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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

ボロブドゥール寺院遺跡の入場制限の現状と予約方法(2023年9月)

インドネシアのジャワ島中央部に位置し、世界遺産にして世界三大仏教遺跡のひとつである「ボロブドゥール寺院遺跡
このボロブドゥール寺院の中心であるストゥーパ(仏塔)への入場が、2020年2月より無期限で禁止されていましたが、2023年3月以降試行的に人数制限および条件付きで入場できるようになっています。
どうすればボロブドゥール寺院の仏塔に上って拝観することができるのか、2023年9月現在の状況やチケットの予約法方などをお伝えします。


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ボロブドゥール寺院の入場禁止と緩和措置

カンボジアの「アンコール・ワット」、ミャンマーの「バガン(パガン)」と並んで世界三大仏教遺跡と呼ばれるインドネシアの「ボロブドゥール遺跡」ですが、2020年2月にそのボロブドゥール寺院の内部(ストゥーパ)への入場が禁止されました

理由は、仏塔の斜傾が一部で認められたことによる調査のためであるとか、一部観光客のマナーの悪さ(よじ登りや落書き、ゴミのポイ捨てなど)のためであるとか言われているようですが、いずれにせよ、寺院遺跡保全のため、仏塔の基壇から上への立ち入りが禁止され、一般観光客は寺院の外側からしか拝観できなくなりました。

その後、新型コロナウイルスの蔓延により、旅行や観光自体が困難になったため、ずっと立ち入り禁止措置は継続されていましたが、今年の3月頃から、期間限定で入場者数を制限しつつ、遺産保護のための履物(サンダル)を着用という条件での入場を認める、試験運用が始まりました

それ以降、この限定の期間が1ヵ月、さらに1ヵ月、2ヵ月、といった形で延長され、現在に至っています。
つまり、2023年9月現在も試用期間中であり、一応、10月12日までという期限が設けられています。
おそらく、10月以降も期間延長、または(同様の条件付きで)正式に内部観光の再開が行われる気がしますが、現時点では未定です。

では、現在、どうすれば内部拝観ができるのか、その予約方法を次で見ていきましょう。




ボロブドゥール寺院内部拝観の予約方法

現在、試験運用中のボロブドゥール寺院の内部拝観(仏塔に上がって見学)は、以下の公式サイトから事前に予約する必要があります
希望日の7日前から予約が可能です。

https://ticketcandi.borobudurpark.com/en/

【料金】
外国人大人…Rp455,000
外国人子供…Rp305,000
(ちなみに、KTP/KITAS(インドネシアID/暫時居住許可証)保持者の大人はRp120,000、同子供はRp75,000)


【ウェブ予約】
https://ticketcandi.borobudurpark.com/en/

上記サイトにアクセスしたら、インドネシアの居住許可証を保持している人以外は、「Foreign Tourist」のところを選びます。


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Temple Ground Ticket」と「Temple Structure Ticket」がありますが、寺院の仏塔に登りたい場合は下の「Temple Structure Ticket」を選びます。

(外観だけ下の庭園から眺めればいいという方は「Temple Ground Ticket」の方でかまいません。指定した日の6:30~17:30までの時間内で有効です)

※「Temple Structure Ticket」には、「Temple Ground Ticket」エリアの入場料金も含まれています。



【日時指定】
カレンダーから希望する日にちを選び、次のページで時間を指定します。

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予約は7日先まで選択が可能ですが、月曜日は清掃・保全作業のため登れません
(月曜日は庭園からの拝観のみ)



時間は、初回の8:30から最終15:30までの8回の時間帯の中から選びます。(1時間毎)

なお、所要時間は、事前説明・待機が30分、実際の内部拝観が1時間です。
例えば、8:30の回の見学は、8時30分に集合で寺院に入るのは9時から10時までとなります。

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1日に許可された総入場数は1,200名で、同時間にストゥーパに上れる人数は150人までと規定されているため、土日や人気の時間帯は満員となる可能性もあるので、早めの予約をおすすめします。

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空いている希望の日時を選んで予約を進めていきましょう。

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必要なチケットの種類と枚数を選んだら「Buy Tickets」をクリック。

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Eメールアドレス、連絡先電話番号、名前、性別などの情報を入力して「Continue」を押すと、内容確認の画面となるので、OKであれば再度「Continue」を押します。

チケットは後ほどメールで届くので、メールアドレスに間違いがないかよく確認しましょう。

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すると、何時何分までに(約30分)支払い手続きを完了してくださいという画面が表示されるので、下の欄に国籍情報(Japanese)を選択入力して「Continue」で次へ進むと、支払いページとなります。

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支払い方法は、銀行振込、クレジットカード払いなどいくつかあるので、都合のいい方法を選んで支払います。

支払いが完了したら、先ほど入力したメールアドレスにEチケットが届くので、当日それを入場カウンターで提示すればOKです。




チケット予約をせずに内部拝観をする方法

実は、今回私は上記の方法でボロブドゥール寺院の仏塔に上る予約を取りませんでした。
事前に専用の公式サイトから予約をしなければ寺院内部の拝観はできないはずなのに、なぜ予約を取らなかったのかと言うと、チケットの予約なしでボロブドゥールの仏塔に上がる方法がひとつだけあるからです。

それは、ボロブドゥール遺跡公園の中に唯一存在するホテル「マノハラリゾート(Manohara Resort)」に宿泊するということなんです。

この度、私は遺跡のすぐ目の前に位置するそのマノハラリゾートの宿泊予約を入れており、マノハラホテルの宿泊料金にはボロブドゥール遺跡への入場料金が含まれているのです。

確かに、マノハラホテルの宿泊料は、周辺にある他のホテルと比べたら多少割高ではあるのですが、遺跡の中にあるという絶好の立地と、ボロブドゥール遺跡の入場料込みということを考えれば、むしろコスパのいいホテルであると言えると思います。



agodaでマノハラリゾートを検索する



ただ、懸念点がひとつありました。
もしかしたら、ボロブドゥール寺院への入場が無料というのは、2020年以前のように制限もなく仏塔に上がれた時の話であって、人数と時間の制限があり事前予約が必須な現在、マノハラリゾート宿泊者に与えられた入場料無料特典というのは、下の庭園部分から外観だけを眺める入場料のことで、寺院内部の仏塔に上がることはできないのではないか?という気もしなくはありません。

でも、私はなんとしても仏塔に登って拝観したいのです
(でなければボロブドゥールに行く意味がないと言っても過言ではありません)

そこで、事前にホテルへメールで確認してみたところ、「ホテルの宿泊料金には、専用サンダルを履いて仏塔に上がる費用も含まれており、自分でサイトでの予約を取る必要はありません」と明確な回答をもらったので、一安心しました。

とはいうものの、私が希望する日時のサイト予約はおそらくあっという間に売り切れになるだろうし、そうすると、人数制限の関係から私は希望する時間帯に本当に仏塔に上れるのだろうか?という不安は完全には晴れず、それはもう、行ってみて確かめるしかないわけで、ドキドキしていることも事実です。
(もしかして宿泊者は別枠とか?)

さて、どうなることやら。
私は無事にボロブドゥール寺院に上がることができるのでしょうか?
その辺りのことや、ホテルの様子などは、また追って報告したいと思います。
(記事の更新は、旅行後となるので、少し時間かかるかもしれません🙏)


ではまた。



今回の内部拝観予約に関して、4月あたりから定期的に以下のサイトの「お知らせ」をチェックし参考にさせていただきました。
ありがとうございます。

ジョグジャの旅は、Bagus Bintang Tour & Travel

 

観光だもの、有名レストランを楽しむ。(ホーチミン弾丸旅行グルメ)

エアアジアの「1年間乗り放題サブスク」を利用して行ってきた、週末弾丸ホーチミン旅行
今回は、その1泊2日で食べてきたレストランをざっくり紹介します。
たぶん、ホーチミン在住者やベトナム通の方からしたら、どこも既知の定番レストランだと思います。
でも、こてこての観光客な私が観光客気分で有名レストランを楽しんでみたので、よかったらご一読ください。



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日本人オーナーの有名ピザ店「Pizza 4P's」

たぶん、私が紹介するまでもなく有名なピザ屋さん。

Pizza 4P's(ピザフォーピース)

日本人オーナー夫婦がベトナムで立ち上げたレストランです。
ベトナム各地に店舗を展開し、2023年11月には日本第1号店として麻布台ヒルズにオープン予定だとか。


人気店とのことだったので、私は事前にGoogleマップから「席を予約」しておきました。
私たちが訪れたのは、ベンタイン市場が目の前の「Pizza 4P's Bến Thành」店。


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予約時間は土曜日の12時でしたが、空港到着から市内までの乗り継ぎがスムーズにいったこともあり、早めではありましたが11時過ぎに訪店し席に案内してもらいました。

ちなみに、この時点ではまだ席も3割程度しか埋まっていなかったので、『予約なしでもよかったかな』なんて思っていたんですが、12時過ぎには満席で入店待ちの人もいたので、やはり混む時間帯は予約しておいた方がいいです。


この店舗は日本人建築家の設計だそうで、吹き抜けの明るい店内は居心地がよく、私たちの座った席からは階下のキッチンの様子がよく見てとれました。


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柚子味のドラフトビール(79,000VND)


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イカ墨のリゾット(155,000VND)


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エビのフェットチーネ(188,000VND)


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ブッラータチーズと生ハムのピザ(ハーフ)(149,000VND)/Cha Caピザ(ハーフ)(125,000VND)

Cha Caピザというのは、ベトナム風にアレンジしたフュージョンピザらしく、唐辛子の辛味やパクチーラーオなどのハーブが香って美味しかったです。
多少癖があるので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、個人的には好きでした。


いやあ、こうしてみると見事に炭水化物ばっかりですが、イカ墨のリゾットは濃厚だけどしつこくなくさらっと胃に落ちたし、フェットチーネはエビの風味が効いたもっちり感とアスパラのシャキッとした歯ごたえがマッチし、カリっとしたピザ生地は重たさを感じずパクパクいけました。
2人でペロッと完食。

あと、ここのお店で関心したのは、店員さんがみんなキビキビ動いているなあということでした。
タイのゆるーい感じも嫌いではないのですが、こうしてお客さんへの目配り・気配りが行き届いている接客はやっぱり気持ちいいなと思いました。
ベトナムの方の気質ということに加えて、きちんとした指導をなさっているからなんでしょうね。

というわけで、気分良くどれも美味しくいただきました。
ごちそうさまでした!



<店舗情報>
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ピザフォーピース(ベンタイン店)
Pizza 4P's (Bến Thành)
所在地:8 Thủ Khoa Huân, Phường Bến Thành, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh 700000 Vietnam
TEL:028-3622-0500
時間:11:00-23:30
URL:https://pizza4ps.com/
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観光客で大盛況レストラン「ニャハンゴン」

土曜日の夕方から夜にかけて素敵なバーをはしごしていい気分になった私たち。

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同じ1区にある有名レストランまでブラブラ歩いて向かいました。

ニャハンゴン(NHÀ HÀNG NGON)


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たぶんここ、世界各国のガイドブックや旅行サイト、旅行ブログなんかで紹介されているんでしょうね。

21時前という夕飯には遅めの中途半端な時間に着いたにもかかわらず、広い店内はほぼ満席でした。
欧米人やアジア系、日本人の観光客らしい人でいっぱいです。
今回は、「ザ・観光!」みたいなことをしてみたかったので、こういうお店がテンション上がります。

とはいうものの、ベトナム人のお客さんもちらほらいたので、完全に外国人向けというわけでもなさそうです。


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かなり飲んだ後なので、軽めに注文しようということで適当に選んでいきます。

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牛肉サラダと定番の生春巻きと。。。

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炒飯。

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って、いきなりガツンときとるやないかい!タイ友よ。。。

この炒飯、悪くはなかったんですが、大量に作り置きしたビュッフェの炒飯みたいな感じでした。
(めちゃくちゃ早く出てきたので、あながち間違いではないかも)



エビ焼き。。。

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このエビ、美味しかったです。

でも、ライスペーパーって乾いたやつそのままなんですよね。


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たぶんこの水で戻してないライスペーパーにサラダ菜やスターフルーツを乗せ、その上におエビ様を置いて食すのだと想像しますが、乾いたライスペーパーに慣れてないのといろいろ乗せるのが面倒なのとで、串を持ってそのままエビをかじりました。(酔っていると大胆にいける)
しかも、なんのタレもつけずに。

こんな食べ方、もはやベトナム料理でもない気もしましたが、いい塩加減で香ばしく焼き上げてあったので美味しかったです。



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巨大タニシ。。。

これ頼んでたんだ。。。友よ。。。

ちゃんと蒸して火を通してあるから、大丈夫だとは思います。
でも、やっぱり昔田んぼで見かけたタニシのイメージが浮かんで不安が先行します。

おそらく、これはちゃんと養殖か何かされているもので、農薬とかは気にしなくていいんですよね?

でも。。。友には申し訳ないのですが、ひとつだけ食べて後は任せました。
(友はまったく意に介さず喜んでましたけど)

ちなみに、味は悪くなかったです。
今後、私の勝手な脳内イメージを払拭できれば、きっとイケると思います。



店内は花(ほぼ造花だけど)でいっぱいで、キラキラしていました。

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ここ数年、世界に蔓延した病気のせいで静まり返った観光地やレストランが、こうして活気を取り戻したことは、やっぱり嬉しいことですよね。



<店舗情報>
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ニャハンゴン
NHÀ HÀNG NGON
所在地:160 Pasteur, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam
TEL:028-3827-7131
時間:07:30-22:30
URL:https://www.facebook.com/Nhahang.QuanAnNgon/
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ミシュラン掲載店なの!?「Pho Viet Nam」

有名店に行ってきましたって書いておきながら、次に紹介するお店は、適当に近くのお店を地図で探して、たまたま立ち寄ったレストランです。

日曜日の昼すぎ。
ホテルをチェックアウトして空港へ行く前に、フォーでも食べようと思ったんです。
ベトナム訪れたら、一回はフォー食べておきたいですよね?

ホテルからもほど近く、ベンタイン市場から徒歩数分の場所にあるその店の前まで行ったら「MICHELIN」の文字が。


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PHO VIET NAM (フォー ヴィエト ナム)


どうやらこのお店、2023年のミシュランセレクト(MICHELIN SELECTED)に選出されたようです。
そんなことは知らずに来たんですが、どうりでタクシーで乗りつける若者グループとかいるわけですね。

基本的に、ソウルフード的なものは街角の屋台や食堂で食べるのが好きなので、格付けとかにはこだわらないタイプですが、せっかくなのでトライしてみましょう。


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まあ、外食チェーン店のようなカジュアルで明るい雰囲気なので入りやすいです。

席についたら、とりあえずメニューの一番上にあるおすすめメニューを注文してみました。


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Special Pho in Hot Rock Bowl (100,000VND≒610円)

熱した石鍋(ボウル)で提供されるフォーのようです。
石焼きフォーという感じなんでしょう。


まず付け合わせの野菜やハーブが出てきました。

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次に麺とスライスした肉。

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そして、グツグツ煮立った石鍋スープの登場です。

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スープの中にもあらかじめいくらかの肉は入っていたんですが、このスライス肉は好みの茹で加減でしゃぶしゃぶして食べられるということなんですね。


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麺と肉、薬味やハーブを適当に入れていただきます!


