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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

シーサケートの美味しいバミーと棚に枝垂れ咲くゴールデンシャワー

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タイのイサーン(東北地方)にあるシーサケート県。
決して知名度の高い県ではありませんが、美味しいバミー(中華麺)と、藤棚のように仕立てられた素敵なゴールデンシャワーの花に出会いました。

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シーサケート市内のバミー屋さん

シーサケートの郊外で大小ふたつのクメール遺跡を見学した後、私たちはシーサケート市内で食事を食べることにしました。

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スリン県からシーサケート県へ入ると、幹線道路に「シーサケート県238年」と書かれた看板が。

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どういう意味なんだろと思い、後から調べてみました。
最初は、シーサケート県が誕生してから238年なのかと思ったんですが、旧名クカン県からシーサケート県という名称になったのは、ラーマ8世の治世である1938年のことなので、全然違いました。
どうやら、シーサケートという町『ムアン・シーサケート』(当時は一介の郡とか市レベル)が誕生したのがラーマ1世の時代の1782年で、それから238年ということらしいです。
この看板は、おそらく去年に建てられたんでしょうね。



いつものように、Googleマップで適当に目星をつけていたバミー屋さんへ。
市内といっても、小さな地方都市のこと。
高層ビルなどは皆無で、素朴でのんびりとした街並みが続きます。

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小さな路地の一角にそのお店はありました。
田舎のどこにでもあるような食堂の店構えですが、店の前には数台のバイクが停められており、店内には活気があります。
Googleマップの評価もそれなりによかったのですが、これは期待できます!

私たちも路地の空いているところに駐車して店に向かいます。

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手前の空いている席に座り、バミーの大盛を注文。
タイ友は、バミーとは別に、湯がいた豚のルークチン(肉ボール)も追加で注文していました。

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このお店で感心したのは、従業員の教育がとてもしっかりしているなということでした。
みんなキビキビと動いているし、注文の復唱もするし、言葉使いも丁寧。
これ、当たり前だと思われるかもしれませんが、タイではなかなか珍しいことです。(笑)

さらに、料理や下げものを持ってお客さんの後ろを通る時は、必ず「後ろ通ります!」と声をかけるんです。
これは、日本でも『ちゃんとしてるな』という印象を持つレベルじゃないでしょうか。

私が、万が一、自分の店をタイで持つとしたら、こういう気持ちのいい接客ができるスタッフを育てたいなと思いました。

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そんな従業員を育てているのはどんな人なんだろうと思っていたら、どうやら自ら麺を茹でて調理している50代くらいの女性こそがこの店のオーナーのよう。

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ちょうど私たちが注文したタイミングが店が混雑する時間と重なったため、調理に少し時間がかかったのですが(といっても15分も待っていなかったと思います)、彼女は麺を茹でながら「今、茹でてますから、もう少しお待ちくださーい!」と私たちの方に向かって声をかけてくるのです。

そして、出来上がった時には、再び「お待たせしてごめんなさーい!」と。
ちゃきちゃきの江戸っ子のような、素敵なおばさまでした。

これだけでこのお店の大ファンになっちゃいますよね。


しかも、肝心のバミー自体も美味しいんです。
この店は、よくある市販の麺ではなく自家製麺を使っていて、少し縮れた麺は適度にコシがあって美味しかったです!
クリアーなスープも優しい味がして私好みでした。

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人も料理もいい。
人がいいから料理もいいのかな。


タイ友もこの店を気に入ったようで、帰りにオーナーのおばさまと一緒に写真を撮ってもらっていました。

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こちらは、店頭で売られていたタイのお菓子。
帰りがけに買って、後ほど車の中で食べました。
甘さ控えめで、こちらも優しい味でした。


<店舗情報>

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バミー・ジェー・キアム

ร้านบะหมี่เจ๊เคี้ยม

所在地:146/5-6, ซอย ศรีสะเกษ ตำบล เมืองเหนือ อำเภอเมืองศรีสะเกษ ศรีสะเกษ 33000
    146/5-6, Si Saket Alley, Mueang Nuea, Mueang Si Sa Ket District, Si Sa Ket 33000
TEL:083-460-5912
時間:08:30-19:00

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棚仕立てのゴールデンシャワー

バミー屋さんから少し歩いた先の角に、美しいゴールデンシャワーの花が咲いていました。

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ゴールデンシャワーは、タイ語でトン・クーン(ต้นคูน)あるいは、ラーチャプルック(ราชพฤกษ์)と呼ばれるタイの国花です。
日本語ではナンバンサイカチ

藤の花のように下垂れする鮮やかな黄色の花々が、暑季の青空に映えます。
まさに、その名前の通り、黄金のシャワーのようです。

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しかも、ここのゴールデンシャワーは、棚仕立てになっていたのです!
藤の花のようだとは思っていましたが、実際に藤棚のように仕立てられているゴールデンシャワーは見たことがなかった気がするので、思わず覗き込んで写真を撮りました。
こんな風にも育てられるのですね。
いい風景に出会えました。

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タイ全県制覇計画(シーサケート県追加)

ただいま「タイ全土1都76県制覇を成し遂げよう!計画」進行中です。

今回、めでたくシーサケート県追加となりました。
パチパチパチ〜!

シーサケート県と言えば、断崖のクメール遺跡「カオプラウィハーン」(プレアヴィヒア寺院)が有名です。
領有権をめぐるカンボジアとの争いが勃発して以来、タイ側からの参道は封鎖されており寺院内に入ることはできません。(寺院はカンボジア領)
それでも、このプラウィハーンを望む断崖からの眺めは非常に美しいそうです。

ただ、訪問時はタイ政府による新型コロナ規制のため「カオプラウィハーン国立公園」自体に入ることが叶いませんでした。

コロナ禍が落ち着いたら、いつかまた訪れたいと思います。

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これで1都76県中、1都58県制覇。
残るは18県です。

 

ではまた。