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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

バンコク〜ビエンチャンの国際列車の寝台チケットを買ってみた

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前回、タイ国鉄のチケット購入時には1つの身分証で1人分のチケット購入が可能とする「One ID One Ticket」の話を書きましたが、その後、実際にタイ国鉄サイトでバンコクからラオスの首都ビエンチャン(ヴィエンチャン)までの国際列車のチケットを購入してみましたので、シェアしたと思います。


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https://www.facebook.com/pr.railway/

 

 

バンコクからビエンチャンまで乗り換えなし

2024年7月19日、タイ国鉄(SRT)は、バンコクのクルンテープ・アピワット駅からビエンチャンのカムサワート駅を結ぶ国際列車のサービスを正式に開業します。

今までも、国境の町ノーンカーイからラオスのビエンチャンまで行く列車はありましたが、バンコクから列車で行こうとすると、ノーンカーイで乗り換えなければならず、さらにこの列車のビエンチャン側の駅(ターナレーン駅/Thanaleng)は市内からもだいぶ離れていました。
一方、新しいこのサービスは、夜行列車の場合、バンコクから乗り換えなしでビエンチャンまで行くことができ、しかも、到着駅であるカムサワート(Khamsavath/คำสะหวาด)という駅は比較的ビエンチャンの中心部まで近いという利点があります。





時間有効利用で週末弾丸ラオス旅行も可能!?

また、バンコクを夜出発する列車(133号/21:25発)に乗れば、ゆっくり寝て翌朝にはビエンチャンに到着できるので、考えようによっては宿泊費を節約しつつ時間を有効利用できると思います。

私は、金曜日の仕事が終わってから支度をしてクルンテープ・アピワット駅に向かい、土日の日中ををめいっぱいラオスで過ごし、日曜の夜の寝台に乗ってバンコクに帰ってくれば、月曜日の朝から会社へ向かうことができるという、ちょっとハードではあるけれど一応ちゃんと睡眠もとれるであろう弾丸旅行が可能だなという点に魅力を感じたわけです。

あ、あくまで、「旅費を抑えつつ寝台列車の旅情を味わう楽しさ」という観点に則っています。
予算に余裕があってタイパを優先する場合は、普通に土曜日の朝のフライトで行って日曜日夜のフライトで帰ってくるのがよいかと思います。


運行スケジュール

現在、運行されているビエンチャン行き国際列車のスケジュールは以下の通りです。

◆バンコク → ビエンチャン(133号)
クルンテープ・アピワット駅(バンコク)21:25発
ウドンターニー駅 06:57着
ノーンカーイ駅 07:55着
カムサワート駅(ビエンチャン)09:05着

◆ビエンチャン → バンコク(134号)
カムサワート駅(ビエンチャン)18:25発
ノーンカーイ駅 20:15着
ウドンターニー駅 20:57着
クルンテープ・アピワット駅(バンコク)07:30着

◆ウドンターニー → ビエンチャン(147号)
ウドンターニー駅 16:00発
ノーンカーイ駅 16:40着
カムサワート駅(ビエンチャン)着 17:55

◆ビエンチャン → ウドンターニー(148号)
カムサワート駅(ビエンチャン)09:35発
ノーンカーイ着 10:05着
ウドンターニー発 11:25着

 

「D-Ticket」でのオンライン購入方法

で、実際に週末ラオス弾丸旅行のスケジュールでチケットを取ってみました。

まずは、タイ国鉄のオンラインチケット予約サイト「D-Ticket」のページに行きます。
(スマホアプリ版『D-Ticket』での購入も、基本的に同様の流れとなります)

D-Ticket予約ページ
https://dticket.railway.co.th/DTicketPublicWeb/home/Home


これがD-Ticketの乗車券購入ページとなります。

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往復(Round-trip)を選択するスライドボタンがありますが、ウェブ版のD-Ticketではスライドできず片道のみの購入となるようです。(2024年7月現在)
よって、ウェブ版で往復分のチケットを買いたい場合は、面倒ですが片道ずつ2回手続きしなければなりません。(アプリ版は往復検索&購入が可能)

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出発駅(Origin)と、行き先の駅(Destination)、日にち(Travel Date)、人数(Pasenger)を選択し、検索(Search)します。

