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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【ブロモ山】絵画みたいな絶景に感動!聖地ブロモ山とマダカリプラの滝(東ジャワ州・インドネシア)

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「なに、この神がかった絵みたいな風景。。。」

数年前にインスタグラムでたまたま目にした景色に魅せられて、行ってきましたインドネシアはブロモ山

まだそれほど知名度は高くない、ジャワ島東部の秘境と言ってもいいかも知れません。

夜明けの高台から望んだ噴煙を上げる山々の姿は、写真に偽りなくとても感動的なものでした。

ブロモ山への行き方やおすすめポイントなども書きたいと思いますので、よかったら最後までご覧ください。


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ブロモ山について

ブロモ山(Mount Bromo)と聞いてあまりピンとこない方も多いかと思いますが(私もそうでした)、ブロモ山はインドネシアの東部にあるカルデラ火山で、現役の活火山でもあります。

ブロモ・テンゲル・スメル国立公園(Bromo Tengger Semeru National Park)にあり、標高は2,329 mです。

また、ブロモ山は、ジャワ島最高峰のスメル山(3,676m)と並んで、古来ヒンドゥー教の聖山でもあり、火口から聞こえる轟音は火の神の呼吸音に例えられたりするそうです。


冒頭でブロモ山はジャワ島東部の秘境と書きましたが、大都市からは少し離れた公共交通機関のない場所にはあるものの、車をチャーターしたり現地ツアーに参加すれば日帰りも可能で、主要観光スポットの間近まで車で行くことができるので、実際にはそれほどハードルの高い場所というわけではありません

興味をお持ちの方は、ぜひブロモ山訪問も検討してみてください。







Klook.com

バンコクからスラバヤまで

国際線で行く場合、ブロモ山の最寄はスラバヤジュアンダ国際空港となるのですが、バンコクからはスラバヤまでの直行便はありません。(2023年3月現在)
私たちは、エアアジアを利用してバンコクからクアラルンプール経由でスラバヤまで向かいました。

クアラルンプールではかなり乗り継ぎ時間があったので(約6時間)、一旦マレーシアに入国してプトラジャヤにある通称ピンクモスクを観光したりして過ごしました。

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ちなみに、今回私たちは、エアアジアの1年間乗り放題チケットを利用した関係で、バンコク・ドンムアンからクアラルンプール(往復)、クアラルンプールからスラバヤ(往復)という別々のチケット(別切り航空券)を購入していました。

行きは時間潰しのために一旦クアラルンプールで入国しましたが、帰りは乗り継ぎ時間も2時間半程度だったので、「わざわざ入出国せずに国際線乗り継ぎできたらいいなあ」と思いつつ、実際にできるかどうか確信が持てませんでした。
(ネットで調べても、できるという情報やできないという情報もあったので)

結論を言うと、クアラルンプールのKLIA2空港では、別切り航空券でもわざわざ入出国せずに乗り継ぎができました
それは、私たちが事前に乗り継ぎ後のフライトのウェブチェックインをして搭乗券をプリントアウトしていたのと、預け入れ荷物がなかったからなんですけど。

このあたりのことは、また後日詳細を書いておこうと思います。



何はともあれ、無事スラバヤのジュアンダ国際空港に到着しました。

沖止めではなくボーディングブリッジが接続されたので良かったと思っていたら、ボーディングブリッジから繋がった建物の1階からバスに乗らされました。
なんだったんだろう(笑)




スラバヤ空港から市内のホテルまで

バスで入国審査のある建物まで移動し、ぞろぞろと中へ。
アライバルビザのシールをもらうカウンターで50万ルピアを現金でお支払い。
(スラバヤはクレジットカード払い不可でした)

15分ほどで入国審査を終え、手荷物をスキャンして到着ロビーへ出ました。

バリ島で手配した空港送迎サービスが快適だったので、今回もあらかじめKlookで市内ホテルまでの送迎を予約していました。

インドネシアでは、LINEよりWhatsAppが主流なのか、ドライバーとのやり取りはたいていWhatsAppのメッセージ。
写真が送られてきて「このカフェスタンドの前で待っている」と。

