siam manao-life

バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

エアアジアのフライトキャンセルによりインドが遠くなりかけた話

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航空会社からのメールやSMSメッセージって、だいたい広告とかセールのお知らせってことが多いんですが、たまにやってくるフライトスケジュール変更キャンセルの連絡ってドキッとしますよね。
おとといに届いたメッセージが、まさにそのありがたくないお知らせだったんです。

今回は、エアアジアからフライトキャンセルの通知を受けて、どう対処したかという話を書きたいと思います。
焦りました。

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スマホに届いた1通のメッセージ

帰宅途中のBTS車内でスマホを見ていると、あるショートメッセージが飛び込んできました。
またセールか何かのお知らせかな?と思ってクリック。

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“cancelled” の文字に目が釘付けになりました。

息をのむ音が隣の人に聞こえたんじゃないかと思うくらい。

実は、今年の11月から就航を開始したエアアジア(Air Asia)の新ルート、バンコク・ドンムアン空港からインドのバラナシ(ヴァーラーナシー、ワーラーナシー)までの直行便の往復チケットを予約していたんです
日本からやってくる友人と1月に初のバラナシに行く予定で、2人分のチケットを押さえていました。

フライトキャンセル!

詳細はメールをということなので、さっそくメールを確認すると、

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2020年1月15日から2月3日までの期間のバンコク発バラナシ行きFD108便の運行をキャンセルするとのこと。
(後に、復路バラナシ発バンコク行きFD109便も同じく運休とのメールあり)

半月以上も運休って何があったの?
就航したばかりだけど、やっぱり集客できなかったの?

困る~!

個人的にインドへは何度か行ったことがあるんですが、今まではどちらかというと北部ヒマラヤ方面のチベット文化圏ばかりだったので、今回、インド最大の聖地と言われるバラナシに行くことをすごく楽しみにしていたんです。

今回は、いい意味でも悪い意味でもインドらしさを経験できるんじゃないかと、不安と期待を胸に心待ちにしていたのに・・・。

キャンセルに伴う対処方法

メールに書いてあった提案は、以下の4つの方法でした。

  1. 日にち変更(2月3日よりあとの30日間以内)
    Move flight: One-time moved flight within 30 calendar days after 03 February 2020 without additional cost and subject to seat availability.

  2. ガヤまたはコルカタへのルート変更(オリジナルの日程から30日間以内)
    Reroute: One-time reroute to Gaya (GAY) or Kolkata (CCU) within 30 calendar days of the original travel date without additional cost, subject to seat availability.

  3. 将来のフライト予約時に使えるクレジットに交換(90日間有効。実際のフライトはその先の日程でも可)
    Credit Account: Request for a Credit Account of the value of your booking which is to be redeemed within 90 calendar days from the issuance date for your future travel with us. The actual travel dates can be after the expiry date as long as our schedule is out.

  4. 全額払い戻し
    Full refund: Obtain a full refund in the amount equivalent to your booking in the form of the original payment.

    ※ただし、代理店や第三者経由で購入したチケットのクレジット交換や全額払い戻しについては、、直接代理店へ問い合わせる必要あり。
    For Credit account and Full refund for bookings made and paid through a travel agent or third party, kindly contact the travel agent directly.


このうち、
1番の日程変更は、友人のタイ滞在の日程や帰国便の関係上(あと私の仕事の都合上)、無理です。

2番目のルート変更も、既に2人ともバラナシ気分になっていたので、今さらガヤとかコルカタって言われてもピンとこないし・・・ということで気が進みません。

3番目のクレジットへの交換も、取り急ぎ90日以内にエアアジアを利用する予定もなさそうなのでパス。

とすれば、残る選択肢は4番の払い戻ししかないかなと。

と思いつつも、
バラナシのホテルもいろいろ悩んで予約したしなあ・・・
インドのビザだって頑張って取得したのになあ・・・
この機会を逃したらこの先気の合う友人とバラナシって行けるかなあ・・・?

と、後ろ髪引かれまくりです。

他の航空会社をあたってみる

ちょっとあきらめがつかず、ダメもとで個人旅行者の味方、スカイスキャナー(Skyscanner)さんのスマホアプリをぽちっと押してみたんです。

そして、同じ日程でバンコク・バラナシ間の検索をしてみると・・・

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なんと、同日で直行便があるではないですか!
IndiGo(インディゴ)というインドのLCC(格安航空会社)ですが、このIndiGoは昔一度利用したことがあります。

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たしか、IndiGoは、スワンナプーム空港発着だったはず。
とすれば、私的にはエアアジアのドンムアン空港利用より都合がいいです。
さらに、時間的にもエアアジアより若干いいんじゃないかと思うスケジュール

しかも、予約してたエアアジアより安いじゃないですか!!
(1人当たり1,000バーツ以上、約3,800円も安い)


