こんにちは、まなおです。
ナコンナーヨック旅行の続きです。
ナコンナーヨックと言えばこの滝というくらい有名なサーリカー滝と、巨大な堰堤が圧巻のコンクリートダム「クンダーン・プラカーンチョン・ダム」などについて紹介します。
ダムの堰堤上を自分で運転する電動カートがとても楽しかったです!
※ナコンナーヨックは、ナコンナヨックやナコーンナーヨックなどと表記されることもあります。
雨季は豪快「サーリカー滝」
前回、摩訶不思議な仏教施設「万仏節記念仏教公園」(まなおが勝手につけた日本語訳です)を参拝したところまでを書きました。
その万仏節記念仏教公園を後にして向かった次なる目的地は、タイ人も大好きな滝。
サーリカー滝(น้ำตกสาริกา)です。
サリカ滝と書かれたりもします。
車で山道を数分上がると到着です。
手前のお土産物屋さんが並んだ場所にも無料駐車場(お土産買ってね駐車場)があるのですが、そこで駐車するとなだらかな坂道を数百メートル歩かないといけないので、怠け者の私たちは国立公園入口のすぐ手前の駐車場まで行って停めました。
ここはホテルの駐車場ということらしく、40バーツ徴収されます。
その日の午後はどんより曇り空ではあったのですが、よりによって車を降りようとしたところで突然の大雨。
雨の水しぶきで景色も霞むくらいの大雨です。
仕方なく、公園入口手前にあるカフェに退避しました。
ドリンクを買って2階の席でしばし雨宿りをします。
この時点で16時15分。
先ほどちらっと見た入園時間は17時まで。
これは雨が完全に止むまで待っていたら、時間切れになりそうです。
ただ、こんな天気なので、『カフェでお茶飲み終わったら、帰ってもいいかな』という気持ちにもなっていたのです。
だって、サーリカー滝の国立公園入場料は、タイ人40バーツ、外国人200バーツなんです。
あと1時間もないのに、雨降る中を、200バーツ払って入るのもバカバカしいので、翌日に出直したほうがいいだろうと。
ところが、この日は「母の日(シリキット王太后陛下の誕生日)で、無料開放されている」ということをタイ友が聞きつけてきたではないですか。
ということで、小降りになったタイミングで滝を見に行くことにしました。(せこい)
傘をさして雨の中を滝見物って、なんかシュールでした。
川遊びをしていた人たちはずぶ濡れです。
もっとも、彼らにとっては雨が降ったところで、そうダメージもないわけで。
サーリカーの滝は、落差200メートルというかなり立派な滝なんですが、わりと間近まで歩いて行って見物できるのが魅力です。
雨季ということもあって、なかなかダイナミックな瀑布の姿でした。
水しぶきだか雨だかよくわかりませんが、顔も体も服もじっとりと湿りました。
あと、足元が滑りやすくなっているので、かなり緊張しましたね。
天気が良ければもっと良かったのでしょうけど、こんな体験もあまりない気がするので良しとしましょう。
何せ無料で入れたし。(そこ)
<施設情報>
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サーリカー滝(カオヤイ国立公園内)
น้ำตกสาริกา (อุทยานแห่งชาติเขาใหญ่)
Sarika Waterfall (Khao Yai National Park)
所在地:ตำบล สาริกา อำเภอเมืองนครนายก นครนายก 26000
Sarika, Mueang Nakhon Nayok District, Nakhon Nayok 26000
時間:08:00-17:00
入園料:外国人(大人200THB /子供100THB)
タイ人(大人40THB /子供20THB)
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下から眺めるクンダーン・プラカーンチョン・ダム
17時にサーリカー滝を出る頃には、すっかり雨も止んでいました。
(このタイミングよ。。。)
日暮れまでにはまだ時間があるので、ナコンナーヨック名所の巨大ダムまで行ってみることにしました。
ところが、ダムの上部へつながる道は既に閉鎖(17時まで)されていたので、仕方なく下からダムを見上げられる広場へと向かいます。
ここの駐車場入口も本当は17時までのようですが、連休だからか中へ入れてくれました。
同じように見物に来ている人たちがたくさんいました。
堰堤の幅2,720メートル、高さ93メートル(最高地点)という、コンクリートダムとしては、タイはもとより、世界トップクラスの長さを誇る巨大なダムです。
見上げるとなかなか圧迫感があって感動します。
(写真ではいまいち伝わりにくいですが)
下の水門(?)から轟々と勢いよく水しぶきを上げています。
日も傾きかけてきたので、そろそろホテルに帰る事にしました。
晩ごはんはチムチュム
ホテルに帰ってシャワーを浴びたらお腹が空いてきました。
その日は後半天気が悪く肌寒い感じだったので、何か温かいものをということで、イサーン料理鍋「チムチュム」(จิ้มจุ่ม)を食べに行くことにしました。
ホテル前の大通りを滝に行ったりダムに行ったりする中で、イサーン料理レストランがあることはチェック済でした。
その名も「ラーン・コン・イサーン」(ร้านฅนอีสาน)です。
「イサーン人の店」って、そのまんまですね。
コン(=人)に、現代では使用されていない文字(ฅ)が使われているのが、面白かったです。
なんかこだわりなんでしょうね。
チムチュムの具は、シーフードと豚肉のミックスを1セットと豚肉だけのを1セット頼みました。
チムチュムは優しい味で(辛いタレをつけなくても出汁が十分美味しい)、日本人受けのいいイサーン料理(ラオス料理)のひとつだと思います。
時々無性に食べたくなります。
あと、タイ友がプラーラー入りのソムタムを注文したのですが、プラーラーだけならまだ食べられなくもないのですが、カニ(田んぼで捕れるやつ)が入っていたので、パパイヤの部分だけ一口食べてやめておきました。
