siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

13基の白亜の仏塔が映えるワット・アソカラーム(วัดอโศการาม)

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2018年12月6日にBTS(スカイトレイン)スクムビット線延伸区間が開業予定だそうですね。いよいよサムットプラカーンの中心部まで伸びるわけですか。
これに先駆け、今回サムットプラカーン県にある、13基の仏塔が美しくフォトジェニックな「ワット・アソカラーム」寺院と、タイ湾へ注ぐチャオプラヤー川河口の仏塔「プラサムットチェーディー(プラサムットチェディ)」を合わせて周ってきました。

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※ワット・アソカラームは、「ワット・アソカラム」、「ワット・アソーカラーム」、「ワット・アソーカーラーム」など様々な表記が見受けられますが、ここでは「ワット・アソカラーム」で統一します。(お寺の名前の由来で記述した部分を除く)
※BTSの延伸情報を加筆修正しました。(2018年11月19日)

 

バンコク中心部からパークナームへ

BTSスクムビット線南方延長区間開業前なので、とりあえず現時点で一番南端のサムローン駅で降りました。
まずワット・アソカラームへ行くために、とりあえずサムットプラカーン県の中心部「パークナーム」と呼ばれるあたりまで向かうことにします。

 

サムローン駅の1番出口からスカイウォークをバンコク方面に戻るような形で進み、インペリアルワールドというショッピングセンターの向かい側の階段を降りました。


ちょうど歩道脇の道路が工事中だったため、どこがバス停なのかわからずズンズン歩いていると、向こうから25番のバスの車掌が窓から顔を出して「パークナーム!パークナーム!」と叫びながら近づいた来たので乗り込みました。

 

しばらく走ると左手に3つの頭の巨大象エラワン博物館が見えてきました。

その前を過ぎて3キロほど行くと、まもなく開業予定のBTS「パークナム(ปากน้ำ)駅」が見えてくるのでそこでバスを降ります。


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今回はBTSの延伸区間の開業前だったのでサムローン駅で降りてバスに乗りましたが、BTSが延長した後(2018年12月6日予定)は、最初からパークナム駅までBTSで向かえばいいです

というか、もしソンテウの始発場所から乗らなくてもいいなら、最初から終点の「ケーハ・サムットプラカーン駅(สถานีเคหะสมุทรปราการ)」までBTSで行って、ケーハ駅からワット・アソカラームへ向かうのが最短となります

パークナームからワット・アソカラームへ

入り口にセブンイレブンがある「タノン・プラサック(ถนนพระศักดิ์)」という小さな通りを少し入っていくと「36番」の白いソンテウが待機しているので、乗り込みます。
ここが36番のソンテウの始発場所です。


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念のため、乗る前に「ワット・アソカラーム」へ行きたいことを伝えておきました。


この36番は、旧スクムビット通りのBTSの延伸区間のレール下をずっと走っていきます。

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ソンテウが走り始めてだいたい10~15分くらいでしょうか。開業を控えたBTSケーハ駅を通り過ぎてから1.5キロほど先にある「ソイ・テーサバーン・バーンプー55(ซอยเทศบาลบางปู 55)」のあたりで降ります。

※ケーハ駅までBTSが開通したら、ケーハ駅で降りて同じく36番のソンテウに乗ってソイ55まで行くか、もし流しのタクシーがいたらタクシーでお寺まで行ってしまうのもいいと思います。(お寺までの距離は3キロ程度)


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運転手さんも覚えていてくれたので、こちらがボタンを押す前に減速して停車してくれました。
降りるときに料金を払います。8バーツでした。

歩道橋を渡って反対側に降り、「ソイ・テーサバーン・バーンプー60(ซอยเทศบาลบางปู 60)」のパクソイから歩いて1キロちょっと行くと、ワット・アソカラームに到着です。


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歩くのがつらい場合はバイクタクシーを利用してもいいでしょう。
私は暑かったのでバイクタクシーに乗ってしまいました。「パイ ワット(ไปวัด)」で通じます。
というか、このソイをまっすぐ行った先がお寺なので、何も言わずに前方を指さすだけで分かってくれると思います。10バーツでした。


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ワット・アソカラーム(วัดอโศการาม)

ウィハーン・プラスッティタムランシー(วิหารพระสุทธิธรรมรังสี)

木陰の道を少し歩いて行くと最初に見えるのが「ウィハーン・プラスッティタムランシー(วิหารพระสุทธิธรรมรังสี)」という礼拝堂です。
残念ながらこの時はちょうど天井の塗り替えをしていて半分以上ブルーシートがかけられていました。


