ここのところ、先月のチェンライ旅行話が続いていますが、今日はちょっとお休みで別の話題を。
先月オープンしたばかりのバンコクの新スポット、サームヤーンミットタウン(SAMYAN MITRTOWN)の5階にある映画館「HOUSE SAMYAN(ハウス・サームヤーン」のメンバーになってきましたので、そのレポートです。
(※「サムヤーンミットタウン」や「サムヤンミットタウン」という表記も)
HOUSEと言えば、日本映画やインディーズ系の映画を上映する独立系映画館として、タイの映画館の中では特異な存在でした。
ラチャダー地区のナイトスポットRCAで10数年独自の営業を続けていましたが、今回、地下鉄サムヤン駅前にできた新しい商業施設サームヤーンミットタウンに引っ越ししてきました。
行き方は簡単。地下鉄のサームヤーン駅から直結のため、アクセス的にもずいぶん楽になりましたね。
前半、「サームヤーン・ミットタウン」のカタカナ表記に関してのうんちくが続くので、「HOUSE」映画館の会員登録についてだけを知りたい方は、前半をすっ飛ばしてご覧ください。
タイ語のカタカナ表記は悩ましい
タイ語の地名や商品名、固有名詞などをブログで書く際に、カタカナ表記をどうするかってこと、いつも悩みます。
自分なりのルールはあるけれど
今までにも何度か書いてきていることですが、そもそもタイ語には日本語の発音にない音やルールがたくさんあるので、そもそもカタカナで表現することは不可能で限界があります。
だから、何が正しくて何が間違っているということはなく(いずれにしても正しく表現できていない)、書き手の中で一定のルールを作って統一するのが望ましいと思います。
とは思うのですが、こうしてブログを書いていると、自分のルールと一般的に使われている(定着した)カタカナ表記とが乖離していることもあり、SEOだとか検索云々だとかを考えると非常に悩ましくもあります。
というか、私はそのへんのこだわりが薄いので、しばしば、あっさりと自分のポリシーを捨ててしまいます。(笑)
だって、定着してしまっているカタカナ表記に立ち向かったってしょうがないんですもん。
そもそも定着しているカタカナ表記に統一のルールなんてないんですから。
私は、東部のリゾート地「パタヤ」を「パッタヤー」と書くことはありませんし、蒸し鶏ご飯の「カオマンガイ」を「カーオマンカイ」と書くこともしません。
焼き鳥の「ガイヤーン」は「ガイヤーン」だけど、「トムヤムクン」は「トムヤムグン」とは書きません。
「カシコン銀行」を「カシコーン銀行」とたまに書くことはあっても「ガシゴーン銀行」とは書きません。
(詳しく説明すると長くなるので、省略します)
一般的に定着しているカタカナ表記は、それに従うことにしています。
ただ、まだ新しい語彙や新商品、新店舗、認知度の低い地名、固有名詞をカタカナにするときには基本的に自分の中のルールでカタカナをあてはめます。
でも、一番悩ましいのは、新スポットやここ数年で認知度が高まってきた、まだ定着しているとはいいがたいけれど、自分のルールとは微妙に違うカタカナ表記が勢力を広げてきた場合なんです。(敵か?)
ちょっと抗いたくなるんですよね、私的には。
でも、最終的には大きい流れに乗っちゃうんですけどね。(笑)
そういう意味で、あのインスタ映え寺院、「ワット・パークナーム」(←私的表記)は「ワット・パクナム」に、ほぼ制圧されそうです。
サームヤーンの表記はどうする?
じゃあ、先月オープンしたての「SAMYAN MITRTOWN(สามย่านมิตรทาวน์)」はどうなのか?
あ、ここからが今日の本題のはじまりですよ。(前置き長すぎ!)
私のルール的には、「サームヤーン ミットタウン」なんです。
そして私のポリシーに従えば、まだ開業間もない商業施設なので、堂々と「サームヤーンミットタウン」と書いて定着を促す戦いに打って出てもいいはずなんです。(大げさ)
でも、この「サームヤーン(สามย่าน)」というのは、もともと場所の名前でもあり、地下鉄MRTの名前でもあるんです。
ですから、まずは「サームヤーン」という地名なり駅名のカタカナ表記がどのくらい定着しているかどうかを調べてみることにしました。
調べるといっても、単純にグーグル先生にお尋ねしてみただけですけど。
“サームヤーン駅”、“サームヤン駅”、“サムヤーン駅”、“サムヤン駅”と、それぞれダブルクオーテーションで囲って限定検索してみました。
(※この方法で定着していると断定できるわけではありません。あくまで私の参考値です)
【結果】
“サームヤーン駅”・・・約 37,700 件
“サームヤン駅”・・・約 5 件
“サムヤーン駅”・・・約 21,000 件
“サムヤン駅”・・・約 1,250 件
(2019年10月6日現在)
おおーっ、私のルール通りの表記が最も検索ヒット数が多いではないですか!
