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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

別切り航空券でも入出国せずに国際線乗り継ぎできる?(マレーシア・クアラルンプール空港KLIA2)

前回、エアアジアを利用して、バンコクからクアラルンプール経由でインドネシアのブロモ山に行った話を書きました。

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ドンムアン空港からマレーシアのクアラルンプール(KLIA2)までと、クアラルンプールからスラバヤ(ジュアンダ国際空港)までのチケットを別々に手配したため(別切り航空券)、中継点であるクアラルンプールで入出国せずに国際線乗り継ぎができるのかどうか不安でしたが、別切りチケットでも特に問題なく乗り継ぎできましたので、その時の流れを書いておきます。

ただ、別切り航空券で乗り継ぎする場合、多少条件等もありますので、最後まで読んでいただければ幸いです。



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KLIA2での国際線乗り継ぎ方法

ブロモ山へ旅行した際、私たちは、エアアジアの1年間乗り放題チケットを利用した関係で、バンコク・ドンムアンからクアラルンプール(往復)、クアラルンプールからスラバヤ(往復)という別々のチケットでの手配となりました。(別切り航空券

もちろん、元々バンコクから(クアラルンプール乗り継ぎの)スラバヤまでのチケットを通しで購入した場合は、バンコクドンムアン空港のチェックイン時にバンコク→クアラルンプール、クアラルンプール→スラバヤの2枚のチケットを発券してくれ、預け入れ手荷物がある場合も、バンコクからスラバヤまで問題なくスルーで運んでくれます。(スルーチェックインスルーバゲージFLY-THRUなどと呼ばれる)


では、別切りでチケットを購入した私たちはどうでしょうか?
クアラルンプールで一旦マレーシアに入国して再度チェックイン・出国という手続きを踏まなければならないのでしょうか?

行きは乗り継ぎ時間が有り余っていたので、入国してマレーシア観光もしましたが、帰りはできることなら入出国などせずに、空港内でサクッと乗り継ぎしたいのですが、はたして。。。?


結論から言うと、クアラルンプールのKLIA2(主にLCC用ターミナル)では、別切り航空券でもわざわざ入出国せずに乗り継ぎができました

ただし、以下の条件でということになりそうです。

1.事前に乗り継ぎ後のフライトもウェブチェックインしておく
2.預け入れ荷物はなく、機内持ち込み荷物のみであること

実際、クアラルンプールのKLIA2では、飛行機を降りて空港構内を歩き、「International Transfer」(国際線乗り継ぎ)の案内板に従って行くと、ガラス張りの簡単なゲートがあり、そこで係員にパスポートとプリントした乗り継ぎ便の搭乗券を見せるだけで、あっさりと通してくれました。

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『預け入れ荷物がないか?』など、質問されるかと思いましたが、何もなく、あまりにもあっさりしていて拍子抜けしたくらいです。
(逆に言うと、スルーバゲージじゃない預け入れ荷物がある人がうっかりここを通過して最終目的地へ行ってしまっても、自己責任ってことなんでしょうね)

事前ウェブチェックインに関しては、エアアジアはフライト時間のかなり前から(2週間前?)ウェブチェックインできるので、余裕を持ってチェックイン&プリントアウトしておけるので安心ですよね。
スマホのモバイル搭乗券の提示でOKかどうかは未確認
※スマホのモバイル搭乗券画面を提示するだけでも、問題なく通してもらえました。(2023年9月実証済&追記)


エアアジアのエクストラ・キャリーオン(機内持ち込み手荷物追加)は使える

上記2の「預け入れ手荷物がないこと」という条件は、LCCのほとんどの会社が機内持ち込み荷物の重量制限を7キロとしていることを考えると、長期旅行の場合や荷物の多い人にとっては厳しいかも知れません。

私も、カメラ機材などを持っていくので、7キロでは収まらないことがほとんどです。
そこで利用しているのが、エアアジアのエクストラ・キャリーオン(Xtra Carry-Onという、有料で機内持ち込み荷物を14キロまで増やせるサービスです。