すぐに落ち合うことができました。

スラバヤの空港から市内のホテルまでは、途中多少渋滞もあって約50分ほどかかりました。

今回利用したのは、イビス・スラバヤ・シティ・センター・ホテル(Ibis Surabaya City Center Hotel)で、部屋はこじんまりとした最低限の設備でしたが、ほぼ寝るだけの利用だったのもあり、そこそこ快適に過ごせました。



agodaで検索

買い出しと仮眠

ホテルのチェックインを済ませたのが20時前。
部屋に荷物を置いたら、急いでホテルの隣にあるミニスーパーへと向かいました。

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簡単な食料(パンとジュース、スナック類)を購入したら、また急いでホテルに戻ります。

なぜそんなに急いでいるのかというと、少しでも仮眠を取りたかったからです。


予約しておいたブロモ山の朝日鑑賞ツアーの出発時間は、23時30分

夜中に120キロほど離れたブロモ山近くの山村まで行き、そこからジープに乗り換えてさらに山を上り、ブロモ山バトー山そして遠くスメル山が望める高台の展望スポットまで行って日の出を鑑賞するのです。

20時半に寝れば、2時間ほど仮眠して支度ができそうです。



ブロモ山サンライズツアー出発

仮眠をとってシャワーを浴びた後、この日は夕飯を食べていなかったので、スーパーで買ったパンを食べてからロビーへ。

ガイドさんは23時30分に来ていたのですが、車が少し遅れて来たため、ホテルを出発したのは23時45分でした。

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サービスのミネラルウォーターをもらったら、早速車に乗り込みます。
トヨタのイノーバでわりとゆったり座れました。

「夜間移動なのでとりあえず寝てください」とガイドさん。
熟睡はできないものの、多少は眠れた気がします。


 

ジープに乗り換え

1時40分。
ブロモ山付近の山村、Wonokertoに到着。
ここでジープに乗り換えです。

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ジープが来るまでしばし待機。

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2時15分。
ジープで出発。
展望スポットである、キングコングヒル(King Kong Hill)へと向かいます。
カーブとアップダウンの激しい山道となりました。

他のツアーのジープも前後に連なります。

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土砂崩れ発生

2時55分。
山道の途中でジープが止まりました。
到着したのかと思ったら、どうやら渋滞で先に進めない模様。

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しばらくして原因が判明しました。
この先の道で土砂崩れが発生して、車が立ち往生しているらしいのです。

周りの人が協力して土砂を取り除いたり車を押したりしているものの、まだ当分時間がかかりそうとのことで、ここから徒歩で展望スポットまで行くことになりました。

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主にインドネシアの人たちでしょうか、バイクもたくさん。

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前日からほとんど寝ていない夜中に坂道を歩くのはキツかったですが、一方でアクシデントによる変なテンションも沸き起こり、みんなでワーワー言いながらゾロゾロ歩き続けました。

子供の頃に参加した学校行事のナイトウォーキングを思い出したりして。



朝日鑑賞の待機所到着

3時40分。
約20分ほど歩いて待機所まで辿り着きました。(思ったより近くて良かった!)

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赤道近くの島とはいえ、標高2千メートルを超すこのあたりの夜は寒いのです。
待機所の小屋では、炭に火を起こして暖を取れるようにしてくれていました。
ガイドさんも「炭火の席へどうぞどうぞ」と促してくれます。

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でも、山道をはーはー言いながら登ってきた私たちには必要ありませんでした。(笑)
他のグループの人も誰も近寄ろうとしません。
(普段はきっとありがたいサービスなんですよ、念のため)


日の出まではまだ時間があるので、この小屋でしばらく待機です。

ジャワ島のコーヒーと揚げバナナをいただきながら時間を潰します。
(結局、このコーヒー代と揚げバナナはガイドさんが支払ってくれたので、最後のチップで気持ち調整することに)

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この待機小屋が並んでいるエリアには、一応トイレもあります。(5,000ルピア)