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スープの出汁が効いていて美味しかったです。

わりとしっかり目の味がついていましたが、途中で辛味噌のようなものを入れて味変させてみたりしました。

満足、満足

エアコンも効いていて清潔感もあるので、屋台はちょっと苦手という人にもおすすめできると思います。
街歩きの暑さで疲れた時の避難場所としてもいいかもです。


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<店舗情報>
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フォー ヴィエト ナム
Pho Viet Nam
所在地:14 Phạm Hồng Thái, Phường Bến Thành, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam
TEL:090-268-2214
時間:06:00-03:00
URL:https://phovietnam.vn/
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以上、弾丸ホーチミン旅行で行った、有名レストラン3軒の紹介でした。

ではまた。

景色良し!雰囲気良し!ホーチミンの超おすすめバー2選(ベトナム弾丸旅行の夜)

先日、バンコクから1泊2日の週末弾丸旅行で行った、ベトナムのホーチミンシティ。
土曜日の夕方から夜にかけて訪れた2軒のバーがとっても良かったので紹介します。
リバーサイドの夕景が楽しめる老舗ホテルのバー「M Bar」と、薄暗いビルの一角にある隠れ家感満載でおしゃれなバー「Summer Experiment
定番と新鋭。週末、ホーチミンの夜の過ごし方に迷ったら、ぜひこの2つのバーをお楽しみください。


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リバーサイドの夕景が最高「M Bar」

老舗のホテル・マジェスティック・サイゴン(Hotel Majestic Saigon)屋上にある「M Bar」は、サイゴン川を望む景色が素敵で、ホーチミンに滞在するとだいたい立ち寄るお気に入りスポットです。

旅行ガイドブックや各種サイトでも多数紹介されている、いわば王道のバーですが、私のおすすめは、やっぱり夕方。
夕暮れ時に訪れると、刻々と色を変えていく空や、灯りだす街の明かり、川を行き交う船、眼下を走るおびただしい数の車やバイクのライトなんかがとても美しいのです。

川に面したカウンター席に座って、ぼーっと景色を眺めながらビールやカクテルをゆっくり飲む時間が至福です。

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これは今回撮ったタイムラプス動画で、Mバーのリバーサイド席から見たサイゴン川の川上側(前半)と、川下・河口側の様子(後半)です。
よかったらご覧ください。



www.youtube.com

 




この日の午後、市内の散策から一旦ホテルの部屋に帰ってきた私は、夕方までまだ時間があったので、少しだけ休憩するつもりで横になったんですが、そのまま寝てしまい、気づいたら5時過ぎ。

あちゃ~!となりつつ支度をして出かけました。



ホテル・マジェスティック・サイゴンに着いたのが5時半。

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エレベーターで8階へと上がります。

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老舗ホテルのルーフトップバーは、さほど高さはないものの、私はこのくらいの高さから見る景色が現実離れしすぎていなくて好きです。
地上何十メートル、何百メートルのルーフトップバーも素敵ですが、下界が遠すぎてちょっとした異次元空間ですよね。

この日、先客は1人だけ。
もっとたくさんの人がいると思っていたのに、意外でした。

ということで、席は選びたい放題。
川沿いのカウンターの一番角に座ってみました。

サービス係の方に許可を得て、テーブルの端に三脚を立てさせてもらいました。


メニューを持ってきてくれた黒服の方が、「17時30分までなので。。。」と申し訳なさそうに、テーブルに置かれたハッピーアワーの三角スタンドを下げて行きました

ああ、3分遅かったんですね

もともとハッピーアワーの情報は知らずに来たのに、知ってしまうと『ほんの3分早く着いていれば…』と少し残念な気分になってしまう、小市民なまなおでした。
(うたた寝してしまったのが悔やまれる。。。笑)

ちなみに、ハッピーアワーの時間や内容はその都度変わるようです。


1杯目は、シグネチャーのマジェスティック・マルガリータ。

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2杯目は、普通にハイネケンの生にしてみました。



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黄昏時の移り行く景色を眺めながら、老舗ホテルのルーフトップバーでゆったり過ごしました。
やっぱりここは定番だけどおすすめです。


ちなみに、ルーフトップと言っても屋根はあり、突然の雨でも濡れることはないのでご安心を。



<店舗情報>
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エム・バー
M BAR
所在地:1 Đ. Đồng Khởi, Bến Nghé, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh, Vietnam
    Hotel Majestic Saigon 8F
    (ホテル・マジェスティック・サイゴン8F)
TEL:028-3829-5517
時間:15:00-24:00
URL:https://www.majesticsaigon.com/our-restaurant-bar/m-bar/
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秘密のお洒落バー「Summer Experiment」

M Barでサイゴン川の夕暮れを満喫した後、その足でもう1つのバーへ向かいました。
渡航前にGoogleマップでとてもレビュー評価のいいバーを発見して、気になっていたんです。

結論から言うと、このバー、すっごく良かったです
ここ数年、バーでお酒を飲むということからだいぶ遠のいていた私ですが、『このバーなら頻繁に通いたい』と思うくらい好印象でした。
(本気であまり教えたくないくらい)

薄暗い通路を抜け階段を上がった先にある、隠れ家感満載でおしゃれなバーなんですよ。


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ホテル・マジェスティック・サイゴンと同じホーチミン1区、ベンタイン市場からほど近い場所に、そのおすすめのバー「Summer Experiment」はあります。

Lý Tự Trọng という通り沿いにあるのですが、非常にわかりにくいです。
まず、看板が目立たないし、入口がビルの小さな通路で、うっかりすると通り過ぎてしまいます。
なので、比較的目立つオレンジの看板「CỘI」を目印に行きましょう。


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看板脇の薄暗い通路を進むとさらに薄暗い階段が現れるので、上って行きます。
(Second Floor とのことですが、日本的には3階にあたります)


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どうですか、この場末感というか隠れ家感。
廃墟に隠れた秘密のバーみたいでワクワクします。

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でも入口はスタイリッシュな感じ。

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近づいていくと、内側にいたスタッフがドアを開けてくれました。
私、バーのドアを開ける瞬間、とても緊張するタイプなので、こうやって開けてもらえるとかなり入店のハードルが下がります。
(特に、中が見えない初めて行くお店の場合)



まだ早い時間なのでテーブル席もたくさん空いていましたが、せっかくなのでカウンター席に。

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店内は清潔で落ち着いた雰囲気です。

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奥のガラス扉を出ると、広めのベランダ部分にもテーブルや喫煙スペースがありました。

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カウンターの中では、3~4人のバーテンダーが手際よくカクテルを作っています。

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16時から20時まではハッピーアワーということで、99,000ドン(約600円)で飲めるカクテルも多数ありました。

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そんな中から、適当にいくつか。


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Fly with Me 99,000VND


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Black Rose 99,000VND


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Caramel Ripple 99,000VND

 



夏の実験」という店名からも連想できるような、ユニークなカクテルもいろいろありました。

これなんかもう、目の前でまさに実験くんしてくれました。

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見る見るうちにカクテルアイスクリームのできあがり。
ステレオタイプな「ザ・ジャパン」みたいなカップも楽しかったです。


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Milk Batch Baby 220,000VND

これ本当に美味しくて、お酒ということを忘れて一気に食べてしまったのですが、危険、危険。。。(笑)



バーテンダーのお兄さんおすすめのこちらは、「Heaven Tears
最初、卵黄かと思っちゃいました。


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Heaven Tears SHOT 70,000VND


木のスプーンからそのままそっと口に入れて、中でカクテルがプチンとはじける感覚を楽しみます。



最後は定番のクラシックカクテルで。


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Old Fashioned 99,000VND

※サービスチャージ5%/VAT10%


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いやあ、久しぶりにバーで楽しい時間を過ごしましたね。
本当に楽しかったし美味しかった♪

普段、バーで気取って飲む、いや、別に気取らなくてもいいんですが、静かに大人の雰囲気で飲むということに慣れておらず、かといって、仲間とワイワイ盛り上がって飲む、ということもしない私にとっても、敷居が低くて入りやすく、かつ、騒がしくなく落ち着いて飲める、まなお的にベストなバーでした。

ということで、みなさんもホーチミンへ行かれる際は、ぜひ候補のひとつにどうぞ。



<店舗情報>
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サマー・エクスペリメント
Summer Experiment
所在地:Second Floor, 77-79 Lý Tự Trọng, Phường Bến Thành, Quận 1, Thành phố Hồ Chí Minh 700000 Vietnam
TEL:028-3521-0789
時間:16:00-01:00
URL:https://www.facebook.com/summerexperiment/
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この後、近くのベトナム料理屋さんへごはんを食べに行ったんですが、その話はまたの機会に。
(まだ食事してなかったんかい)


ではまた。

ラーチャブリー県西部へ星を見に行ったけれど…(タイプラチャン国立公園あたり)

最近、星空にはまっているまなおです。こんにちは。
先月のある週末、星を見に行こうと思い立ち、バンコクの西側にあるラーチャブリー県の奥まで1泊で行ってきました。

雨季真っ只中のタイランドですから覚悟はしていましたが、果たしてどうなりましたでしょうか。
立ち寄ったカフェやレストランの情報も合わせてお届けします。



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光害マップ

もともと、その週末は特に予定はなかったんです。
ただ、金曜日の夜に光害マップを眺めていたのが始まり。

光害マップというのは、地球上の都市や町の夜間の灯りがどれくらい強いか(明るいか)、どのあたりがどれくらい暗いかというのが一目でわかる地図なんですが、星空を観察する上で、人工の光による明るさは非常に重要で、暗ければくらいほど星がきれいにたくさん見られます。

Light pollution map


暖色系(赤~黄)の色が着いているところが明るく、寒色(青~紺)が暗いことを表しています。

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日本は、北海道や山間部を除いて、全体的に夜も明るいのがよくわかります。
タイもバンコク周辺や地方の都市部はとても明るいので、そういう場所では美しい星空はなかなか望めません。

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ここ最近、暇さえあればこの光害マップを眺めながら、星空観賞旅行の脳内シミュレーションを行っているのです。


思い立ったら宿確保

光害マップとGoogleマップを見比べていると、バンコクの西側、ラーチャブリー県(ラチャブリー県)の奥に、わりと暗い地域があることがわかりました。

中でも、タイプラチャン国立公園(อุทยานแห่งชาติเฉลิมพระเกียรติไทยประจัน)のあたりは、小さな宿や貯水池(ダム湖)などもあって、なかなか良さそう。






地図を見ていたら急に行きたくなったので、Googleマップで適当に見つけた宿に空室があるか尋ねてみました。
タイの連休ということもあり、いくつかの宿は満室でしたが、運よく部屋が空いているリゾートが見つかったので、衝動的に翌日1泊の予約を入れていまいました。

『雨季だけど、一日中降るわけではないし』と、楽観的に考えて行くことに。



いつもの火山エビ

バンコクからラーチャブリーまでは、ラマ2世通り方面からサムットサーコーン経由で行くか、国道4号線のナコンパトム経由で行くか迷いましたが、最近タイの道路工事現場で落下事故や崩壊事故が相次いでいたのをタイ友が気にしていたので、ラマ2世通りはなんとなく避けることにしました。

ナコンパトム経由で行くと決まったら、せっかくなので、いつもの火山エビでも食べていきましょう。

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混む時間の前にサクッと立ち寄ってエビとヤムだけ食べました。



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<店舗情報>
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クン・オップ・プーカオ・ファイ
กุ้งอบภูเขาไฟ นครปฐม
所在地:885 Phet Kasem Rd., Tambon Sanam Chan, Amphoe Mueang Nakhon Pathom, Nakhon Pathom 73000
    885 ถ.เพชรเกษม ต.สนามจันทร์ นครปฐม 73000 (อยู่ตรงข้ามโรงพยาบาลสนามจันทร์)
TEL:034-255-041, 034-241-109
営業時間:10:00-21:00(LO.20:30)
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独特な立ち姿の仏さま(ワット・クラーン)

ナコンパトムからラーチャブリー県に入り、メークローン川沿いをしばらく行くと、前から気になっていたお寺に到着。

ワット・クラーン(วัดกลาง / Wat Klang)という小さなお寺です。




インスタグラムか何かで見かけた、独特な佇まいの立像が印象的で、Googleマップに保存していたんです。


どうです、このお姿。

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遠目には、なんだかほのぼの。



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お顔も特徴的だし、手の指も独特です。



本堂は閉まっていました。

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ワット・クラーンを後にして、メークローン川を渡ろうとすると、大きな座像が見えました。
同乗の友人が「ウインクしている仏像!」というので、車を止めてよく見てみました。


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うーん。

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確かにね。。。

でも、私的には、ウインクしている(片目をつぶっている)のではなく、単に仏像がまだ建立中で、左目の眼球部分がはめられていないか、何らかの事情で剥がれ落ちただけなんじゃないかと思ったんですが、どうなんでしょうね。

友人は「そんなことはない。あれは片目を閉じたスタイルなんだ」と言い張っていましたけどね。

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ラーチャブリー・グランドキャニオン

タイにはいくつグランドキャニオンがあるんだろう?というくらい、各地に「○○グランドキャニオン」と名の付く場所があります。

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いつかタイ全土のグランドキャニオンを制覇してみたいです。(笑)


ここ、ラーチャブリーのグランドキャニオンも、タイにある他の多くのグランドキャニオンと同様に、採掘場の跡地のようです。


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天気が良ければ映えたのかも知れませんが、どんよりとした空の下ではただ薄らさみしい雰囲気だったので、ちょろっと写真撮って後にしました。

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道路脇の居心地のいいカフェ「D' BUA Cafe」

ラーチャブリー県を西に進み、目的地近くまでやってきました。

宿にチェックインする前に、ちょっとお茶することに。

道路脇にある小洒落たカフェで、「ディー・ブア・カフェ」(D' BUA cafe)という名前でした。


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その名前の通り、「ブア」=「」の花が入口に咲いていました。

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店内も可愛らしい感じです。


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ドリンクと軽くクロワッサンを注文して、外の席に座ることにしました。


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クロワッサンも美味しかったし、キウイのスムージーが思った以上に美味しかったです。
勝手にドライフルーツだろうと想像していたら、ちゃんとフレッシュなキウイが添えられていました。
(蓋外して写真撮れ、私。。。汗)


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緩やかな丘陵地に広がる田畑を眺めながら、のんびり過ごせる、雰囲気のいいお店でした。



<店舗情報>
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ディー ブア カフェ
ดี บัว คาเฟ่
D'BUA Café
所在地:1/4 หมู่13 บ้านบึง บ้านคา ราชบุรี 70180
    1/4 Moo 13 Ban Bueng, Ban Kha District, Ratchaburi 70180
TEL:065-553-9362
時間:07:30-17:30
URL:facebook
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宿にチェックイン

チェックインしたのは、巨大な貯水池のほとりに建つ「プルーンロム・チョムダーオ」(Phloenlom Chomdao/เพลินลมชมดาว)というリゾート。

タイプラチャン国立公園(อุทยานแห่งชาติเฉลิมพระเกียรติไทยประจัน)の少し手前に位置します。






十数年前に流行ったファンシーな人形や看板などの置物が点在するリゾートで、ちょっと古臭さは否めないものの、まあ部屋は広めで可もなく不可もなく。
地方のリゾートにありがちな造りでした。


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電子レンジや大きめの冷蔵庫がありました。
シンクもあるし、自炊可能ですね。


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このリゾートを予約する際に、水辺の部屋丘側の部屋かを聞かれたんですが、私がこの水辺の部屋を選んだのは、部屋の屋上に上がれるということが決め手でした。
(水辺じゃない方の部屋は屋上なしで宿泊料金も安い)

『夜に屋上から星空を眺めたり写真を撮ったりできるかも』
と期待してのことでした。

その屋上がこんな感じ。


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曇っとるがな。。。

雨季ですもんね。


荷物を置いたら、水際で写真を撮ってみたりタイムラプス撮影してみたり。

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途中で雨が降ってきて部屋に退散です。

雨季ですもんね。





agodaで検索する




早めの夕食「クルア・マプラーン」

その後も雨が降ったりやんだりの天気だったので、早めに夕飯を食べることにしました。

リゾートからすぐ近くの「クルア・マプラーン」(Maprang Kitchen/ครัวมะปราง)というレストランへ。

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炒飯やぶっかけご飯などの一皿料理は70バーツ、シェア用の各種おかずは150~180バーツと、全般的にそれほど高くはない印象です。


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パット・ヘット・サームヤーン(ผัดเห็ด 3 อย่าง / 100THB)

3種類のキノコをオイスターソースで炒めてあったと思います。いい味付けで美味しかったです。






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トムヤム・ルワムミット・タレー(ต้มยำรวมมิตรทะเล / 180THB)

味が少し薄い気がしましたが、美味しかったです。(私は濃厚系のトムヤムが好き)




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プラーニン・サームロット(ปลานิลสามรส / 280THB)

この手の魚は、ガーリック揚げとかナンプラー揚げとか調理方法を何にするか迷いますが、今回は「3つの味」つまり「酸っぱい/辛い/甘い」の味付けにしてもらいました。
ピリ辛の甘酢みたいな感じですね。
魚は2人で食べるには大きめサイズで、お腹いっぱいになりました。(料金は重量計算)





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ガイ・クア・クルア(ไก่คั่วเกลือ / 150THB)

塩味の効いた鶏肉で、ビールのあてに良かったです。



<店舗情報>
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クルア マプラーン
ครัวมะปราง
Maprang Kitchen
所在地:หมู่ที่ 4  175 บ้านบึง บ้านคา ราชบุรี 70180
    Moo 4, 175 Ban Bueng, Ban Kha District, Ratchaburi 70180
TEL:081-759-5476
時間:09:00-20:00
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夜空の星。。。

夕飯を食べ終わったら、宿に帰る前に、少し先にあるキャンプ場へ行ってみました。




真っすぐに伸びた松の木がきれいに植えてあるキャンプ場で、連休ということもあってか、多くのテントやキャンピングカー、キャンパーで賑わっていました。

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スタッフの方にお願いして中を少し見学させてもらいました。

きれいめのトイレ・シャワー設備も整っており、レストラン兼カフェも併設されていて便利そうです。
グランピング的な利用をされている方が多い印象を受けました。

みなさんのんびりチルな感じで、思い思いに過ごされている雰囲気。

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相変わらずの曇り空だったんですが、晴れていたら池の上に星空も見えたでしょうね。

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宿の部屋に戻ると、また雨が降ってきました。

その夜、雨は断続的にしとしとと降り続けました。

雨季ですもんね。

とほほ。





魚の白ゴマ揚げが美味しかった「ラビアン・チャンパー」

翌朝。
相変わらずの曇り空です。

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宿の食堂でお粥やトーストなどの朝食を食べた後、池の周りや部屋でダラダラ過ごし、昼前にチェックアウトしました。


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天気が良かったら、温泉施設もあるという「タイプラチャン国立公園」にでも行ってみようと思っていたんですが、この曇天ではあまり楽しそうではないので、今回はパスすることに。

なので、あまりお腹は空いていなかったものの、事前にチェックしていた近くのレストランでランチを食べることにしました。
「ラビアン・チャンパー」という、少し坂を上がったところにあるレストラン。

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昨夜のお店もそうでしたが、壁のない、タイでよくあるスタイルのレストランですね。


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プラーシウ・トート・ガー(ปลาซิวทอดงา 120THB)

タイ語で「プラーシウ」(ミノー?)という淡水魚の小魚を白ゴマをまぶして揚げてあったのですが、とてもサクサクで美味しかったです。
夜ならビールを飲みたいところです。

 



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チュット・ナムプリック・ガピ(ชุดน้ำพริกกะปิ 150THB)

大皿に湯通しした野菜がたくさん乗っており、日頃の野菜不足を解消すべくモリモリ食べました。
ナムプリック・ガピは、辛いのと独特の匂いがあるのとで、好き嫌いが分かれるかもしれませんが、私はわりと注文します。

 



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ガイバーン・ゲーンパー・バイイーラー(ไก่บ้านแกงป่าใบยี่หร่า 150THB)

地鶏のゲーンパーという辛いスープで、クミンの葉っぱが入っていました。
この地鶏は思ったより柔らかくて美味しかったです。



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<店舗情報>
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ラビアン チャンパー
ระเบียงจันทน์ผา-อ.บ้านคา
Rabieng Chanpha
所在地:163 บ้านคา บ้านคา ราชบุรี 70180
    163 Ban Kha, Ban Kha District, Ratchaburi 70180
TEL:082-242-9424
時間:08:00-21:00
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貯水池の水門へ「フアイ・ター・クーイ」

