こんにちは。
皆さんはタイのお菓子好きですか?
私はちょっと前まではあまり得意ではなかったんですが、最近はたまに食べるようになりました。
今でも好きな系統と苦手な系統はあるものの、以前のように総じて拒否ということは無くなりました。
たぶん、香り付けに使われる蝋の匂いというか蝋燭(ろうそく)の煙の匂いがあまり好きじゃないんだということに気がついたんです。
この蝋燭で香り付けをすることを「オップ・クワン・ティアン(อบควันเทียน)」とか「オップ・クワン(อบควัน)」とか「オップ・ティアン(อบเทียน)」というのですが、本当に蝋燭の火を消した煙で香りをつけるんですね。
昔は、あれがわざとつけられた香りだとは知らず、
『タイのお菓子はなんでみんな焦げたような匂いがするんだろう?』
という印象しかなくて、無意識のうちに避けるようになっていたようです。
今思えば「みんな」ではなかったんですが、最初に食べたものの多くがそういう種類の香り付けされたお菓子だったみたいで、それ以来私の中でタイのスイーツに対する苦手意識が植え付けられたんだと思います。
※ロウソクで燻した匂いは特に饅頭系のお菓子に多い気がします。
タイのお菓子を時々食べるようになった今でも、なぜあんな匂いを意図的につけるのかは、正直言ってあまり理解出ないんですが、タイ人の友達数人に聞くと「ホーム(=いい香り)」と言うので、やっぱり多くのタイ人にとってはわりと重要なプラス要素なんだということがわかります。
人の感覚って不思議ですね。
幼い頃から慣れ親しんだ味とか匂いとかによって形成されていくのでしょう。
たぶん、私たち日本人がいい香りだと思っているものでも、タイ人的には理解できないものだってあるんだと思います。
それにしても、
この蝋燭の煙の匂いをお菓子につけるという起源というか由来はなんなのでしょうか。
タイ独自のものなのか、中国とかインドとか近隣諸国からの影響なのか・・・。
どなたかご存知の方いらっしゃったら教えてください。
先日、そんなタイのお菓子を、休日出勤しているタイ人スタッフたちに差し入れしました。
ドーナツや洋菓子などを差し入れすることはたまにあるのですが、本当はタイ人のおばちゃんたちはタイのお菓子の方が好きなんじゃないかと思ったのもあって。
午前中ワット・パクナム寺院周辺の散策に出かけた帰りに、タラートプルーの有名なタイ菓子屋さんに寄りました。
このお店は地元の人たちの間で大人気。
次から次へと人がやってきてはお菓子を買い求めていきます。
バナナの葉で1個ずつ30個ほどおまかせで包んでもらいました。
1個あたり8バーツ〜10バーツ。
その足で職場へ向かいました。
喜んでもらえたならいいのですが。
以上、タイのお菓子の匂いにまつわる話でした。
ではまた。