これなら、「サームヤーンミットタウン」でいいかなあ。
とは思いつつも、ここは慎重に。
「ミットタウン」まで含めた検索結果を調べてみます。
“サームヤーンミットタウン”、“サームヤンミットタウン”、“サムヤーンミットタウン”、“サムヤンミットタウン”
【結果】
“サームヤーンミットタウン”・・・該当なし
“サームヤンミットタウン”・・・該当なし
“サムヤーンミットタウン”・・・約 241 件
“サムヤンミットタウン”・・・約 683 件
(2019年10月6日現在)
ええっ、これいかに!!
私のルールに従った「サームヤーン」は、「駅」だとトップなのに、「ミットタウン」と合わさると該当なし!
ちょっと動揺するわたくし。
もしかしたら、中黒「・」とか入れると変わってきたりする?と再挑戦。
“サームヤーン・ミットタウン”、“サームヤン・ミットタウン”、“サムヤーン・ミットタウン”、“サムヤン・ミットタウン”
【結果】
“サームヤーン・ミットタウン”・・・1件
“サームヤン・ミットタウン”・・・該当なし
“サムヤーン・ミットタウン”・・・約 241 件
“サムヤン・ミットタウン”・・・約 650 件
(2019年10月6日現在)
多少の誤差はあるものの、ほとんど同じような結果に。
うーーーん。
悩む・・・・。
(私の中の天使の声)
ほら、新しい言葉の場合は、自分のルールに従った表記にするんでしょ?
自分のポリシーをブログで貫きなさい。
『サームヤーンミットタウン』で!
(私の中の悪魔の声)
『サームヤーンミットタウン』なんて現在皆無だぞ。
検索に載ってこないぞ。アクセス上がらんぞ。いいのか?
『サムヤンミットタウンで』でいっとけ!
てな感じで葛藤しておりましたが、とりあえず、タイトルは私のポリシーに従って、「サームヤーンミットタウン」とすることにしました。
でも、冒頭の文章の中で注記風に「サムヤンミットタウン」と「サムヤーンミットタウン」の表記も入れておくというセコさ・・・。(汗)
だって、稚拙な記事ではありますが、HOUSEの映画会員情報とか、中には読みたい人がいるかもいるかも知れないじゃないですか。そういう人に届かないのは意味ないと思・・・もごもご・・・。
どなたか、「サームヤーンミットタウン」という表記にご賛同いただける方、どうか「サームヤーンミットタウン」の定着を目指して一緒に戦いましょう。(笑)
バンバン使ってみてくださいね。
ただ、私、しばらく様子見て、もし「サームヤーンミットタウン」表記が劣勢のままで、他の表記が定着するようになった場合には、あっさり白旗上げて投降しますので、あしらかず。
だって、例えば、“SIAM PARAGON”のことを「サイアムパラゴン」ではなくて「サヤームパラゴン」と書き続けるような勇気は、ヘタレの私にはないのです。
(でも、ずっとご自身のポリシーを貫いて表記されている方へは、尊敬の念を抱いております。デパート名だけに限らず)
<店舗情報>
サームヤーン・ミットタウン
SAMYAN MITRTOWN
สามย่านมิตรทาวน์
アクセス:MRTサームヤーン駅2番出口より連絡通路で約3分
所在地:944 Rama 4 Road, Wangmai, Pathumwan, Bangkok 10330
TEL:+66 2033-8900(カスタマー窓口)、+66 2764-6200 ext. 1657(テナント窓口)
営業時間:10:00 - 22:00(一部24時間エリアあり)
休業日:無休
ウェブサイト:https://www.samyan-mitrtown.com/
HOUSE SAMYANのメンバー申込
はい、ここからが今回の本題です。(←2回目)
HOUSEの会員の申し込みのメリットや申し込み方法をざっくり書いておきます。
HOUSEの映画会員の料金
500バーツ。
生涯会員料金です。年会費などはありません。
HOUSEのメンバー特典
<特典その1>
- 無料チケットバウチャー3枚分
または、
- FILM BUFFETの鑑賞権
※上記『FILM BUFFET』というのは、10月中(10/7~10/31)に開催される150タイトルの映画を無料で好きなだけ鑑賞できるという権利なのですが、
事前予約が不可で、上演20分前に空席がある場合のみ先着順に入場できるということと、
今月限定のイベントで、平日の昼間の上演には仕事の関係で行くことはできないし、土日もそこまで通うことができなさそうなので、
私は、有効期限のない無料チケットバウチャー3枚の特典を選びました。
また、FILM BUFFET特典の申し込みは、たしか10/6(日)までというようなことも言っていたと思います。
<特典その2>
限定グッズプレゼント(いずれか1点)
- ロゴ入り布製バッグ
- ロゴ入りTシャツ
- ロゴ入り傘
特にこれが欲しいというものはなかったのですが、Tシャツはたぶん着ないし、傘は透明のビニール傘だったので、無難なバッグをもらっておきました。
<特典その3>
- 通常チケット料金から20バーツ割引(現在、通常料金が160バーツなので140バーツで購入可能)
- HOUSE SAMYANでの特別イベント(クラシック映画及びHOUSEフィルムフェス)の割引
- HOUSE商品の割引
- コーヒーショップ割引