AirAsia

タイ・エアアジア、有料で機内持ち込み手荷物が14kgまで可能に | アジアトラベルノート



これだと、預け入れ荷物にすることなく、ある程度の量の荷物(14kg)を機内持ち込みだけで済ませることができるのです。

今回のように、別切りの航空券でも経由地のKLIA2空港で入出国をする必要がなくなるのがありがたいし、最終目的地の空港に到着した時も荷物受け取りの時間ロスだとか、盗難・破損などの心配をすることなく、すぐに空港から出られるという利点もあります。
ただし、空港内の移動で常に荷物を持ち歩かなければならないというデメリットは当然あります。

そこは人それぞれの考え方だとは思いますが、私はエアアジアのエクストラ・キャリーオンはわりとよく使います。

ちなみに、行きのマレーシア入国が長蛇の列で入国審査まで約1時間かかったことなんかも考えたら、タイトな乗り継ぎ時間(2時間程度)だと荷物のピックアップと再チェックインのために入出国するなんて、ちょっとしんどいなと正直思いました。


別切りチケットはレアケースだとは思いますが。。。

長々と書いてきましたが、だいたいの人は別切りチケットではなく、たとえ経由便であっても出発地から最終目的地までを一括で購入される方がほとんどだと思いますので、荷物の心配などする必要はあまりないかも知れません。

先にも述べた通り、今回私はエアアジアの年間乗り放題パスを利用していて、このパスだと各区間ごとに購入しないと乗り放題の価格にならない(航空運賃は無料ですが空港使用料や税金などは別途必要)ので、仕方なく別々に購入したというレアケースです。

別切り航空券での乗り継ぎは、荷物関連だけではなく、最初のフライトが遅延したり欠航となった場合の補償や振り替え便の手配が受けられないなどの心配もありますし、私もできれば避けたいと思ってはいます。

ただ、こんなレアケース(別切り航空券での国際線乗り継ぎ)に関する情報だからこそといいますか、私なりに事前に調べた時も明確な情報が見つけられず最後まで不安だったこともあるので、この記事がどなたかの役に立てればいいなと思って書きました。


ではまた。

【ブロモ山】絵画みたいな絶景に感動!聖地ブロモ山とマダカリプラの滝(東ジャワ州・インドネシア)

「なに、この神がかった絵みたいな風景。。。」

数年前にインスタグラムでたまたま目にした景色に魅せられて、行ってきましたインドネシアはブロモ山

まだそれほど知名度は高くない、ジャワ島東部の秘境と言ってもいいかも知れません。

夜明けの高台から望んだ噴煙を上げる山々の姿は、写真に偽りなくとても感動的なものでした。

ブロモ山への行き方やおすすめポイントなども書きたいと思いますので、よかったら最後までご覧ください。


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ブロモ山について

ブロモ山(Mount Bromo)と聞いてあまりピンとこない方も多いかと思いますが(私もそうでした)、ブロモ山はインドネシアの東部にあるカルデラ火山で、現役の活火山でもあります。

ブロモ・テンゲル・スメル国立公園(Bromo Tengger Semeru National Park)にあり、標高は2,329 mです。

また、ブロモ山は、ジャワ島最高峰のスメル山(3,676m)と並んで、古来ヒンドゥー教の聖山でもあり、火口から聞こえる轟音は火の神の呼吸音に例えられたりするそうです。


冒頭でブロモ山はジャワ島東部の秘境と書きましたが、大都市からは少し離れた公共交通機関のない場所にはあるものの、車をチャーターしたり現地ツアーに参加すれば日帰りも可能で、主要観光スポットの間近まで車で行くことができるので、実際にはそれほどハードルの高い場所というわけではありません

興味をお持ちの方は、ぜひブロモ山訪問も検討してみてください。







Klook.com

バンコクからスラバヤまで

国際線で行く場合、ブロモ山の最寄はスラバヤジュアンダ国際空港となるのですが、バンコクからはスラバヤまでの直行便はありません。(2023年3月現在)
私たちは、エアアジアを利用してバンコクからクアラルンプール経由でスラバヤまで向かいました。