今回は、残念ながら天気が悪くて星空は全く望めませんでしたが、もし晴れていたら写真を撮りに行こうと考えていた場所がありました。
いつかの機会のために場所を確かめておこうと、ロケハンがてら行ってみることにしました。

貯水池の大きな水門がある場所です。

水辺に真っ直ぐな道が300メートルほど続いています。
天気が良ければ気持ちよさそうです。

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水門は近くで見るとやっぱり迫力がありますね。
下を見ていると緑の水に吸い込まれそうでした。

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丘の上のおしゃれカフェ「スカイヒルズ・パークトー・ラーチャブリー」

バンコクへの帰り道、丘の上に立つガラス張りの建物が目に入ったので近くまで行ってみました。

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どうやらおしゃれなカフェのようです。
ちょっと立ち寄ってみましょう。

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人気カフェのようで、駐車場にはたくさんの車が停まっており、係の人が誘導していました。

駐車場から緩やかな坂道を歩いていくと、カフェのテラスで記念撮影している人たちの姿が。

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映えカフェなんですね。
確かに丘の上からの景色もよさげです。

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私たちもドリンクを注文してしばらく景色を楽しみました。
連休とかでない、もう少し人が少なめの晴れた日に訪れたら、もっとゆっくり穏やかに過ごせそうですね。

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<店舗情報>
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スカイヒルズ パークトー・ラーチャブリー
SKY HILLS Paktho Ratchaburi
所在地:163 ยางหัก ปากท่อ ราชบุรี 70180
    Yang Hak, Pak Tho District, Ratchaburi 70140
TEL:095-498-8851
URL:facebook
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以上、思い立ってラーチャブリー西部まで星を見に行ったけれど、あいにくの天気で見られなかったので、ほぼダラダラと飲み食いして帰ってきた、そんな週末の話でした。


ではまた。

別所温泉の古刹「安楽寺」で坐禅体験(長野・上田市別所温泉)

今年の夏休み一時帰国は長野県を旅行しておりまして、信州の奥座敷「別所温泉」にも投宿しました。
その別所温泉の温泉街からほど近い山間のお寺「安楽寺」は曹洞宗の古刹で、非常に美しい国宝の三重塔があることで有名ですが、早朝に坐禅体験もできるということで参加してきました。



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安楽寺について

長野県上田市の塩田平別所温泉あたりは「信州の鎌倉」とも呼ばれ、歴史ある温泉や古い神社仏閣が点在することでも有名です。
安楽寺もそのひとつで、鎌倉の建長寺とゆかりが深く、古くは臨済宗の寺院だったのが、後に同じ禅宗である曹洞宗に改められたそうです。

境内の山腹には、国宝に認定されている八角三重塔が建っています。





<寺院情報>
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曹洞宗 崇福山・安楽寺

SOTO-SECT ANRAKUJI TEMPLE

所在地:〒386-1431 長野県上田市別所温泉2361
    2361 Bessho Onsen, Ueda-shi, Nagano, Japan 386-1431
TEL:+81 0268-38-2062
URL:
https://anrakuji.com/

時間:08:00-17:00
拝観料:300円(八角三重塔)
駐車場:山門階段下に無料駐車場あり
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黒門

別所温泉の一角、北向観音の参道から少し歩いたところに、立派な寺門がありました。


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崇福山(そうふくざん)」と書いてあり、ここからが安楽寺の境内となるようです。
江戸時代に建てられた門らしいです。



蓮池

黒門を入ってしばらくいくと、青々とした蓮池が広がっていました。
白に淡い桃色が入った、可憐で立派な蓮の花が咲いています。

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こんなに大きく開花した蓮の花を間近に見るのは久しぶりです。
(普段タイではお供え用の蕾の蓮ばかり見ているのです)

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しばらく見惚れていました。

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山門

蓮池を過ぎて大きく右に曲がると正面に山門へ続く石段が見えました。
この階段の両脇に植わっているのは、杉と翌桧(あすなろ)の木だそうです。

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緑深くシンとした雰囲気は、下界から聖域へといざなわれるようです。
蝉が頭上で鳴いていました。

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本堂・鐘楼

山門をくぐると正面に本堂、右手に立派な鐘楼が見えました。
私の好きな夏の花、百日紅(さるすべり)も咲いています。

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鐘楼は和様と禅宗様の折衷様式で、下層が末広がりになっている袴腰鐘楼というらしいです。


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本堂に入ると重厚な屋根の下、ひんやりとした空気が漂っていました。
ご本尊は釈迦牟尼仏、脇侍は文殊菩薩と普賢菩薩がお祀りされています。

本堂の前では、桔梗が朝露に濡れていました。

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国宝「八角三重塔」

本堂裏手の山腹には、国宝に指定されている、禅宗様(唐様)建築の美しい八角三重塔があります。
この三重塔はぜひ拝見しておきたかったのです。

参拝料300円を払って山道の階段を上がっていきます。


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途中、経蔵や六地蔵などを通り過ぎて杉木立の上を見上げると見えてきました。
立派な木造建築です。

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階段を登り切って近くで眺めると圧巻です。

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放射線状に広がった八角形の屋根と垂木の美しいこと!

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「この造形美、間違いなく国宝だわ」
なんて、偉そうに心の中で呟いてみたり。(笑)

長野県の「国宝第一号」だそうです。

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ところで、この塔を見て「四重の塔じゃない?」と思われた方、おられますよね?
私もそうでした。

寺院の説明によると、確かに以前は四重塔と考えられたこともあったそうです。
ただ、昭和27年に国宝と認定された際の見解では、一番下の屋根に見えるところは、ひさし的な「裳階(もこし)」であるとされたため、八角三重塔ということになっているそうです。

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いずれにしてもこの重厚な佇まい、最高です。



朝の坐禅体験

別所温泉の情報を事前に調べていた際に、安楽寺のウェブサイトにもたどり着き、そこで坐禅体験ができることを知りました。
坐禅には多少なりとも興味のある私は、せっかくの機会ですから、この坐禅体験に参加したいと申し込むことにしました。

■朝の6時から6時30分まで
■体験料500円
■希望日の5日前までに電話で申し込み
■冬季はなし
■20名まで可

詳細は安楽寺さんのウェブサイトでご確認ください。
https://anrakuji.com/index.html



当日、6時に本堂前集合とのことで、まだ静まり返っている温泉街をぶらぶら歩いてお寺へ向かいました。
その日の参加者は、私の他に2名、合計3名での坐禅体験となりました。

6時少し前に副住職さんがお出ましになって、簡単な説明の後、本堂手前左側にある坐禅堂へと案内していただきました。


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上の坐禅堂正面の写真は後で撮ったものです。
坐禅体験中はカメラもスマホもしまっていたため写真はありませんので、ご了承ください。

この副住職さんが坐禅体験の指導をしてくださったのですが、初心者にもわかりやすく丁寧に教えてくださいました。
(もちろん本格的な修行ではないので、あくまで『さわり』ということでしょうが)

坐禅用の座布団(坐蒲)の整え方、座り方、合掌の仕方、畳(単)への上がり方、手の置き方、などなど、普段の生活ではなかなか行わない所作を静かに丁寧に行っていきます。

実は私、数年前に同じ曹洞宗の別のお寺で参禅体験(お寺で1泊して坐禅を行う)をしたことがあるのですが、いろいろ忘れていることが多くて(ダメじゃん!)、まるで初めての坐禅体験のようにひとつひとつ教えを乞いました。

シンとした堂内、漂うお香の匂い、微かに聞こえる蝉の声。

正直、集中しようとしても、いろんな雑念が頭に浮かんでくるのですが、坐禅初心者の私には、こうして静かに座っているだけでも、しだいに心が落ち着いてくる気がして、良い時間を過ごせたと思います。

今回は体験ということで、坐禅を組んでいたのはほんの20分ほどの時間だったものの、かなりリラックス効果を実感しました。

副住職さんも「1日ほんの5分、10分でもいいから、心静かに瞑想することはとても良いこと」とおっしゃってました。

ちなみに、この副住職さん、イケメンでとてもよく通る美声の持ち主でした。
やはり普段の読経とか姿勢の良さ、腹式呼吸によるものなんでしょうか。
(僧侶に対してイケメンなんて失礼ですね、申し訳ありません)


坐禅体験の後、副住職さんに少しお話を伺ったのですが、安楽寺のご住職(お父様)は「シャンティ国際ボランティア会」というボランティア団体の代表も兼ねておられ、「本の力を、生きる力に。」という、本を通した学びが生きる力となることを主眼に、世界の恵まれない子どもたちに学び・教育の機会を与える活動をされているようです。
タイにも拠点があり、活動を行っているとのことでした。

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会(SVA) | アジアの子どもに教育を。本を通じて世界が拓ける


些細なことでも、思いがけない場所でタイとの繋がりを感じると嬉しいものです。


以上、別所温泉の山間にある古刹「安楽寺」で坐禅体験をしてきた話でした。



ではまた。

八ヶ岳高原を走る小海線の観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗ろう!(予約方法&乗車レポート)

星空の名所として有名な長野県の野辺山
最近、星空の撮影に興味を持ちだした私まなおが、夏の一時帰省の旅行先として野辺山を候補地とした際に、楽しそうな観光列車があるのを知って「ぜひ乗ってみよう!」と計画を立てました。

風光明媚な八ヶ岳山麓を走る小海線の特別列車「HIGH RAIL 1375」のチケット予約方法から乗車までをレポートしたいと思います。
特製のお弁当も注文してみましたよ。


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「HIGH RAIL 1375」とは

「HIGH RAIL 1375」(ハイレール イチサンナナゴ)というのは、八ヶ岳高原線とも呼ばれるJR小海線(山梨県『小淵沢』~長野県『小諸』)で運行されている観光列車です。

標高の高さ(HIGH)、線路(RAIL)、野辺山駅付近にあるJR線の標高最高地点(1375m)がネーミングの由来だそうです。

「HIGH RAIL 1375」の運行は基本的に土日とゴールデンウィークなどの一部祝日のみで、夏休みは追加で平日にも運行されます。
詳しくは、JR東日本のウェブサイトから「運行カレンダー」をご確認ください。

のってたのしい列車 ポータル>HIGH RAIL 1375:JR東日本


※JRのウェブサイトやチケットでは全角で「HIGH RAIL 1375」と表記されていますが、ここでは基本的に半角で「HIGH RAIL 1375」と記載させていただきます。


「HIGH RAIL 1375」のチケット予約方法

日にち限定の2車両しかない人気観光列車なので、事前予約は必須です。
(そもそも指定席を予約していないと、乗車券だけでは乗車できません)

チケットの予約あたって、以下のサイトを参考にさせていただきました。
予約方法からおすすめの席なんかまで、非常に分かりやすく丁寧にまとめてくださっていて助かりました。

www.kzlifelog.com



というわけで、詳細は上記サイトをご覧いただくこととして、私はざっくりとかいつまんで説明させていただきます。

なお、ここでは駅の窓口での予約ではなく、JR東日本のウェブサイト(「えきねっと」「のってたのしい列車」)でのインターネット予約方法を紹介します。

※ネット予約の場合、あらかじめ「えきねっと」の会員登録が必要です。

①JR東日本の予約ページへ

えきねっとのトップページ、または、のってたのしい列車サイトのいずれかから「HIGH RAIL 1375」のチケット予約画面へアクセスします。

どちらのページからでもいいのですが、4人掛けのBOX席の指定は、なぜか「のってたのしい列車」サイトからしか選べないので、最初から「のってたのしい列車」サイト一択でいいと思います。(予約を進めていくと、最終的にはえきねっとでの予約へと自動的に移ります)


「のってたのしい列車」サイト

www.jreast.co.jp

 

②予約は1ヵ月前から

チケットの予約ができるのは、乗車希望日の1ヵ月前(前月の同じ日)の午前10時からとなります。
例えば、8月13日のチケットは、7月13日の10時から発売開始です。

「HIGH RAIL 1375」は、人気の観光列車で座席数も少ないので、特に夏休みや連休などはあっという間に売り切れてしまう可能性があります。
できるだけ、発売初日の10時を待って早めに予約することをお勧めします。

ちなみに、私の場合は、希望日がちょうどお盆休み期間ということもあり売り切れが予想されたので、1ヵ月前の10時前からスタンバってチケット獲得に臨みました。

当日の10時過ぎは回線が混みあってなかなかページにアクセスできなかったり、次ページに進まなかったりしてヒヤヒヤしましたが、なんとか10時25分くらいには希望の席を確保することができました。
(システムが混みあうのは、全国的に他の列車の予約も一斉に開始されるからで、この時期は仕方ないですね)


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11時すぎに確認してみたら、他の席もほぼ満席となっていました。


③座席指定

上記サイトの「時刻表・運転日」というページの中に"HIGH RAIL 1375【3月17日まで】" "HIGH RAIL 1375【3月18日以降】"というような項目があるので、いずれか選んでクリックします。


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そうすると、「HIGH RAIL 1号」「HIGH RAIL 2号」「HIGH RAIL 夜空」の運行スケジュールが表示され、それぞれ「普通座席」「BOX座席」の項目があるので、希望する列車名の座席を選択してクリック。


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画像は「のってたのしい列車」サイト(https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/highrail1375.html)より




私たちは4人での申し込みだったので、「HIGH RAIL 1号」の「BOX座席」を選びました。


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カレンダーから希望日を選び、空席があれば「きっぷ・座席の種類選択へ進む」というボタンが表示されるので、クリック。

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次の画面では乗車券も買うか、指定券だけでいい(乗車券を申し込まない)のかを選択することができます。

ここで、えきねっと会員のログインを行い(既にログインしていた場合は不要)次ページに進むと、シートマップで座席指定ができます。
(『どの座席でもよい』というボタンもありますが、ふつうは座席指定しますよね)

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希望の席を選んで内容を確認し、支払いを済ませれば無事にチケット予約完了です。(まなおおすすめの席は後ほど)

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当日、乗車するまでに駅の窓口や発券機などでチケットを入手しておきましょう。

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(チケット発券に必要な上記QRコードはメールでも届きます)



座席の種類(おすすめ席は?)

「HIGH RAIL 1375」には、いろんな種類の座席があります。

 

①進行方向向きの2人席(リクライニングシート)
②進行方向向きの1人席(リクライニングシート)
③4人掛けのボックス席
④窓向きのペアシート
⑤窓向きのシングルシート(リクライニングシート)



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画像は「のってたのしい列車」サイト(https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/highrail1375.html)より



どの席も決して悪くないのですが、私が実際に乗って近くで観察して良さそうだと思ったのは④と⑤の席でした。
やっぱり、(同行者全員が)大きなガラス窓に面して座れると、目の前に広がる景色がゆったりと眺められていいなと。
(ただし、④は1人だとちょっと辛いかも)

中でも、私の一番のおすすめは⑤です
⑤の席は独立したシングルシートですが、左右に45度ほど回転させることができるので、見たい角度に椅子を動かせたり、2人で座る場合も隣同士で内向きに座ればちょっとしたペア空間ができるのです。
私たちは4人だったのでボックス席が一番都合が良かったのですが、それでも、『⑤のシートに横並びでも良かったかなあ』とか思ったりしました。


「事前受付」という方法もあり(1ヵ月とさらに1週間前に申し込み)

上記は、発売開始時間以降に直接サイトにアクセスして、その場でチケット予約を完了させる方法でしたが、「発売開始日の10時にスマホやPCにかじりついてなんていられない」っていう場合もありますよね。
かといって、人気の列車は「後で予約」なんて悠長に構えていたら、あっという間に完売になってしまう可能性もあります。
そんな状況で役に立つのが、「事前受付」というシステムなんです。

要は、発売開始日(乗車する日の1ヵ月前)のさらに1週間前に希望するきっぷをあらかじめ申し込めるサービスなんです。

指定席発売開始日の1週間前(同曜日)の14時から申し込み可能です。

この「事前受付」をしておくと、発売日の10時以降、システムが自動的に予約手続きを進めてくれます。

ただし、この「事前受付」をしたからといって、座席の確保が保障されるわけではなく、満席などで不成立となる可能性もあります

また、事前受付の場合には、シートマップで席を決めることができません
(隣り合う席を希望する程度のことはできますが、基本的にはシステムにおまかせ)

そこで気になるのは、果たして「事前受付」と発売当日の発売時間にサイトにアクセスをして予約するのと、どちらがいいのか?ということですよね。

正直言って、そこははっきりわからないのですが、あくまで私の場合はこうだったということをお知らせしておこうと思います。

実は、今回、両方の方法でチケットの予約を行っていたんです。
どうしてもその日時で4人分のチケットを入手したかった私たちは、友人が発売日の1週間前に事前受付を行い、私が発売日当日にパソコンから予約を行いました。
(もちろん、運良くどちらも入手できた場合は、手数料を支払って速やかにキャンセルを行い、できるだけ他の方の迷惑にならないようにする心づもりでいました)


事前受付の方法は、通常の予約方法と途中まで同じで、日時を選択する画面のカレンダーに「事前」と記されているものを選んで手続きを進めます。

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結果、とてもラッキーなことにどちらもBOX席を確保することができたんです。

ただ、私がパソコンからの当日アクセスで10時半前に予約が完了した一方、友人の事前受付の結果メールが届いたのが11時過ぎだったことを考えると、事前受付が優先されるわけではなく、直接、発売開始時間(10時)にサイトへアクセスして取るほうが確実かなという印象は持ちました。
(もちろん、サイトが繋がりにくい状況をうまく乗り越えればの話ですが)

実際、私が座席指定をする際には、2つあるBOXシートはどちらも選択可能だったので、事前受付のシステムが先に押さえていたとは考えにくいです。

何はともあれ、幸運にも両方ともボックスシートのチケットを取ることができたので、4人で相談のうえ友人に当てがわれた方の席(八ヶ岳と反対側の席)は即時キャンセルすることにしました。
キャンセル手数料がかかることは承知のうえで申し込んだので、そこは問題ありません。

なお、キャンセルした30分後に再び予約サイトに入って確認してみたら、既にどなたかが予約されていました。(欲張りな予約方法をしていたので少し心苦しかったんですが、すぐに埋まってよかった!)




