siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

サイヨークの川辺で星を見る(カンチャナブリー県)

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タイ正月のソンクラーンは夏真っ盛り。
バンコクのトンブリー駅から鉄道に揺られて4時間。カンチャナブリー県の山間まで星を撮りに行ってきました。

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トンブリー駅からローカル列車に乗って

ソンクラーン休暇2日目。
早朝家を出て向かったのは、バンコク川向うのトンブリー駅。
ローカル普通列車に乗ってカンチャナブリー県へ行くためです。

このトンブリー駅、かつては西部・南部方面へ行く列車のターミナル駅として栄えていましたが、現在では主要路線のほとんどがクルンテープアピワット中央駅に集約されたこともあり、一部の急行列車や普通列車が一日数本程度発着するローカル駅の様相となっています。

トンブリー駅への行き方はいくつかありますが、今回私はMRTブルーラインでバーンクンノーン駅(Bang Khun Non / บางขุนนนท์)経由で行きました。
本当は、バーンクンノーンの駅の高架下に、ジャランサニットウォン駅(Jaran Sanitwong / ป้ายหยุดรถจรัลสนิทวงศ์)というタイ国鉄の駅(停車場)があり、ここから乗車してもよかったのですが、万が一満席とかだったら怖いので、数百メートル先にある始発のトンブリー駅から乗ることにしました。

バーンクンノーン駅からトンブリーの駅までは歩くつもりで高架を降りたら、タイ国鉄の踏切が閉まり、ちょうどトンブリー行きの列車が来ました。
私が踏切を避けて待機していたところが、到着した列車の一番後方車両で、ふと車掌さんと目が合ったので、「乗っていい?」と聞いたら「乗りな」と言ってくれたんです。

車内に入ってお金を払おうとしていると、「どこ行くんだい?」と車掌さん。
「実は、(反対方向の)ナムトック方面に行くんです」と答えたら、「OK。トンブリー駅で降りて、チケットを買いなさい。7時45分発だよ」と。
というわけで、このひと駅分の乗車賃は徴収されず。
そんなつもりではなかったんだけど…と思いつつ、ご厚意をありがたく頂戴しておきました。

ほんの数分でトンブリー駅へ到着。
チケット窓口を見て唖然としました。
長蛇の列だったんです。

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さすがソンクラーン休暇中。
ホームにも人があふれています。
一瞬、チケット買えないかも?と覚悟しましたが、十数分並んで無事チケットをゲットできました。
ちなみに、全席自由席で、外国人は100バーツ(約500円)です。

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7時35分。
駅のアナウンスとともにみんな一斉に車両に乗り込みます。
この期間の特別編成なのか、普段からそうなのかはわかりませんが、かなり長い車両編成だったので助かりました。
どうにか窓際の席を確保できたのです。
(出発間際にはほぼ満席だったので、始発駅までやってきて正解でした)

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7時49分。
予定時刻より若干遅れて発車です。
バンコクとはいえ、この辺りはローカルな風景と近代的な風景が入り混じる面白い車窓です。
水上マーケットでも有名なタリンチャン駅を過ぎたあたりからは、グッと郊外感が増します。

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ソンクラーンの頃に咲き誇るタイの国花ラーチャプルック(ゴールデンシャワー/ナンバンサイカチ)の黄色も鮮やかです。

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のどかな風景を眺めつつ、ナコンパトムを過ぎ、カンチャナブリー駅に着いたのが10時40分頃。
約20分くらいの遅れでした。

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そこからしばらく行くと、かの有名な「戦場に架ける橋」の舞台にもなったクウェーヤイ鉄橋。
この日も鉄橋には多くの観光客の方たちがいました。

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ここから先、列車はクウェー川を遡るように北西へと進行します。
岩盤を削って線路を敷いた切通しや赤茶けた田畑、蛇行する緑の川、石灰岩の趣ある山々を車窓に眺めつつ、列車に揺られます。

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エアコンのない扇風機車両なので、窓は全開です。
走っている間はまだ風があっていいのですが、停車すると汗がほとばしる酷暑。
水分補給はこまめに行いました。
あと、場所によっては砂埃が容赦なく振りかかるので、私的に眼鏡とマスクは必須でした。


