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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

“さよならドゥシット動物園”(タイで一番古い動物園が閉園&移転)

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今日は早起きして出かけようと思っていたのに、二度寝してしまった意志の弱いまなおです。こんにちは。


実は今日、今月末で閉園してしまう「ドゥシット動物園」に最初で最後の訪問をしてきたんです。
もともと2018年8月末日までで閉園予定だったので、当初は8月の最終日曜日に午前中の用事が済んでから行こうと考えていたのですが、直前になって一か月(9月末まで)閉館が延期されるという発表があったため、それなら慌てていく必要もないと思い、一日まったく予定のない今日に変更しました。

動物園閉園延期の理由が「閉園を惜しんだ市民がたくさん来園してくれているから」ということもあり、この最後の数週間は非常に混雑することが予想できました。だから私は早起きして開園時間(午前8時)の朝一から入場してやろうと意気込んでいたのに、それなのに・・・。起きたらすでに7時半でした。

 

それでもなんとか9時過ぎには到着して、わりとじっくり見て回ってきたのでその内容をお伝えしたいと思います。

 

 

ドゥシット動物園について

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「ドゥシット動物園(สวนสัตว์ดุสิต)」は、1938年に開園(一般公開)したタイで最も古い動物園で、今年ちょうど80年を迎えました。

ドゥシット動物園は、またの名を「カオディンワナー(เขาดินวนา)」といいますが、これはもともとラーマ5世がこの土地に植物園を造設なさる時に、中央に大きな池を配置するために掘った土を利用して築山にしたことから、その「土の山」を意味する「カオディン」とラーマ5世の「ワナー園」を合わせて「カオディンワナー」と呼んでいた名残です。地元の人は単に「カオディン」と呼ぶことも多いようです。

バンコクの中心部にありながら水と緑の多いオアシス的な憩いの場として市民に長年愛されてきましたが、このたび80年の歴史に幕を下ろすことになりました。

今後は、いったん動物たちをタイ国内の6つの動物園に移動しておいて、将来的にはバンコク北側のパトゥムタニー県ランシット地区に新しい動物園を作って移転するとのことです。新動物園の敷地面積は300ライ(48万平米)で、今の3倍の広さとなるのだそうです。

 

ドゥシット動物園への行き方と入園料

 

行き方と入園料の情報については、もう書く必要がないのではないかとも思いましたが、あと約3週間の間に私と同じように「さよなら訪問」をしたいと考えている方もいらっしゃるかも知れませんので、簡単に書いておきます。


<行き方>
一番簡単なのは、BTSスカイトレインの戦勝記念塔駅からタクシーです。渋滞していなければ、おそらく所要5分50バーツ程度です。(約3キロ)
バスの場合は、同じく戦勝記念塔駅のロータリーから、「18番」「28番」「108番」「515番」のいずれかに乗ります。

タクシーでもバスでも「Dusit Zoo」で通じると思いますが、ダメな場合は「カオディン(khǎw din)」と言ってみましょう。いや、今はスマホで画像なり地図なりを見せればいいのか…。


<入園料>
大人150バーツ、子供70バーツ(タイ人は大人100バーツ、子供20バーツ)

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園内紹介

 

ここからは、私が気になった動物や施設をサクッと画像メインでお伝えしたいと思います。
まず、ラチャウィティー通りに面したゲートから入ってすぐのところにいるキリン。
階段で上がった通路から木の枝(葉?)を食べているところを間近で見られます。


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オナガザルの一種、ドゥクラングール。檻の中で元気に飛び回っていました。写真はなぜか寂しげな表情ですが・・・。

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ホワイトタイガーです。寝てます。

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ジャガー。寝てます。

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ホワイトライオン。ほぼ寝てます。

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爬虫類ゾーンに入っていきます。
イグアナ。寝てます。


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カメ。起きてます。
けっこうがっついてます。


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嫌な方ごめんなさい。でも色がとてもきれいでした。


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これ、爬虫類ゾーンの中ほどにあるベンチの横に無造作に置かれていたんですが、こんなものをこんな簡単に開く蓋のケースに入れて放置しておくのやめていただけます?笑
中でうごめいているのが見えて本気でビビりました。
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イリエワニ(汽水域に生息するワニ)。ワニは沼や川などの淡水にしかいないと思っていたのですが、海水近くで活動するワニもいるんですね。
そう言えば少し前にプーケットのビーチでワニが発見されてニュースになっていました。
それを思うと入り組んだ海岸線のビーチで泳ぐのがちょっと怖くなりますよね。めったにはいないんでしょうけど。

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マレーグマ。退屈そうに足上げています。

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カバ。タイ人から「ヒポー」「ヒポー」と呼ばれてけっこう人気者です。でも実は獰猛。

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コビトカバもいます。

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ラクダ。フタコブラクダみたいです。
私、実はラクダに乗ったことがあるんです。馬と違って、ラクダは乗るときと降りるときに足を折り曲げて伏せてくれるので、またがるのは楽なんですが、その分立ち上がる時と伏せるときの急上昇・急降下がけっこう怖かったです。(そのなこと聞いてませんね。失礼しました)

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オーストラリアゾーンでは、世界で最も危険な鳥とも言われるヒクイドリを初めてこの目で見ました。見た感じは危険な鳥には見えませんでしたが、驚異の脚力と鋭い爪でキックされたらひとたまりもないみたいです。

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コアラさまが崇高な感じでお眠りになっていました。

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象はもう少したくさんいるのかと思ったら、この場所にいたのは一頭だけでした。別の場所とか裏にいたんでしょうかね?

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カワウソくん。多分親子ですね。

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味のあるオブジェもちらほらと。


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戦時中の防空壕跡なんかもありました。

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今回、私は乗りませんでしたが、園内は有料でトラムが巡回していますので、炎天下で疲れた時や効率よく見て回りたいときは利用するのもいいですね。

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それから、これは余談ですが、夜行性動物のことを英語では「Nocturnal Animals」、タイ語では「สัตว์หากินกลางคืน(sàt hǎa kin klaaŋ khʉʉn:サット ハー キン クラーンクーン)」というのを初めて知りました。直訳すると“夜間に餌を探す動物”というような意味なんですね。まあ確かにそうですよね。

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あと、緑や花も多くて癒されます。


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終わりに

 

ドゥシット動物園には、今までにも何度か来ようと思ったことがあったのですが、実現できずにいました。
私にとっては、今回が最初にしておそらく最後の訪問となると思いますが、こうして歴史ある動物園を見学することができてよかったです。バンコクの日常とは違う空間と時間を味わえました。

休憩で座ったベンチから正面に見えた穏やかな池とその向こうのアナンタ・サマーコム宮殿の景色が印象的でした。

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まだ行ったことがない方も行ったことがある方も、残りあと3週間程度ではありますが、もしご都合がつけば足をお運びになられてはどうでしょうか。

そして最後になりましたが、ドゥシット動物園の動物たちがみんな無事移動先の新しい環境に慣れて元気に暮らせますように。

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ではまた。