特製のお弁当を予約

無事にきっぷの予約ができたので、乗車当日に車内で受け取ることのできる特別な弁当を事前予約しておきました。
JRE MALLの「ネットでエキナカ」というサイトで予約できます。

事前予約でHIGH RAIL 1375をおいしく楽しもう!:JR東日本


HIGH RAIL 1号で申し込めるのは、「小海線高原ブランチ」というお弁当です。
税込みで2,200円と、わりといいお値段するのですが、特別列車の思い出ということで、楽しみにしておきましょう。



乗車当日の様子

今回、私たちは時間の都合もあり、始発の小淵沢から終点の小諸までではなく、清里から佐久平までの区間の指定席を予約していました。

というわけで、清里駅でHIGH RAIL 1号の到着を待ちます。

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清里駅出発

定刻通り、11時すぎにHIGH RAIL 1号がやってきました。
清里駅で約7分停車するので、乗車してきた人の中にも一旦外に出てホームから列車を撮影している人がちらほら。

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八ヶ岳高原の絶景ということでは、私的には清里駅から野辺山駅付近がメインスポットというイメージがあります。

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JR線で最も標高の高い地点(1375メートル)もこの清里駅から野辺山駅の間にあります。
ちょうど八ヶ岳グレイスホテルのあたりです。





野辺山駅停車

JRの駅の中で最も高い位置にある野辺山駅でも約10分程度停車し、乗客はそれぞれ記念撮影などをして過ごします。
(野辺山で下車して行った人たちも何人かおり、入れ替わりに乗車してきた人たちもいました)

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車内アテンドをする女性スタッフさんは、野辺山駅の看板の前で記念撮影のお手伝いもされていました。

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野辺山駅の駅舎の天井に描かれた星空には、ちょっとした仕掛けがありました。


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普通に撮影するとただの星空なんですが、フラッシュをたいて撮影すると、星座が浮かび上がるんです!
これにはちょっと感動しました。

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(↑写真は前日に撮ったもので、HIGH RAIL 1375号ではありません)

車内の様子

皆さんが駅に降りて撮影をされている間に、空いた車内の写真を撮ってみました。

こちらは、ボックス席。


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そして、こちら右手が窓を向いたシングルシートで、左手が同じくペアシート。

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こちらは、2号車のリクライニングシート席(1人席が少しと2人席)
いずれの座席も進行方向を向いています。

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シートの柄はみんな星空仕様になっていて素敵です。

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こちらは、車内の物販ブースです。

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こちらのカウンターで事前に申し込んであったお弁当も受け取ります。

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記念グッズをいくつかお土産に買いました。

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ハイレール1号の車窓

野辺山あたりには高原野菜の畑が広がり、八ヶ岳の見晴らしも良く、まさにハイライト的な風景が続きます。

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森の緑も美しく、清々しい車窓を堪能することができました。

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特製弁当「小海線高原ブランチ」

そろそろお弁当を食べることにしましょう。
四角いボックスと、高原野菜のサラダが入ったパックがセットになっています。

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ボックスの蓋を開けると、HIGH RAIL号が飛び出る仕様になっていて、とてもキュート。
これはさすがに捨て難く、紙でできた外箱だけは記念に持って帰ることにしました。

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中身はこんな感じです。
思ったよりボリューミーでした。

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感動的な美味しさというわけではありませんでしたが、パッケージのかわいらしさや美しい景色、観光列車の中で食べる雰囲気込みで、気分は上がりました。
多少割高な気がしないでもないものの、個人的には注文して良かったと思います。



佐久平駅で下車

その後、列車は少しずつ標高を下げながら千曲川沿いを走り、車窓も佐久盆地ののどかな田園風景へと変わっていきました。

私たちは北陸新幹線で東京へと向かうため、終点の小諸ではなく手前の佐久平駅で下車しました。




清里から約1時間ちょっとの高原列車の旅でしたが、車窓からの景色ものどかで美しく、車内も可愛らしくて、大満足でした。


下のインスタリール動画は、High Rail 1375だじゃなく前日の小海線乗車風景や野辺山駅周辺の様子なども入っていますが、良かったらご覧ください。



もし機会があったら、次は星空鑑賞をテーマにした「HIGH RAIL 夜空」号に乗ってみたいと思っています。


以上、八ヶ岳山麓を行く観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗車した話でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。


ではまた。







雨のチェンライ、雲に浮かぶ山々(ドーイ・パータン/プーチーファー)

なぜ、雨季にチェンライの山なんかに行こうと思ったのか。
それは、エアアジアの乗り放題パスを使いたかったから。
タイ北部に連なる山々のベストシーズンは寒季(乾季)というのが一般的なのもあって、それほど期待していなかったのですが、雨季には雨季の趣きがありました。


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チェンライ空港からドイディンデーン陶器工房へ

7月の土曜日の朝。
エアアジアでドンムアン空港からメー・ファールアン、チェンライ国際空港へと向かいました。
(今回もエアアジアの1年間乗り放題パス(サブスク)を利用してきました)

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1時間ちょっとの気持ちの良いフライトでした。
機窓の景色も穏やかで美しかったです。


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チェンライ空港に到着したらAVISのカウンターで予約してあったレンタカーを借り、
最初に向かったのが、ドイディンデーン(Doy Din Dang Pottery / ดอยดินแดง)という陶器工房。

こちらは、唐津の人間国宝の下で学ばれたタイ人陶工ソムラック先生と日本人の奥様が営まれている工房です。
2019年末に訪れて以来、約2年半ぶりの訪問です。

www.manao.life


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今回は、週末のプーチーファー弾丸旅行なので、あまり寄り道的なことをする時間はなかったのですが、この工房はどうしても立ち寄りたかったんです。

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朝一で、まだ訪問者のいない静かな敷地内を少し散策させていただき、陶器販売ギャラリーを拝見してから、併設のカフェでアイスカフェオレをテイクアウトしました。

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次回はもっとゆっくり滞在したいと思いつつ、山に向けて出発です。

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近くにあった教会

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霧のドーイ・パータン

チェンライの市街から小一時間で、空を指す山「プーチーファー」(Phu Chi Fa / ภูชี้ฟ้า)の麓に到着。
ここから先、山道をぐんぐん上っていきます。

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プーチーファーというのは、あくまでラオスとの国境に連なる山々のうちの峰のひとつなんですが、この日は、プーチーファーから北に20キロちょっと(直線距離では10キロ程度)の場所にある、ドーイ・パータン(Doi Pha Tang / ดอยผาตั้ง)という峰に先ず向かうことにしました。


このドーイ・パータン(単にパータンと呼ばれることも)は、前回のプーチーファー訪問時に、時間の都合により諦めた場所のひとつで、ずっと行きたかったんです。
頂上からの景色は素晴らしく、馬で登るサービスもあるみたいなんですよね。興味津々。

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12時過ぎ。
パータンの駐車場に到着。


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結局、チェンライ市内から麓までより、麓から山道を上がってくる方が時間かかりましたね。

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ていうか、雲が立ち込めてますね。。。



とりあえずは、登山道(トレッキング的なレベルです)の入口にあるお店で腹ごしらえを。


雲南スタイルのクイッティアオ(麺)なるものを注文してみました。

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クイッティアオ・ガイ・スーット・ユーナーン(ก๋วยเตี๋ยวไก่สูตรยูนาน 40 THB)

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麺は普通の米麺ですが、キャベツに鳥のささみとミートボール、挽肉の辛味噌的なものが乗っており、思った以上に深い味わいで美味しかったです!


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ランチを食べたら、トレッキング開始です。
最初は階段道が続きます。


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相変わらず雲が多くて視界が悪いのですが、雲の切れ目からメコン川が見えました。(見えてる場所はお隣のラオス)

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仏像が安置されていました。

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この辺りから先は、土の道です。
霧というか靄が立ち登ってきます。

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石林・パーヒン(ป่าหิน)と書かれた奇岩(?)なんでしょうね。
これくらいの岩はそれほど珍しくないような気がしますが、もしかしたら、この上にもっと別の岩群があったのかもしれません。

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巨岩の割れ目みたいな。
きっと、晴れていればここからの景色も綺麗なんでしょうが、なんせガスだらけなので、チラ見して通り過ぎました。

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とりあえす、ヌーン102(เนิน 102)という丘陵の頂上を目指しましょう。

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うーん、何にも見えん・・・・。

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しばらく待ってみましたが、霧が晴れる様子もないので、下山することにしました。
まあ、雰囲気は味わったのでよしとしましょう。

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ちなみに、この時は馬に乗って頂上まで行くサービスは見当たりませんでした。

そういえば、パータンの駐車場に上がって来る途中で、道端で草を喰む1頭のポニーを見かけたんですが、おそらくその子だったんでしょうね。
観光シーズンだけのサービスなのかも知れません。

徒歩でも頂上まで15分〜20分くらいですけどね。






月を指す山(プーチードゥアン)

パータンを後にして次に向かったのは、これまた前回行けなかった「プーチードゥアン」(Phu Chi Duean / ภูชี้เดือน)、「月を指す山」という意味の名前が付けられています。

有名なプーチーファー(空を指す山)の近くには、このプーチードゥアン(月を指す山)プーチーダーオ(星を指す山)など、旅行者の興味をくすぐるロマンティックな名前の山がいくつかあります。

私もそんな素敵な名前に興味をガッツリ掴まれたひとり。

前回訪れた、空を指す山プーチーファー及び、星を指す山プーチーダーオの様子はこちら↓

www.manao.life




今回は、月を指差す山を見に向かいます。

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ここがプーチードゥアンの入口。

だーれもいません。
この先は乗用車では上がれないので、通常は四駆のピックアップみたいなので上部の駐車場まで送ってくれるはずなんですが。。。

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近くにいた人に聞いてみたら、「観光シーズンしかやってないよ」と。
そうすると歩いて行くしかないようですが、「1時間くらいかかるんじゃないかな?」とのことで諦めることにしました。

だって、天気が良ければまだしも、この空の様子じゃ時間と労力を使って頂上に行ったとしても、先ほどのパータンと同様に真っ白な世界しか望めないのは明白でしたから。


これでまたここへ来る理由ができたと思うことにします。
次回に期待ですね。

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山と谷を望むかわいい宿「ファートーン・トーファン」

プーチードゥアンを諦めた私たちは、早めに宿へ向かうことにしました。

今回予約してあったのは、プーチーファーとプーチードゥアンの間にある小さな宿でした。

ファートーン・トーファン(ฟ้าทองทอฝัน)という名前で、『夢織りなす黄金の空』みたいな素敵な意味なんですが、タイ語で韻を踏んでいて、音的にもきれいなネーミングです。

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道路脇の山の斜面に建てられており、部屋は3つしかありません。

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Googleマップでたまたま見つけて、写真やレビューからなんとなく良さそうな宿だと思って決めましたが、直感に間違いはありませんでした。

部屋は簡素ですが清潔で、ガス式のホットシャワーもあり、十分な湯量の暖かいお湯が出ました。


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そして、何より素敵なのは、部屋の前にあるベランダからの景色ですね。
椅子に座って、際限なくぼーっとしていられそうです。
私たちが滞在した時は、雨や霧に煙る緑の山々や空を覆う雨雲の流れが美しかったです。

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晴れた日には、青空や真っ赤な夕日、そして満天の星空が望めるらしいです。

また、1月頃には、宿の周りに植えられたヒマラヤ桜が満開となるんだそうです。
寒季(乾季)となる11月から3月くらいにかけてがこの辺りのベストシーズンだと思いますが、またその頃に泊まりにきたいですね。




部屋のベランダも素敵ですが、朝食会場も兼ねる共用のテラスもまたいいんですよ。

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わんちゃんもかわいい!

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ホステル入口に咲いていた1輪のバラも鮮やかで映えました。



<宿情報>
-------------------------
ファートーン・トーファン
ฟ้าทองทอฝัน
所在地:VF83+2GG Unnamed Road, ตำบล ตับเต่า อำเภอ เทิง Chiang Rai 57310
TEL:089-956-8893
-------------------------






※周囲にはレストランや売店などがないため、夕食を宿で食べたい場合は、テイクアウトしたものを持ち込むか、事前にムーカタ(タイ風鉄鍋焼き肉)のセットをお願いしておくことをお勧めします。

私たちは、当日チェックインの時にお願いしたのですが、当日だとこのゲストハウスでの仕入れが間に合わず、別のお店から取り寄せてもらうことになりました。繁忙期だと対応しきれない可能性もあるので、念の為、前日までに注文しておくほうがいいと思います。




夕暮れのプーチーファーへ

シャワーを浴びて部屋のベランダでまったりした後、せっかくなので夕暮れのプーチーファーへ行ってみることにしました。


宿からプーチーファーの駐車場までは10分ほど。
しかし、手前のゲートで守衛さんに「もうすぐ閉まるから明日の朝にすれば?」と止められました。

ゲートの開門時間を見ると、朝の4時から夕方6時まで。
確かに、あと30分ちょっとしかありません。

それでも、少しだけでも夕方の山を眺めたいとお願いして、通してもらいました。
ありがとう、守衛のおじさん!

駐車場に到着すると、大型バイクが一台だけ停まっており、売店も全て閉まっていました。
車を停めたら、急いでプーチーファー頂上へと続く階段を上がって行きます。

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階段を歩いてすぐの場所で、上から降りてくるインド系の男性とすれ違いました。
おそらく彼がさっきのバイクの持ち主でしょう。

というわけで、本当に我々が最後の訪問者となったようです。


息を切らしながら、プーチーファーの頂上が見える草原まで到着。
頂上まで行って帰ってくる時間はありそうもないので、この辺りからの景色を楽しむことにしました。


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霧(靄?)が流れてはプーチーファーの頂を隠したり現したりしています。


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重なるように連なる山々の景色も幻想的でした。

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前回訪れた快晴のプーチーファーとはまた違った美しさがありました。

もうしばらくこの景色を眺めていたかったんですが、守衛のおじさんとの約束もありますので、この辺りで帰ることにします。


また明日の朝、来ることにしましょう。

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夕飯はムーカタで乾杯!

宿に戻る前に、道沿いの食堂でカオパット(炒飯)とソムタムをテイクアウトで買って帰ることにしました。
夕飯はムーカタ(タイ式鍋の焼き肉)を注文しておいたのですが、足りなかったら嫌だなと思って念のために。(後でそんな心配は杞憂であったと知ります)

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この食堂のテラスからの眺めも良かったですね。


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宿に着く頃には、あたりはだいぶ暗くなっていました。

共用テラスのテーブルに、宿の方が炭を起こしてムーカタの準備をしておいてくれていました。

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2人分で490バーツだったので、こじんまりしたセットかと思ったら、肉も野菜もドカンと用意されていたので驚きました。


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個人的に、普段ムーカタを食べる機会はめっきり少なくなったものの、タイの山ではこのムーカタが定番のようで、私たちもそれにならってムーカタをお願いするのですが、山の空気やアウトドアな雰囲気が手伝うのか、山で食べるムーカタの美味しいこと!
冷えたビールの美味しいこと!

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ビールのあてに買ってきたソムタムも美味しかったし、静かに炭が音も虫の音も最高でした。

結局、足りないかもと思っていたムーカタのセットだけで満腹になり、カオパットは完全に不要でしたね。
お腹がはち切れそうでした。





雨のプーチーファー

翌朝、5時に宿を出てプーチーファーへ向かいました。
霧に包まれた駐車場には、私たちが一番乗りでしたが、いくつかの売店には明かりが灯っており、おばちゃんたちが開店の準備を行っていました。

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木の杖を借りたかったので、売店でコーヒーと生姜湯を注文しました。

体が温まったところで、いよいよプーチーファーの頂へ。
外はまだ真っ暗なので、ヘッドライトを点けていざ出発!

階段を20段くらい上ったところで、顔にぽつり。

ん?
霧の水滴?

ぽつり、ぽつり。
ぽつ、ぽつ、ぽつ・・・
ザーッ!!!!