このタイ国鉄ナムトック線(旧泰緬鉄道)におけるクウェー川鉄橋と並ぶハイライトのひとつ、タムクラセー桟道橋(アルヒル橋)が近づいてきました。
このあたりでは、切り立った崖のすぐ横を走る列車と木で組まれた桟道橋のスリル満点の絶景が堪能できます。

よかったら以前のブログのご覧ください。

www.manao.life


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駅から宿まで歩いていると…

終点ナムトック駅の先にはサイヨークノーイという滝があって、週末はタイ人観光客の憩いの場所として賑わいます。
なので、列車に乗っているほとんどの人は終点まで行くのですが、この日、私は終点少し手前の駅で降りました。

どうやら近くに女性向けの瞑想施設があるようで、白い服を着た女性グループもちらほら、野ざらしのホームに降り立ちました。

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予約しておいた宿の位置を確認すると、3キロちょっと。
試しに配車アプリのGrabで検索すると、一応タクシーやバイクなどの選択肢が表示されたので、バイクを呼んでみることに。
ところが、なかなかドライバーが見つかりません。
ソンクラン休暇だからなのか、そもそもこの辺りにドライバーなんていないのか。。。
結局、2回タイムアウトになったところで諦めました。

Googleマップによると、徒歩で約40分。
まあ、歩けない距離ではないですしね。
大きなリュックを背負い、日傘をさして、誰もいない道を歩きだしました。

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もともと歩くのは嫌いじゃない私ですが、一年で最も暑いこの時期の炎天下を歩くのはやっぱりきつかったですね。
百メートルほど進んだだけで汗が噴き出してきました。
水分補給をしながら、ゆっくり歩きます。

民家はたまにぽつぽつあるものの、昼過ぎのこんな時間に外に出ている人は誰もおらず、行きかう車もほとんどありません。
半分くらいの距離を歩いたところで、バイクに乗ったおじさんとすれ違いました。

ペットボトルの水を飲みながら、外したマスクをふと見たら、砂埃と流れ落ちた日焼け止めクリームで赤茶けていました。

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しばらくすると、さっき通り過ぎたバイクのおじさんが引き返してきて来ました。

「リゾート(宿)に行くのですか?」
「はい、そうです」
「OK。後ろ乗って!」

なんだかおじさんが天使に見えました。

実はこのおじさん、予約した宿のスタッフだったのですが、でっかい荷物を背負った外国人がとぼとぼ歩いているのを見て、もしやと声をかけてくれたようです。
助かりました!

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宿に着くと「この日本人、駅から歩いて来たんだよ!」なんて、ちょっとした話題になりました。笑
「駅から連絡くれれば迎えに行ったのに」と。

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ウェルカムドリンク的に出してくれた冷たいオレンジジュースとソムオー(ポメロ)がとても美味しかったです。

宿に着いたのが午後1時。
そのまま宿のレストランで昼ご飯を食べてチェックインまで時間をつぶすことにしました。
汗だくでしたが、ちゃんと食欲はある私。笑

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牛肉のガパオライスと目玉焼き。美味しかったです。

宿のオーナーさん兄弟と日本のこととかいろいろ話しているうちに、部屋の準備ができたからと、早めにチェックインさせていただきました。

この宿の人、みんなフレンドリーでいい感じ。
馴れ馴れしすぎず、気配りも行き届いて、ほどよい距離感。

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川下り

部屋に入ってシャワーを浴びベッドでくつろいでいたら、オーナーさんがやってきました。
「16時から川下りをするから参加しませんか?無料サービスだから。楽しいよ」と。

普段あまり一人でこの手のアクティビティに参加をするほうではないのですが、この時はなぜか(タイ正月の勢いで?)「行きます!」と元気にこたえちゃった自分におどろき。笑

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16時ちょっと前に集合場所の川辺に向かうと、オーナーさんが「もうちょっと待ってねー」と。
なんだか、一番乗りでめっちゃくちゃ楽しみにしている人みたいになってる私。

結局16時半にみんなが揃って(タイあるある)、筏に乗り込みました。
3組のペアとボッチ参加の私で計7人。
もちろんみんな救命胴衣着用です。

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しばらくモーター付きの小船が筏を川上までけん引していきます。

