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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

バンコクから聖地バラナシへ週末旅行【日本語ぺらぺら青年バブー編】

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ホテルの部屋を日本ペラペラの青年に案内してもらい、その絶景にテンション上がった私たち。

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今回は、その青年の話について書きたいと思います。
彼、バラナシではわりと有名な青年(少年)だったんです。

といっても、私たちはそれほど彼と絡んだわけでもなくて、ここでは個人的な感想を憶測も交えて書いているだけなので、全くたいした内容ではありません。(いつもに増して)
ですから、興味ない方は、すっ飛ばしてくださいね。

※Varanasiという地名の日本語表記には、バラナシ、ベナレス、ワーラーナシー、ワラナシ、ヴァーラーナシー、ヴァラナシなど様々な表記が見られますが、ここでは「バラナシ」に統一します。


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バブーという少年


「少し休憩して自分たちでこのあたりを散歩してみるのもいいよ。そして、夕方から有名なガートとか、プージャー(お祈り儀式)とか、ボート見物をしたかったら、案内してあげるよ。もし行きたかったら、16時50分くらいにフロントに来れば連れて行ってあげるから

そういって、彼は部屋を出ていきました。
なかなかの好青年でした。
日本語でいろいろ情報を教えてくれるのもありがたいです。

参考までにと、ボートの料金などを聞いてみたところ、私たちがネットで調べていた相場(というものがどこまで正確かは不明ですが)よりは、若干高い値段を答えたような気もしました。
ただ、それは日本人が無理なく交渉できるレベルの料金を教えてくれたのかもしれないし、あるいは、彼にいくらかのマージンが入るのかも知れませんが、たとえそうだとしても、安心料と思えばさほど高いとも思えませんでした。

正直、彼が悪い人間だとは全く思えなかったんですが、
それでも、私の頭の片隅にある警戒心というか「疑り深いモード」が、彼が部屋を出て行ったあと、インターネットで検索という行動をとらせました。

「バラナシ」「日本ペラペラ」「長澤まさみ」

これらのワードによる検索結果の中に、先ほどの流暢な日本語を話す青年の画像も出てきました。
バブーとかバボとかいう名前で呼ばれているらしいです。
バラナシ関連の日本人ブログでは、けっこう有名な青年のようです。
いや、もうずいぶん昔のブログにバブー少年としてたくさん登場しているから、有名な元少年というべきか・・・。

私は彼が登場する全てのブログを読んだわけでもないし、そもそもブログは主観に基づく発信がほとんどだし、人それぞれ受け止め方も違うので、そこから彼に対する正当な評価を引き出すことはできないと考えます。

だから、私がここで述べることも、私個人の感想に過ぎないことをご理解いただいた上で、読んでいただきたいと思います。

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結論から言うと、私たちは彼の案内でバラナシを見物することはなかったです

ただ、それは、成り行きでそうなっただけで、最初から彼を拒否していたわけではありませんでした。

実際、ネットで彼に関するいろいろな情報を目にした後も

たとえ彼に仲介料が入る仕組みで、ボート代が相場より高かったとしても、交渉の煩わしさや時間のロスがなく、日本語でサポートしてくれる安心料と思えば悪くないね

と、友人とふたりで話していました。
お互いに気持ちよく見て回れるなら、彼の言い値で払ってもいいと考えていたんです。

ただ、『彼はシルク店の息子で、最後には店に連れて行かれる』などという記事がいくつかあったことは、多少気にかかってはいました。
無理に買わされることはないにしても、それはちょっと面倒だなぁと。

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夕方、近所の散歩からホテル前のガートに戻ってくると、熱心に貸切ボートを勧誘してくる人たちが何人もいるので、試しにそのうちの1人にいくらなのか尋ねてみました。

すると、だいたいあの日本語青年バブー(私たちは直接彼の名前をきいたわけではありませんが、便宜上『バブー』とします)が言っていた値段を告げてきます。

じゃあいらない」と歩き出すと、
別の青年がそれより低い金額を提示してきたので、足を止めて詳細を確認しました。

船は手漕ぎ、提示した料金は、1時間2人分の合計金額
私たちは火葬場で薪を買ったり花を買ったりはしないが大丈夫か?など、心配なことを聞いてみましたが、問題ないとのこと。

※火葬場付近で薪代と称して法外な料金を請求してくる輩や、無理やり花を売りつけてくるボートなどもあるという情報を目にしたことがあったため。


気がついたら、近くの階段にバブーがやって来ていて、そんな私たちのやり取りを見ていました。
いつの間にか17時を過ぎていたので、我々はもう来ないと判断して、バブーはホテルから外に出てきたのでしょう。

でも、無理に私たちの交渉に割り込んでくることもなく、傍観しているだけでした。

一方、私たちとしても、よく考えたら、煩わしいと思っていた交渉も既に済んでおり、今更このボート漕ぎの青年を断ってバブーにお願いする必要性もなかったので、そのまま自力で交渉したボートに乗ることにしたんです。


それ以降、バブーと絡むことはありませんでした。
ですから、彼がどういう人間なのか私にはよくわかりません。

あのままついて行ったら案内料を請求されたのか、あるいは、案内料などは目的ではなく、単に日本人とのコミュニケーションが好きな青年なのか・・・。
また、シルクショップに連れて行かれたのかどうかも、本当のところはわかりません。

でも、おそらく彼は、我々(一部の)日本人旅行者の間では暗黙の了解となっている、

日本語で話しかけてくる輩は、まず信用してはいけない

という警め(いましめ)を知っているのではないかと思います。
だから、最初、フロントで話しかけてきたのは英語だったんだと思います。

そして、日本人に対しては

強引に誘ってはいけない

ということも、わきまえていたと思います。
彼の言葉には「もしよかったら」というニュアンスが常にあったような気がするのです。

それは、彼が日本人の警戒心を解き『ビジネス』に繋げるために身につけた戦略なのか、それとも、かつてのバブー少年が、純粋に日本人と話したかっただけなのに無下に拒絶されてきた悲しさから学んだ事なのか・・・。


どっちもかな。

そんな、意味のない、まとまらないことを考えていました。


ちなみに、バブーは、おそらくあのホテルの従業員(少なくともフルタイムの正規雇用)ではなさそうです。
ホテルのスタッフとして紛れ込んでくるような手法は感心しませんが、ホテル側も、(あまり英語が得意ではない)日本人との円滑なコミュニケーションを任せられるというメリットがあるので、共存共栄的な関係を結んでいるのかもしれませんね。

 

以上、日本語が達者なバラナシのある青年についての話でした。

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ではまた。


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