ビールのおつまみに「スア・ローンハイ」(เสือร้องไห้)を。
これは牛肉のブリスケット部分を焼いたものなんですが、美味しいんですよね。
全体的に美味しかったんですが、この店、特にお客さんも多いわけでもないのに、料理が出てくるのがとても遅かったです。
Googleマップのレビューにも遅いと書いている人がいたので、そういう店なのでしょう。
なので、あまり時間に余裕がない場合にはお勧めはできません。
私たちは、おじさんの生演奏をのんびり聴きながらビールを飲んでいたので、問題なかったです。
<レストラン情報>
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ラーン コン イサーン
ร้านฅนอีสาน
Khon I San Restaurant
所在地:ทางหลวงแผ่นดินหมายเลข 3049 ตำบล สาริกา อำเภอเมืองนครนายก นครนายก 26000
Hwy 3049, Sarika, Mueang Nakhon Nayok District, Nakhon Nayok 26000
TEL:097-225-6547
時間:10:00-23:00(平日), 08:00-23:00(土日)
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さみしい朝ご飯
翌朝、ホテルの朝ご飯を食べに会場へと向かいます。
よくあるセルフサービスでした。
が、しかし。
バッドに入ったカーオトム(お粥)とカーオパット(炒飯)がドーンと置いてあるだけ。(涙)
あとは、水とインスタントコーヒー、紅茶、ココアのみ。
さすがに写真を撮ることもありませんでした。
一応、1泊1000バーツ超えのホテルで、こんなにシンプルな朝食は初めてかも。
(朝食なしのプランは除いて)
例えば、副菜が一種類でも。。。いや、せめてスイカなどのフルーツだけでもあればもうちょっと心象が違ったと思うのですが、なんともさみしい朝食ビュッフェ(といっていいのか)でした。
ホテル側にも何か事情があるのかもしれませんね。
まあ、お粥はそこそこ美味しかったです。
さあ、気を取り直して次行きましょう。
ダムの上を電動カートでドライブ
前日は夕方遅くなってしまい、ダムの上側(ダム湖畔)まで行けなかったので、この日は朝からダムへと向かいました。
ダムの横の駐車場に車を停めて、そのままダムの近くまで歩いて行っても良かったのですが、ゴルフカートのような電動カートを借りて自分立ちで運転してみることにしました。
実は、以前社員旅行でここに来たときに、他の人たちが借りているのを見て、運転してみたかったのです。
カートレンタル情報
8時15分。
まだ受付小屋は開いていません。
近くの警備員さんに聞くと、「もうすぐ来るよ」とのことだったので、一番乗りで待ちます。
4人乗りのカートで1時間350バーツ、6人乗りで500バーツでした。
まあ、1時間も借りれば十分だと思いますが、念のため、2時間目以降は4人乗りで200バーツ/時間、6人乗りで300バーツ/時間のようです。
特に外国人価格は設けていないようです。
注意事項としては、
・レンタルするには代表者の運転免許証またはIDが必要
・定員を超えて乗車しない
・18歳未満は運転してはいけない
※違反した場合は罰金500バーツ
とのことです。
ダム湖ボートツアー情報
実は、レンタルカートの隣に受付があった、ダム湖周辺をロングテールボートで巡るツアーにも興味あったのですが、所要時間が2時間半程度とのことだったので、その日はあきらめました。
いろんな滝なども巡るようで、またいつか機会があったら挑戦してみたいです。
ちなみに、このツアーの価格にはタイ人価格と外国人価格があるようです。
条件も微妙に違って混乱しますが、以下の通りです。
【タイ人】貸し切りで1人~7人までは1,500バーツ。8人以上の場合は1人あたり200バーツ。
【外国人】貸し切りで1人~5人までは2,000バーツ。6人以上の場合は1人あたり400バーツ。
ただし、土日は貸し切りは行っておらず、相乗りでボートに乗れる人数が集まりしだい出発とのことでした。
1人200バーツと言っていましたが、外国人の場合はこれも400バーツ取られるのですかね?(未確認)
カートを借りて出発!
8時35分。
ようやく受付の窓が開きました。
350バーツ支払って、4人乗りのカートを借ります。
左側ハンドルですが、普通にアクセルとブレーキ操作で、バックの場合は座席の足元にあるレバーで切り替え。
わりと簡単そうです。
駐車場からダムの方へゆっくり進んでいきます。
巨大なコンクリートダムの上の部分「天端」に着きました。
徒歩で見学できるのは、ここから50メートルくらいまでです。
その先はこの電動カート、または、見学用のバスでないと行くことができません。
ダムの端で記念撮影をしている人たちを横目に、(少し優越感を抱きつつ)鼻歌を歌いながら進みました。
爽やかな天気の中をのんびり運転するのも楽しく、巨大なダムの上から見る景色も最高でした。
ダム湖側は、朝の靄が少し立ち込めていることもあって、なんとなく幽玄な趣きだったし、反対側は、コンクリートの絶壁とその下に流れる川、森、民家、駐車場を俯瞰するダイナミックな景色でした。
ちなみに、ダムの上の天端道路は駐車禁止です。
数百メートルごとに少し出っ張った駐車スペースがあるので、降りて景色を撮ったり自撮りしたい場合には必ずこの駐車スポットに停めしましょう。
このカート、個人的にすごく楽しかったです。
クンダーン・プラカーンチョン・ダムへ行かれるときは、ぜひレンタルしてみてはいかがでしょうか。
でも、安全運転でお願いします。
(暴走するのも難しいですが。笑)
以上、ナコンナーヨックの有名な滝とダムの話でした。
ナコンナーヨック編は、まだまだ続きます。
ではまた。