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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

圧巻!大迫力の千手千眼観世音菩薩(タイ・カンチャナブリー県)

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先日訪れたタイ西部カンチャナブリー県にある中国様式の仏教寺院で、大迫力の千手観音に度肝を抜かれましたので紹介したいと思います。


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その名も「慈悲山菩提禅寺」

私が訪れたのは、バンコクから西へ約150キロほど行ったカンチャナブリー県の山間に位置するお寺です。
タイ語で、ワット・メータータムポーティヤーン(วัดเมตตาธรรมโพธิญาณ)といいます。
1999年にこの辺りの土地を242ライ(約387,200平方メートル)買い上げて建立が開始された比較的新しい寺院で、現在もいろいろ絶賛建設中です。

寺院敷地入り口にある看板には漢字で「慈悲山菩提禅寺」と書いてあり、ここが中国様式の仏教寺院であることがわかります。

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千手千眼観音

山門から緩やかな山道に沿って車を進めること数分、どうやらここが千手千眼観音堂のようです。

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建設作業の建物が隣にあるためか、工場とか倉庫なんかの入口感がそこはかとなく漂っていましたが、最終的に全部が完成するまでは仕方ないのかもしれません。

造りかけの大きな仏像の姿もありました。

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さっそく千手観音様を拝観することにいたしましょう。

車から降りて足を進めると、最初に鎮座なさっていたのはガネーシャ神

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タイの中国寺院と思いきや、いきなりヒンドゥー教の神様ですか。
タイのそういうところ、きらいではありません。

向かいには木造の巨大涅槃像が横たわっています。

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こちらは、智拳印を結んでおられるので大日如来様でしょうか。

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中国風の仏像や神像なんかもずらっと。

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なんでしょうか?

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おや、この手はもしかしてあの…?

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やっぱりそうでした!
手のひらの前で雲に乗っているのは、斉天大聖「孫悟空」ではありませんか。

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昔、西遊記のお話やテレビドラマで見たこのシーン。
孫悟空は世界の果てまで飛んで行ってやったといきがっていたのに、それはお釈迦様の手の中でしかなかったっていうやつですよね。



さて、いよいよ千手千眼観音様のお堂の前です。

龍の柱もかっこいいですね。

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正面に見えてきた観音立像のお姿には、ラスボス感が漂っております。(ごめんなさい)

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観音堂に一歩足を踏み入れると、さらに印象が変わりました。

その圧倒的な存在感に驚愕してしまいました。

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写真ではあまりお伝えしきれないのですが、参拝者との比較でどれくらいこの千手千眼観音が巨大かはおわかりいただけるかと思います。
約12mの立像です。

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タイでは木造の仏像がそれほど多くないし、基本的には釈迦如来の仏像がほとんどなので、このような千の腕を広げた巨大立像を目の当たりにして、その迫力に圧倒されると同時に新鮮な感覚が沸き起こりました。

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いやあ、すごかったです。
口をあんぐり開けて見上げてしまいましたもん。笑

しかも、一体かと思っていたら、四方向に四体の千手観音さまが背中合わせに、お手も合わせながら、お立ちになっていたんです。

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斜めからの姿もすごくないですか?
一般的に言われている千手観音様って、実は千本もお手がないことがほとんどじゃないですか。
ここはもう本当に千本以上あるんじゃないでしょうか。
といった具合の迫力でした。

さて。
千手千眼観音って冒頭から言っていますが、「千の目はどこに?」と思われた方いらっしゃいますよね?
私も思いましたもの。

ここなんです。
これ見て再び腰抜かしました。

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ちなみに、全体的には圧倒的に中国風なんですが、観音様のお顔がどことなくタイレストランやタイマッサージ店の入り口なんかによくおいてある女性がワイ(合掌)した木彫りのウェルカム人形の顔の雰囲気があるような気がして、私はそこにタイっぽさを勝手に感じていました。

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(回廊の仏像)


その他の仏堂

良い意味でおなか一杯になりながら観音堂を後にし、少し歩いて別のお堂へ。
こちらがもしかしたらメインのお堂なのかもしれませんが、名前をひかえておらずわかりません。(レポート失格)

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入り口には布袋様(迦旃延)でしょうか。

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ここにも精巧に造られた木製の千手観音像が安置されていました。(こちらは小さめ)

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正面奥には、釈迦如来、薬師如来、観音菩薩、地蔵菩薩など、中国大乗仏教の仏様たちのお姿が。

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また、将来的には、山を背景とした立派な本堂と大仏も完成するようです。



行き方・アクセス

残念ながら、ワット・メータータムポーティヤーンへの公共交通機関でのアクセスは悪いため、自家用車か車をチャーターして行くのがよいかと思います。

カンチャナブリー市内中心部からは20キロちょっとの距離となります。

<寺院情報>
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ワット・メータータムポーティヤーン
慈悲山菩提禪寺
วัดเมตตาธรรมโพธิญาณ
Wat Mettadharmabodhiyan
所在地:99/8 หมู่ 7 ต.หนองหญ้า อ.เมือง จ.กาญจนบุรี 71000
    99/8 Moo 7 Nomgya, Mueang Kanchanaburi District, Kanchanaburi 71000
TEL:034-531626, 034-531388
URL:https://www.facebook.com/WAT.METTADHARMABODHIYAN.TEMPLE/
時間:08:00-18:00
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いやあ、大きさもさることながら、あの手の造形やらなんやらがすごくて、ゴージャスで、想像していたよりはるかに感動的で、印象に残るよい参拝でした。

みなさまも機会があれば、ぜひ参拝なさってはいかがでしょうか。

以上、カンチャナブリー県にある巨大な千手千眼観世音菩薩のレポートでした。

ではまた。