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中には、ワット・アソカラームの開祖であるリー師の遺骨が納められた棺がありました。タイ人の方は熱心にお参りされていました。
また、このウィハーンの入り口から正面に見える真っ白な13基の仏塔の景観が美しかったです。

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純白の13基の仏塔

ワット・アソカラームの最も特徴的で目を引かれる建物は、やはりこの真っ白な仏塔群だと思います。
白亜の仏塔は「プラ・トゥタンカ・チェディー(พระธุตังคเจดีย์)」と呼ばれ、全部で13基あるのですが、この13という数字は、タイの僧侶が守る「トゥドンカワット(ธุดงควัตร)」という非強制の13の戒律にちなんだものらしいです。僧侶の意志にゆだねられる部分が多い分、守るのが比較的難しい戒律とされているようです。

まあ、難しい話は置いておいてチェーディー(仏塔)の造形美を愛でましょう。

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中は瞑想ができるようになっていて、大声を出したり騒いだりしたりするのは厳禁です。
おびただしい数の扇風機が陳列されています。使った後はスイッチを切っておきましょう。
私も滝のような汗がひくまで少し利用させていただきました。


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ちなみに、もしこの仏塔の正面を順光で撮影したい場合は午前中に行くことをおススメします。

夕暮れの空とライトアップされた仏塔のコントラストもきれいなんだろうなと想像しましたが、この時点でまだ昼前だったので、夕景はまたいつかの機会にしたいと思います。

アショーカ大王像

白亜の仏塔群前広場の向かって左手に、これまた目を引かれる大きな像があります。
アショーカ大王の像です。アショーカ大王と言えば、古代インドで仏教を手厚く保護した人物として有名ですね。

そうなんです。BTSの駅名でもおなじみの「アソーク」という言葉は、悲しみのない「無憂」という意味があり、このアショーカ大王の「プラチャオ・アソーク(カ)・マハーラート(พระเจ้าอโศกมหาราช)」という名前と、このお寺の「ワット・アソーカーラーム(วัดอโศการาม)」の名前の一部と同じなんです。
ちなみに、このお寺の名前は「憂いなき喜びの地」というような意味があるそうです。


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本堂及びその他の施設

白亜の仏塔プラ・トゥタンカ・チェディーの裏側、緑の木々に覆われた場所にひっそりと佇むのがこのお寺の本堂(布薩堂:พระอุโบสถ)です。
普段は一般公開されていないようです。


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本堂のさらに奥には「サーラー・ルアンポーソンタム(ศาลาหลวงพ่อทรงธรรม)」と書かれた木造のお堂があり、その近くに黄金の仏陀立像が安置されていました。


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また、最初に向かったウィハーン・プラスッティタムランシーの脇には、「プラウィハーン・プッタチャックラワッタナー(พระวิหารพระพุทธจักรวัฒนา)」という、古代インドの高僧とアショーカ大王がミャンマーやタイなどの地へ仏教の布教を命じたとされる二人の僧侶を祀った礼拝堂がありました。


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<お寺情報>
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วัดอโศการาม
Wat Asokaram

住所:136 หมู่ 2 ซอยเทศบาลบางปู 60 ถ.สุขุมวิท (กม.31) ต.ท้ายบ้าน อ.เมือง จ.สมุทรปราการ 10280
電話:02-389-2299
時間:8:00 - 17:00
拝観料:無料
駐車場:あり

ウェブサイト:http://www.watasokaram.org/
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再びパークナームへ

一通りお寺の敷地内を見て回った後、暑さにバテ気味になっていたのと、多少お腹も空いてきたのもあって、一旦パークナームまで戻ることにしました。
歩けない距離ではないのですが、やはり帰りもバイクタクシーでパクソイまで向かいます。
パクソイにはちょうど36番のソンテウが待機していたのですぐに乗り込みます。


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基本的に同じ道を戻るのですが、パークナーム中心部は一方通行が多いので、最後だけ行きとは違う道をソンテウは走ります。
私はランチをとるために「タラートパークナーム(パークナーム市場)」のあたりで降りました。みんなだいたいここで降車しました。

ちなみに、この前の道路がバンコク方面に向かうバス通りとなるので、バスに乗る人もここで降りればいいです。

あと、しつこいようですが、BTSが延長開通した後は、ソンテウで駅の近くまで乗って直接BTSに乗れば大丈夫です

ソンテウを降りて少し歩くと小さなショッピングモールがあったので、そこのKFCで簡単にランチをとることにしました。
席に座ってスマホの地図を眺めていたら、すぐ近くに船着き場があって対岸の「プラサムットチェーディー(พระสมุทรเจดีย์)」まで行けることがわかったので、せっかくだから行ってみることにしました。

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つづく。