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※クルンテープ・アピワット=Krung Thep Aphiwat
※ビエンチャン=Vientiane (Khamsavath)

すると検索結果が出てくるので、希望する列車を選択(Choose)します。

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現在、バンコクからビエンチャンへ行く列車は、21:25発の133号1本しかありませんので、これを選んで次へ進みます。

次の画面では座席の種類を選択します。
全種の座席に空席がある場合は、3種類の座席が表示されます。(満席の場合は空いているクラスの座席のみ表示)

※この列車に1等車はありません

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この場合、上から
3等車座席(扇風機)281バーツ
2等車寝台(エアコン)下段:874バーツ/上段:784バーツ
2等車座席(エアコン)574バーツ
となっています。

夜行列車なので、私は迷わず寝台です。
上段と下段に関しては好みもあるかと思いますが、私は窓の景色も楽しめる下段が好きです。

いや、それにしてもファンだけの硬い座席とは言え、281バーツ(約1,200円)でバンコクからお隣のラオスまで行けるなんて、青春18きっぷもびっくりな料金ですね。
約630キロ11時間半の旅。
さすがに私は体力的にも座席は無理ですが、若ければ話のネタにそんなチャレンジもしてみたかったかも。まさに「タイは若いうちに行け」です。

話が、脱線しました。

希望の座席の種類を選んだら、次は乗客情報入力ページなのですが、ここでログインを求められました。

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Eメール、電話番号、パスポート番号のいずれかと暗証番号でログインします。
まだ会員でない方は、登録(Register)を行ってください。


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ログインすると、デフォルトで会員の情報が乗客1(Passenger 1)として自動入力されているかと思います。

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本人が乗車する場合はそのままで、同行者の分(Passenger 2)を追加で情報入力していきます。
(本人は乗車せず代理で購入している場合は、「same reservation」のチェックを外すか、「Clear Data」をクリックして乗客1の情報を一旦消去してから乗車する方の情報を入力します)


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タイ人の場合は、ID番号を入力しますが、外国人の場合は「Foreigner?」のボタンをスライドすればパスポート番号を入力できるようになります。
入力する項目は以下の通りです。

性別:Gender (男性 Male / 女性 Female)
IDまたはパスポート番号:Passport Code
名:First Name
姓:Last Name
電話:Phone Number
メール:Email

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全て入力できたら、「ロボットではありませんチェック」を入れて、座席指定(Choose Seat Number)へと進みます。


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最初は自動で座席が振り分けてあります。
その座席でよければそのまま次へ(Next)進みますが、変更したい場合は、一旦右下の×印を押して席をクリアにしてから、空いている席を選びます。
(最初、私はこの×で消すのがわからなくて、しばらく悩みました)


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座席指定が完了したら、Nextで支払いに進みます。
クレジットカードやデビットカードでの支払いが可能です。


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自分が予約をする際に画面のキャプチャーするのを忘れたため、この先の画像がなくてすみません。汗
ただ、クレジットカードの入力画面や認証については、一般的なものなので、特に迷うことなく進めると思います。

支払いが完了すると、ウェブ上でチケットのダウンロードができる画面となります。
その場でダウンロードして保存なりプリントアウトしておくと安心ですが、同じPDFの乗車券はメールでも送られてくるので、しなくても特に問題ありません。
ただ、念の為に、その場でメールの確認をされることをおすすめします。
(迷惑メールに振り分けられていることもあるので、何分経っても受信メールボックスに届いていない場合は、迷惑メールボックスを確認した方がいいです)


おわりに

今回、バンコクからヴィエンチャンまでの国際列車の乗車券をウェブサイトで予約購入してみましたが、特に難しいことはなくすんなり買うことができました。

実は、後から知ったのですが、新サービスの発売初日ということもあって、その日の朝にシステムがダウンしてオンラインで購入できない人が多発したそうです。
そんなことも知らず、私は普通に購入できたのですが、もしかしたら、たまたま混乱が収まったちょうどいい時間帯にアクセスしたからなのかもしれません。

今のところ列車の本数も座席数も少ないため、あっという間に満席となってしまっているようです。
3ヶ月(90日)先までのチケットの予約ができますので、予定が決まったら早めに確保しておくことをおすすめします。


以上、バンコクからラオスのビエンチャンまでの国際列車のチケットを購入した話でした。

ではまた。



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