小屋の前から見たまだ暗いブロモ山方面。
村の明かりと雲の間に星の輝きが見えます。

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雨季の訪問ということで、天候だけが心配でしたが、これならなんとかブロモ山の姿は拝めそうです!
(雨季のブロモ山は、日の出どころか山すら見えない場合がある。というブログも読んでいたので覚悟はしていました)


4時半頃になると、東の空が少し赤くなってきました。

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Klook.com

展望スポット「キングコングヒル」へ移動

4時50分。
小屋から約5分ほど歩いた場所にある展望台「キングコングヒル」まで移動します。

ちなみに、この時間でもまだ薄暗いので、足元に注意しながら歩きます。
スマホのライトでもいいんですが、ヘッドライトを使うと両手が自由になるので便利でした。
(デカトロンで手頃なのを買ったので使ってみたかった。笑)


あと、息が白くなるくらい気温は下がっているので、防寒着は必須です。
さっきは山歩き後だったので身体がほかほかしていましたが、さすがに寒くなってきました。

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展望台は四角いコンクリートのテラス状になっていて、だいたいそこに人が集まっているのですが、私たちのガイドさんはそのテラスの脇にある道へと私たちを誘導して下って行きます

おそらく人だかりを避けてゆっくり眺めることができる、ガイドさんおすすめの場所があるのでしょう。

ただ、この脇道は滑りやすく岩などもあるので、十分気を付けて歩く必要がありました。年配者や子供には不向きだと思います。



鳥肌!見たかった風景がそこに!!

ガイドさんの後を足元に気を付けながら20メートルほど降りていくと、人が数人立てる平らな場所がありました。
私たちはそこから夜明けのブロモ山を眺めることに。

次第に色を変えていく空と山々の信じられないような景色が眼下に広がっていました。

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私がずっと見たかった景色がそこにあって、この目で見られた感動に鳥肌が立ってしまいました。

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もくもくと噴煙を上げるブロモ山と手前に広がる荒野、こんもりときれいな形をした緑のバトー山、そして彼方には噴煙をたなびかせた霊峰スメル山の雄姿。

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なんだかもう、現代の地球じゃないみたいです
恐竜やマンモスが現れても驚かないかも知れません。

パラレルワールドに迷い込んだような圧巻の景色でした。

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雨に霞んでまったく見えない可能性も十分覚悟してきましたが、本当に晴れて良かったです!
感無量!!(号泣)



www.youtube.com







ブロモ山のカルデラ荒野へ

5時半。
日が昇り、広大な景色を堪能しひとしきり感動したら、渋滞にならないうちに次の目的地へ向かいます。

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先ほどの待機小屋の前を通って車道に出ると、乗ってきたジープが待機していました。
どうやら土砂崩れの場所も復旧したようです。

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ジープは山道を下って、先ほど眼下に見た巨大なカルデラの荒野へと降りていきます。

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火山灰の影響でしょうか、黒っぽい砂丘のような荒野が続きます。

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観光客を乗せたジープはそれぞれの場所に停車して、記念撮影などを行なっています。

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ブロモ山の噴火口へ

一通り荒野(サバンナ?)での写真撮影を終えたら、いよいよブロモ山のクレーター(噴火口)へと向かいます。

ただし、ジープが入れるのは1.2キロほど手前の駐車場まで。
ここから先は、ぶらぶら歩いて向かうか(片道20〜30分程度?)、馬に乗って向かうかとなります。

最初から馬に乗るつもり満々だった私たちは、迷わずガイドさんに馬乗り場まで連れて行ってもらいました。
(馬乗り場というか、馬を引いた人がワラワラとジープに集まってきます)

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この乗馬料金はツアー代に含まれていないので、自腹で払います。
ブロモ山まで往復200,000ルピア(約1,750円)とそれなりの値段するのですが、いい思い出になるはずと、気前よく了承。

※手前のお寺周辺までは150,000ルピア(約1,300円)

