siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

【バンコク旧市街散策】ビブグルマン掲載あんかけ麺屋とそうじゃなかったパッタイと元祖シーラチャーソースと。

※ 当ブログにはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

もう2020年も折り返しですね。
早いものです。

最近、バンコクの旧市街散策にはまっているまなおです。
今日は地下鉄MRTの「サームヨート駅」を起点にフアンナコーン通りを北上し、タナーオ通りから民主記念塔周辺を散策し、ディンソー通りからまたフアンナコーン通りへというコースを辿ってきました。
ミシュランガイドに掲載されているラートナーの店やパッタイの店、タイの宝くじ売り場や中国廟などを見て周り、最後は今日の1番の目的でもある、元祖シラチャソースを販売する、それはそれは素敵な商店を訪問して来ました。

※シラチャーソースは「シーラチャーソース」という表記もよく見られますが、ここでは「シラチャーソース」とします。

f:id:manao-life:20200702002442j:image

 

サームヨート駅周辺はガンショップがいっぱい

今日の散策は地下鉄MRTサームヨート駅からスタートです。
サームヨート駅の3番出口周辺には、なぜか銃を販売する店がいっぱいあります。

f:id:manao-life:20200702002522j:image

ウナーカン通り(ถนนอุณากรรณ)沿いには銃専門店が軒を連ねています。
詳しくは知りませんが、タイ人は比較的簡単に銃を合法に入手できるようですね。
銃に慣れていない私はなんとなく物騒に思えて、興味半分、おっかさな半分で心持ち足早にこの通りを歩き去ります。笑

f:id:manao-life:20200702002537j:image

フアンナコーン通りを北上

運河沿いをフアンナコーン通り(ถนนเฟื่องนคร)まで歩き、フアンナコーン通りに出たら右折して北上します。

f:id:manao-life:20200702002556j:image

実は、ワット・ラーチャボーピット寺院の向かい側にある小さな商店を探していたのですが、まだ朝の9時前とあって、さすがに店は開いていませんでした。
仕方ないので、また後で来ることとします。

この辺りにはオシャレなカフェとかもいくつか並んでいます。
このカフェなんて、日本の街角で見かけそうな外観じゃないですか?

f:id:manao-life:20200702002615j:image


タナーオ通りを北上

フアンナコーン通りはほんの数百メートルで終了。
そのままタナーオ通り(ถนนตะนาว)を北上します。
このタナーオ通り(タナオ通りとも)の近辺には昔ながらの食堂やお菓子屋さんが点在しています。

そんな中、店頭で生麺を油で揚げている食堂がありました。
いわゆるミークロープ(หมี่กรอบ)を作っているのですが、日本で言うところのかた焼きそば用の揚げ麺を準備しているようです。

f:id:manao-life:20200702002725j:image

どうやらラートナー(ราดหน้า)という餡かけ麺の店のようですね。
テキパキと揚げ麺を用意している様子を動画に撮らせてもらいました。


有名店の揚げ麺作り



厨房ではスープを仕込んだり野菜を切ったりと他の食材の下準備などをしており、開店間近な様子でした。
ちょっと気になりつつも、散策を続けます。

f:id:manao-life:20200702003311j:image


しばらく行くと、中国寺院が左手に見えてきました。
サーン・チャオ・ポー・スア(ศาลเจ้าพ่อเสือ)という玄天上帝廟のようです。
スアというだけあって、入口には狛犬ならぬ黄金の虎が門の両脇を固めていました。

f:id:manao-life:20200702003230j:image

中に入らせてもらいましたが、堂内は撮影禁止のため写真はありません。
中華系タイ人と思われる方々が熱心にお参りされていました。
出世の神様だそうです。

f:id:manao-life:20200702003243j:image

宝くじ通り

ラーチャダムヌン・クラーン通りに近づいてくると、宝くじショップや路面の宝くじ売りブース、宝くじ屋台(?)が増えてきて、人だかりが見えます。
小さな路地にも宝くじ売り場がいっぱいです。
なので、勝手にこの辺りを宝くじ通りと命名。

