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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

タイの奇祭『ピーターコーン祭り』へ行こう!2019年も週末開催!

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朝方は曇り空だと思えば、日中は酷暑だったりのバンコクです。

タイは来週末から始まるタイ正月の「ソンクラーン」(別名『水かけ祭り』)に向けて、徐々に暑さも人々のテンションも高まってきつつあるようですが、今回は4月のソンクラーンを通り越して、7月に開催されるタイの奇祭「ピーターコーン(ピーターコンとも表記される)祭り」について書きたいと思います。


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というのも、ここ数年、ピーターコーン祭りの知名度がタイ国内外で急速に上がりだし、早目に手配しないと宿や交通機関が確保できないほどになったからなんです。
行きたい!と思っている人は、少しでも早く計画を立てたほうがいいですよ。

タイのイサーン地方と呼ばれる東北部、ルーイ県のダーンサーイ(ダンサイ)という小さな田舎町が、このお祭り開催期間中だけは観光客でごった返す賑わいとなります。
カラフルで特徴的なお面をつけた精霊というかお化けが町を練り歩くピーターコーンフェスティバルの行列は圧巻ですし、広場で陽気な音楽に合わせてお化けたちと一緒に踊りまくるのもまた一興です。
特に、今年は週末と重なるので、興味がある方は早目のご準備を!

 

 

ピーターコーン祭りって?

ピーターコーン祭りというのは、ピーターコンと記載されることもありますが、もち米を蒸かす竹カゴからつくったカラフルな仮面をつけた精霊(お化け)が町を練り歩くお祭りとして知られています。ガイドブックや観光局のポスターなどで一度は写真をご覧になったことがあるのではないでしょうか。


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タイ語では、「ผีตาโขน(ピーターコーン)」と書きます。
ピー ผี [phǐi] =精霊・お化け
ター ตา [taa] =目
コーン โขน [khǒon] =仮面(劇)
ですね。

ただ、この祭りは、仏陀の前世である王子が修行をしていた森から王都に戻るときに、森の精霊や動物たちが喜んで王子の後を付いていったという仏教説話(ジャータカ)に由来しており、もともとの祭りの名前は、「ผีตามคน(ピータームコン)」であったらしいです。

つまり、
ピー ผี [phǐi] =精霊・お化け
ターム ตาม [taam] =(後に)付いていく
コン คน [khon] =人
「精霊が人に付いて行く」なんですね。

それがいつしか、「ピータームコン」から「ピーターコーン」へと呼び名が変わっていったのだそうです。


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仏教説話と精霊信仰が融和して、豊作を願う雨乞いや厄払いの意味が込められた祭りとなっています。

 

今年2019年のピーターコーン開催日は?

2019年のピーターコーン祭りは7月5日(金)、7月6日(土)、7月7日(日)の開催です。

土着の精霊信仰の影響もあり、毎年、開催日は霊媒師の占い(お告げ)によって決まります。
6月か7月頃となるのが通例です。

f:id:manao-life:20190404195819j:image(タイ観光スポーツ省のサイトประเพณีบุญหลวงและการละเล่นผีตาโขน ประจำปี 2562より)


今までは平日に開催されることもよくあったのですが(お告げですから)、ここ数年は土日に重なることが多い気がします。これは政府や観光局からの意向を反映しているのではないかと思うのは、勘ぐりすぎでしょうか。
もっとも、私も含め、平日が仕事の観光客にとってはありがたいことなんですが。

ただ、週末開催であるがゆえに、ホテルやゲストハウスは早い時期から満室になりますので、行こうと考えている方は、本当に早めの手配をお勧めします。
私もとりあえず宿だけは先月おさえておきましたが、ホテル予約サイトで見ても、会場の近場はどんどん埋まってしまっていますのでね。

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ダーンサーイへの行き方

 

公共交通機関

ダーンサーイへは、ルーイ県まで長距離バスか飛行機で行って、ルーイのバスターミナルからバスかロットゥー(乗合バン)で向かうか、お隣のピサヌローク県まで長距離バスか鉄道か飛行機で行って、そこからダーンサーイまでバス移動になると思います。

ルーイのバスターミナルからダーンサーイまでのバスの所要時間は約1時間半で、ピーターコーン開催中は増便されているようですが、それでも人が多いのでギリギリに行くと何本か後の便にしか乗れないということもあるようです。

一方、ピサヌロークからダーンサーイへは、バスで2.5時間から3時間程度です。
ピサヌロークのバスターミナルとルーイのバスターミナル間を走るバスは、途中ダーンサーイを通ります。

 

自家用車やレンタカー

バンコクから自家用車またはレンタカーで運転していく場合は、途中の観光地に立ち寄ったりチェンカーンまで足を延ばしたりと融通は利きますが、バンコクからダーンサーイまでは約470キロあり、7時間~8時間はかかります。
長距離運転がきつい場合は、ルーイ市内やピサヌローク市内でレンタカーを借りるという手もあります。

 

ツアーに参加

多少費用はかかるかもしれませんが、宿も移動手段も手配してくれる「ピーターコーン祭りツアー」に参加するのが一番楽かもしれません。

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まとめ

タイの奇祭のひとつとして有名な「ピーターコーン祭り」
このお祭りが注目されるのは、なんといってもその奇抜さでしょう。
もち米を蒸すために使われる竹のかごとヤシの皮で作った仮面と、色鮮やかな衣装を身にまとって、精霊に扮した人々が踊り練り歩くパレードが特徴的です。

どこを切り取っても、写真映え・インスタ映えするお祭りでもあります。
お祭り好きな方にも、写真好きな方にとっても、楽しめるお勧めイベントですよ。

今年は週末開催(2019年7月5日~7月7日)なので、興味ある方はぜひどうぞ。
私は、今回2回目なんですが、今から楽しみです。

 

 

ではまた。