昨年に行った人のYoutubeを見てたらもう少し安かったので、値上がりしたのかもしれませんし、もしかしたら値段交渉が可能なのかもしれません。


基本的に担当の人(馬使い?)が綱を持って馬を引いてくれるので、乗馬の経験が全くなくても大丈夫です。

私は多少馬に乗れるので、引き馬ではなく自分で勝手に乗らせてもらいました。

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荒野を馬に乗って火山へ向かうのはワクワクしました。

思えば、前日の早朝にバンコクを出発してからほとんど睡眠を取らずに(正味2時間ちょっと?)このブロモ山ツアーに参加したので、ここは馬に乗って正解だったなとつくづく思いました。
(この後に行く、マダカリプラ滝の分も体力を温存しておきたかったのもあります)


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馬で行けるのは、火口への階段がある手前まで。
そこからはみんな平等に、275段あるらしい真っすぐな階段を上っていきます。

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この階段、寝不足の体にはちょっとこたえました。
もっとも、私だけでなく、みなさん息を切らしながら上っていましたけど。

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神の気息

階段はきつかったですが、上り切ったところにある景色は迫力満点でした!

大きなすり鉢状になった火口の中心からは、ゴーゴーという音と共に噴煙がモクモクと立ち上り空へと流れていきます。

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ここは昔からヒンドゥー教の火の神様を祀る山として崇められており、火口から聞こえる轟音は神の息づかいだと言われいます。
また、かつては人も生贄として捧げられたという言い伝えがあるとかないとか。

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ブロモという名前は、ヒンドゥー教の最高神のひとり、ブラフマー神が由来だとも言われています。


火口の一角には、ガネーシャが祀られていました。

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クレーターの上部の縁はぐるっと1周歩けるそうですが、幅1.5メートル程度しかない場所もあり、しかもほとんどの場所には柵も手すりもないので、お勧めしません。(あくまで自己責任で)

高い所が苦手な方は、本当に足がすくんでしまうと思います。

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ともかく大迫力の火口は非常に印象に残るものでした。

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上ってきた階段の方を振り返ってみます。
対面に見えるのは、さっき朝焼けを眺めたキングコングヒルのあるカルデラの外輪山です。

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私もたいがい写真を撮りますが、タイ友たちは私なんか比較にならないくらいたくさんの写真を撮ります。(しかもほとんど自分たちメインの写真)

結局、この噴火口の頂上で1時間も滞在していた私たち。
そんなグループ、他にはいなかったと思います。(笑)


そろそろ下山することにします。

階段の途中から見た、小高い山並みを迫り来る波のように流れ落ちる「滝雲」が恐ろしいような美しさで、しばらく足を止めて見入ってしまいました。

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ビュッフェブランチ

階段を降りたところで待機してくれていた馬に乗って、再びジープまで戻りました。

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これでブロモ山とはお別れ。
ジープに乗って、数分のところにあるレストランで遅めの朝食です。

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10時前。
他のツアー客はとっくに食事を終えていたのでしょう、私たちが着いた時には数人しか観光客がいませんでした。

おまけに、ビュッフェの料理も半分くらいしか残っていませんでした。
ブロモ山の火口であれだけ長居していたのだから仕方ないですね。。。汗

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Klook.com

 

マダカリプラの滝へ

食事中も辺りには霧が立ち込めていたので覚悟はしていたのですが、この日のもう一つの目的地であるマダカリプラの滝(Madakaripura Waterfall)へ向かう途中で、ぽつぽつ雨が降ってきました。


マダカリプラ滝の駐車場へは、ブロモ山から車で40分ほど。
ブロモ山と同じく、ブロモ・テンゲル・スメル国立公園の一部で、ジャワ島で1番、インドネシア全体で2番目の高さを誇る滝です。






11時20分。
駐車場でガイドさんからポンチョ(簡易レインコート)を受け取り、羽織ります。
このポンチョはマダカリプラ滝の下を歩く時のため用のものですが、この日は小雨が降っていたので、車を降りる時から着用しました。