f:id:manao-life:20200702003348j:image

この辺りには、以前政府の宝くじ局があったため、今でもその名残でたくさんの宝くじ関連の店があるんです。

で、今日は宝くじの当選発表日(基本的に毎月1日と16日)なので、いつもに増して宝くじを買い求める人たちで混雑しているわけです。
(日本人はどちらかと言うと宝くじの発売初日とかに列をなして買う方が多いようですが、タイでは圧倒的に当選発表日のギリギリに購入する方が多いです)

そして、タイ人の方は、ほぼほぼ自分が買いたい数字の宝くじを探して買い求めます。
例えば、下2桁「24」とかしも3桁「567」の番号の宝くじとか。
私、日本にいた時に、購入時に番号なんか気にしたことなかったです。
迷ったとしても「連番」か「バラ」かくらいで。


また、タイでは本当は一律80バーツの販売価格のはずなんですが、売る側が宝くじ番号によって価格を上乗せして売っていることが多いです。
1枚90バーツや100バーツで売ることなて当たり前、1枚120バーツとか2枚で250バーツ、5枚700バーツとかで売っていることもザラです。
実はこれ、違法なんですが、誰も文句も言わずに買うんです。
なぜか?
買う側が買いたい数字にこだわるからです。

タイの方は、夢に出てきた数字や、身近に起こった事象に関連する数字、あるいはお寺のおみくじや境内で見かけた数字などを信じて宝くじを買う人が多いのです。
だから、自分が欲しい番号のものが見つかって、それが定価より高い金額で売られていた場合、迷いながらも買ってしまうことがよくあるのです。

また、有名な占い師とか高僧が宝くじの番号を暗示するようなこともあり、そうするとそれらの数字は高額で販売されるというのも原因のひとつです。

実は、友人から「もし〇〇〇番のがあったら買っといて」と頼まれていたのですが、いくつかのブースを見ても見当たらず。
数軒目で見つかったんですが、定価よりかなり高めの設定だったので買いませんでした。
その後、別のブースでもその数字を見つけたんですが、やっぱり販売価格が高い。
ははーん。これは、今回の「人気数字」「いい数字」に認定されている臭いですね。

私は、このような販売方法が好きではないので、友人には悪いのですが、独断で買わないことにしました。
万が一、あの数字が当選だった場合は、「どこにも売ってなかった」ととぼけるしかないな・・・と思いつつ。笑

(さっき当選番号確認したら、友人が希望した下3桁は当選番号一覧になかったのでほっとしてます。買わなくてよかった!)


鉛筆通りを南下

宝くじ売り場を冷やかしながら民主記念塔あたりまで歩き、ディンソー通り(ถนนดินสอ)を南下することに。
ディンソーというのはタイ語の鉛筆という意味なんですが、昔、この辺りに鉛筆などの文房具を扱う店がたくさんあったからだそうです。

この通りにある「アプソン(ครัวอัปษร)」というタイ料理の大衆レストランで少し早いランチでも食べようと思っていたのですが、店の前に着くと開店は10時30分からでした。
その時点で10時ちょうどだったんですが、朝から何も食べていなかったので、私にはあと30分待つ余裕がありませんでした。

f:id:manao-life:20200702003425j:image

ミシュランのパッタイ!?

