siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

チャオムの匂いがわからない

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タイ料理で使われる野菜のひとつにチャオム(ชะอม)というものがあります。
卵に入れてチヂミのように揚げたり、ゲーン(スープ)に入れたり。

チャオムというのは、アカシアの若い芽の部分らしく、独特の匂いがあることで有名です
でも、私はそのチャオムの匂いについて、今ひとつピンとこないんです

以前、日本に帰国した元タイ在住の友人と話をしていたときに、
「日本でタイ料理を作る際に、入手困難な材料がある時は別の食材で代用することがあるんだけど、チャオムは代替えの野菜が思いつかないんだよね」
と言われて、
「そんなの適当な野菜を入れておけばいいじゃん」と答えたんですが、
え、それじゃあの独特の匂いが再現できないでしょ」と言われたことがきっかけで、
私はチャオムの匂いについて全く意識していなかったことがわかったんです

これ、他の友人にもけっこうびっくりされます。

それ以降、チャオムが出るたびに、注意深く匂いを嗅いでみて、なんとなくその匂いには気づいたんですが、私にとってはナチュラルに気にならない匂いだったんだなと思います。
例えるなら、あまりに当たり前すぎて、うどんに入ったネギの匂いを改めて気にもしないような感じですかね?

いや、日本でチャオムが食卓に出たこともなかったし、アカシアの食器に囲まれて育ったわけでもないんですけどね。

そういえば、慣れすぎて気にならない匂いといえば、パクチーもそうですね。
初めて食べた時はガツンと頭を殴られたくらい衝撃の匂いだったはずなんですが、今では、例えば、今食べたタイ料理の中にパクチーが入っていたかどうかと聞かれても答えられないくらい、当たり前になりすぎて気にならなくなってしまいました。

日本から遊びに来た知人友人をタイ料理レストランにアテンドする時に、辛さは控えめがいいかどうか聞くという気遣いはまだできるのですが、最近パクチーを入れるか入れないかを聞いてあげる気遣いは忘れてしまうことが多く、料理が来てから「あ、パクチー苦手で・・・」となってしまい、申し訳ない気になることもあります。
昔は、鉄板で尋ねてあげられていたのにな・・・。


でもしかし、パクチーは少なくとも最初は衝撃を覚えたんですが、このチャオムに関しては、最初からなんの違和感もなく普通に食べてたんですよね。
きっと前世はアカシアの妖精だったんでしょうね。


いや、なんでこんなことを書いているかといえば、
昨夜のご飯が市場で買ってきた「ゲーンソム・チャオム・カイ(แกงส้มชะอมไข่)」という、チャオムの玉子焼きと魚の卵が入ったスープだったからなんですけどね。

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私は、どちらかというと、このスープに入っているパッカチェー(ผักกระเฉด)という野菜の方が、最初は苦手でしたよ。
(パックラチェー/パッカチューなどとも表記されたりもします)


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初めて食べた時は、葉っぱはともかく、茎の食感がかなり強めで、なんだか草食動物になったような気がしてあまり得意ではありませんでした。
今は、わりと普通に食べられるようになりましたが、やはり少し茎が気になります。


チャオムの卵焼き入りのスープと一緒に買ったのは、カオクルッカピ(ข้าวคลุกกะปิ)というエビペーストと各種野菜や肉などと和えた混ぜご飯、そしてインスタント麺を入れたちょっとジャンキーなヤム(辛い和えもの)、ヤム・マーマー(ยำมาม่า)です。

ここのヤムはわりと容赦なく辛いので、汗をダラダラかきながら一心不乱に食べたい時にはよく利用します。


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あー、お腹いっぱい。
ちょっとやけ食い気味ですね。
滝のような汗をかいたら、なんかスッキリしました。

実は、今週末はリバーサイドホテルでステイケーション予定でした。
楽しみにしていた記念日だったので残念ですが仕方ありません。
キャンセルしました。

またいつか、心から楽しめるときにリベンジしたいと思います。


ではまた。