ボートの波がざぶんざぶんと筏に振りかかります。
竹の間からは川の水がバシャバシャと噴き上げてきます。
(ちょっと想定外に濡れるんですけど。。。)

短パンのポケットには財布とスマホが。
ジップロックとかに入れてくるべきでした。

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数分川上まで行った後は、船のエンジンを切り、川を下っていきます。

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カップルたちは川に飛び込んで流れに身を任せています。(筏のロープに掴まって浮いている)
私はもちろん水には入れず。

でも、木漏れ日のなかを水のせせらぎを聞きながらゆっくり筏で川を下っていくのは、とても気持ちがよかったです。

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大失敗、そして星空。

夕飯も宿のレストランでいただきました。
1人だとなかなかいろんな種類を食べられないのが残念ですね。

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(ここのリゾートのいいところは、必ずサービスでフルーツを出してくれるところだったりします)

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日も暮れて、いよいよ私の星空タイム。
撮影セットを準備しようとしていたら、重大な過ちを犯していることに気づきました。
星を撮るための明るい広角レンズを2本とも忘れてきていたのです!
星を撮るために重い三脚も背負ってきたのに、肝心のレンズを忘れるとは!

あまりにも自分に腹が立って、ビール飲んで寝てしまおうかとも思ったのですが、せっかく来たのだからと思い直し、スナップ用の標準ズームレンズでトライしてみることにしました。
あるもので何とかしてみることも大事。(いや忘れるなよ)

ここのリゾートの良いところは、周りに野犬がいないので、夜中に吠えられて周りに迷惑をかけることもなく、宿の敷地内で安全に星空を鑑賞したり撮影できることでもありました。

また、ここには、タイのキャンプ場にありがちな、夜中まで音楽をかけてお酒を飲んで騒いだりする人もおらず、みんな静かに自然を楽しんでいるようだったのも好都合でした。

ただ、カンチャナブリーの中心部から50キロほど山側に入ったこのあたりでも、天の川が現れる南東方向は町灯りによる光害が認められ、撮影はなかなか厳しいものがありました。

それでも、川のせせらぎや時々響く夜の鳥の鳴き声を聞きながら星空を眺めるのは、気持ちのいいものでした。

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レンズを忘れてきたのは痛かったですが、星空は広角レンズじゃなきゃという自分の固定観念を少し変えるいい機会となりました。

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置かれた環境で頑張ってみるというのは、何においても大切だったりするなと改めて考えさせられました。(ポジティブ)

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帰りの列車は5時間半

このリゾートには2泊しました。
朝ごはんは標準的なビュッフェスタイルながらサラダやフルーツも新鮮でおいしかったし、コテージ前の木々には南国の鳥たちがさえずっていたし、自然いっぱいだし、何より宿の方のあたたかなもてなしが心地よかったので、とても良いリフレッシュ休暇滞在となりました。

チェックアウト時には宿の方が駅まで車で送ってくれ、列車の中で食べなさいとお土産にソムオーと水を持たせてくれました。
(感謝感謝です)

帰りもタイ国鉄のローカル列車でバンコクに戻ります。

始発駅から最初の停車駅にも関わらず、列車は20分遅れでの到着でしたが、席はまだまだたくさん空いていたので助かりました。
これから約4時間、列車に揺られて車窓を楽しむことにします。

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なんて最初はまだよかったのですが、さすがに午後の列車内は熱く、車窓も基本的に行きと同じなのでテンションもさほど上がらず、正直、ちょっとバテ気味になっていました。

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しかも、なんだか予定よりどんどん遅延が大きくなっていっているようで。。。

結局、1時間以上も遅れてのバンコク到着となりました。
かれこれ5時間半、車内で揺られていたことになります。
『日本からのフライト時間と変わらないじゃん』と思いつつ、一方で、これだけ乗って約500円(これでも外国人料金、タイ人はもっと安い)ってある意味すごいなと関心したりもして。

最後、暑さにばて、座り疲れはしたものの、トータルとしては、とても楽しいカンチャナブリー旅行でした。

ご興味持たれた方、ぜひバンコクからローカル列車の旅、チャレンジしてみてください。
気候のいい時に行かれることをおすすめします。

ではまた。