仕方なく、そのままバンコク都庁舎の方まで歩いて行って、Googleマップを眺めていると、「バーンパッタイ(บ้านผัดไทย)」という店名を発見。
バーンパッタイと言えば、思い浮かぶのはチャルンクルン通りのサパーンタクシン付近にある有名店。

www.manao.life



ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載されている、あのおしゃれパッタイ店の支店だろうか?
いや、もしかしてこっちが本店だったりする?
それなら、こちらも試してみなければ!
という期待を胸に、吸い寄せられるようにお店に向かいました。


f:id:manao-life:20200702003512j:image


うん、違うかな。


でも、その時、空腹の私の口はもうパッタイになってたんですよね。
ですから、たとえここが想像してた店とは違ったとしても、ええいパッタイ食べてしまおう!ってことになったんです。

どこにでもあるような庶民的な食堂ですが、そもそもパッタイにおしゃれ感を求める必要もないわけで。

お店の前の装飾やメニューに豚がないことからして、ムスリム系のお店ですかね。
オーソドックスにパッタイを注文してみました。
干し海老と卵のパッタイで、特別感はありませんでしたが、素朴な美味しさでした。
55バーツなり。

f:id:manao-life:20200702003604j:image
f:id:manao-life:20200702003600j:image

<店舗情報>

バーン・パッタイ
บ้านผัดไทย
Baan Pad Thai

所在地:105 Thanon Mahannop, Sao Chingcha, Phra Nakhon, Bangkok 10200
105 ถนน มหรรณพ แขวง เสาชิงช้า เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200

TEL:02-226-2079
時間:8:00-19:30
クレジットカード:不可(現金のみ)

 


小腹が満たされた私は、1時間ほど前に通りがかったあのラートナーの店がなんとなく気になってスマホで確認してみたんです。

そしたら、やっぱり有名なお店だったようで、色々情報を調べていると、どうやらミシュランガイドのビブグルマンに認定されているお店だったようです。

いや、私、特にミシュランガイドの崇拝者でもないんですが、今ここにいる「バーンパッタイ」がビブグルマン掲載店違いだったこともあり、なんとなくこれは呼ばれているなと思ったわけです。


ミシュランのラートナー(あんかけ麺)

バーンパッタイを後にしたまなおは、再びタナーオ通りに戻り、先ほど揚げ麺の動画を撮らせてもらった店に向かいました。

お店の名前は、「ラートナー・ヨート・パック(ราดหน้ายอดผัก สูตร 40 ปี)」
40年以上前からレシピを受け継いでいるらしいです。

お店に到着したら、そりゃあ席に付くしかないでしょう。
美味しいと噂のラートナーなら食べてみるしかないでしょう。
ってことで、とりあえず着席しました。

f:id:manao-life:20200702003824j:image

ただ、ここでひとつ問題があるわけです。
ほんのついさっきパッタイを食べて来た私、まなお。
満腹ではないものの、さらに揚げ麺ラートナーをガツンと食べるほどの余裕はなく・・・。
ていうか、麺の後にまた麺かいな。


こうすることにしました。
とりあえず、一番上にあるシーフード餡かけ麺を食べることにして、麺は揚げ麺ではなくセンヤイ(平たい米麺)を少しだけにしてくださいとお願いしました。
(残すのが嫌だっただけなので、もちろんお代は普通計算で)

今朝、中華麺を手際よく揚げていた青年たちもホールで働いています。
あの揚げ麺を食べてあげられないのは少し残念ですが、背に腹は変えられず。

しばらくして海鮮ラートナー(ราดหน้าทะเล)がやって来ました。
手鍋に入ってくるんですね。
なかなか美味しそうなビジュアルです。

f:id:manao-life:20200702003710j:image
f:id:manao-life:20200702003707j:image

実際の味も美味しかったです!

スープは濃すぎず薄すぎず、コクのある優しい味でしたし、何よりエビがちゃんとエビの味がしたし、イカもちゃんとイカの味がしました。(当たり前か)
海鮮の味が全部スープに流れ出てしまって、具自体は味気なくなっているお店もあるじゃないですか。

そういうところ、さすがにミシュランガイドに載るだけのことはあるんだなあと思いました。(私の食レポのお粗末さったら・・・!)

