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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

北の山からチェンダオの星空を撮る(タイ・チェンマイ県)

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私が大好きな山、ドーイルアン・チェンダオ
チェンマイのチェンダオ郡にあるタイで3番目に高い山(標高2,225m)です。
石灰岩でできた独立峰で、麓の村や周りを取り囲む山々から眺める雄姿はいつ見ても美しいと感じます。

そんなドーイルアン・チェンダオ(以下「チェンダオ山」)を北側から望む集落で一泊し、星空を撮ってきました。

※チェンダオ山の高さは、2,195mや2,175m、2,275mなどと書いている資料もあります。

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はじめに(ちょとしたおことわり)

今回の記事では、集落の名前や宿の名前などはあえて紹介していません。
この地域の方々が観光地化することを希望しているのかしていないのかはわからないのですが、現時点では、一部の山好きの方や星空好きの方がひっそりとキャンプをしたり暗い夜空を楽しんでらっしゃるような印象だったのでご了承ください。

あと、山奥の宿ということで設備的もコミュニケーション的にもローカル感が強く、手放しで外国人観光客におすすめできるというわけではないのもあります。

もっとも、私がここで公表しなくてもわかる方はわかるだろうし、調べることも可能だと思います。
(そういう方は、きっとかなりタイの山が好きだったり星が好きだったりするでしょうし、ぜひ訪れてご自身の目で楽しんでいただきたいです)

また、将来的にこの場所が(私が差し控えるまでもなく)メジャーになった場合には、その時点で加筆することもあるかもしれません。

ということで、どうかよろしくお願いします。


山の集落へ

チェンマイ市内から北へ車で約1時間半。
山の麓にあるチェンダオの町に差し掛かります。
いつもはこの町からチェンダオの野生動物保護地区の方へと向かっていくのですが、今回はさらに北へと足を進めます。

通常ならチェンダオの町から1時間ちょっとで行ける距離ながら、この時は9月に猛威を振るった台風ヤギ(2024年台風11号)の爪痕がまだ残っており、タイ北部も土砂崩れなどの復旧が完全には終わっておらず、所々で一方通行などがあったため、2時間近くかかって集落へ到着しました。

小さな集落の、車が1台ギリギリ通れる狭い道を「どうか対向車が来ませんように」と祈りつつ、慎重にハンドルを切りながら路地を抜けたら、ぱっと視界が開けました。

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さっきまでぽつぽつ降っていた小雨も、いつの間にかあがったようです。

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なかなかの絶景でした。
(ただ、両脇は山の斜面なのでちょっと緊張)


宿のおじさんは「1,200ccクラスのコンパクトカーでも問題ない」と言っていましたが、傾斜のきついカーブなどもあるので、個人的にはある程度馬力のある車のほうがいいような気がしました。
(特に雨季。一度、チェンライの雨の急坂で立ち往生したトラウマがあるので、今回は1,800ccの車をレンタルしました)


尾根からの絶景

宿は小高い山の尾根部分にあり、簡素なバンガロー(藁ぶきの小屋)がいくつか並んでいます。

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テントを張っている人も数組。


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周りは山、山、山で、ほぼ360度の景色が見渡せます。

特徴的な形をしたチェンダオ山はすぐに目に留まります。
(この写真は雲がかかっていてちょっとわかりにくいですが、正面奥になります)

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チェンダオ山は南東の方向。
春から夏にかけては天の川がきれいだと思います。

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周りにもいくつか他のバンガローがありました。

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バンガローは本当に簡単な作りで、部屋の中はほぼ布団だけのスペースですが、一応、裏側に専用のトイレとシャワールームがありました。

ここが気に入ったのは、部屋の前のベランダです。
正面にチェンダオ山が望めるんです。
また、屋根があって雨風がしのげるので、写真を撮るのにも好都合でした。


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ちなみに、AISの電波塔(基地局)は近くにあるようで、私のスマホは普通に使えましたが、同行の友人の携帯(T社契約)はほぼ繋がらない状況でした。



黄昏時の山

夕日が西の山に沈むころ。
雲間からの光が山々を照らす光景が神々しかったです。

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黄色いコスモスがたくさん咲いていました。

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山のごはん

タイ北部の山の宿(「ホームステイ」という名前をつけているところが多い)では、たいてい夕飯と朝食が宿泊代金に含まれています。
そして、そのごはんはだいたい定番化している印象です。

夕飯は、タイ風玉子焼き、野菜の炒め物、野菜スープ、ナムプリック(辛味ディップ)というのが王道な感じで、場所によっては野菜に加えて豚挽き肉や鶏の手羽元などの肉類がプラスされていることもあります。


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朝ごはんは、おかゆとゆで卵。
たいてい挽き肉入りのことが多いです。

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いずれもお代わり自由と言われるんですが、もともと食べきれないくらい提供してくれるので、それだけでお腹いっぱいになります。


けっして豪華ではありませんが、山の景色を見ながら食べるごはんは美味しいんですよね。
(ある意味贅沢)


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また、夕飯が付いていない宿も、事前に、もしくはチェックイン時に「ムーカタ(หมูกระทะ)」と呼ばれるタイ風焼肉鍋をお願いしておくと、一式用意してくれるところが多いです。




星空タイム

19時過ぎ。
いよいよ星空タイム。

というはずだったんですが、東の空に厚い雲が張り出し、チェンダオ山はまったく見えず。
しばらく様子見です。
部屋で日中撮った写真の整理などをして過ごします。


20時半。
西側の空の雲がはれてきました。

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丘の上まで行くと、タイ人グループ数人が天の川とのポートレート撮影を行っています。

私もその横でひっそりと天の川撮影を。

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東の空もひらけてきたので、部屋に戻ってチェンダオ山方面の撮影開始。

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この夜は、土星フォーマルハウト(みなみのうお座)とディフダ(くじら座)がチェンダオ山の上で三角形を作っていました。

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夜が更けてくると、冬の星座たちが東の空から上がってきました。
アルデバランの左で強く輝いているのは木星。


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オリオン座が姿を現すと、やっぱりテンションあがります。

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タイムラプス用にインターバル撮影なんかもやってみたり。



私は、チェンダオの山を間近に見れるリス族の集落(バーン・ナーラオマイ)からの眺めが大好きで何度か訪れていますが、少し離れた場所から望むチェンダオもいいもんですね。


これから乾季にかけて、私の星空欲は当分続きそうです。

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ではまた。