突然の雨。
しかも強め。

小雨くらいは覚悟していましたが、これはもう無理。
一旦車に戻って待機です。

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それから30分くらい待ったんですが、止む気配なし。
お借りした杖をおばちゃんに返して、宿に戻ることにしました。

雨季ですもんね、残念。

でも、昨日の夕方、ちょっと無理を言って山を見ておいてよかったです。
守衛のおじさんのアドバイス通り「明日の朝来ればいっか」って諦めていたら、今回、一度もプーチファーを拝めず終いになるところでした。
(ちなみに、その日は大雨により日中もゲートは封鎖されてしまいました)



おかゆの朝食、雨の山路

宿に戻ったら、宿の周りもかなりガスっていました。

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テラスのテーブルで朝食をいただきます。

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おかゆを準備してくれていました。

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雄大にして幽玄な景色を眺めながら、ゆっくりと食事をしました。


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なんだか、雲と地上の間にいるような景色。

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というか、断然雲の方が近いのです。


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ああ、こういう時間もいいもんだなあ。

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雨音に耳を傾けながら、もう一眠りしようかなんて考えていました。

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10時半にチェックアウトして、ゆっくりチェンライ市内へ向かって帰ることにしました。

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カーブの続く山道を降ったり上ったり。

途中、少数山岳民族であるモン族の集落に差し掛かったところで、独特なスタイルのお堂が目についたので立ち寄ってみましたが、扉は閉ざされ廃れていました。


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その後、雨足が強くなり、急勾配の峠では滝のように流れてくる水でタイヤがスリップしたりして、ヒヤヒヤしました。

雨季のチェンライを舐めてはいけませんね。


平野部に降りてきた頃にやっと雨も止みました。




道端のレストランでランチ

どこかでランチを食べようと、Googleマップに保存していたカフェに立ち寄ってみたんですが、あいにく現在はカフェとしての営業は行っておらず、夕方にビヤガーデンとして営業しているようでした。

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店の方が、写真はどうぞご自由に撮っていってくださいと言ってくれたので、数枚パチリ。

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田園の緑がきれいでした。




とりあえず、チェンマイ市内に向かって車を走らせて、道路沿いにあったレストランに適当に入ってみました。


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メニューにあったカオソーイは「今日はない」とのことで、パッタイを注文したんですが、このパッタイ、美味しかったです

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わざわざここに立ち寄って食べてくださいとお勧めするほどではありませんが、行き当たりばったりで入った店にしては当たりだったなあと思いました。





足マッサージをして空港へ

チェンライ市内に到着して、フライトまではまだ時間があったので、これまた適当に見つけたお店でフットマッサージをすることに。

最近できたばかりなのか、明るく真新しい店内。
おしゃれなつくりでした。

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マッサージは上手でしたが、ベッドのような椅子での施術だったのが珍しいなと思いました。
(個人的には普通のリクライニング式のソファーが好きです)


足も軽くなったら、ガソリンスタンドで満タンに給油して、空港へ。



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最近の私たちの傾向で、今回も1泊2日の弾丸旅行でしたが、意外とのんびりする時間も多くて楽しかったです。

雨季だといろいろ制限や足止めなどもあったりするし、チェンライの山々をお勧めするならやはりベストシーズンである乾季(寒季)の方がいいことは確かなんですが、雨季には雨季なりの美しい景色や過ごし方もあるんだなということがわかりました。


ということで、チェンライの週末旅行は以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

ではまた。

お気に入りの宿に泊まる週末まったりチェンマイ

先日週末を利用してチェンマイに行ってきました。
特に観光の目的があったわけではなく、エアアジアの乗り放題でチケットが取れたのと、前回泊まった旧市街にある宿がとても良かったので、日常を離れてゆっくり過ごすのを目的に行ってきました。


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チェンマイ空港へ

少しでもチェンマイでの滞在時間を多くしたかったので、土曜日は早起きして早朝のフライトでドンムアン空港からチェンマイへ。


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機上から見る日の出がとてつもなく神々しかったです。

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まるで雲の海の上を飛んでいるかのような世界。
こういう時って、写真や動画撮っちゃいますよね?




チェンマイ空港に降り立って、旧市街までの移動は何にしようかと考えます。

以前は空港から市内へ向かうバス(スマートバス)が運行していて便利だったのですが、コロナ禍以降運休しているようです。
Grabでも呼ぼうかなと思って到着ロビーに出ると、市内までのタクシー1台150バーツと掲げたカウンターが目に入りました。

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150バーツですぐ出発できるならそれでもいいなと思い、今回はタクシーで向かうことにしました。(最近、Grabも大して安くないですしね)

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はじまりはワット・プラシン

行き先は、とりあえず、ワット・プラシン寺院(วัดพระสิงห์)にしました。
まだ朝の7時前。
宿のチェックインには早すぎるし、カフェも空いているところなさそうですしね。

ワット・プラシンはチェンマイで最も格式の高い寺院のひとつ。
第一級に格付けされた王室寺院でもあります。
チェンマイ週末滞在はここからはじめてみましょう。

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その時間帯、参拝者は私たちだけでした。
人気のない静謐な雰囲気の境内をゆっくり歩きます。

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こちらは、ホートライ(หอไตร)と呼ばれる経蔵
いつ見ても立派だなあと感心します。
壁の天人の彫刻も素晴らしいですね。


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旧本堂と黄金の仏塔。

北タイ(旧ラーンナー王国)の寺院はやはりバンコク近郊の寺院とは違った特徴があります。
屋根の重なりや緻密な木彫が美しいです。

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にゃんこも参拝していました。


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ウィハーン・ラーイカム(วิหารลายคำ)という礼拝堂に安置されたシヒン仏(プラシン)
スリランカ様式の仏像です。


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タイ正月であるソンクラーン(水かけ祭り)には、この仏像は台に乗せられ市街を巡回するそうです。

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朝食を摂りに向かう少年僧たち


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境内の一角には、涅槃仏も。

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清々しい朝でした。







美味しいヘルシー朝ご飯(SUN RAYS CAFE)

ワット・プラシンで一通り参拝を済ませたところで、7時半過ぎ。

Googleマップで見つけた近くのカフェに朝ご飯を食べに行くことにしました。

ワット・プラシンの南側にあるソイ(タノン・サームラーン・ソイ1)をお堀の方に向かって歩いていくと、そのカフェはありました。

SUN RAYS CAFE Breakfast & Brunch

まさに朝食にぴったりなカフェ。

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お店に着いた時点で、まだ7時50分。
開店時間の8時にはまだ少し時間がありましたが、既に先客が1組窓ごしに見えたのでドアを開けてみたら、「どうぞ」と店員さん。


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テーブルが数個あるだけのこじんまりしたカフェですが、明るく可愛らしい雰囲気。

メニューはこんな感じです。


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私は、My Morning(マイモーニング)を。


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友人は、ABF(アメリカンブレックファースト)を注文しました。


どちらもサラダたっぷりで果物(パッションフルーツ)も付いていて鮮やかだし健康的。
美味しかったです。


<店舗情報>
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Sun Rays Cafe - Breakfast & Brunch
所在地:31/1 ถนนสามล้าน ซอย 1 ตำบล พระสิงห์ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    31/1 Samlan Rd Soi 1, Phra Sing, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:089-555-5848
時間:08:00-17:00
URL:facebook
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荷物を預けてお茶(WHOLE GAIN)

朝食を食べ終わったら、旧市街を散歩しつつその日の宿まで。
とりあえず、大きな荷物だけ預かってもらうことにしました。

前回宿泊してとても気持ちよかった、お気に入りの宿です。

まなおさん、以前に泊まっていただきましたよね?」っていう第一声も、嬉しくなるじゃないですか。



荷物を預けたら、再び旧市街散歩。

と思ったんですが、歩き出してすぐ近くにあったカフェが雰囲気良さそうだったので、いきなりまったりすることにしました。

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特に変哲のない、民家を改築したカフェ(おそらくゲストハウスも兼ねてます)なんですが、素朴でいい感じ。


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私は抹茶ドリンクを、友人はアイスカフェラテとサラダを注文していました。(さっき朝ご飯食べたばかりなのに。笑)

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<店舗情報>
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Whole Gain Cafe
所在地:103/3 พระสิงห์ ตำบลศรีภูมิ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    103/3 พระสิงห์ Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:089-914-6492
時間:08:30-17:30
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足マッサージ(チェンマイ・フットマッサージ)

カフェでチルした後は、さらにまったりしに足マッサージに行くことにしました。

実は、昨年の年末滞在時に行こうと思っていた店なのですが、年の瀬過ぎてお店自体が閉まっていたのです。

ワット・チェディルアン寺院や宿からも近い場所にあるマッサージ屋さんです。
その名も、「CHIANGMAI FOOT MASSAGE

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ここが気になったのは、スパ的なマッサージではなく、Googleマップのレビューなどから、熟練のマッサージ師がしっかり足をほぐしてくれそうな、硬派なイメージを持ったからです。

実際、この店にあるのは、フットマッサージとタイマッサージのみで、アロママッサージやオイルマッサージはありません。


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私たちを担当してくれたのは、優しそうなおじさんと寡黙な青年でした。
2人とも指にマッサージのタコができているのが見えました。

で、予想通り、とってもよかったです。

痛すぎる台湾式足つぼマッサージはちょっと苦手なんですが(でもたまにやりたくなる)、ここは「痛気持ちいい」くらいのいい力加減で足がすごく軽くなりました。

チェンマイに来たらまたリピすると思います。

1時間300バーツ
1時間半450バーツ


<店舗情報>
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チェンマイ フットマッサージ
ร้านนวดฝ่าเท้าเชียงใหม่
Chiangmai Foot Massage
所在地:68, 6 ถนน ราชดำเนิน ตำบลศรีภูมิ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    68, 6 Rachadamnoen Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:088-252-7173
時間:11:00-22:00
URL:https://chiangmai-foot-massage.business.site/
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お昼はおうどん(銀うどん)

足マッサージを終えたのが、ちょうどお昼過ぎ。

ランチは何にしようかと考えていたら、昨年末に行きそびれたうどん屋さんがあることを思い出しました。

銀うどん」というチェンマイ旧市街東側のお堀に面したお店で、大晦日に店の前を通ったらすごい行列ができていたので諦めたのでした。






今回も土曜日のお昼時ということもあってか、店の前には席待ちのお客さんが2組いましたが、タイミングよく入れ替わりがあって、私たちもほとんど待たずにカウンター席に着くことができました。


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もちろん、中は満席です。
そのほとんどがタイ人で、日本人が数人という印象です。

カウンターからガラス越しに厨房の様子を眺めていましたが、手際よくえび天を揚げてる様子や丼ぶりものを作っている様子などが垣間見れて面白かったです。

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ただ、厨房にいる調理人の多いこと。
役割分担があるのかも知れませんが、半分くらいでいいのでは?と思っちゃいました。(大きなお世話ですね)


注文をし終わると、ホールのスタッフが「テーブル席空いたのでどうぞ」と声をかけてくれました。
私はカウンターでもよかったんですが、せっかくなので移動することに。

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基本的に私、普段は食べ物にあまり冒険しない派なんです。
でも、この日は白いスープに明太子の乗った、こんなうどんを注文してみたんです。

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悪くはなかったです。
でも、うどんはシンプルな出汁で育った私にはちょっとインパクトがありすぎだので、目の前のタイ友と相談。


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結局、肉うどんと交換してもらうことになりました。

明太子大好きな友人は、交換したうどんを喜んで食べてくれました。
本当にありがとう。

うどん自体は、ほどよいコシがあって美味しかったです。



<店舗情報>
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銀うどん
Gin Udon
所在地:69 1 ถนน คชสาร ตำบลช้างคลาน อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50100
    69 1 Kotchasarn Rd, Tambon Chang Khlan, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100
TEL:053-272-898
時間:11:30-21:30
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ホテルでまったり

うどんを食べた後は、午後1時半過ぎに宿へ。

ヴィラタイオーキッド(Villa Thai Orchid)

私のお気に入りの宿です。

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部屋の準備が整うのは午後2時とのことでしたが、少し早めに行って、1階の共有スペースで待たせてもらうことに。
ここはドリンクやバナナや簡単なスナックなど自由にいただけます。


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冷たいオレンジジュースを一杯もらってくつろいでいると、部屋の準備ができましたと早めに声をかけてくれました。


ここの若いオーナーさん夫婦(たぶん?)、2人とも本当に感じのいい方で、とても自然で気持ちのいい応対なんです。

今回もまずは館内で利用するスリッパを選びます。
これ、チェックアウト時にはお土産に持って帰れるんです。

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次に、翌朝の朝食を選びます。

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前回2泊して食べた“フルーツサラダ”も“牛肉の煮込みスープ”もどちらも美味しくて、今回は別のものに挑戦しようと思っていたら、友人が先に“チキンの煮込み”を選んだので、結局私は今回も“フルーツサラダ”を選んだんです。

すると、「まなおさんは、前回同様フルーツサラダですね?玉子も同じくスクランブルエッグで大丈夫ですか?」って、私が前回食べたのを覚えてくださったのには感動しました。

もしかしたら覚えていたのではなくて、顧客が選んだものを毎回記録していてそれを事前に見返していたのかも知れませんが、仮にそうだっとしても、なかなかできることじゃない素晴らしい気遣いですよね?


部屋まで案内してもらう際にも、今回は1泊だけにも関わらず、「もし洗濯ものがあれば、カゴに入れて部屋の前に出しておいてください。明日の朝までには仕上げておきますから」と。

そうなんです、ここの素晴らしいサービスのひとつに、無料の洗濯サービスというのがあるんです。
今回、私たちはお願いしませんでしたが、この洗濯サービスは、ぜひみなさんにお伝えしたいところです。


部屋に着いたら、シャワーを浴びて、まったり休憩。
今日は早朝から活動していましたからね、さすがに疲れました。


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夕暮れはおきまりのワット・チェディルアン

夕方、宿からすぐ近くにあるワット・チェディルアン寺院へと向かいます。
チェンマイの旧市街に滞在すると、たいてい夕方にはこのワット・チェディルアンで過ごすことが多いです。
ぼけーっと夕暮れの空と仏塔を眺めるのが好きなんです。

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屋根の造形が美しいですね。

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仏塔裏手にあるお堂の石造りの仏像。

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仏塔を取り囲む金属製の柵もなかなか趣があります。


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月が出てきました。

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境内に透明な仏塔のオブジェクトがありました。(地震で上部が崩落する前の想像模型ですかね)

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北タイ料理の夕飯(フアン・ペン)

日が暮れたので、夕ご飯を食べに向かいます。

こうしてチェンマイの1日を書いていると、なんだか、ずっと食べてばかりですね(笑)

この日は新規開拓もちょっと面倒だったので、徒歩で行ける定番の北タイ料理レストランにしました。

フアン・ペン(Huen Phen)

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ここは何度か食事をしたことがあります。
日本人や観光客の間でも、わりと有名です。


古民家のような店内には、アンティークな家具や置物、調度品がいっぱい。(タイのものに限らず)

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適当にいくつか注文してみました。


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2人ともあまりお腹がすいていないと言っていたのに、結局いろいろ注文しすぎてしまうのはいつものこと。(反省。でも完食)


このお店は、どれも無難な味付けで、それが観光客にも人気なんだろうと思います。



ゆっくり食事をした後は、腹ごなしも兼ねて散歩。

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部屋に戻ったら、写真の整理などをして過ごしました。



やっぱり美味しい朝ご飯

翌朝、楽しみにしていた宿の朝ご飯。
1階のダイニングルームでいただきます。

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ドリンクやトースト、ビスケット、ヨーグルトなどはセルフで自由にいただけます。
席に着いてしばらくすると、チェックイン時に選択していた朝食セットが運ばれてきました。

2度目のフルーツサラダのセット。

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いろんな種類のフルーツがどっさり入っていて、本当に美味しいんですよ。
ヨーグルトをかけていただきます。

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こちらは、友人が選んだチキンの煮込み。

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一口もらいましたが、これ、肉がホロホロで柔らかく、味付けもしっかりしていて本当に美味しかったです。
次回はこれを選んでみようと、心に決めました。


食後に少し宿の周りを散歩してから、チェックアウト時間まで宿でゆっくり過ごしました。
(前日はわりとあちこち歩き回ったので、この日はダラダラ)

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カオソイのランチ

昼前に宿をチェックアウト。

今回も、最初から最後まで何一つ嫌な気分になることなく、気持ちの良い滞在ができました。
なんか、いつも完璧だと、逆に、いつかどこかでその完璧さが崩れるのではないかという怖さもあるんですが、今回も大丈夫でした。(ほっ)


昼は宿から徒歩数分の場所にある、たまたま前を通った店でカオソイを食べてみました。

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牛肉のカオソイ。

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特に期待していたわけではなかったのですが、それなりに美味しかったです。







Grabで赤いソンテオ!?

ランチを食べたら空港に向かいます。

Grabで車を呼ぼうとしたら、その時間帯は周りの渋滞もあってなのか、非常に高かったんです。
JustGrabで300バーツ超えの価格が表示されており、チェンマイ旧市街から空港までなんてほんの4~5キロ、すいていたら10数分で着くような距離にしては高すぎないかとびっくりしました。

実際、前日は早朝で渋滞ゼロということもありましたが、空港タクシーが150バーツで10分もかからず旧市街まで到着していますしね。

それで、別の配車アプリBoltをチェックしてみると、100バーツちょっとであるではないですか!
さっそく呼んでみたんですが、アプリ内で自動的に候補に挙がってくるドライバーにことごとく拒否されるんです。

そして結局「ドライバーが見つかりませんでした」みたいな画面になる。
これを3回くらい繰り返したんですがダメで、あきらめることに。

チェンマイ恐るべし。

仕方なく、再度Grabアプリに戻ってよく見てみると、下の方に半額くらいの料金のがあるのを発見!