f:id:manao-life:20200702003729j:image

ちなみに、一緒に頼んだ飲み物は「アンチャン・マナオ」(バタフライピーとマナオのジュース15バーツ)です。
お会計は、合計105バーツ。

一番高いメニューを頼んだにしては、リーズナブルかと。
ちなみに、シーフードではなく豚肉だと50バーツからあります。

f:id:manao-life:20200702003754j:image

今は観光客がほとんどいない、かつ、11時前ということもあって、店内は空いていました。
普段はもっと人が多そうですね。


<店舗情報>

ラートナー・ヨート・パック(スート40ピー) 
ราดหน้ายอดผัก (สูตร 40 ปี)
Rat Na Yot Phak 40 years

所在地:514 Thanon Tanao, San Chao Pho Sua, Phra Nakhon, Bangkok 10200
514 ถนนตะนาว แขวง ศาลเจ้าพ่อเสือ เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200

TEL:02-622-1910
時間:9:00-22:00
クレジットカード:不可(現金のみ)
ウェブサイト:https://m.facebook.com/ratna40years/








元祖シラチャーソース販売店を訪ねて

今日の私のバンコク旧市街(タラナコーシン地区)散策の第一の目的は、とある古い商店を訪ねることでした。

数日前に、ある方のツイートを見て素敵だなあと思った店がありました。

なんでも、タイで有名なチリソース「シラチャー・ソース」をはじめて製造販売したのは、バンコクの旧市街にある「ハッタカマカーン」という個人商店だったそうです。
また、その商店が「激渋い」らしく、どうしても見に行きたくなったんです。


その個人商店があるフアンナコーン通りまで戻って来ました。
朝この場所を通った時にはまだ早すぎて店は閉まっていましたが、ちゃんと開いていました。(定休日とかじゃなくてよかった)

f:id:manao-life:20200702003949j:image

そして、ツイートされていた通り、とても渋い雰囲気のレトロな佇まいでした!
年季の入ったガラス窓のついた商品棚の中には、チリソースのボトルが並べられています。


f:id:manao-life:20200702004100j:image

f:id:manao-life:20200702004105j:image



「ソース・プリック・シーラチャー」

ซอสพริกศรีราชา
SRIRACHA CHILI SAUCE GOLD MEDALS BRAND

製造開始は、仏暦2475年(西暦1932年)と書かれています。

種類はシンプルに甘口(MILD/เผ็ดน้อย)と辛口(STRONG/เผ็ดมาก)の2種類です。


ケースを覗いていると、ご主人が隣に来て、
「甘口の方は、プリックキーファー(พริกขี้ฟ้า:カイエンペッパー)を、辛口はプリックキーヌー(พริกขี้หนู)を使っているんですよ」
と話しかけてくださいました。

どちらにするか迷いつつ、とりあえず試しに両方買ってみることにしました。
ボトルの大きさは、大瓶、中瓶、小瓶の3種類だったので、とりあえず小瓶のをそれぞれ1本頂いたのですが、2本で32バーツ(1本16バーツ!)という、こちらが恐縮してしまうくらい良心的な価格でした。

f:id:manao-life:20200702004311j:image

ほんの数分のやりとりでしたが、時が止まったかのようなお店の中で、お店と同じように始終穏やかで本当に素敵なご主人でした。


f:id:manao-life:20200702004214j:image

f:id:manao-life:20200702004218j:image




あー、ここに来られてよかったです。
こんな素敵なお店を紹介してくださったツイートに感謝です。

(本当は元ツイートを掲載したかったんですが、やり方がいまいちわからないのと、ご本人の許可もいただいていないので、とりあえずやめておきます)


<店舗情報>
ハッタカマカーン
หัตถกรรมมาการ
Hattakamamakarn

所在地:109 Fuang Nakhon Rd., Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok 10200
109 ถนน เฟื่องนคร แขวง วังบูรพาภิรมย์ เขตพระนคร กรุงเทพมหานคร 10200

TEL:02-221-3251





素敵な商店を後にして、再びMRTサームヨート駅から地下鉄に乗って帰りました。

シラチャーソースを試すのが楽しみです。


f:id:manao-life:20200702004330j:image


ではまた。