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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【バンコク中華街】ヤワラートで漢方薬デビュー!と、きれいなお姉さんのお粥

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先日、タラートノーイを散策したついでに足を延ばして中華街まで。
お気に入りの陶器カフェをのぞいたり、ヤワラートで初めて漢方薬を買ってみたり、有名なお粥屋さんで食事してみたりしました。

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陶器カフェ「aoon pottery」

フアランポーン駅からチャオプラヤー川沿いへ行った辺りにあるタラートノーイ地区を散策した後、中華街ヤワラートまで行ってみることにしました。

タラートノーイ関連の記事はこちら。

 

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タラートノーイから中華街方面に向かって歩き、ヤワラート通りの少し手前に、私のお気に入りのカフェ「aoon pottery」(ウン・ポッテリー)があります。

このブログでも何度か登場していますが、ここはオーナーが陶芸家で自作の食器でドリンクや料理を提供していて、2階の工房兼ギャラリーでは陶器の販売も行っています。

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オーナーのグアンさんは、唐津で修行されたタイ人先生の下(チェンライにあるドーイディンデン工房)で陶芸を学ばれたということもあり、なかなか私好みのシンプルで渋めの作品が多いんです。

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この日は、気の利いた小鉢が欲しいと思っていたので、立ち寄ってみることにしました。
友人はカフェで待機、私は2階へ直行です。

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ろくろの横でねこちゃんがお昼寝。

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どうやら起こしてしまったようです。ごめんねー。

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ちょうどいい大きさのザラザラした器があったのでお買い上げ。
カップも・・・。
(まなおは、勝手にグアンさん応援団なので、いいなと思ったら買っています)


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グアンさんと少しお話をしました。
「最近、茶碗(抹茶碗)を練習しているけれど、まだまだです」と。

いつか、かっこいい茶碗ができたらぜひ買わせてくださいね。

 

<店舗情報>
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Aoon Pottery
อุ่น พอทเทอรี่
ウン ポッテリー カフェ

住所:2/8 เยาวราช ซอย 5 ซอยวัดปทุมคงคา เขตสัมพันธวงศ์ กรุงเทพมหานคร 10100
   2/8 Alley, Lane Phathum Khong kha Sampanthawong Bangkok 10100
(ワット・トライミット寺院近く)
TEL:08-9447-7161
営業時間:10:00-19:00
定休日:木曜日、金曜日

ウェブサイト:https://aoon-pottery.business.site/

Facebook:https://www.facebook.com/aoonpottery

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漢方薬デビュー

aoon potteryを後にして、中華街を散策です。

この日のヤワラートでのミッションは「漢方薬の購入」でした。

実は、わたくし、鼻炎持ちで、蓄膿症(副鼻腔炎)っぽい症状の時があります。
(実際、数年前に病院でレントゲンを撮ってもらった時に、軽く副鼻腔炎気味と言われたことあり)

ここのところ、頭がずっしり重かったり目の周りがズキズキする頭痛が続いており、「これは鼻炎(蓄膿)からくる頭痛では?」と思うようになったんです。
それで、外科的な手術云々などと言う前に、漢方で改善できないかと思い至ったのです。


事前にインターネットで調べていたら、キカラスウリという薬草の抽出液で治った(?)という元在タイ日本人の方のブログが目に留まったんです。
すごく興味を覚えたんですが、残念ながら、このブログは長らく更新されておらず、詳細をお聞きすることはかないませんでした。

ともかく、キカラスウリは解熱・消腫・化痰・排膿などに効くらしいので、一応、そのキカラスウリのタイ語「เทียวฮวยฮุ้ง/เทียนฮวาเฟิ่น」をスマホに保存して中華街へ向かったわけです。

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さて。
中華街に到着したものの、どこでどうやって漢方薬を買えばいいのかさっぱりわかりません。

今まで漢方薬を自分で買い求めたことがなく、漢方薬の店がどいういう店なのかということもいまいちよくわかっていなかったのです。

イメージとしては、壁一面に古めかしい無数の引き出しがあって、そこから生薬を取り出してきては調合するという感じですよね。

ただ、それらしきお店はいくつかあるんですが、派手なパッケージの朝鮮人参なんかを前面に出してある店なんかだと、ビビりな私は『超高級生薬を買わされたり、ぼったくられたりしたらどうしよう』とか考えすぎて、なかなかお店に入ることができません。

そんなこんなで、かれこれ小一時間もヤワラートを彷徨い続けていたのですが、チャルンクルン通り沿いのとあるお店がなんとなく素朴で入りやすそうな雰囲気だったので、恐る恐る店内へ。

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まずは、カウンターのおばさまに自分の症状を伝えてみました。

すると、「ならこれね」と出してくれたのが、この薬。

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あ。。。
乾燥した葉っぱや木の根や茎が出てくるのかと思ったら、こういうやつだったんですね。

