局は、珊瑚に危険を及ぼす成分の入った日焼け止めクリームの国立公園内への持ち込み及び使用の禁止を表明していましたが、2021年8月3日に官報で正式に発表されました。
これにより、今後タイの国立公園(อุทยานแห่งชาติ)への日焼け止めクリームの持ち込みと使用には十分気をつける必要があります。
以下、4種類の禁止成分の入った日焼け止めクリームを持ち込んだだけでも(規定上は)10万バーツ以下の罰金を課せられる可能性がありますのでご注意ください。
- Oxybenzone (Benzophenone-3, BP-3)
オキシベンゾン - Octinoxate (Ethylhexyl methoxycinnamate)
オクチノキサート(メトキシケイ皮酸エチルヘキシル) - 4-Methylbenzylid Camphor (4MBC)
エンザカメン(メチルベンジリデンカンファ) - Butylparaben
ブチルパラベン
これは、近年、海洋国立公園を訪れる観光客の増加に伴い、日焼け止めクリームに含まれる多くの化学成分が珊瑚を弱らせ生殖機能を阻害、白化させているという研究報告を受けての措置とのことで、国立公園野生動物植物保全局は、天然資源の保護・維持保全、珊瑚や生態系の損失防止のため、国立公園における珊瑚に有害な成分の入った日焼け止めクリームの持ち込み及び禁止を決定しました。
なお、違反した場合は、国立公園法第20条、47条の規定に従い10万バーツ以下の罰金が科されます。
素朴な疑問なんですが、これって海に接していない森林や北部の山々なんかの国立公園にも持ち込み禁止なんですかね?
あと、成分表示を管理職員がチェックするのでしょうか?
また、日本製の日焼け止めクリームで成分表示がカタカナだけのものは不可なのか?
など、疑問もありますが、
いずれにしても、今後日焼け止めクリームの購入時や使用時には気をつけたほうが良さそうです。
ちなみに、私は肌が荒れやすいので、資生堂のドゥーエ(2e)の日焼け止めを愛用しているのですが、「Non chemical」を見せればOKですかねー?
ではまた。