RodDaeng

ん?
ロッドデーン?
え、まさか・・・「ロット・デーン=赤い車」って、ソンテオ!?
試しに呼んでみましたよ。

そしたら、本当に赤いソンテオがやってきました。笑



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(画像は後からソンテオ車中でキャプチャーしたものなので、距離や料金は旧市街からのものではありません)


何はともあれ、車が手配できたのでホッとしていたのですが、その日はなんと空港まで1時間かかりました。
チェンマイ市内が、とんでもない渋滞だったのです。
ソンテオは安くて良かったんですが、動かない車内は暑くて参りました。

空港に着いた時には、私たちもドライバーのおじさんもうんざりしていました。
おじさん曰く「今日は異常だ」とか。
(ごめんねおじさん🥺)


まあでも、Grabでソンテオを呼べることを初めて知りました

これ、大人数の時とか大荷物の時なんかは使えるかもしれませんね。
(もっと涼しい時期に、みんなで近場の温泉までチャーターとかも良さそう)





チェンマイ空港では、タイ航空のラウンジがプライオリティパスで利用できるので、タイティーのアイスクリームなんかを食べてみました。


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以上、チェンマイ週末旅行でした。

まとまりもなくダラダラ書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

ではまた。

ライレイで夕飯、アオナンでランチとフットマッサージ(クラビー週末旅行その3)

週末にクラビー県のライレイビーチへ行ってきた旅行記の続きです。
ウォーキングストリートにあるカジュアルで美味しい食堂とアオナンのお洒落なランチスポットの紹介をします。
時間つぶしに入った足マッサージもとても上手でした。


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美味しいカジュアルレストラン「Railay Family Restaurant」

プランんビーチで夕日を見た後、雨が心配で早めに戻ってきましたが、結局雨が降り出したのは深夜になってからでした。

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(よかったら、前回の記事もご覧ください)


その日の夕飯は、東西のライレイビーチを繋ぐウォーキングストリート的な道に点在するレストランのひとつで食べることにしました。


ウォーキングストリートに出る手前の薄暗い路地を歩いていると、道端で何やら草を摘んでいる女性がいました。
近寄ってみると、それはバイ・ブアボック(ใบบัวบก)というタイハーブでした。

バイ・ブアボック(ブアボックの葉)というのは、日本語ではツボクサと呼ばれる薬草の一種で、フキの葉とか小さな蓮の葉みたいな形の可愛らしい草の葉っぱです。
この葉を絞ったジュースがタイの町角で売られているのもよく見かけますが、まさにタイの青汁という感じです。(ただし、甘味を追加していることが多いです)

また、タイ料理の付け合わせ野菜なんかに使われることもあります。
きっと今日の食卓に上がるのでしょうね。
ただ、この路地は人の往来も結構あるし野良犬なんかも歩いていたので、「犬のおしっこかかってそうだよね」なんて大きなお世話なことをタイ友と話してました。(ごめんなさい)
もちろん、きれいに洗ってから使うのでしょうけど。



賑やかなウォーキングストリートに差し掛かりました。

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特に下調べをしていたわけではないのですが、明るくてそこそこお客さんのいるお店にフィーリングで入ってみました。

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ライレイ・ファミリー・レストラン(Railay Family Restaurant)というお店です。

ランチを食べたローカル・タイフード・レストラン(Local Thai Food Restaurant)のすぐ近く。

どちらも奇をてらわないネーミングのお店ですが、何となくそんなところも気に入りました。


ちょっときれいな食堂といった雰囲気で、リラックスして食事ができそうです。



いつものように、その場の雰囲気で適当に注文していきます。
そして、いつものように頼み過ぎてしまうのです。
(でもしっかり食べ切ります)


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(ヤム・レー/ยำเล 180 THB)

シーフードのヤム(タイ風和え物)
新鮮なエビやイカが美味しかったです。
(写真撮る前にちょっと食べちゃいました。。。)


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(ガラム・トート・ナムプラー/กะหล่ำทอดน้ำปลา 100 THB)

キャベツのナンプラー炒め
優しい味の野菜料理を求めた私のリクエスト。
シンプルな味はどこで頼んでもまず失敗しません。


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(ゲーン・クア・プリック・ガイバーン/แกงคั่วพริกไก่บ้าน 120 THB)

ターメリック(ウコン)の入ったタイ南部のゲーン(カレー)

タイ人向けにしますか?外国人向けにしますか?」と聞かれて、タイ友がタイ人向けでと答えたので、私はすかさず「でもちょっと辛さは控えめで」と付け加えました。(笑)
だって、タイ南部料理って激辛のイメージがあるんですもん。
案の定辛かったけど、とてもコクがあって美味しかったです。


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(ナムチュップ・ヤム/น้ำชุบหยำ 120 THB)

生野菜とタイ南部の辛味ディップ
ナムチュップってなんだろうと思ったら、いわゆるナムプリックのようなものでした。
これ、私はじめて食べたんですが、とても気に入りました
私があまりにもパクパク食べるので、タイ友が驚いたくらい。

茹でたエビのむき身やエビペースト(ガピ)が入っているので、好き嫌いが分かれるかも知れませんが、私は好きな味でした。
生野菜にもよく合ったし、海ブドウみたいな食感の海藻もすごく美味しかったんです。


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ただ、生野菜の一角にバイ・ブアボックがあったのには、2人して苦笑してしまいました。
まさかさっき道端で摘んでいたものではないでしょうが、犬のおしっことか変なこと言わなきゃよかったです。(反省)


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(プラーサーイ・トート・カミン/ปลาทรายทอดขมิ้น 250 THB)

プラーサーイのターメリック(ウコン)揚げ
プラーサーイというのはキス科の魚で、白身の淡白な味わいです。
ターメリックパウダーをまぶした唐揚げは、タイ南部ではポピュラーな料理で、私が好きなメニューのひとつです。
サクサクして美味しいんです。


いやあ、満腹、満腹。

美味しい料理とビールでほどよく酔ったので、夜のビーチをゆっくり散歩しながらバンガローに戻りました。




アオナンビーチへ

翌朝。
夜半から降り出した雨も上がり、ドアを開けると涼しい夏の朝の匂いがしました。

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ビーチを少し散歩してから、浜辺の朝食会場へ向かいました。
一般的なホテルの朝食ビュッフェという感じで可もなく不可もない印象でしたが、種類はそこそこあったと思います。


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食後は、再びビーチを散策したり、部屋に戻って湯船に浸かったりして、ゆっくり過ごしました。
その日のバンコク戻りのフライトは夕方の便だったので、時間には余裕があります。


12時前にチェックアウトをしたら、とりあえずアオナンビーチまで戻ることにしました。
前日ボートが到着したライレイウエストビーチの端まで50メートルほど歩いていくと、欧米人カップルが1組、乗合いのボートを待っているようです。

こちらのライレイウエストビーチ側からアオナンビーチまでは、8人揃ったら出発するようです。
現在4人なのであと4人待たなければなりません。

ただし、8人分の800バーツ(100×8)さえ払えば、定員を待つ必要はないわけで、船頭のおじさんが、私たちに「1人200バーツですぐに出発するか?」と尋ねてきましたが、私たちも欧米人カップルもそれほど急いでいるわけでもなかったので、もうしばらく待つということに。


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それから10分ほどして、1人の欧米人女性がやってきました。
もう少し早く人が集まると思っていましたが、さすがにオフシーズンだからか、それほどすんなり定員にならなさそうです。
おじさんが、「1人160バーツだが、どうだ?」と再び聞いてきました。

その場にいる5人がお互いに顔を見合わせて、『まあ、急いでいるわけでもないけれども、ここでダラダラ時間を無駄にするのもなあ』という、自然と同じ気持ちになったようで「OK」することになりました。


そうと決まれば、サクッと5人で船に乗り込み、出航。
15分くらいでアオナンビーチの端の船着場に到着しました。

ちなみに、前日アオナンビーチからライレイビーチへ渡った時は、アオナンビーチの中心部にあるカウンターでチケットを購入したので、そこからこの船乗り場までの数百メートルは無料のソンテオに乗せてもらったのですが、帰りはそんな送迎車のサービスはないので、アオナンビーチの中心部までは自力で向かうしかありません。

といっても、1キロちょっとに過ぎず、徒歩でも15分ほどなんなです。
にもかかわらず、暑かったので私たちはバイクを改造した三輪車で向かいました。(ちなみに、言い値で100バーツ)



ちょっとオシャレなランチ「TAN Tribe Cafe」

アオナンビーチの中心部に到着し、とりあえず近くにあった旅行代理店のカウンターで空港までの足を確保しました。

乗合いのミニバンが、空港からの料金と同じく1人150バーツ
空港行きのバンは、フライトに合わせて時間が決まっているようで、午後3時30分発とのこと。

まだまだ時間はあるので、とりあえず、ランチを食べることにします。

ぶらぶら歩いていると、欧米人がたくさんいる洒落たレストランが目につき、入ってみることにしました。

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スムージーとかオーガニックなメニューとかが豊富な感じの店です。
ここを選んだのは、ここ数日タイ料理続きだったので、洋食っぽいものを食べてみたかったのもあります。



私はホタテとトリュフのクリームパスタ的なものをチョイス。
すごく濃厚で美味しかったです。
ホタテも大きいのが3つも。


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タイ友はやはり辛めが好きなようで、タイ風のシーフードパスタにしていました。

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あと、別で注文した豆腐サラダもすごくボリュームがありました。
美味しくヘルシーだったんですが、豆腐が柔らかい日本風の豆腐ではなく、けっこう固い感じの水分少なめの豆腐だったのは、(私の勝手な)イメージと違って少し残念でした。

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全体的にとても明るく清潔で、居心地のいいカフェのようなレストランでした。
欧米人に人気があるのも頷ける感じです。


店員もキビキビしていて、きちんとした接客をしているなあという印象でした。

アオナンビーチに行かれることがあればぜひ。
おすすめです。


<レストラン情報>
------------------------
TAN Tribe Cafe
所在地:247/2-3 ตำบล อ่าวนาง เมือง กระบี่ 81000
    247/2-3, Ao Nang, Muang, Krabi 81000
TEL:082-649-5936
時間:08:30-18:00
------------------------



フットマッサージ「スコータイマッサージ」

ランチを食べ終わってもまだ時間があったので、近くにあったマッサージ屋さんに入ってみました。

Sukhothai Massage and beauty salon」という、2階にあるマッサージ屋さんで、あまり目立たない場所にあるんですが、勘で入ってみたら当たりでした。

マッサージの評価は、店舗全体というより、担当してくれるマッサージ師にもよるとは思うんですが、タイ友もすごく上手だったと言っていたので、「当たりのマッサージ師」の確率は高そうです。

足マッサージ、確か1時間250バーツだった気がします。
あまりにも気持ちが良くて、寝てしまったのがもったいないと思うくらいでした。




<店舗情報>
------------------------
スコータイマッサージ&ビューティーサロン
Sukhothai Massage and beauty salon
所在地:247/7 ตำบล อ่าวนาง เมือง กระบี่ 81000
    247/7, Ao Nang, Muang, Krabi 81000
TEL:086-662-5475
------------------------








足マッサージを終えて体も軽くなったところで、予約しておいた旅行代理店のカウンター前から空港行きのバンに乗り、バンコクへの帰途につきました。


1泊2日のクラビー旅行と言うと、すごく弾丸旅行っぽいイメージですが、今回は土曜の早朝発の日曜の夜戻りと言うこともあってか、意外とゆっくり過ごせたなあという印象です。

もちろん、せっかくバンコクからはるばる南部まで行くのですから、もっとゆっくりできるに越したことはないのですが、こういう週末もありということで。
(こんなことをしようと思ったのも、エアアジアの1年乗り放題サブスクのおかげではあります)

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以上、クラビー週末旅行でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。


ではまた。

気分は南の島!陸の孤島ライレイビーチへ(クラビー週末旅行その1)

こんちには、まなおです。
今日は久しぶりにタイ南部のビーチリゾートついて書いてみたいと思います。
先日週末を利用して行ってきたクラビー県(クラビ県とも)のライレイビーチが想像以上に良かったのです!


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1泊2日のクラビー旅行(エアアジアの乗り放題パス利用)

バンコクから約700キロ離れたタイ南部のクラビー県まで土日の1泊で行くのは、正直もったいない気がしないでもないのですが、実は私、昨年12月にエアアジアが販売していた1年間乗り放題のパス(SUPER+Lite)を購入しており、ちょうどその週末の往復チケットが取れたので、『多少慌ただしいけど行ってみるか』となったわけです。



※エアアジアの1年間乗り放題サブスクリプションについて

昨年12月に販売されたエアアジアの1年間乗り放題パスには2種類あり、タイ国内とアセアン諸国内の路線が対象のSUPER+Liteが6,999バーツ(当時のレートで約27,000円)と、さらに日本・台湾・インド・オーストラリアなどを含む広域で有効なSUPER+Premiumが18,888バーツ(同じく約72,000円)となっていました。

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税金や空港使用料などの諸費用は別途必要ですが、タイ国内だとだいたい片道100~150バーツ程度、国外だと1,000~1,500バーツ程度の負担となります。

また、座席数が限られており年末年始やタイの連休などは利用できないなどといった制限もあるので、そのあたりは注意が必要です。

なので、あらかじめ先の予定を立てられる方や、平日や連休以外の週末などをうまく利用できる方にはたいへんお得なパス(サブスク)だと思います。

ちなみに、私はタイ国内とアセアン路線専用のSUPER+Liteを購入。

一部で「エアアジアの乗り放題は、いろいろ制限があったりフライトキャンセルされたりするから損する」とか「資金集めのズルい手口」などと叩かれていたりするのも知っており、私も『実際に利用してみてからでないとなんとも言えないな』と思ったので、あまり大々的に書いていなかったのですが、少なくとも今までにマレーシアやインドネシアの往復、チェンマイ、そして今回のクラビー往復などで利用できたので、既にそれだけで元は取れたと思っています。
今のところ、フライトキャンセルにあったこともありません。(多少の時間変更はあり)
まだ今年後半にかけてたくさん予約を入れているのですが、果たしてどうなりますか、楽しみです。



クラビー空港からライレイビーチまで

前置きが長くなりましたが、ここからは時間軸に沿ってクラビー県ライレイビーチ旅行の様子をお届けします。

乗り合いバンでアオナンへ

土曜日の朝、7時20分。
クラビーの空港に到着です。
何年かぶりですが、空港がとてもきれいになっていて驚きました。
ただ、テナントのショップなどはまだあまりないので、多少殺風景な印象です。

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到着ロビーに出ると、目の前に「TAXI JOIN MINI VAN」と書いた看板を持った女性が数人立っていました。
乗り合いのバン(ロットゥー/ミニバス)のことですね。

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空港からアオナンビーチまで1人150バーツ。
それほど急いでいないので、乗り合いで行くことに。
料金を払いチケットを受け取ったら、女性に案内されて空港前の待機場所へ。


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(上の運賃表からすると、4人グループならアオナンビーチまでTAXI貸切600バーツで行った方がいいですね)


空港の前には3階建ての大きな駐車場が。
以前利用した時は、がらんとした何もないロータリーだったんですけどね。




しばらく待っていると、中国系のカップルとタイ人の青年がやってきました。
これで私たちを入れて5人。
あともう少し集まらないと発車しないかなあと思っているところへ、空港の出口から1組の欧米人とアジア人カップルが出てきました。
呼び込みのおねえさんが勧誘しますが、はなっから相手にせず無視を決め込んでいます。
別の移動手段を手配済みなのかも知れません。

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結局、20分くらい待ちましたが、それ以上集まらないと判断したのか、バンは私たち5人で発車しました。
地方の空港なので、その時間に到着したフライトの乗客が乗らなければ、それ以上待っても仕方ないという判断なのでしょうね。

空港を出てしばらくすると運転手の携帯が鳴りました。
それからさらに5分くらい走ったところで車窓を見ると、なんだか見たことのある景色が。。。

って、元居た空港やないかい!



そして、さっきの欧米人とアジア人カップルが苦笑いで乗り込んできました。
あんまりタイ人の呼び込みを疑い過ぎるのも良くないですよー。気持ちはわからなくもないけど。
(他の事情があったのかも知れませんが)


陸の孤島ライレイビーチへ

何はともあれ、空港からクラビー市内を経由して約1時間でアオナンビーチに到着。
まだ9時前です。

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その日宿泊予定のライレイビーチというのは、一応陸続きの小さな半島(岬)なんですが、岩山に阻まれて陸路で行くことができません。
そうなんです。船でしかたどり着けない、まさに「陸の孤島」なわけです。
(正確には島ではありません)

といっても、ボートで15分程度で到着するので、ガチの孤島ほどアクセス的なハードルが高くないのが魅力です。
それでいて、雰囲気は本土と隔絶された南の島そのものなので、ある程度気軽にリゾートアイランド気分を味わうには最適の場所でもあります。


で、このライレイビーチへ向かう船なんですが、2つの船乗り場があります。
ひとつは岬の東側に位置するアオナムマオビーチの船乗り場で、もうひとつは西側に位置するアオナンビーチの船乗り場です。

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最初、どちらの船乗り場から乗船するか、迷いました。

アオナムマオ(Ao Nam Mao/อ่าวน้ำเมา)の船着き場からは、ホテルの送迎ボートサービスがありましたが、事前にホテルへ確認したところ、始発が10時からとのことだったので時間が合いませんでした。

乗り合いのボートで行くことも可能ですが、乗り合いということを考えると、クラビーでは一番メジャーで賑やかなアオナン(Ao Nang/อ่าวนาง)からの方が容易に人が集まるだろうと予測して、アオナンビーチから向かうことにしました。

結果的にこれが正解でした。
アオナンビーチのボートチケット売り場の前で降ろしてもらってチケットを買うと(1人100バーツ)、ちょうど私たちで定員の9人だったようで、すぐに出発できたんです。


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アオナンビーチの端(ノッパラッタラビーチの入口)にある船乗り場まで、ソンテウのような車で移動し(ほんの3分ほど)、そこからぞろぞろと船着き場まで歩きます。

ちなみに、この時のソンテウ代は別途支払う必要ありません。

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ここでは、船頭さんがうまいこと船を岸に寄せてくれたので、何とか足を濡らすことなく船に乗り込むことができました。
(でも、結局降りる時はビーチに降り立つことになるため、早かれ遅かれ足は濡れると思ったほうがいいです)

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タイではおなじみのロングテールボートですが、一応屋根はあるので日差しや雨はしのげます。
ここから約15分で、ライレイウエストビーチに到着です。

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潮風が気持ちいい



※ちなみに、アオナムマオ船乗り場からボートで向かう場合は、反対側のライレイイーストビーチにある桟橋に到着するので、足を濡らさずにライレイビーチへと向かうことができるようです。


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いよいよライレイビーチに上陸ですが、
つづきは、次回に。


ではまた。

ドンムアン空港で搭乗者じゃなくても利用できるコワーキングスペースラウンジが再開していた(2023年6月)

先日、ドンムアン空港のランドサイド(一般区域)にあるラウンジ「Miracle Co-Working Space」(ミラクル・コワーキング・スペース)を利用してきました。

このラウンジは、非制限区域(保安検査場に入る前の誰でも立ち入れる場所)にあり、航空券の提示を必要とせず、プライオリティパスも使えるラウンジなので、ドンムアン空港を利用する際は何かと便利な施設です。

コロナ禍で長らくクローズしていましたが、最近再開したようです。(場所は少し移動)

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Miracle Co-Working Spaceの場所

ミラクル・コワーキング・スペース(Miracle Co-Working Space)があるのは、ドンムアン空港の第2ターミナル(国内線ターミナル)ビルディングの一番南側(バンコク中心部寄り)の4階になります。
フードコートや駐車場棟、レッドライン鉄道への連絡通路の手前にあるエスカレーターを4階まで上がるとすぐ目の前です。

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時間は朝の5時半から夜8時まで。
コロナ禍前は同じ4階の少し別の場所にあったのが、移動して再開したようです。
受付スタッフさんに聞くと「オープンして1ヶ月ちょっと」とのことでした。

ちなみに、以前のミラクル・コワーキング・スペースについては、こちらの記事で書いていました。

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利用できる人(搭乗者でなくてもOK!)