駐車場からマダカリプラの滝入口のゲートまでは、バイクタクシーに乗り換えていく必要があります。(ツアー代金に込み)
だいたい5〜10分程度でしょうか。

バイクの後ろに乗り慣れているタイ人は、余裕で動画を撮ったりしていましたが、アップダウンのある道なので、慣れていない人はしっかりシートを掴むなりして気をつけて乗ってくださいね。



滝までウォーキング

チケット売り場のゲートで同行のガイドさんは待機。
ここからはマダカリプラ滝の現地ガイドさんが先導してくれました。

現地ガイドは断ることもできるようですが、私が申し込んだツアーではもともと旅程に書いてあったし、心付け程度のチップを最後に渡せばいいかと思ったので、何も言わずにお願いしました。
結果的に、このガイドさん、まあ英語はかろうじて意思疎通ができる程度でしたが、写真スポットを教えてくれたり、スマホを渡すと映え写真を撮ってくれたりして(色んなテクニックを熟知している。笑)、よかったですよ。

ゲートからマダカリプラの滝までは、なだらかなハイキングコース的な道を20〜30分かけて歩きます。
(しょっちゅう写真を撮る私たちは、40分くらいかかりましたが!)


かつてマダカリプラ滝で瞑想をしたという、マジャパイト王国の宰相ガジャマダの像。

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このガジャマダさん、マダカリプラという名前の由来のひとつらしいです。

現地ガイドさんが言うには、『ガジャマダ』の『マダ』、『プラ』は『ヒンドゥー教寺院』らしく、『カリ』は…忘れました。(汗)



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歩き出した頃には雨もほとんど止み、濡れた緑が鮮やかで美しく、空気も濃い気がしました。

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ただ、川の流れはご覧の通り真っ茶色。

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雨上がりで足元の滑りやすい箇所もありましたが、道はある程度整備されていて概ね歩きやすく、快適な森林浴を楽しめました。




神秘的に降り注ぐマダカリプラの滝

川のせせらぎに沿って歩いていると、両脇の山々にいくつもの滝が見えました。

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霞たなびく緑の合間から落ちる白滝は、それぞれに幽玄で美しかったです。
でも、これらはほんの前座的な存在でした。

実は、この旅行の少し前に映画「アバター2」を見ていたこともあり、私の脳内では勝手にパンドラの森にいるような気分になっていました。(笑)


そして、いよいよマダカリプラの滝へと到着です。

コンクリートの橋を渡って未舗装の坂道を降りていくと、空から降り注ぐようないくつもの流れが見えます。

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この先ではもう、濡れることは避けられません。

カメラは防水仕様のリュックに納め、ポンチョのフードを被って突入です。
(このあたりは足元が滑りやすいので注意)


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いやー、すごい。
私の人生で本物の滝に打たれたの初めてかも。

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実は、雨が降り出した頃から、『マダカリプラの滝はパスしたほうがいいかなあ…?』と少し迷っていたんですが、タイ友の「ナイナイ・コー・マーレオ、パイガン!」(せっかくきたんだから行こ!)の一言で決心がつき、諦めずにやってきてよかったです。


めちゃくちゃきれいでしたー!(語彙力)

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ただ、欲を言えば、今回は雨季のため最もフォトジェニックな一番奥の滝までは行けなかったのは少し残念でした。
いつか、乾季に再訪したいなと本気で考えています。



しばらく滝を堪能したら、元来た道を引き返し、再びバイクに乗って駐車場まで。
13時30分に出発し、スラバヤのホテルに戻ったのは15時でした。


おわりに

今回、念願のブロモ山へ行くことができました。
嘘みたいな夜明けの風景や、ダイナミックに噴煙を上げる勇姿は、本当に感動的でした。
また、天から降り注ぐようなマダカリプラの滝も神秘的でよかったです。

こうして振り返ってブログを書いていても、その時の感動が蘇ってきます。

そして、「今度は雲海に浮かぶブロモ山も、青空に映えるマダカリプラの滝も見てみたいな」なんて、どんどん欲深くなっております。

みなさんに少しでもこの感動をお伝えでき、興味を持っていただければいいのですが。

長々とお読みいただきありがとうございました。

ではまた。
Klook.com