バンコク川向こう、トンブリー地区の下町グルメの紹介です。
以前、タイの友人に連れて行ってもらった、国鉄タラートプルー駅横にある昔ながらの食堂。
そこで食べた思い出の牛肉ガパオライスは今も健在でした。
お店の名前は、「ガオラオ・ヌア・プアイ・タラートプルー」(เกาเหลาเนื้อเปื่อยตลาดพลู)で、煮込んだ牛肉スープが有名な店なんですが、このガオラオ(麺なしスープ)以外にもいろいろメニューがあります。
私にとっては、初めて連れてきてもらった時に食べた牛肉のガパオライスの印象が強すぎて、ここに来ると今でも必ず牛肉のガパオライスを注文してしまいます。
おそらくタイで初めて食べた牛肉のガパオライスだった気がします。
今でこそ和牛とか熟成肉とかバンコクでも普通に見かけるようになりましたが、基本的にタイ人の多くは牛肉を食べない傾向にあり、実際にそのへんのタイ食堂で牛肉のメニューがあるところは稀だったと思います。
牛肉メニューがあったとしても、少し臭みがあって筋っぽく、あまり美味しくない印象でした。
だからこそ、このお店で初めて食べた牛肉のしっかり味付けされたその柔らかさに衝撃を受けたのです。
タイ人仕様の辛さに汗をダラダラかきながら頬張ったのも良い思い出です。
てなわけで、久しぶりのタラートプルー散策でやって来た今回も、迷わず牛肉のガパオライス。
ただし、今回私は牛挽き肉のガパオライスにしてみました。
ここには、挽き肉(ヌア・サップ)と煮込み肉(ヌア・プアイ)の2種類のガパオライスがあるんです。
いつもは煮込み肉を食べるんですが、初めて挽き肉に挑戦。
牛挽き肉のガパオライス
ผัดกะเพราเนื้อรับราดข้าว(パット・ガパオ・ヌア・サップ・ラート・カーオ)
濃いめの味付けで炒められた牛の挽き肉は間違いなく旨かったです。
(美味しいというより旨いというのが似合う感じ)
とはいえ、挽き肉なので肉自体の柔らかさというのは、正直実感できなかったですね。
一般的ないわゆるミンチ肉なわけです。
やっぱり、私のこの店でのおすすめは、煮込み肉のガパオです。
友人から一切れだけもらって再確認しました。
煮込み牛肉のガパオライス
ผัดกะเพราเนื้อเปื่อยราดข้าว(パット・ガパオ・ヌア・プアイ・ラート・カーオ)
ぜひお試しください。
ちょっと油っぽいですが、癖になる一品です。
あと、店名にもなっているガオラオ(麺なしスープ)も注文してみました。
私がモツ系がダメなので、モツ抜きでお願いしました。
(ちょっと邪道ですかね?でも、注文時に何を入れるか聞いてくれたので、これもありですよね)
煮込み牛肉スープ
เกาเหลาเนื้อเปื่อย(ガオラオ・ヌア・プアイ)
肉の旨味がスープによく出てました。
さすがはシグネチャー!(ていうのか?)
たくさん食べたい方は、火鍋(モーファイ)での注文もできるようです。
お店の場所は、タイ国鉄タラートプルー駅を出て左手に1分。
トゥートタイ通り沿いにあります。(国鉄のプラットホーム側からもアクセス可)
<店舗情報>
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ガオラオ・ヌア・プアイ・タラートプルー
เกาเหลาเนื้อเปื่อยตลาดพลู
Talat Phlu Beef Noodle Soup
所在地:1117 ถนนเทอดไท แขวงตลาดพลู เขตธนบุรี กทม. 10600
1117 Thanon Thoet Thai, Talat Phlu, Thon Buri, Bangkok 10600
TEL:065-117-1117、02-891-4042
時間:09:00-18:00
URL:https://www.facebook.com/profile.php?id=100057584945548
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この辺りは、他にも下町グルメの名店がたくさんあります。
ぶらぶら歩いてみるのが楽しい通りです。
また、お店の周りには、トンブリー時代の由緒ある王室寺院も点在し、少し先には大仏とエメラルド色の壁画やガラス仏塔で有名なワット・パークナム寺院、エキゾチックな雰囲気満載のワット・クンチャン寺院もあるエリアなので、観光のついでにぜひどうぞ。
あ、そうそう。
隣のお菓子屋さんでタイ菓子をいくつか買って帰りました。
ではまた。