今日は、タイ北部の玄関口とも言われるピサヌローク県の水上レストランについて書きます。
かつてピサヌロークは、ナーン川の上に浮かぶ筏(いかだ)状の水上家屋が有名でしたが、現在は政府の方針により水上居住者はほぼ居なくなり、観光用の水上レストランだけがいくつか残っています。
そんな中、先日(といっても去年の話ですが)訪れた「ペープーファータイ」(แพภูฟ้าไทย)がなかなか良かったので、紹介したいと思います。
場所は、ナーン川に架かるスパンガラヤー橋の近くになります。
市内中心部より少し南側ですね。
このスパンガラヤー橋の東側には、ワット・チャン・タワンオーク(วัดจันทร์ตะวันออก)寺院が、橋の西側には、ワット・チャン・タワントック(วัดจันทร์ตะวันตก)寺院があります。
お店は、橋の東側のたもとです。
さて、レストランに入ってみましょう。
ナーン川に浮かんでいるので、当然、階段を降りていくことになります。
(わりと深い)
午後2時前ということもあり、お客さんは私たちだけでした。
テラス席は、ディナータイムに向けてこれからきちんと準備するのだと思います。
日差しも強かったので、屋根のある席に着きました。
席から見えるナーン川の茶色(泥色)の流れ、この色、私は嫌いじゃないです。
青い空と白い雲。
気持ちの良い午後でした。
実は私、ピサヌロークに来たら食べたいタイ料理の中でわりとトップにくるのがあって、ムー・カム・ワーン(หมูคำหวาน)という料理なんですが、直訳すると「豚の甘言」。
面白いネーミングじゃないですか?
名前の由来は知らないんですが、昔ピサヌロークに住んでいた当時、よく食べていたんですよね。
このムー・カム・ワーンというのは、全国区の料理名だと思っていたんですが、バンコクなど他の地方では、一般に、ムー・マナオ(หมูมะนาว)と呼ばれる料理のことだというのを後から知りました。
で、この水上レストランでも注文してみたんです。
ここの豚肉は、茹でるだけではなく、最初に焼いた(炙った?)ものを使っているようで、香りと豚の旨味が封じ込まれているのか、他のお店で食べるムー・カム・ワーンより美味しかったです。
こちらは、ポ・テーク(โป๊ะแตก)という、シーフードのクリアスープ系トムヤムのようなものですが、これも具沢山で美味しかったです。
そして、何より私が気に入ったのが、プラーマー・トート・ラート・ナムプラー(ปลาม้าทอดราดน้ำปลา)という揚げ魚料理でした。
プラーマーというのは、直訳すると「馬魚」ということなんですが、ニベ科の淡水魚らしいです。
私、今まであまりこのプラーマーを意識して食べたことがなかったんですが、この魚がなのか、このお店がなのか、とても美味しかったんです。
サクッと揚げたてフカフカの淡白な白身にじんわりと染み込んだナンプラーが最高でした。
みんな美味しかったんですが、とりあえず、この日は「プラーマー揚げナムプラー掛け」が優勝!
以上、ピサヌロークのおすすめ水上レストラン「ペープーファータイ」の紹介でした。
よかったら行ってみてくださいね。
<レストラン情報>
-------------------------------
ペー プー ファー タイ
แพภูฟ้าไทย
Pae Phufa Thai Restaurant
所在地:100/49 ถ.พุทธบูชา ต.ในเมือง อ.เมืองพิษณุโลก จ.พิษณุโลก 65000
100/49 Phuttha Bucha Rd., Mueang, Phitsanulok 65000
TEL:081-146-1213
時間:10:30-23:00
-------------------------------
ちなみに、こちらがレストランの反対側にあるワット・チャン・タワントック寺院ですが、十数年前から建立が始まっていますが未だに完成していないそうです。
キンキラでした。
ではまた。