「イポー行きたい。もやしが美味しいんだって！」
そんな友人からの誘いに乗っかって、先日マレーシアはイポーまで行って参りました。
"イポーのもやし調査"については前回の記事で書きましたが、ここではその他のイポーグルメなんかについて、またダラダラ紹介したいと思います。
よかったら今までの記事もご覧ください。
イポーB級グルメ食い倒れ
ここでは、私が2泊3日のイポー滞在で食べた安くて美味しい食べ物やデザートなど、愛すべきB級グルメをご紹介したいと思います。
（イポー名物のチキンともやしについては、前回の記事をごらんください）
富山茶樓（飲茶）
イポー2日目の朝は、富山茶樓という点心のお店で飲茶をいただきました。
ここはイポーでも有名店らしく、立派な店構えでした。
店内も明るく開放感があってよかったです。
まずはプーアル茶を頼んで、メニューを見ながら点心を選びます。
メニューは英語と中国語が併記されており、オーダー用紙に希望する数量を書いていくスタイル。
決まったら、オーダー用紙を給仕のおばさんに渡せばOK。
後は、お茶を飲みながら料理（点心）を待ちましょう。
注文したものはどれも美味しかったです。
以下、写真メインで一部紹介しておきます。
■富山虾饺王 SUPREME SHRIMP DUMPLINGS
これ、とても美味しかったです。
さすがメニュートップにあるだけあります。
エビのプリプリ感とクワイ（白クワイ？）のシャキシャキ感がたまりません。
これは追加でもう一皿注文してしまいました。
■白咖喱烧卖 WHITE CURRY MEAT DUMPLINGS
後から思えば、「白カレー？カレーの味したかな？」なんですが、いわゆるシュウマイという感じで美味しかったです。
■鲜虾韭菜卖 PAN FRIED CHINESE CHIVES DUMPLINGS
ニラがアクセントで美味しかったです。
■姜汁生肉包 PORK BUN／爆浆金沙包 GOLDEN SAND CUSTARD BUN
オーソドックスな肉まんとトロトロのクリームまん
■牛肉蒸肠粉 BEEF RICE NOODLES
これ、タイではクイッティアオロート（ก๋วยเตี๋ยวหลอด）といわれているやつですよね。
米麺がもちもちでした。
■荔湾艇仔粥 "SAMPAN" PORRIDGE/SEAFOOD PORRIDGE
このお粥がまた美味しかったです。おすすめ。
■富山烧卖王 SHRIMP & MEAT DUMPLINGS
メニュー2番目で店名と王が付いているので注文してみました。
名前の通り、最強コンビのお上品シュウマイ。
他にも食べたいものはたくさんありましたが、2人ではこれが限界。
（朝からお腹はち切れそうでした）
3~4人くらいでいろいろ注文できればいいでしょうね。
祥記肉骨茶（バクテー）
2日目の昼は、バクテー（肉骨茶）を食べに行きました。
宿からは少し距離があるような気がしたのでGrabを使いましたが、ブラブラ歩いて行けなくもない距離でした。
メニューはわりとシンプルで、英語と中国語併記でした。
バクテーとご飯をそれぞれ一人前ずつ注文。
ドリンクは、100 PLUSというソフトドリンクにしてみました。
たしかこれ、タイのコンビニでも見かけますが、マレーシア発祥のスポーツドリンクだったんですね。
甘さ控えめ（な気がする）で炭酸ののど越しがよく、なかなか美味しいと感じました。
（もしかしたらタイで飲んだこともあるような気がしますが、ほとんど印象に残っていません）
グツグツと煮だった土鍋で提供されたバクテー。
あっつ熱で美味しい！
モツ系が苦手な私は、友人の肉といくつかトレードしてもらいました。
（タイだと注文時に『内蔵抜きで』と言ってるのですが、ここでは友人の好意に甘えました）
ちなみに、付け合わせ的にテーブルに置かれたパートンコー（油條）は別料金でした。
バクテーの汁に浸して食べたら美味しかったです。
SSF Restaurant（カレー麺）
イポー最終日、遅めの朝食で訪れたお店です。
ここは、前回の記事でもやしについて少し書いていますが、カレーの麺がとても美味しかったのです。
ちょっと今まで食べたことのない感じのメニューでした。
友人は汁ありのカレー麺で、麺自体は米麺（タイで言うところのセンレック）をチョイス。
私は汁なしのカレー麺で、黄色い麺（バミー）にしてみました。
汁なしといっても、そこそこ汁はありました。
そして、このカレーがすごく濃厚で美味しかったんですよね。
タイ料理のカオソーイやプーパッポンカリーのタレとも違う、なんとも言えない美味しさ。
テーブルに置かれた酸味のある調味料を加えると、爽やかな味変もできて、最後まで飽きずに食べられました。
なんならお代わりしたいくらいでした。
（タイにもあの料理ないかなあ）
あと、白珈琲（ホワイトコーヒー）も飲みました。
南香（ホワイトコーヒー）
