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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

黄金の獅子と白龍とエメラルド色の翡翠仏の巻【チェンライ旅行 8】

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チェンライ旅行記事も8回目となりました。
前回は黒と白と青に関係するスポットを紹介しました。

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今回は、金、白、緑という組み合わせでいってみます。
黄金のライオンと、ジブリの映画を彷彿とさせるような白い龍、そしてタイで最も有名な仏像のひとつ「エメラルド仏」がかつて安置されていたお寺の紹介です。

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黄金の獅子がフォトジェニックなシンハー・パーク(Singha Park)

「シンハー・パーク」は、タイのビールでおなじみのシンハー・コーポレーションがチェンライ郊外の広大な土地に作った自然いっぱいのテーマパークです。

最初にお断りしておかなければなりません。
今回、私たちが訪れたのは、シンハー・パーク入り口の丘にある獅子の像のところだけなんです。

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最初の予定では、広大な敷地内にある池や花畑や茶畑、農園で自然を満喫したりだとか、動物のとのふれあいとか、サイクリングとか、公園内のレストランで舌鼓とか、いろいろ漠然と考えてたんですけど、実際に旅行を進めていくと、予定通りにはいかないもので…。

思わぬところで時間がかかったり、楽しくなって時間を忘れたりということは往々にしてあるものですよね。
で、気が付いたらけっこう予定がおしていて、じっくりシンハーパークを楽しんでいる時間がないことに気付いたんです。

なので、今回は、サクッと予定を変更し、シンハーパーク園内はまたいつかゆっくり来ることにしました。
(レンタカーを運転しているため、冷えたシンハービールを一杯ってこともできませんしね)

せっかくなので写真だけ載せておきます。
でも、この写真撮影だけでもけっこう楽しめました。
とってもフォトジェニックなオブジェです。

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<公園情報>

シンハー・パーク
Singha Park
สิงห์ปาร์ค เชียงราย
所在地:99 Moo 1, Mae Korn, Amphoe Chiang Rai
電話:061-387 7592
時間:09:00 - 18:00
URL:https://www.singhapark.com/

 

 

 

白い巨大観音様とハク?のワット・フアイプラーカン(วัดห้วยปลากั้ง)

次に向かったのが、事前のネット情報で巨大な観音様がインパクトありすぎだったワット・フアイプラーカン寺院です。
車で田舎道を走っていると、遠くに見えてきました。


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それほど大きくもないのでは?と思っていると、近づくにつれみるみる大きくなってきました。
そして最後の坂を上って駐車場から見上げると・・・

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でかっ!

やっぱりすごく大きかったです。
逆光なのであまりきれいに撮れませんでしたが、このインパクト、お伝えできてるでしょうか?

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この日は晴天で、観音様に向かって、影のない炎天下の道を一歩踏み出すには、だいぶ勇気がいりましたが、せっかく来たのだからと、気合を入れて階段へと向かいます。

その階段の両脇を固めるのが、これまた美形な白龍
千と千尋の神隠し』に出てくる「ハク」を思い出しました。
あ、ハクのたてがみ(?)は緑でしたっけ。

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その龍のわずかな陰に隠れるように階段を上りつつ、見上げた観音様。
やっぱり、巨大でした。
高さ69メートルあるそうです。

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この真っ白な観音様、中に入って上まで上がることができるんです。
エレベーターがありました。
有料ですが、階段を登る気は毛頭ないので、迷わずチケットを購入します。

「2人分ください」と言うと「40バーツ」とのことだったので、そのまま払いましたが、実は、後で写真を確認したら、どうやら外国人は1人40バーツタイ人は20バーツのようでした。(わざとじゃないので許してください)

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エレベーターで一気に25階まで上がります。
出たところには真っ白のレリーフがびっしり。
そのまま階段でもう1階上の26階まで上がってみました。


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まあ、それほど変わりはなく、壁に沿って白いレリーフが続いています。
眺めはこんな感じです。

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25階の正面に丸い窓があって、そこから下界が展望できるようになっていました。
位置的に観音様の眉の間にある白毫部分なのでしょうか?

