siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

クルンテープ・アピワット中央駅(旧名バンスー中央駅)からタイ国鉄で北部ピサヌロークへ

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

先日タイの国鉄を利用して北部の町ピサヌロークへ行ってきました。
タイ国鉄の長距離路線の始発終着駅が、フアランポーン駅(クルンテープ駅)からバーンスーのクルンテープ・アピワット中央駅へと変更となって以来、初めての利用です。
巨大な新ターミナルステーションは、構内の動線が少し分かりにくく、徒歩移動もかなり距離があって戸惑いましたが、そのあたりも書いておくので参考にしていただければと思います。
その他、クルンテープ・アピワット駅構内の様子についてもお届けします。


f:id:manao-life:20231010210341j:image

 

MRTの駅からはけっこう歩く

新しい中央駅であり長距離路線の発着駅であるクルンテープ・アピワット駅へバンコク中心部から公共交通機関で向かう場合、私たち外国人にとって便利なのは、タクシーか地下鉄MRTのブルーラインだと思うのですが(2023年現在)、このMRTバンスー駅(バーンスー駅)からタイ国鉄の長距離路線の乗り場までは思った以上に距離がありました。しかも案内看板や動線がちょっと分かりにくいので注意が必要です。

f:id:manao-life:20231010221408j:image

まず、MRTブルーラインのバンスー駅を降りたら、3番出口へと進みます。
そこから何回かコーナーを曲がりつつ連絡通路を道なりに歩いていくと、上に「Building Entrance」と書かれた看板があるので、そこで左に入ります。

f:id:manao-life:20231010224741j:image

日本人的には、この「ビルディング・エントランス」ってわかりづらいなあと感じます。(私だけ?)
せめて「ステーションビルディング」とか書いてくれればいいのに…。

でも、床にはレッドライン(Red Line)と書いた案内矢印も貼ってあるので、むしろこの床のシールを目印に進んだ方がいいかも知れません。



f:id:manao-life:20231010225308j:image

エスカレーターを上がると、クルンテープ・アピワット中央駅の構内に出ます。
この正面にある改札口はレッドラインの改札で、ドンムアン空港へ行く場合はこれに乗ります。

ちなみに、連絡通路まではレッドラインという案内ロゴがあったのですが、国鉄の構内に入った途端、「SRT」とか「Commute Train」という表記が前面に出てくるので戸惑うんですよね。
「これはレッドラインということでいいのだろうか?」と少し不安になるんです。
(ロゴや表記を統一してくれたらもっとわかりやすいのに)

f:id:manao-life:20231010221447j:image

まあ、それは置いておいて。
今回乗るのはレッドライン(正確にはダークレッドライン)ではありません。
長距離路線の改札へ行きたいわけです。

あたりをきょろきょろ見渡してもすぐにはわからず、ようやくそれらしい看板を見つけました。
Long Distance Train」(รถไฟทางไกล)
やたら広いのでちょっと目が泳いじゃうのかも知れないのですが、かなりわかりにくいなあという印象を覚えました。

f:id:manao-life:20231010221509j:image

f:id:manao-life:20231010221512j:image

レッドラインの改札に向かって左隣が長距離路線へ向かう通路となります。
後はとにかく「Long Distance Train」の看板にそってひたすら真っすぐ歩きます。

f:id:manao-life:20231010221643j:image

感覚的には、動く歩道のない空港内通路をずっと歩くようなイメージ。
4~500メートルくらい歩いてようやく北部及び東北部路線の待機場所に到着しました。
ちなみに、北部&東北部路線は1番と2番ホームから発車します。

f:id:manao-life:20231010221639j:image

MRTのバンスー駅からはなんだかんだで1キロくらい歩くと思います。
なので、MRTの駅到着から15分くらいは見ておいたほうがいいです。

お子さんやお年寄りの方同行の場合は、さらに余裕をみて時間配分されることをおすすめします。


f:id:manao-life:20231010221713p:image

途中、天井から雨漏り?水漏れ?してました。(開業間もないのに大丈夫でしょうか・・・汗)

f:id:manao-life:20231010221845j:image

ホームに入れるのは20前から

少し前まで中央駅であったフアランポーン駅には特に改札というものがなく、だれでも好きな時間に駅構内及びプラットフォームに入れて、列車が入線して準備が整えばわらわらと乗車するという、非常にゆるくて自由な感じだったんですが、クルンテープ・アピワット駅ではそういうわけにはいきません。