ホワイトコーヒーと言えば、イポー名物ですが、その元祖とも呼ばれるお店でいただいてみました。
南香（Kedai Makanan Nam Heong）
庶民的な店構えですが、私たちが訪れたのは午後2時半すぎという中途半端な時間帯にもかかわらず、人が入れ替わり立ち替わりやってきて、絶えず満席状態でした。
せっかくなので、白コーヒーとエッグタルト（も有名らしい）を注文してみました。
暑い町歩きをした後は、甘めのアイスコーヒーもまた美味しいものですよね。
エッグタルトは、わりとしっかりしたカスタードクリームでした。
それはそれで美味しかったのですが、私はタイのKFCのエッグタルトに慣れているためか、どちらかというと柔らかいクリームのほうが好みだと再認識しました。
店内には屋台（テナント？）も入っているので、食事を摂ることも可能です。
南方饼家（プリン）
イポーでもやし以外にとても楽しみにしていた食べ物のひとつが、プリンでした。
昔ながらの食堂には、たいていデザートとしてプリンがあるようです。
事前のネット情報では、後述する天津茶室（レストラン ティエンチュン）のプリンが固めで美味しいとの評判だったので、まず最初に訪れてみたところ既に売り切れと言われてしまいました。
そこで、お隣りのお店（南方餅家/Lam Fong Biscuits）で食べてみたのです。
お菓子売り場の一角にあるテーブルに座っていただきました。
正直言うと、あまり期待していなかったのですが、なかなかどうして、ここのプリンも固めで美味しかったです。
どうせならプリンも食べ比べしてみましょうかね。
天津茶室（プリン）
前日の午後（夕方近く）には既に売り切れていたので、翌日は朝からプリンを食べに行きました。
なんとしても食べたかったのです。
昨日の店員さんも覚えていてくれたみたいで、席に着くと「カラメルカスタード（プリン）2つね！」と言ってくれました。笑
やってきました、待望のプリン。
噂通り固めで美味しいプリンでした。
固さを表そうと、スプーンを入れてみましたが、食べかけにしか見えなくなりました（笑）
満足です。
Funny Mountain Soya Bean（奇峰豆腐花）
町歩きの途中で食べた、豆腐花（豆花）のお店を2店紹介します。
1店目は、本当に町角の昔ながらの豆腐屋さんというような佇まいで、豆乳や豆腐花を売っている、奇峰豆腐花。
人気のお店なので、多少行列ができていました。
持ち帰りの人も多いです。
私たちは、軒下に並べられた椅子に座っていただきました。
できたての温かい豆腐花はなめらかで美味しかったです。（冷たい豆腐花もあり）
Douba（豆霸）
豆腐花のもう1店は、豆霸というお店。
こちらは、イポー2日目の夜に立ち寄り、店内でいただきました。
豆腐花セット（きな粉餅、仙草ゼリー、小豆）とプリンを2人でシェア。
豆腐花には小豆餡と仙草ゼリーが乗っており、わりとボリュームがありました。
美味しかったです。
このお店のプリンは柔らかめでした。
とろけるようなプリン好きの人におすすめです。
エアコンが効いていてトイレもあるので、町歩きに疲れた時のひと休憩にいいかもです。
新榮香 SIN ENG HEONG（カヤパフ）
ここは、できたてのカヤパフが買える店とネットで紹介されていたので、行ってみました。
カヤパフというのは、ココナッツから作られたカヤジャムをパイ生地で焼き上げたお菓子のことらしいです。
わりと行列ができると書いてありましたが、私たちが訪れた時はたまたまラッキーだったのかほとんど待たずに買うことができました。
最低5個からとのことで、試しに5個買ってみました。（プラスチック容器に入れてくれます）
お店の前で1つ食べてみました。
なるほど、これは美味しい！
サクサクとしたパイ生地と甘さ控えめなジャムが、素朴な美味しさを感じさせます。
友人も気に入ったらしく、最終日に再訪してお土産に買っていました。
夜はまったり1杯（TIN CORNER BISTRO）
今回のイポーは、本当に気の向くまま食べたいものを食べまくった、まさに食い倒れの旅でした。
（食べ比べ的なこともけっこうしたので、同じようなものを何度か食べたことも事実ですが、どれも美味しく、それはそれで楽しめました）
イポー滞在の最終夜は、軽く一杯飲みに旧市街の通り沿いにある「TIN CORNER BISTRO」というお店に行ってみました。
開放的でカジュアルなお店なので、入りやすかったです。
1階のカウンターで飲み物を注文してお金を払い、ドリンクを受け取ってから好きなテーブルで飲むスタイル。
私たちは、2階のバルコニー席でビールを飲みました。
春節が近いからなのか、年中そうなのかはわかりませんが、夜の町に赤い提灯が揺れて、なかなか情緒がありました。
夜風が涼しく、まったりとした良い時間…
以上、イポーの食べ歩き報告でした。
ではまた。