冒頭にも書きましたが、ここは出発ゲート/保安検査から先の制限エリアではなく、チェックインカウンターや出発・到着ロビーのあるランドサイド(一般区域)、つまり誰でも立ち入れる場所にあり、特に航空券の提示も不要なため、プライオリティパス(Priority Pass)さえ持っていれば、搭乗客でなくても2時間無料で利用できるのです。

航空券の提示は必要ないのですが、この日、私のプライオリティパスの磁気不良で自動読み込みができなかったのもあってか、パスポートの提示を求められました。
(あいにくパスポートを携帯していなかったので、タイの運転免許証でOKでした)

なので、念のためにパスポートもしくはタイの免許証は携帯しておいた方がいいと思います。


また、ドラゴンパス(Dragon Pass)保持者も同じく2時間無料で利用できるようです。

※ドラゴンパス・・・中国版プライオリティパスのようなものらしい


なお、上記パスのメンバーでない人も、200バーツで利用可能です。(但しソフトドリンクのみ。アルコール不可)

※通常価格350バーツのところ、プロモーション特別価格で200バーツのようです。(2023年7月現在)



プライオリティパスは楽天プレミアムカードを持つと無料で作ることができてお得です。




ラウンジの様子・料理・ドリンクなど

ラウンジスペース自体はこじんまりしておりそれほど大きくはないのですが、まだ認知度が低いからか、私が利用した時は2組しかいなかったので、悠々と過ごすことができました。

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コワーキングスペースと謳っているだけあって、テーブル横には電源コンセントもありwifiも利用できます。

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わざわざここまできて仕事をする人はいないと思いますが、フライトの待ち時間や、待ち合わせ、送迎の待ち時間などを利用してここで作業するのもありですね。



ちなみに、私が利用したのはチェンマイからの帰りで、空港に着いてタクシーに乗る前に冷えたビールを飲みつつ小腹を満たしてみました。

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ドリンクは、機械サーバーから出るジュース類をはじめ、缶やボトルのソフトドリンク、ビールやワイン、ジン、ウォッカ、ウィスキーなどのアルコール類も一通りありました。

ただし、プライオリティパスやドラゴンパスを持っていない飛び込み(ウォークイン)の利用者は、アルコール飲料は利用料金に含まれていませんのでご注意ください。

(タイでは『ウォークイン』という言葉がよく使われますが、この場合は『ビジター』みたいな意味でしょうか)

もちろん、プライオリティパスやドラゴンパスを持っているメンバーはアルコールも飲み放題です。

で、私もビールをいただきました。



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食事の方はというと、ビュッフェ形式においてあるものは、温野菜とかタイカレー類、揚げ物など。

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また、冷蔵庫にはサラダやちょっとしたデザート、フルーツ、サンドイッチと、品数は決して多くありません。

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ガッツリ食事というよりは小腹を満たす程度と考えた方がいいでしょう。


ただ、調理コーナーがあって、注文するとその場で作ってくれるのは、いいなと思いました。


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ガラスに書いてあるメニューは、
クイッティアオ・ルークチン(肉団子ヌードル)、イェンターフォー(ピンクスープの麺)、クアガイ(鶏肉入り炒め麺)、パットシーイウ(タイ醤油炒め麺)、カオパット(チャーハン)と、比較的外国人でも食べやすいオーソドックスなタイ料理なので、辛いタイカレーなどが苦手な方にはいいなと思いました。

※上記以外のメニューも作ってくれるのかどうかは未確認


で、私もイェンターフォーを注文してみました。

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あ、さっき外国人でも食べやすいメニューって書きましたが、このピンク色した紅腐乳の麺は日本人はあまり食べないかもですね。汗
(私も最初は食わず嫌いでしたが、食べてみると美味しいんですよ)

器が小さいので、あっという間に完食。
時間と食欲があれば、いくつか注文してみてもいいかも知れません。



施設情報

<施設情報>
------------------------------
ミラクル コワーキング スペース
Miracle Co-Working Space
所在地:สนามบินดอนเมือง Terminal 2 ชั้น 4
    Don Mueang Airport, Terminal 2, 4F(第2ターミナル4階)
TEL:02-535-3348
時間:05:30-20:00(ラストオーダー19:30)
URL:https://www.themiraclegroup.com/

facebook:https://www.facebook.com/MiracleCoWorkingSpace?locale=th_TH
------------------------------



以上、ドンムアン空港第2ターミナル(国内線ターミナル)にある、搭乗客でなくても利用できるラウンジ「Miracle Co-Working Space」の紹介でした。


ではまた。

絶景のウルワツ寺院でケチャックダンス鑑賞(インドネシア・バリ島)

もうすっかり書き忘れていましたが、今日はバリ島でケチャック(ケチャ)ダンスを鑑賞した話です。
ウルワツ寺院は断崖の上に建っており、夕日が海に沈む壮大な景色の中、迫力のあるケチャックダンスを観られるのでおすすめです。

また、車をチャーターして立ち寄った海に浮かぶタナロット寺院などの様子も、合わせてレポートしたいと思います。

※ケチャックダンスは、ケチャダンスとかファイヤーダンスなどとも呼ばれます。

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ウブドからの移動

その日、私たちはウブドからクタビーチのホテルへ移動したのですが、この移動手段をどうするかで迷いました。
ざっと考えられるところとしては、タクシー(白タク)、グラブ(Grab)、経済的な路線バス、旅行会社のシャトルバスサービスなどがありましたが、路線バスやシャトルバスは時間が限定的で、あまり時間に余裕がない私たちには不向きだったので、今回はパス。

残るはタクシーかグラブあたりかなと考えていたんですが、ふと、空港からウブドへの移動で使ったKlookに車の貸し切りチャーターサービスがあったなと思い調べてみると、6時間で約3000円10時間で4,000円ほどと、2人で割ればそれほど高くない感じです。
しかも、時間制のチャーターなので、ホテルまでの送迎だけでなく、自分たちが行きたい場所へも連れて行ってもらえます。

Klook.com

ということで、ウブドから①海岸に浮かぶ有名なタナロット寺院、②クタのホテルにチェックイン、③ウルワツ寺院でケチャック鑑賞、④夕飯場所、⑤ホテルへというコースを回ってもらうことにしました。

結果的に、このチャーター、すごくお得だったと思います。

Klookバリ島貸し切りチャーター


また、kkdayでも貸し切りチャーターがあるので、比較検討されるといいかと思います。

kkdayのバリ島貸し切りチャーター 


あと、グラブ(Grab)でも時間制のチャーターが可能なようなので、現地で検討してみるのもありかと思います。



潮騒のタナロット寺院

ウブドのホテルから貸し切りチャーター車で最初に向かったのは、有名なタナロット寺院(Tanah Lot Temple)。
満潮には海に浮かぶフォトジェニックなヒンドゥー教寺院です。

バリ島の案内パンフレットや観光サイトでイメージ画像に使われることの多い寺院ですので、目にしたことがある方も多いでしょうね。






駐車場から海へと向かうと、小さな入り江の右手にはバトゥボロン寺院(Batu Bolong Temple)という別のヒンドゥー教寺院があります。

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大きな穴が空いた岩の上に建つこじんまりとした寺院ですが、大海原を背景にしてこちらもかなりフォトジェニック寺院です。
サンセットも素敵でしょうね。

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入り江の左側の先端まで歩いて行くと(ほんの数分)、タナロット寺院が眼下に見えるビューポイントがあります。
青い空と打ち寄せる白い波しぶき、小島に建てられたタナロット寺院が映えます。

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下に下りて行ってみます。
赤いフラッグが立っていますね。

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波が荒めです。

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反対側は比較的穏やか。

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さっきの入り江のビューポイントとは反対側の高台でドリンクを飲みながらしばらく休憩しました。


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バリ島ではよく飲むアボカドシェイク。


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ホテルチェックイン「グランド インナ クタ」

タナロット寺院でのんびりした後、クタビーチにある「グランド・イン・クタ・ホテル」(Grand Inna Kuta)へ向かいました。




ところが、このタナロット寺院からクタビーチまでの時間を読み誤ったんです。

事前にGoogleマップで見ると、距離的には20キロちょっとなので、30~40分もあれば着くだろうとふんでいたのですが、途中でひどい渋滞にはまり、結局2時間半もかかりました。

この日は特にひどかったのかも知れませんが、ドライバーさんいわく、このルートはだいたい渋滞するとのことなので、タナロット寺院からクタ方面へ向かうスケジュールを組むときは要注意ですね。
余裕をもった時間配分にしたほうがいいです。


本当は、ホテルで2時間くらいゆっくりしてからウルワツ寺院へ向かう予定でしたが、大幅に時間がおしたせいで、荷物を部屋に置いたら再び慌ただしく車に乗って出発です。(とほほ)

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ホテル自体は、今どきではない昔からある大型ホテルという感じでしたが、リノベーションされた部屋は快適で、朝食も豊富で良かったです。


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agodaでグランド・インナ・クタを検索してみる




ウルワツ寺院でケチャックダンス鑑賞

さて。
この日のメインイベントである、ウルワツ寺院でのケチャックダンス(ケチャ)鑑賞について書いていきます。

ウルワツ寺院へ

クタビーチのホテルからウルワツ寺院までも、途中で数箇所渋滞があったため、ウルワツ寺院の駐車場に到着したのは、予定より遅れて17時15分でした。

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ケチャックの鑑賞チケットは17時から販売され、その時間から観覧席もオープンするので、本当は16時半くらいには着いていたかったんです。
そうすれば、事前にウルワツ寺院の観光(写真撮影)などをしつつ、観覧席開場と共にいい席を確保して、ケチャックダンス開始に備えることができますからね。

でも、17時半に私たちが到着した時には観覧席はすでにほぼ満席で、席を選ぶとかそういうレベルではありませんでした。
かろうじて空いている席に案内してもらえました。

まあ、この後に来た人たちは立ち見とかになっていたので、席に座れただけまだ良かったんですけどね。

ちなみに、観覧席は自由席なので、基本的に早い者勝ちです。

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この時はコロナ規制からまだ完全に解放されていなかった時期なので、『満席になるわけ?』って驚いたんですが、実は、会場の一部のブロック(決して少なくない席数)がVIP席として一般観客が入れないようになっていたのも、立見席が出る一因だったと思います。

何のVIPかというと「G20」関係の方々。
そうなんです、当時、バリ島は、G20サミットの開催期間中だったんです。

どおりで、入場の際も物々しいセキュリティーチェックがあったわけでした。
一連の渋滞も、もしかしたらG20がらみってこともあったかも知れませんね。




入場料・ケチャック鑑賞料金

ウルワツ寺院でケチャックダンス鑑賞の料金について書いておきます。

ウルワツ寺院入場料・・・50,000ルピア(約450円)
ケチャックダンス鑑賞料・・・150,000ルピア(約1,350円)

※駐車場代・・・車2,000ルピア(18円)、バイク1,000ルピア(9円)

個人で行く場合は、これに往復の交通費となります。



自分であれこれ手配するのが面倒な場合は、往復の送迎や日本語ガイド付きのツアーなども各種あるので、検討されるといいと思います。

ウルワツ寺院 ケチャファイヤー+ダンスショー 鑑賞チケット予約(kkday)
Klook.com


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(左)ウルワツ寺院入場チケットカウンター/(右)ケチャック鑑賞チケットカウンター

流れとしては、まずウルワツ寺院内へ入場 ケチャック会場手前でチケット購入となります

ケチャックダンス(ファイヤーダンス)開始

何はともあれ、座席を確保できた私たち。
円形劇場風(半円)になった観覧席の、中央より少し左側上段の席でした。
(ほぼ正面となる中央のブロックは、G20のVIP専用席になっていました)

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断崖に建つウルワツ寺院の多重塔(メル)や、海に沈む夕日を一望できる素晴らしいロケーションです。

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18時45分。
日がだいぶ水平線に近づいた頃、円形のステージ中央に火が灯され司会進行役が挨拶を行いました。

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18時55分。
ケチャックの男性陣が入場して、あの独特な「チャチャチャッ」という掛け声(男声合唱)と共に手を振りながらダンスが始まりました。

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ケチャックダンスは、古代インドの大長編の叙事詩「ラーマーヤナ」の物語を、ガムランの楽器ではなく男声合唱のみで演じる舞踏劇です。

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ストーリーは、ラーマ王子の妻であるシーター妃(タイ語ではシーダー)が鬼の王ラーヴァナ(タイ語ではトッサカン)に連れ去られ、ラーマ王子が白猿のハヌマーンや味方の鬼たちと共に戦いシーター妃を奪還するというものです。


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ラーマーヤナ物語はタイではラーマキエンと呼ばれるのですが、いずれも主人公はラーマ王子ではあるものの、ハヌマーンが非常に重要な役割を担います。

とにかく、勇敢な戦いの姿だけでなく、どこかコミカルな言動で観客を魅了するのです。
私の大好きなキャラクターのひとりです。

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先日タイのアユタヤで開催されたラーマーヤナの仮面劇(コーン)をテーマにしたフェスティバルでも、タイだけでなくインドネシアのハヌマーンも登場したのですが、本当にハヌマーンはおいしいところをもっていくキャラだなと痛感しました。
よかったら、その時の記事もご覧ください。

www.manao.life




この日の舞台でも、観客席に飛び込んで行ったり、割れ門の上に飛び乗ったりと、元気いっぱいでした。


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これは、鬼に捕まえれらたハヌマーンが体に火をつけられるシーンです。
(この後のハヌマーンの大暴れもハイライトひとつ)

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最終的には鬼の王ラーヴァナが退治され、シーター妃はラーマ王子の元に戻ってめでたしめでたし。というお話でした。

ショー自体は50分程度でしたが、なかなか迫力があり楽しかったです。

 
 
 
 
 
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スペアリブを食べてホテルへ

ケチャックショーが終わったら、みんな一斉に駐車場へと大移動です。
ここで出遅れると、渋滞に巻き込まれるので、ドライバーさんはとにかく早めに戻ってきてねと言います。

まあ、逆に会場でゆっくり余韻を楽しんで、渋滞がおさまるのを待ってから帰るというのも手だとは思いますが。

私たちは、クタのホテルに戻る前に、豚のスペアリブが有名なレストランに連れて行ってもらい、そこで食事をして帰りました。

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観光客向けなのかも知れませんが、このお店、美味しかったです。

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以上、バリ島のウルワツ寺院で鑑賞したケチャックダンスの話でした。


ではまた。

光の差し込む洞窟「カオルアン洞窟」と人気の老舗レストラン「プアンペット」(ペッチャブリー)

こんにちは、まなおです。
タイは連日猛暑が続いております。
もう来週はタイ正月ソンクラーンですもんね。

今日は、ペッチャブリー県カオワンの「プラナコーンキリ・フェスティバル」の翌日に行った神秘的な洞窟「タム・カオルアン」とペッチャブリー市内の老舗人気レストラン「プアンペット」を紹介します。


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カオルアン洞窟

ペッチャブリー市内中心部から車で数分の場所にあるカオルアン洞窟は、タイ語ではタム・カオルアン(ถ้ำเขาหลวง)と呼ばれ、ラーマ4世(モンクット王)やラーマ5世(チュラロンコン大王)ゆかりの重要な洞窟です。

洞窟の上部から光が差し込み、黄金の仏像たちを照らす神秘的な写真をご覧になった方もいらっしゃるかも知れません。

比較的アクセスが容易で歩く距離も少ない割には、本格的で美しい洞窟を堪能できるおすすめスポットです。

カオルアン洞窟へのアクセス

カオルアン洞窟は、バンコクから南西へ約130~140キロの場所にあります。
ペッチャブリー市内中心部からは2~3キロの距離となります。

バンコクから向かう場合は、鉄道、長距離バス、乗り合いバン(ロットゥー)、日帰りツアーや運転手付きチャーター車、レンタカーなど選択肢は様々ですが、限られた時間を有効に使いたい場合は、やはり自家用車かレンタカー、日帰りツアーなどが便利かもしれません。


Klook.com


ちなみに、私は今まで、自分たちの運転で3回、親戚の一行が来タイ時に運転手付きワゴン車のチャーターで1回、あと社員旅行の貸し切りバスで1回行ったことがあります。

さすがに5回も行けばもういいかなという気にはなるんですが、ペッチャブリー、フアヒン方面へ行くときに新メンバーがいたりすると、なんだかんだ言いつつ立ち寄っていますね。
光の差しこみ具合など、その日のコンディションによって多少印象は変わります。


カオルアン洞窟へ行くには、入口の500mほど手前の駐車場に車を停めて専用のソンテオに乗り換える必要があります。
だいたい4~5人集まった時点で随時発車です。


乗り込む時に、料金回収員に1人15バーツ払います。
15バーツは往復の料金で、以前はチケット代わりの紙切れをもらったような気がしますが、今回は特にその紙切れもなく、帰りも特にその紙切れを提示することもなく「はいはい、乗って乗って~」みたいな感じで乗せてくれました。
基本的に、ソンテオを利用せずに片道歩いてくる人なんて想定していないのだと思います。