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なぜか熊が。
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と思ったら、パンダでした。
パンダを白一色で表現するとこうなるんですね。(笑)

25階も26階もそれほど広いスペースでもないので、あまり長居するような感じでもなく、5分くらいでまたエレベーターに乗って降りました。
赤い制服を着たエレベーターボーイがいました。
(でもエレベーターには乗ってきません)

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下に降りて、ふと外を見ると、そこには派手なピンク色の乗り物が。
なんだ、無料シャトルがあったんですね。
最初から知っていたら、ここまでの上りにシャトルバスを利用して、下りを歩けばよかったです。(にしても、このネコちゃんキャラ・・・笑)

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あまりにも暑かったので、巨大観音様の参拝だけで退散しましたが、このお寺には特徴的な形をした9層の仏塔や、新しい本堂など他にも見どころがあります。

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<寺院情報>
ワット・フアイプラーカン
วัดห้วยปลากั้ง
所在地:553, Amphoe Mueang Chiang Rai, Chang Wat Chiang Rai 57100
553 ม.3 ต.ริมกก อ.เมือง จ.เชียงราย 57100
TEL:053-150274, 086-6200647
時間:07:00 - 21:00
拝観:無料




エメラルド仏のワット・プラケーオ(วัดพระแก้ว)

チェンライ市内観光最後に向かったのは、ワット・プラケーオ(ワット・プラケオ)寺院でした。
タイの王室仏教寺院第三級のお寺です。

ワット・プラケーオといえば、真っ先に思いつくのが、バンコクの王宮敷地内にある、王室守護寺院の「ワット・プラケーオ」ではないでしょうか。

実は、タイ及びタイ周辺にはワット・プラケーオという名前の寺院がいくつかあります。
それは、エメラルド仏と呼ばれる翡翠で造られた仏像にまつわる歴史が関係しています。

 

流転の仏像「エメラルド仏」(พระแก้วมรกต)

1434年に仏塔に落雷があり、割れた漆喰の仏像の中からエメラルド仏(実際は翡翠)が見つかりました。
伝承によると、古代インドからスリランカ、カンボジアのアンコール・トム、アユタヤー王国、ランナー王国と流転を繰り返してきたエメラルド仏は、ランナー王国で勃発した戦火を逃れるため、密かに仏塔の中に隠されていたのだとか。

その後も、このエメラルド仏は更に数奇な運命をたどり、チェンライからチェンマイ、ラオスのルアンパバーン、ヴィエンチャンを経て、現在はバンコクの王宮内寺院ワット・プラケーオに安置されています。

そして、現在、チェンライのこのワット・プラケーオには、カナダ産の翡翠を使って1991年に造られたエメラルド色の翡翠仏(พระพุทธรูปหยก)が、翡翠仏堂に安置されているのです。

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本堂に安置された本尊もすばらしい

このチェンライのワット・プラケーオ寺院の本堂には、プラチャオラーントーン(พระเจ้าล้านทอง)という仏像が安置されているんですが、どことなくエキゾチックなお顔立ちだと思いませんか?

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このご本尊は、8世紀から12世紀にかけてインドの北東部で栄えた仏教王国パーラ朝」で広まったパーラ様式の仏像らしく、タイで最も美しい仏像とする人もいるそうです。
ちなみに、私の中でタイで最も美しい仏像は、やはり、ピサヌローク県チンナラート仏なんですけど、このプラチャオラーントーン仏も噂通り美しいと思いました。

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<寺院情報>

ワット・プラケーオ(チェンライ)
วัดพระแก้ว เชียงราย
所在地:19 Trairat Rd, Mueang Chiang Rai District, Chiang Rai 57000
เลขที่ 19 ม.1 ถ.ไตรรัตน์ ใกล้กับศาลากลางจังหวัด ต.เวียง อ.เมือง จ.เชียงราย 57000
TEL:053-711385, 086-6200647
拝観:無料
ウェブサイト:http://www.watphrakaew-chiangrai.com/



 

おわりに

今回は時間の都合でシンハーパーク園内には入らず、シンハービールのロゴでおなじみの金色の獅子の巨大オブジェで記念撮影のみとなりましたが、いつかゆっくり訪問したいと思います。

ワット・フアイプラーカン寺院の真っ白で巨大な観音像は迫力満点で、正面階段の両脇を護る白龍は、とっても凛々しくて美形でした。

そして、最後に訪問したワット・プラケーオは、現在バンコクの王宮守護寺院に祀られているエメラルド仏が発見されたお寺でした。
奇抜なデザインの建物や巨大な像が近年注目を集めるチェンライ観光ですが、締めくくりは静かな雰囲気の古刹でした。

 

 

ではまた。