クルンテープ・アピワット駅では、乗る列車の発車時刻の20分前にならないとプラットフォームに入ることができません
それまでは、待合所(ウェイティングエリア)で待機します。

f:id:manao-life:20231010223346j:image

シャワー室

待機しているあいだ暇だったので、駅構内をぐるっと見て回りました。
駅の北側左奥(北西)、北部及び東北部路線の待合エリアの近くにあるトイレには、シャワー室がありました。

f:id:manao-life:20231010222048j:image

一応、プラスチックの椅子が置いてある脱衣スペースと、タオル掛けのあるシャワースペースに分かれていました。
水シャワーですが、暑い時期に汗を流してすっきりしたいという方にはありがたいかも知れません。


f:id:manao-life:20231010222447j:image

f:id:manao-life:20231010222450j:image





コインロッカー

駅構内にはいくつかのコインロッカーがありました。
いずれもパネルで操作して支払いをし、暗証番号や指紋認証などを設定して施錠・開錠するシステムのようです。


f:id:manao-life:20231010222527j:image

f:id:manao-life:20231010222531j:image




赤い方は、1日180バーツみたいなことが書いてあります。

f:id:manao-life:20231010222549j:image

これ、いろんな大きさのロッカーがありますが、どれでも同じ料金なんでしょうか?それとも一番小さいロッカーのことなんでしょうか?
(利用してないのでわからないのです、すみません)

f:id:manao-life:20231010222552j:image

あと、「1時間60」「2時間+60」「3時間+60」「4-24時間=180THB」ってどういう意味なんでしょうか…?
4時間から24時間の場合は、3時間分の180バーツ+180バーツなのか、それとも180バーツだけでいいのか。(でもそれなら「3-24時間=180THB」でよくない?とか思ったり)

f:id:manao-life:20231010222648j:image


黄色のロッカーの方は、ロッカーの大きさによって値段が違うことがすぐ見てわかりました。

f:id:manao-life:20231010222717j:image

この黄色いコインロッカーは、スカイトレイン(BTS)の駅や地下鉄(MRT)の駅でも見かけますよね。

支払いは現金とQRコードによる銀行振込みなどが可能です。

f:id:manao-life:20231010222813j:image

現金の場合、紙幣でも硬貨でも支払えますが、おつりは10バーツ硬貨のみって書いてあります。

タイの自動販売機って、ほとんどこれなんですよね。
紙幣を入れることはできるけど、おつりが紙幣で返ってくることはなく、コインがジャラジャラ~と。

日本にいる時は考えたことがありませんでしたが、きっと紙幣の払い出しをするシステムは難しい(コストがかかる)ってことなんでしょうね。

f:id:manao-life:20231010222732j:image

 

フードコート

駅の北側右手(北東部)には、フードコートがありました。
それほど大きなコーナーではありませんでしたが、明るくて清潔な雰囲気でした。

f:id:manao-life:20231010222826j:image


ざっと見たところ、カオマンガイ、クイッティアオ、クイジャップユアン、ラートナー、ガパオライス、おかずぶっかけご飯などのタイ料理やハンバーガー、中華まん(サラパオ)などもありました。


f:id:manao-life:20231010222901j:image

f:id:manao-life:20231010222905j:image

f:id:manao-life:20231010222929j:image

f:id:manao-life:20231010222925j:image


支払い方法は、ほとんどの店舗で現金以外にもQRコード決済などができるようでした。




駐車料金支払い機と駐車料金

構内の一角にこのような駐車料金の支払い機がありました。
クルンテープ・アピワット駅には地下に1600台収容可能な駐車場があり、混雑回避のために駅構内で駐車料金の支払いができるようになっています。

f:id:manao-life:20231010222957j:image


駐車料金は、以下の通りです。
・30分まで・・・無料
・1~14時間まで・・・1時間20バーツ
・15~24時間・・・300バーツ

支払いは、現金またはモバイルバンキング(QR決済)が可能なようです。

あ、この支払い機はおつりもコインだけでなく紙幣対応しているようです!