鼻炎片

うん、間違いない。
中国語勉強したことない私でもこれは、わかる。


でも、やっぱり、黒光りした古めかしい引き出しから取り出した生薬を処方してほしいじゃないですか
キカラスウリが気になるじゃないですか

なので、キカラスウリのタイ語ウィキペディアページをスマホで提示してみました。

「ああ、これ?でも、自分で煎じないとだめよ?」と。

内心、『それそれ!むしろそういうことしてみたいんです!』と喜びながら、大きく頷く私。


漢方薬(ヤー・ジーン)は明日明後日で効き目が出るものじゃないから、数か月かかるわよ。まあ、とりあえず、1~2週間様子を見て、続けたかったらまた来ればいいわ
と、おばさま。

売りつけようというような姿勢は全くなくて、好感持てました。(私が構えすぎていただけか?笑)

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おそらく乾燥したキカラスウリの塊根だと思うんですが、昔ながらの方法(天秤ばかり)で計って袋に入れてくれました。
ちょっと感動。

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結局、最初に出してくれた「鼻炎片」の錠剤も併用してみることにしました。

また、せっかくなので、冷え性からくる頻尿の症状も相談してみました。
(オフィスのエアコンが寒すぎで、手足が冷えてトイレも近くなるんです)

すると出してくれたのが、これです。

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金匱腎気丸」(きんきじんきがん)

これも、なんとなく腎臓によさげなのはわかりました。
後で調べると、この金匱腎気丸は古来から有名で、日本の漢方薬局でもよく扱われているんですね。
疲れやかすみ目にも効くらしいので、ちょっと試してみます。

もちろん、これら3点の同時服用についても尋ねましたが、問題ないとのことでした。

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ちなみに、金額は、
確か、「鼻炎片」が100バーツ、「金匱腎気丸」が120バーツ、そして「キカラスウリ」がなんと30バーツでした。

漢方薬なんて、数百・数千バーツかかるんじゃないかと思っていたので、拍子抜けしてしまいました。
(もちろん、生薬の種類や希少性、調合によって価格もまちまちだと思いますが)


何はともあれ、無事にヤワラートで漢方薬デビューを果たせました。
なんだか、はじめてのおつかいを達成したような充実感!(おおげさ)


<店舗情報>
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振興發藥行(チン ヘン フワット)
ห้างขายยา จิ้นเฮงฮวด
CHIN HENG HUAT PHARMACY

所在地:468 ถนน เจริญกรุง แขวง สัมพันธวงศ์ เขตสัมพันธวงศ์ กรุงเทพมหานคร 10100
    468 Charoen Krung Rd, Samphanthawong, Bangkok 10100
TEL:02-221-4499
時間:08:00-17:00
定休日:日曜日
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美人姐さんの100年粥

無事に漢方薬を入手できた私は、中華街で食事をして帰ることにしました。

昼過ぎにビールとフレンチフライを食べてきたのでそれほどお腹は減っておらず、軽めにサクッと食べられるものを。

ということで、有名なお粥屋さんに行ってみました。
有名と言っても、立派な店構えとかではなく、路上に出されたテーブルで食べる庶民派食堂(半屋台のストリートフード)です。

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店の名前は、「カオトム・ジェー・スワイ(ร้านข้าวต้มเจ๊สวย)」といい、
直訳すると「きれいなお姉さんのお粥」みたい感じです。
「ジェー/เจ๊」というのは中華系の「お姉さん」とか「姐さん」という意味ですが、「スワイ/สวย」というのは、形容詞の「美しい」という意味なのか、ニックネームなのかは不明です。
というか、そんなのはどうでもいいですね。

また、この店は別名「カオトム・ヌンローイ・ピー(ข้าวต้ม 100 ปี)」とも呼ばれ、これは「100年粥」みたいな意味で、それくらい古くからある老舗と言う意味でしょうね。

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炒め物を2品を注文しお粥に乗せていただきました。
(茶色で野菜がない・・・)


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あとは、卵焼きがドーンと入ったスープ。

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まだ明るい時間帯にも関わらず、路上のテーブルはほぼ満席でした。
いつも大人気ですね。

 

<店舗情報>
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カオトム ジェー スワイ(カオトム ヌンローイ ピー)
ร้านข้าวต้มเจ๊สวย(ข้าวต้ม 100 ปี)

所在地:547 ถนน พลับพลาไชย แขวง ป้อมปราบฯ เขต ป้อมปราบศัตรูพ่าย กรุงเทพ 10100
    547 Phlap Phla Chai Rd., Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100
TEL:02-223-9592
時間:16:00-22:00
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漢方薬を煎じてみた

家に帰ってから、さっそく購入したキカラスウリを煎じてみました。
キカラスウリを数片と水を2カップ入れ火にかけ、水が半分の量になるまで沸騰しすぎないように弱火でゆっくり煎じ詰めます

約40分ほどかけて完成しました。
これを朝晩に服用です。
いやー、苦いこと苦いこと
でも良薬は口に苦しって言いますもんね。

そんな感じで漢方薬デビューを果たした私、ひとつ大きな失敗をしでかしていることが判明…。

自分自身の雰囲気を盛り上げるため、日本から持ってきた南部鉄器の鉄瓶で煎じていたのですが、後で調べたら、漢方薬を煎じる器は金属性のものを避けること、特に鉄は厳禁ということでした。
生薬の成分が化学反応を起こしてしまうからだそうです。

とほほ。
これに懲りずに、器を変えてしばらく漢方薬続けてみます。

 

ではまた。