坂道とはいえ、ほんの500メートルほどなので、あっという間に洞窟手前の駐車場に到着です。
はい、上にも駐車場があるのです。
今まで、ここが満杯だから下の駐車場に停めてソンテオで送迎なのかと思っていましたが、この日はまだまだ空きスペースがありました。
なので、どういう車が上まで来ていいのか謎です。


ともあれ、ソンテオを降りたら、入口建物(以前はこんな建物ありませんでした)で1人10バーツを払って洞窟へと向かいます。

イメージとしては、ソンテオ代15バーツ+洞窟入場料10バーツの合計25バーツという感じなのですが、徴収のオペレーションはその時々によって微妙に違うようです。

以前、下の駐車場で25バーツ支払った時もあったし、下の駐車場では徴収されず上の駐車場で降りたときに25バーツ徴収されるとレビューで書いている人もいるし、今回(2023年3月)みたいに下で15バーツ、上の建物で10バーツというパターンもあったりします。流動的なのかも知れません。


洞窟内へ

入口建物で入場料は払ったら、噴水の前を通って徒歩で洞窟まで向かいます。
ほんの100メートルほどでしょうか。
ここは緩やかなスロープ状の階段です。

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一方、洞窟へ降りていく階段は、けっこう急こう配です。
手摺を持ちながらゆっくりと降りるのがいいと思います。

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外は灼熱の炎天下でしたが、階段を降りて洞窟内に入ると、それほど暑さは感じませんでした。

以前この洞窟を訪れたときは、洞窟上部の岩の割れ目から光が差し、その光芒(こうぼう:光の筋)が真っすぐに伸びて仏像や地面を照らす姿がとても美しくて感動的でした。


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(以前の様子)




ただ、今回は光は差し込んでいるのですが、以前のような光芒があまりはっきりしません。

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実は、これには訳があって、以前の洞窟内では仏像に供える線香がたかれていたので、その煙が光の筋を際立たせていたのです。
ところが、現在は火災防止のためでしょうか、洞窟内での線香点火はできないようになっていました。

現在でも天候(霧とか朝もやとか?)や時間帯によっては、光芒が見えるタイミングもあるでしょうが、以前のようなはっきりとした光の筋はあまり望めないかも知れません。

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(ハートのようなタイの地図のような割れ目)




それでも、光の中をハラハラと舞い落ちてくる木の葉や、太陽光に照らされて浮かび上がるように光る人々の姿は美しかったです。





実は、この場所は母との思い出の場所でもあります。
かつて日本からタイへ遊びに来てくれた母をここへ連れてきた時、私が写真撮影に夢中になっている間に、母が足元のライト(仏像のライトアップ用)につまづいて転倒してしまったのです。

幸い腕と顎の怪我くらいで済んだのですが、母が倒れるその瞬間を見ていたタイ友は「あの時はすごく怖かった。一歩間違えたら石のベンチに頭をぶつけるところだったから」と今でも涙目になって言います。

不幸中の幸いといいますか、大事に至らず、手当てをして旅行を続けることができたのは、本当によかったと、あの日のことを思い出して洞窟の仏様に手を合わせます。


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洞窟内をぐるっと回って、再び階段を上って地上に出ます。
帰りの階段はけっこうきつくて、汗が噴き出しました。

 




<施設情報>
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カオルアン洞窟
ถ้ำเขาหลวง
Tham Khao Luang (Khao Luang Cave)
所在地:ตำบล ธงชัย อำเภอเมืองเพชรบุรี เพชรบุรี 76000
    Thongchai, Mueang Phetchaburi District, Phetchaburi 76000
TEL:032-706-639
時間:08:00-16:00
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人気レストラン「プアンペット」

カオルアン洞窟を後にしたのが、午後1時半すぎ。
朝はホテルでしっかり食べたので、遅めのランチとします。

Googleマップで目星を付けていた人気レストラン(食堂)へ。
ペッチャブリー中心部にある、プアンペット(พวงเพชร)という老舗レストランです。

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午後2時だというのに、広いレストランの中は大盛況です。
店員が慌ただしく動いています。

テーブルに着いて、メニューをもらうまでも少し時間がかかりました。
(皆さん大忙しな感じ)

私たちのテーブルを気にかけてくれた店員さんは、「今ちょっと忙しくてごめんなさいね。揚げ物は時間かかると思うから、急いでいるなら避けたほうがいいですよ」と申し訳なさそうに言い残していきました。

まあ、私たちは特に急いでもいなかったのですが、とりあえず揚げ物以外で数品選ぶことにしましょう。

メニューをざっと見ると、それほど高くはないけれど、安くもないという印象

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でも、料理がやってきてその印象はガラッと変わりました
一皿が大きく量が多いのです。

多分、3〜4人でシェアする前提じゃないかと思うくらい。
写真だと分かりにくいかも知れませんが、本当に多いのです。

そして、味は文句なく美味しかったです。

つまり、量と質を考えれば、この店、安いです

ただ、2人で行くとあまり種類が食べられません。
実際、私たちは、おかず3品注文して、ヤム以外の2品は半分持ち帰りにしてもらいました。(わりと食べるほうなんですけどね)
そのくらい多かったです。


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ヤム・ルアムミット(ยำรวมมิตร:180THB)
オーソドックスなミックスヤムですが、プリップリのイカやエビなどが入っていて美味しかったです。



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ガイ・パット・ナンマンホイ(ไก่ผัดน้ำมันหอย:150THB)
鶏肉が柔らかくて、濃すぎずしつこくない優しい味でした。



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ゲーン・パー・クン(แกงป่ากุ้ง:180THB)
見てください、このエビの大きいこと!
これくらいのがゴロゴロ10尾くらい入っているんです。
そして、美味しい!


このお店が人気なのもわかる気がします。

ただ、週末の昼時は非常に混雑するので、時間をずらしたり時間に余裕を持って行かれることをお勧めします。


ちなみに、持ち帰った2品はその日の夜に食べましたが、温め直しても美味しくいただけました。

次回は、また別のものを食べて見たいと思わせてくれるレストランでした。




<レストラン情報>
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プアンペット
ร้านพวงเพชร
Phuang Phet
所在地:389 ตำบล ไร่ส้ม เมือง เพชรบุรี 76000
    389 Rai Som, เมือง Phetchaburi 76000
TEL:032-426-753
時間:10:00-20:00
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以上、ペッチャブリーの神秘的な洞窟と美味しいタイ料理屋さんの話でした。

ではまた。

 

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のどかな世界遺産の遺跡と紅土の本堂と黄金の仏塔(カンペーンペット県)

今日は、カンペーンペット中心部付近の観光名所を紹介したいと思います。
カンペーンペットという町は、かつてスコータイ王朝の要塞都市として栄え、その名残りの古い遺跡(世界遺産)が残っていたり、ユニークな寺院があったりと、あまり外国人には知られていない観光マイナー県ではあるものの、意外と見どころもある土地でもあります。


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ラテライト(紅土)寺院【ワット・ノーンプリン】

カンペーンペットの郊外にあるプラルアン温泉を後にして、タイの「青い池」と呼ばれるグランドキャニオン・カンペーンペットを鑑賞した私たち。

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その後に向かったのは、ワット・ノーンプリン(วัดหนองปลิง)というお寺でした。
この寺院は、本堂がラテライトという赤いレンガのような石で本堂全体が造られているというので、興味津々で参拝です。

もっとも、ラテライトというのはタイの寺院では珍しい素材ではなく、スコータイやアユタヤの遺跡でも寺院の基盤や柱によく使われている、あのちょっと気泡が入ったようなボコボコした石なんですが。

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ただ、壁面や切妻部分までラテライトでできた寺院は珍しいのです。

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全体的に赤っぽいというかピンクっぽい姿でユニークでした。

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法輪アショーカ王の獅子柱頭のような石柱も印象的です。

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背面の仏陀立像も巨大でインパクトがあります。
下には十二支も動物たちもいますね。

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こちらは「見ざる聞かざる言わざる」の三猿プラス普通の猿ですね。

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タイではこのように三猿と普通の猿の4匹で表現されることが多い気がします。
すべてを受け入れる悟った猿ってことなんでしょうか。(適当です)


天人も鬼も象さんも、もちろんラテライト彫刻です。

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本堂(布薩堂)の中はガラっと雰囲気が変わって、板張りの床に壁という落ち着いた雰囲気でした。

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両サイドの装飾はシルバーで、正面のご本尊と壁面の装飾はゴールド。

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ピン川沿いの小高い丘に建つ静かなお寺でした。


<寺院情報>
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ワット・ノーンプリン
วัดหนองปลิง
Wat Nong Pling
所在地:ตำบล หนองปลิง อำเภอเมืองกำแพงเพชร กำแพงเพชร 62000
    Nong Pling, Mueang Kamphaeng Phet District, Kamphaeng Phet 62000
TEL:055-710-400
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世界遺産 カンペーンペット歴史公園

かつては、スコータイ王国の直轄地で軍事的要塞でもあったカンペーンペット。

今でも当時の城壁や寺院の遺跡が数多く残っており、スコータイ及びシーサッチャナーライと共にユネスコの世界遺産に登録されています。
(文化遺産「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」)

ちなみに、位置関係としては、スコータイを中心に北へ約50キロの場所にシーサッチャナーライが、南西へ約60キロの場所にカンペーンペットがあります。





カンペーンペットの歴史公園は、2か所に分かれている(城壁内の遺跡と周辺の城壁外遺跡)ので、まずは城壁外遺跡の方から見学してみました。

城壁外の遺跡

城壁外の遺跡はわりと広大な敷地に点在しており、全部見て回るとかなり時間がかかるので、今回は車でざっと周りながら、主要な2つの遺跡を訪ねてみました。

ワット・チャーンロープ

まず最初に向かったのは、ワット・チャーンロープ(วัดช้างรอบ)という寺院遺跡。
仏塔の台座の部分を象が取り巻くスタイルで、このような遺跡はスコータイでもシーサッチャナーライでも見ることができます。
(アユタヤにもいくつか似たようなのがあります)

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早速、階段を上ってみます。
上部のチェディー(仏塔)部分はほとんど崩れていました。
(ビルマ軍によって破壊されたとか)

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こういう遺跡や寺院の階段って、上っている時はそれほど感じないのですが、降りる段になって怖いくらい急な傾斜なことを思い知ります。

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かつては、仏塔の前に礼拝堂もしくは本堂があったのでしょうね。

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ワット・プラシーイリヤボット

次に、森の中心部にあるワット・プラシーイリヤーボット(วัดพระสี่อิริยาบท)という寺院遺跡に立ち寄りました。

※別名ワット・プラユーン(立像寺)

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ここは、四方を向いた壁があり、それぞれに立像(直立仏)座像(座禅仏)涅槃仏、遊行仏が安置されていましたが、現在までその姿を留めるのは立像のみです。

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ただ、残る3方向も、その台座や遺構から、それぞれ座像、涅槃仏、遊行仏であったことは想像に難くありませんでした。

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この直立仏のお顔は額が大きく顎がほっそりしており、カンペーンペット独自のスタイル(カンペーンペット様式のスコータイ仏)だそうです。

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城壁内の遺跡

城壁外の歴史公園にはまだまだたくさんの遺跡が点在しているのですが、時間の関係で一旦公園ゲートを出て城壁内(中心部)の歴史公園へと向かいました。
車だとほんの2〜3分です。




ラックムアン(市の柱)

城壁内の遺跡に入る前に、ラックムアン(ศาลหลักเมือง)という町の守護神を祀る柱にお参りをしました。

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基本的に、タイの主要都市にはそれぞれこのラックムアンという祠があり、土地の方をはじめとするタイ人が熱心にお参りする姿が見られます。


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ワット・プラケーオ

ワット・プラケーオ(วัดพระแก้ว)というと、バンコクのワット・プラケーオ(エメラルド寺院)を連想しがちですが、あのエメラルド仏(翡翠仏)を安置したといういわれのある寺院にはこの名前が付けられていることが多いです。

真偽のほどはよくわかりませんが、ここ、カンペーンペットにもかつてエメラルド仏が安置されていたという話があるそうで、その寺院跡がこの歴史公園の中に残っていました。

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そして、この涅槃仏と後ろに控える座像2体を目にした瞬間、22年前の記憶が蘇りました。
私がタイに住み始めて間もない頃、カンペーンペットに住む知り合いに会うために、友人と遊びにきたのです。
その時にこの遺跡を案内してもらったのでした。


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この眉と目元がシュッとした四角いお顔の仏さまがとても印象的だったので、記憶に残っていたんですね。

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いやー、懐かしい。
あの時は若かったなあ。。。

しばらく物思いに耽ってしまいました。




ワット・プラタート

ワット・プラケーオのすぐ隣にはワット・プラタートという寺院遺跡があります。
プラタートという名前から、仏舎利を安置した重要寺院だったのでしょう。

なぜかここでは一枚も写真を撮っていませんでした。(汗)



黄金の仏塔【ワット・プラボロムタート】

カンペーンペット歴史公園を後にして、次はピン川を渡ったところにあるワット・プラボロムタート(วัดพระบรมธาตุ)へ行ってみました。

ここには眩いばかりの黄金の大仏塔があるのです。

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どうでしょう。
かなりのインパクトでした。

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写真を撮るとき、近くだと画角にうまく収まらないくらい大きかったです。

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油を奉納しておきました。(奉納って言うほどの量でもないんですが)

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スコータイでも似たようなのを見ましたが、この辺りのソンテオ(乗り合いミニバス)って、レトロで色も形もキュート!

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<寺院情報>
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ワット・プラボロマタート(カンペーンペット)
วัดพระบรมธาตุ กำแพงเพชร
Wat Phra Borommathat (Kamphaeng Phet)
所在地:ตำบล นครชุม อำเภอเมืองกำแพงเพชร กำแพงเพชร 62000
    Nakhon Chum, Mueang Kamphaeng Phet District, Kamphaeng Phet 62000
TEL:081-785-3826
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以上、カンペーンペットの世界遺産・寺院紹介でした。

ではまた。

プラルアン温泉でのんびり足湯(カンペーンペット県)

以前、カンペーンペットにあるタイ版青い池の記事を書きましたが、今日はその時に訪れたカンペーンペット県の温泉を紹介したいと思います。


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プラルアン温泉

「わざわざ北海道まで行かなくてもここで十分」みたいなGoogleのレビューを見て、その真相を確かめに、タイ版青い池「グランドキャニオン・カンペーンペット」を訪れたのが、昨年の12月。

www.manao.life



ピサヌローク県から「グランドキャニオン・カンペーンペット」へ向かう途中で、温泉に立ち寄りました。

Googleマップで見つけた「プラルアン温泉」(บ่อน้ำพุร้อน พระร่วง)。
カンペーンペットと温泉とがあまり結びつかなかったのですが、久しぶりに足湯にでも浸かってのんびりしてみたかったのです。


幹線道路から離れてしばらく田舎道を進みます。

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空地とちょっとした飲食店が並ぶ駐車場に到着。

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ゲートを入って行くとインフォメーション的な窓口がありました。

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足湯だけだと特に料金は取られないようです。

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個室の入浴は1時間50バーツプラス1人につき30バーツ

ここでは宿泊もできるようで、小さなコテージ(2~3人用)で500バーツ大きなコテージで1,200バーツです。

宿泊コテージは温泉なのかと尋ねたら「温泉ではない」とのことでした。(シャワーがあるだけなのかも)

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今回、私たちはがっつり入浴というわけではなく足湯が目的だったので、そのまま足湯スポットへと向かいました。

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施設内には2か所足湯コーナーがあるようで、まずは足湯①の方へ。

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こじんまりした池のようなところにいくつかパラソルと腰かけるスペースがありました。

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足を付けてみるとなかなか熱めのお湯で、日本人的には嬉しい限り。

下には丸い小石も敷き詰めてあって、ゆっくり歩くと足つぼマッサージにもなって気持ちよかったです。

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しばらくリラックスした後、せっかくなので、もうひとつの足湯コーナーにも行ってみました。

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足湯②の方は、ちょっとした小川のような造りになっていす。
脇にいくつか藁ぶきの東屋的なものが並んでおり、そこに座って足を浸ける仕様です。

こちらの湯加減もいい感じ。

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人工川の奥に源泉っぽい池がありました。
ここはさぞ熱いんだろうなと思って、恐る恐る指先を浸けてみます。

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冷たい。(笑)

なんなんでしょう。


よく見ると、脇のパイプのようなところから熱いお湯が流れていました。

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加熱?

いや、でもインフォメーションのところの温泉の温度は59.5℃って書いてありましたしね。
まあよくわかりませんが、気にしないでおきましょう。


ちなみに、私が感じた範囲では、ここの温泉は無色透明無臭でした。
(泉質はよくわかりません)


プラルアン温泉の施設内は、特に何かアトラクションがあるわけでも(温泉玉子とかマッサージとか)、フードコーナー的なものがあるわけでもありません。
また、市内からもわりと距離があるため、車やバイクがないとアクセスも不便な場所です。

ですから、正直、観光目的でわざわざ出かけるまでではない気がしますが、そこそこきれいで設備も整っており、のんびり過ごすことができるので、何かのついでとか純粋に温泉目的とかならいいかなと思います。


<施設情報>
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プラルアン温泉
บ่อน้ำพุร้อน พระร่วง
Phra Ruang Hot Spring
所在地:ตำบล ลานดอกไม้ อำเภอเมืองกำแพงเพชร กำแพงเพชร 62110
    Lan Dokmai, Mueang Kamphaeng Phet District, Kamphaeng Phet 62110
TEL:055-741-787
時間:08:30-16:30
駐車場:無料
入浴料:個室料50バーツ+1人30バーツ ※足湯利用は無料
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以上、カンペーンペット県にある温泉の紹介でした。

ではまた。