- ATTEND SPECIAL EVENTS(無料)※これは具体的に何を意味するのかよくわかりませんでした。
会員申込方法
私は、たまたま立ち寄ったHOUSEのチケットカウンターで会員登録の情報を知り、その場で申し込みをしました。
スタッフの方に、外国人でも登録できますか?と聞いたら「もちろん」と。
事前情報が全くないことを告げると、まず、スタッフの方から、上記会員特典について説明を受けました。
続いて、スタッフの方が持っているタブレットに、必要事項を入力していきます。
確か、名前、携帯番号、パスポート番号、生年月日、性別程度だったと思います。
※本来外国人はパスポートが必要です。(私はたまたまスマホにパスポートの顔写真ページがあったので、それで登録できました)
最悪パスポートがなくてもなんとかなりそうな感じはしましたが、念のため、パスポートを持参されることをお勧めします。
同時に、メールアドレスとログインパスワードも決めます。
ログインパスワードは、8桁以上で、英文字の大文字と小文字、数字、そして記号が含まれている必要があります。
なお、記号は、使えないものもあるので、「とりあえずアットマークを入れておくことをお勧めしてます」とのことでした。
支払いは、クレジットカード、銀行のQRコード決済、デビットカード決済があったように思います。
私はQRコード決済をそのタブレットとスマホで行いました。
(その場で現金で支払えるかどうかは未確認)
決済が済み登録が完了すると、会員情報は、アプリで確認することができます。
『HOUSE CINEMA』のアプリをダウンロードしておきましょう。
アプリから先ほど決めたパスワードでログインすると、会員情報がちゃんと登録されていました。
特典その1で希望した、バウチャーも3つ、確かに反映されています。
今後、アプリで予約をする際に、バウバウチャーを使用すれば、無料でチケットが購入できます。
アプリを使って実際に予約をしてみる
試しに、途中まで予約をしてみました。
- まず、ログインして観たい映画と座席を選びます。
(この時点では、通常料金の160バーツと表示されています)
- VOUCHERを使う場合は、+マークで使用枚数を指定してNEXT。
VOUCHERを使わない場合は、そのままNEXT。 - VOUCHERを使った場合、支払い金額は0に。
VOUCHERを使わない場合、通常価格からメンバー割引(-20バーツ)により140バーツに。
- あとは支払い方法を選んで完了です。(この先のテストは行ってません)
当日は、アプリの提示だけで入場も可能ですが、あらかじめチケットカウンターで紙のチケットと引き換えることも可能とのことでした。
意外と簡単にチケット予約できますね。
<店舗情報>
HOUSE CINEMA (SAMYAN)
所在地:サームヤーン・ミットタウン 5F
5th Floor at SAMYAN MITRTOWN, 944/1, Rama IV Rd., Wangmai, Pathumwan, Bangkok, 10330
ชั้น 5 อาคารศูนย์การค้าสามย่านมิตรทาวน์ เลขที่ 944/1 ถนนพระราม 4 แขวงวังใหม่ เขตปทุมวัน กรุงเทพมหานคร 10330
TEL:098-869-0997
E-mail:house.cinema.thai@gmail.com
ウェブサイト:https://www.housesamyan.com/site
まとめ
ラチャダーのRCAから、サームヤーンミットタウン(SAMYAN MITRTOWN)に引っ越してきた映画館「HOUSE」の会員になってみました。
生涯会員で入会費500バーツ。
無料バウチャーチケットのバウチャーも3枚付いてくるし、この先「HOUSE SAMYAN」で5回以上映画を見るなら会員になっておいて損はないと思います。
オリジナルグッズももらえます。
また、SAMYAN (สามย่าน)のカタカナ表記は、とりあえず私のポリシーに従って「サームヤーンミットタウン」としますが、これがこの先定着するかどうか。
現時点では「サムヤンミットタウン」が優勢のようですが、今後の動向に注目です。
でも、サムヤンミットタウンが定着したと思ったら、あっさりとそれに従いたいと思います。(笑)
あと、余談ですが、「ミッドタウン」という表記をしてるもの(単にタイプミスだとは思いますが)や、「もしかしてミッドタウン?」とグーグル先生に聞かれることもありますが、これは語源的にも誤りだと思いますので、「ミットタウン」という表記にすべきです。
これは譲れません。
「MIDTOWN」ではなく「MITRTOWN」なんです。
タイ語では、「มิตรทาวน์」です。
これは、「合わせる(รวมมิตร)」とか「親交(มิตรภาพ)」とかの “ミット(มิตร)” なんです。
「サームヤーンミットタウン」は、調和のとれたユーザーフレンドリーな “Urban Life Library ” というようなコンセプトを基に造られた商業施設のようですから。(https://www.samyan-mitrtown.com/より)
以上、ほとんどがうんちくみたいになってしまいましたが、今日はこのへんで。
ではまた。