昨夜、寝る前に年末のレコード大賞におけるピンクレディーの圧巻のパフォーマンスを見てしまい、血圧が上がってなかなか寝付けなかったまなおです。(笑)
口パクしないところに往年のアイドルのプロ根性を見ました。
おかげで今日も一日「ゆっふぉ♪」や「きりきりまいよ~きりきりまいよ~♪」が頭の中で回り続けています。
さて。
前回の記事では、タイのイミグレーションにおけるビザ更新の憂鬱さをさんざん愚痴ってしまいました。
今回は、タイ政府総合庁舎(スーンラーチャカーン)の食堂でカオソーイを食べたり、待ち時間を利用してマッサージを受けるなど、憂鬱なビザ更新を少し楽しんでくることができましたので、その報告です。
憂鬱なビザ更新を楽しむ方向に
誰かが、「他人を変えようとすることなんてしょせん無理なんだから、それなら自分を変えたほうが早い」みたいなことを言ってましたが、確かに、イミグレ職員のあの人たちの仕事ぶりを変えることなんて一外国人の私にできるはずもなく、それにイライラするくらいなら、自分の意識を別の方向に持って行ったほうが精神衛生上いいと思うようになったんです。
(あくまで自分の意識を変えるのであって、あの人たちのために私自身を変えるつもりは全くありません。念のためですが)
つまり、今回は、どうせだらだら長時間待たされるのだから、いちいち腹を立てずに、初めからこの待ち時間を少しでも自分にとって有意義なものにしよう、楽しめるようにしようと考えたんです。
長蛇の列は覚悟の上
イミグレーションは8時30分にオープンするのですが、8時前に着いた時点で扉の前のロビーは既に人だかりの山。
整理券は150番台。これでも普段より若干少ない感じなんです。
プロみたいな人や業者に雇われた人なんかは、朝の4時前からイミグレーション前でスタンバっているようで、そんな方々には所詮かなうわけもないので、いまさら焦ることもありません。
この整理券はイミグレの中に入る順番であって、中に入ってから総合受付のような場所で「ビジネスビザ」「学生ビザ」「リタイアメントビザ」「観光ビザの延長」「リエントリーパーミットの申請」など、それぞれ目的別のカウンターに振り分けられた別々の整理券を改めて渡されるので、最初に150番台の整理券を手にしたからといって自分が向かうカウンターで150人分待たなければならないというわけではないんです。
例えば、私はビジネスビザの更新案件で来ているわけですが、前の150人の中にビジネスビザ案件の人が少なければビジネスビザカウンターでの待ち時間は少なくなるし、不運にもビジネスビザ案件の人ばかりだとするとかなり待たされることになります。
実際に私が総合受付で手にしたビジネスビザカウンターの整理券番号は、20番。
思ったより早めの番号でラッキーでした。
この日はたまたま欧米人留学生の団体が私の前にたくさんいたので、ビジネスビザとバッティングしなかったようです。
ブランチはカオソーイ
今回は、1ヶ月前に申請したビジネスビザ更新の書類チェックが全て終わり、問題がなければ残りの約11ヶ月分のスタンプがもらえる日です。
Iカウンター(ฟังผลカウンター)に、整理券とパスポートを提出し、引換券を受け取ります。
今まではその場でずっと待っていたのですが、どうせすぐにはもらえないのはわかっているので、今年は遅めの朝食を食べに行くことにしました。
一旦イミグレーションオフィスを出て、エスカレーターで1階に降り、総合庁舎のフードコートに向かいます。
前回来た時に、チェンマイなど北部タイの名物麺であるカオソーイ(ข้าวซอย)の店があることは知っていたので、まっすぐ向かいます。
昼時はけっこう混むフードコートもこの時間帯はまだ空いています。
注文したのは、定番のチキンのカオソーイ(ข้าวซอยน่องไก่)50バーツです。
トッピングの野菜もたっぷり入れます。タイの紫玉ねぎ(หอมแดง)で血をサラサラに♪
まあ、味は普通で特出した何かがあるわけではないですが、普段あまりカオソーイを食べる機会がないので嬉しくなります。
ビザの受け取りとリエントリーパーミットの申請
カオソーイで小腹を満たして、ゆっくりイミグレーションへ戻ります。
まだ私の順番は来ていないので、スマホに落としておいた本を読んで待ちます。
しばらくして、無事、ビザの延長をしてもらったパスポートを受け取りました。
これでビザ更新手続きは終了なんですが、今回はついでにリエントリーパーミットの取得も行います。
いつもは、このリエントリーパーミットの取得を、私は出国時の空港で行なっているんですが、直近の出国予定日は仕事の都合でギリギリに空港に着きそうなので、あらかじめイミグレーションオフィスでとっておくことにしたんです。
新しくもらったビザのスタンプページをコピーしに一旦外へ出て、コピーとパスポートを持って再びイミグレーションの総合受付で番号札をもらい、リエントリーパーミット申請窓口、Cカウンターへ向かいます。
20分ほど待って自分の順番が来たので、必要書類を渡し料金を払って受付を済ませました。
この時点で11時過ぎ。
普段ならその場で待ち続けるのですが、自分の受付番号とその時点で受け取りで呼ばれている人の受付番号を比較すると、12時までには到底自分の番は回ってこないと判断し、さっさとイミグレーションを後にしました。
イミグレーションオフィスはお役所なので、12時から13時までの間しっかり昼休みを取り、私たちはどっちにしろオフィス外に追い出されるんです。
それなら、このままイミグレ内で待ってる意味もないかなと思ったわけです。
病院運営の本格的なマッサージ
政府合同庁舎の1階には、フードコートの他にもいくつかのレストランやショップ、マッサージ店が軒を並べています。
その中に前々から気になっていたマッサージがあります。
階は1階下ですが、位置的にはちょうどイミグレーションオフィスから一番遠い場所あたりにあるマッサージ店です。
タイ伝統医療機関 タイ式健康促進センター(ศูนย์ส่งเสริมสุขภาพแผนไทย สถาบันการแพทย์แผนไทย)
何やら身体に効きそうなお堅い名前じゃないですか?
