日本最大の湖と言えば琵琶湖ですが、タイ最大の淡水湖はどこにあるかご存知でしょうか?
答えは、タイ中部地方の最北、北部地方への入口にあたるナコンサワン県にある「ブン・ボーラペット」という湖です。
ブン・ボーラペットの総面積は約212.4平方キロメートルで、琵琶湖(670.4k㎡)の約3分の1ほど、日本第2位の霞ヶ浦(220k㎡)とほぼ同じくらいの大きさです。
先月、このブン・ボーラペット湖の湖畔にある水族館へ行ってきたときの様子をお伝えします。
ナコンサワンで前泊
土曜日の午前中にナコンサワン県で用事があったため、金曜日の夕方仕事を終えてから車でナコンサワンへ向かいました。
バンコクからナコンサワンまでは、約250キロ、3時間程度の距離です。
当日、夕飯を食べたりバンコク都内の渋滞にはまったりしたため、なんだかんだでナコンサワンに到着したのは0時近くになってしまいました。
予約していた「ザ・パラディソ・JK・デザインホテル」(The Paradiso JK Design Hotel)は、比較的町の中心部にあり、近くには大型スーパーもあるしバスターミナルも徒歩圏内なので、何かと便利な立地でした。
おそらく古い大型ホテルをリノベーションしてモダンなデザインホテルっぽくした感じです。
タイの地方都市では、メジャーな観光地でない限り、この手の大型ホテルでも手頃な価格で泊まれることが多いです。
朝食付きで900バーツ(約3千円)くらいでした。
部屋も広く、朝食ビュッフェも美味しく品数があってよかったです。
ただ、リネン類の柔軟剤の匂いがきつめだったのが少し気になりました。
(雨期だったからかな?)
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ブンボーラペット水族館へ
午前中の用事が済んだら、午後からはフリーです。
当初は、カンペーンペット県方面の国立公園へ滝を見に行こうかと思っていたのですが、あまり天気が良くなかったため、屋内で楽しめる場所にしようと、急遽、水族館へ行ってみることにしました。
ここ数年、タイの水族館にそこそこハマっています。笑
ブン・ボーラペット湖方面に車を走らせること十数分で水族館に到着。
見てください、この水族館、船の形になっているんです。
なんだかかわいい。
この水族館、嬉しいことにタイ人も外国人も一律大人49バーツ、子供19バーツです。
これだけでこの施設に好感を持ってしまうまなおです。(タイでは外国人料金が当たり前っぽくなっていますから)
でも、1バーツのおつり面倒じゃないのかな?(笑)
さっそく中に入ってみます。
ドーンと丸い水槽に海水魚がひらひら泳いでいます。
ニモ(クマノミ)もいたりして。
気のせいですかね?
タイの内陸地にある水族館ってだいたい淡水魚がメインの水族館なんですが、入場してすぐの場所には海水魚が展示されていることが多い気がするんです。
少なくとも、ここナコーンサワンの水族館も、8月に行ったノーンカーイの水族館も最初の水槽は海水魚だったし、去年行ったスパンブリーの水族館も確かそうだったような・・・。
これって、海水魚はカラフルで華やかだからアイキャッチとかつかみ的な意図なんでしょうか。
それとも、逆に海水魚はあくまで前菜・前座的な位置づけで、メインディッシュの淡水魚は後に回しているのでしょうか。
まあ、どうでもいいですね。
淡水魚のエリアは、正直言って色的には地味なんですが、よく観察するとわりと面白い魚さんたちがいるのです。
そんな中で、今回一番興味深かったのはこの水槽です。
地味~な魚なんですが、おわかりになりますか?
この魚たち、天地が逆になっているんですね。
頭を下、お腹を上にして泳いでいるんです。
もちろんこれが普通で、決して瀕死の状態というわけではないんです。
タイ語で、プラー・ゴット・グラップ・フア(ปลากดกลับหัว)と呼ばれています。
プラー・ゴット = ナマズの一種
グラップ・フア = 頭が逆・逆さま
英語名もそのまま「Upside-down catfish」、「サカサナマズ」のアジア種らしいです。(学名『Mystus leucophasis』)
そして、みんな大好き水中トンネル!!
巨大なメコンナマズや淡水エイなんかが悠々と泳いでいるのは、ちょっとゾクゾクする感じ。
鳥関連の展示室もあり。(ただ、作り物の鳥だったので、ここはすぐ出ちゃいました・・・(^^;)
最後は、お決まりのおみやげ物売り場を通過して終了です。
水族館としてはそれほど大きくはありませんが、こじんまりとまとまっていて見やすかったです。
<施設情報>
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ブン・ボーラペット水族館
อาคารแสดงพันธุ์สัตว์น้ำบึงบอระเพ็ดฯ
Bueng Boraphet Aquarium
所在地:ศูนย์ต้อนรับนักท่องเที่ยวบึงบอระเพ็ด ตำบล แควใหญ่ ตะเคียนเลื่อน นครสวรรค์ 60000
Khwae Yai, Mueang Nakhon Sawan District, Nakhon Sawan 60000
TEL:056-274-522
時間:09:00-17:00
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はじめてのワニショー
水族館を出て敷地内を散策。
ヤギさんたちがいました。
子供たちが餌を与えています。
ふれあいコーナーですね~。
なんて見てたら、目の前でタピオカのような黒いウ〇コをぽろぽろ垂れ流しているヤギさんに遭遇してしまい、さすがに退散。
ふと先を見ると、橋のような通路が。
吊り下げられた看板には「ワニショー」と書かれています。
しかも、ちょうどあと10分ほどでショータイム。
これは行ってみねば!
このワニショーの鑑賞料もタイ人外国人関係なく大人30バーツ(約100円)、子供20バーツです。(安っ!)
入口には、ワニさんやワニ使いさんのオブジェが。
私、よく考えたらワニショーというものをまともに鑑賞したことがありませんでした。
なんだかワクワクします。
会場のステージには数匹のワニが寝そべっているのですが、ピクリとも動かないので、最初は置物かと思ったくらいでした。
本来は夜行性の生き物なんですよね。
ショー開始間際なのに、お客さんまばら…。
と思ってたら、この後ぞろぞろ入ってきました。
15分おしでショーの始まり始まり・・・。
ワニ使いのお兄さんが祈りを捧げ、水路の中にいるワニに乗ったりワニの背中で寝そべったり・・・。
やめれ・・・
やめれ・・・
やめれ・・・
最後は、開けたワニの口に向かって観客席からお金を投げ入れる、初詣みたいなアクティビティーで終了。
なんだかなー。
初めてのワニショー、見ていてヒヤヒヤしましたが楽しかったです。
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ではまた。