以下、エアアジアとIndiGoとの比較です。

  エアアジア (Air Asia) インディゴ (IndiGo)
往路 ドンムアン
12:05
バラナシ
13:50
スワンナプーム
6:55
バラナシ
9:15
復路 バラナシ
14:20
ドンムアン
18:50
バラナシ
11:40
スワンナプーム
16:40
受託手荷物 復路のみ20kg 往復とも20kg
価格(2名分) 14,911THB 12,776THB

※金額は、あくまで私が予約したタイミングでの比較となります。予約日やフライト日、プロモーションなどの諸条件よって金額は変わります。常にエアアジアの方がインディゴより高いということではありません

帰りの便は、エアアジアより早い時間なんですが、最終日はどっちにしても観光らしいことはできないので、朝食をとったらそのまま空港に向かえばいいかなと。
それより、インディゴ便で初日に時間を有効に使えることが嬉しいです。
ちょっと朝早起きしなければならないけど、午前中にバラナシに着くので、昼前から観光を開始できます。


払い戻しは往復全額返金されるのか?

じゃあ、これで決まり!
と思ったんですが、IndiGoの予約をする前に、とりあえずエアアジアに連絡して間違いなく往復分の全額返金してもらえるのかどうかを確かめることにしました。

というのも、この時点では、まだ往路バラナシ行きのフライトがキャンセルになったという連絡しか届いておらず、万が一、復路のバラナシからバンコクまでのフライトは払い戻しできないという事態になると嫌だし、(そんなことはまずないだろうと思いつつ)念のために確認してみました。

メールではAVA(アヴァ)というエアアジアのAI経由で払い戻し手続きをしてくださいというようなことが書いてあったので、とりあえずエアアジアのサイトから赤い「?」マークまたは女性のアイコンを押してAVAを起動します。
(PCサイトでは、下の『ご予約の変更/払い戻し』→『CONTACT US』のコールセンター一覧からも選べます)


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AVAがあいさつの会話をしてきますので、
「払い戻し」というトピックを選んでみます。


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この後、先方からのいくつかの質問に答えた後、「詳細は担当者とチャットしてください」みたいなことになったので、担当の方に質問してみました。

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すると、問題なく「全額返金します」という回答をもらったので、一旦会話を終了し、先にIndiGoのチケットを確保することにしました。

そして無事にバンコク・バラナシ間の往復チケットを取得できました!

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※インディゴ航空2人分の最終支払い合計。1人往復6,388バーツ(約23,000円)

 

エアアジアの払い戻し手続き

実際の払い戻し手続きも、AVAを起動して「払い戻し」選択し、「エアアジアの新規払い戻しリクエスト」を押します。
その後は、「キャンセルされたフライトの払い戻し」を選んで、質問事項に答えていくと、払い戻し手続きは完了します。

最後に、
「ありがとうございました!払い戻し申請が正常に送信されました。弊社の担当者よりEメールにてご連絡いたします。」

というメッセージに続いて、
「お客様のケースの参照番号はこちらです:●●●●××××。また、このケース参照番号はお客様のEメールアドレスにも送信されています。

というメッセージが表示されますが、念のために、ケース参照番号は控えるなり画面をキャプチャーしておくことをおすすめします
実際に、私のメールアドレスにはケース参照番号は送られてこなかったので、後日問い合わせると、『たまにメールが届かない不具合が発生しています』とのことでした。

このケース参照番号は、今後、自分の返金請求の進捗状況などを確認する際に必要となります

ちなみに、メールが届かない旨の質問をした際にチャットした担当者の方によると、私の返金請求は間違いなく手続きされているので安心してくださいとのことでした。

支払いの際に利用したクレジットカードに返金されるまでには、最大2か月かかることがあるようですが、返金される前には改めてメールで案内が届くとのことです
そのメールも不具合で届かない可能性があるのでは?とも思いましたが、突っ込みませんでした。

もっとも、ケース参照番号さえ控えておけば、いつでも問い合わせ確認できるので問題はないでしょう。

まとめ

自分が予約したフライトのスケジュール変更やキャンセルの連絡はどんな航空会社であってもドキッとするものです。
特に、LCCでは代替えのフライトなどを用意してもらえないことが多いので、なおさらです。
とはいうものの、LCCでも航空会社側の都合によるフライトキャンセルの場合は、よっぽどのことがない限り払い戻しには応じてもらえるような気がします。
今回のエアアジアのキャンセルでも、問題なく全額返金手続きができました


今回は「災い転じて福となす」ではありませんが、たまたま同じ日程でエアアジアより条件のいいフライトが見つかり、そちらに変更できたのは結果的にラッキーでした。

一瞬、「今回はインドに呼ばれてないのかも」とあきらめかけたのですが、まだ今のところ、見放されたわけではなさそうです。


あとは特に問題なくバラナシに行けるよう祈るばかりです。


ただ、最近、インド国内で「国籍法改正案」をめぐる抗議デモが全国に拡大しているのが気になっているまなおです。

 

ではまた。