それもそのはず、このマッサージ店は、タイ伝統医学及び融合医学病院(โรงพยาบาลการแพทย์แผนไทยเเละการแพทย์ผสมผสาน)の支所(出先機関)扱いのクリニックのようです。
料金表には、おそらくタイの公務員が割引(控除)となる価格と実費分の詳細が書いてありますが、まあ、私たち外国人には関係ないので、通常料金を払うことになります。
あと、ハーバルボールやタイハーブ薬を使ったマッサージなどもありますが、薬を使ったマッサージは基本的に医療行為の一環として施術されるので、問診票の記入や医師による簡単な診察があるようです。
私はそこまで大げさなことは不要だったので、リラックス目的のタイマッサージ(นวดเพื่อส่งเสริมสุขภาพ / Massage For Relax)を1時間250バーツで受けることにしました。
- Medicine Massage and Herbal Compression 350B/1H
- Madicine Massage 250B/1H
- Massage For Relax 250B/1H
- Herbal Compression 250B/1H
- Body Relaxing with Herbal Compress 300B/1H
それでもやはり医療機関とあって、受付の人に持病や薬アレルギー、手術の有無などは簡単に聞かれましたね。
カーテンで仕切られた部屋に案内され、マッサージ服に着替えます。
着替え終わったら足を洗うコーナーに案内されるのですが、これがセルフサービスなんですね。(笑)
自分でポンプに入ったソープを手にとって足を洗い、シャワーで流して用意してあるタオルで拭きます。
この足洗いのセルフサービス、かつてある場所でも経験したことを思い出しました。
それは、タイハーブの殿堂、チャオプラヤーアパイプーベート(アバイブーベ)病院付属のクリニックでマッサージを受けた時でした。
www.manao.life
タイ伝統医療クリニックというのが共通点ですね。
まあ、確かに施術前に自分の足くらい自分で洗えってことですよね。(笑)
個人的に、私はくすぐったがりでブラシなどを使って足を洗われるのが少し苦手なので、自分で洗うことに抵抗はありませんでした。
リラックスマッサージという名前の割にしっかり揉んでくれました。
ツボはしっかりおさえてくれるし、特に横向けに寝て上からガシッと圧迫してくれるのが思いのほか気持ちよくて、人間って圧迫されることに幸せを感じるのかもと改めて思ったり。
そういえば、子供の頃、押入れに積み上げられた布団の中に潜り込んで挟まれるのが好きでした。(私だけ?)
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ศูนย์ส่งเสริมสุขภาพแผนไทย สถาบันการแพทย์แผนไทย
(タイ伝統医療機関 タイ健康促進センター)
ศูนย์ราชการ แจ้งวัฒนะ อาคารบี 10210
02 143 7759
8:00-16:00(土日祝日休み)
政府総合庁舎fakebook
病院ウェブサイト
病院facebook
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途中から危うく爆睡してしまいそうな気持ち良さの中で1時間のマッサージを終え、フードコートの一角でタイティーのラテを飲んでいたら13時になったのでイミグレのCカウンターに戻りました。
そして、13時半過ぎに無事リエントリーパーミットのスタンプをもらい、その日のイミグレーションでのミッションは全て完了しました。
まとめ
毎年憂鬱なビザ更新が、今年は少し明るい気持ちで臨むことができました。
面倒な気持ちは変わりませんが、どうせ避けられないイベント(?)なら、意識を他に向けて少しでも楽しく乗り切ったほうがいいですよね。
今回は、カオソーイとマッサージがその憂鬱さを軽減してくれましたという話でした。
ではまた。