f:id:manao-life:20231010223014j:image


チケット売り場、スマホ充電コーナー、VIPルーム

駅の東側正面入り口付近(3番、4番ゲート)の切符売り場のようすです。
そこそこ人が並んでいました。

f:id:manao-life:20231010223030j:image

駅の南側(地下鉄MRTとの連絡通路側/13番ゲート付近)にもチケット売り場があります。
東側の売り場よりは小規模ですが、なんとなくこちらは空いている印象でした。(たまたま私がいた時間だけかも知れませんが)


駅構内の待合エリア付近には、スマホなどの充電コーナーがいくつかありました。

f:id:manao-life:20231010223143j:image


また、構内北側奥には、VIPルームがありました。
1等車の乗客が利用できるようです。

f:id:manao-life:20231010223156j:image

「部屋を利用する際には、インフォメーションカウンターまで」とのことです。



食事が付いていない!

構内を一通り散策して待合スペースに座っていると、こんなアナウンスが聞こえてきました。
「チェンマイ行き特急7号、〇〇号、〇〇号・・・では、サービス要員不足のため、9月より車内での食事提供を停止しております・・・」

え、そうなの!?
確かに、今回の運賃が少し安い気がしたんですよね。
私、ふつうに車内で配られるお弁当を食べるつもりでいたんですが。。。

ということで、慌てて構内で売っているカオニャオムーピン(もち米と豚焼き)を買いました。

ちなみに、、以前、昼間の特急列車で提供されていたのはこんな感じでした。(去年)


f:id:manao-life:20231010223230j:image

f:id:manao-life:20231010223234j:image





www.manao.life




食事提供の一時停止に関する記事(タイ語)

www.thaipbs.or.th




車内持ち込み荷物規定

今までほとんど気にしたことがありませんでしたが、タイ国鉄にも一応持ち込み荷物の規則があったんですね。(当たり前か)

f:id:manao-life:20231011095048j:image

【サイズ】50cm × 50cm × 50cm
【重量】1等車(50kg),2等車(40kg),3等車(30kg)※子供は半分の重量
【持込禁止】可燃物、臭いもの、危険物

現場を観察した限り、実際のチェックはほとんどない(ゆるい)気がしましたがルールとしてはこんな感じのようです。

ただ、タイでは匂いのきつい食べ物についての車内への持込が日本より厳しい(周りの目を含めて)印象を受けます。
これはドリアンとかだけでなく、匂いが強めのお弁当などでも内心非常識だと思われていることがあるのでいつも気をつけています。

いよいよ乗車

ようやく乗車20分前となり、改札が開きました。
それぞれ職員にチケットを提示してからホームに上がっていきます。

f:id:manao-life:20231010223415j:image
f:id:manao-life:20231010223524j:image

ちなみに、先発のノンカーイ行きの列車の時は、発車時刻の2~3分前には改札が閉められていたので、ギリギリだと乗り遅れてしまう(乗せてもらえない)可能性があります。十分お気を付けください。

以前のフアランポーン駅では、ギリギリにホームへ駈け込んでセーフみたいな人もわりといたのですが、新駅ではそういうわけにはいかなそうです。

f:id:manao-life:20231010223428j:image


無事に車内の指定席に座り、列車は時間通り出発です。

f:id:manao-life:20231010223640j:image
f:id:manao-life:20231010223551j:image

これから4時間ちょっと、ピサヌロークへ向かって列車の旅の始まりですが、続きは次回に。

ではまた。