クアラルンプールではかなり乗り継ぎ時間があったので(約6時間)、一旦マレーシアに入国してプトラジャヤにある通称ピンクモスクを観光したりして過ごしました。

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ちなみに、今回私たちは、エアアジアの1年間乗り放題チケットを利用した関係で、バンコク・ドンムアンからクアラルンプール(往復)、クアラルンプールからスラバヤ(往復)という別々のチケット(別切り航空券)を購入していました。

行きは時間潰しのために一旦クアラルンプールで入国しましたが、帰りは乗り継ぎ時間も2時間半程度だったので、「わざわざ入出国せずに国際線乗り継ぎできたらいいなあ」と思いつつ、実際にできるかどうか確信が持てませんでした。
(ネットで調べても、できるという情報やできないという情報もあったので)

結論を言うと、クアラルンプールのKLIA2空港では、別切り航空券でもわざわざ入出国せずに乗り継ぎができました
それは、私たちが事前に乗り継ぎ後のフライトのウェブチェックインをして搭乗券をプリントアウトしていたのと、預け入れ荷物がなかったからなんですけど。

このあたりのことは、また後日詳細を書いておこうと思います。



何はともあれ、無事スラバヤのジュアンダ国際空港に到着しました。

沖止めではなくボーディングブリッジが接続されたので良かったと思っていたら、ボーディングブリッジから繋がった建物の1階からバスに乗らされました。
なんだったんだろう(笑)




スラバヤ空港から市内のホテルまで

バスで入国審査のある建物まで移動し、ぞろぞろと中へ。
アライバルビザのシールをもらうカウンターで50万ルピアを現金でお支払い。
(スラバヤはクレジットカード払い不可でした)

15分ほどで入国審査を終え、手荷物をスキャンして到着ロビーへ出ました。

バリ島で手配した空港送迎サービスが快適だったので、今回もあらかじめKlookで市内ホテルまでの送迎を予約していました。

インドネシアでは、LINEよりWhatsAppが主流なのか、ドライバーとのやり取りはたいていWhatsAppのメッセージ。
写真が送られてきて「このカフェスタンドの前で待っている」と。

すぐに落ち合うことができました。

スラバヤの空港から市内のホテルまでは、途中多少渋滞もあって約50分ほどかかりました。

今回利用したのは、イビス・スラバヤ・シティ・センター・ホテル(Ibis Surabaya City Center Hotel)で、部屋はこじんまりとした最低限の設備でしたが、ほぼ寝るだけの利用だったのもあり、そこそこ快適に過ごせました。



agodaで検索

買い出しと仮眠

ホテルのチェックインを済ませたのが20時前。
部屋に荷物を置いたら、急いでホテルの隣にあるミニスーパーへと向かいました。

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簡単な食料(パンとジュース、スナック類)を購入したら、また急いでホテルに戻ります。

なぜそんなに急いでいるのかというと、少しでも仮眠を取りたかったからです。


予約しておいたブロモ山の朝日鑑賞ツアーの出発時間は、23時30分

夜中に120キロほど離れたブロモ山近くの山村まで行き、そこからジープに乗り換えてさらに山を上り、ブロモ山バトー山そして遠くスメル山が望める高台の展望スポットまで行って日の出を鑑賞するのです。

20時半に寝れば、2時間ほど仮眠して支度ができそうです。



ブロモ山サンライズツアー出発

仮眠をとってシャワーを浴びた後、この日は夕飯を食べていなかったので、スーパーで買ったパンを食べてからロビーへ。

ガイドさんは23時30分に来ていたのですが、車が少し遅れて来たため、ホテルを出発したのは23時45分でした。

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サービスのミネラルウォーターをもらったら、早速車に乗り込みます。
トヨタのイノーバでわりとゆったり座れました。

「夜間移動なのでとりあえず寝てください」とガイドさん。
熟睡はできないものの、多少は眠れた気がします。


 

ジープに乗り換え

1時40分。
ブロモ山付近の山村、Wonokertoに到着。
ここでジープに乗り換えです。

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ジープが来るまでしばし待機。

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2時15分。
ジープで出発。
展望スポットである、キングコングヒル(King Kong Hill)へと向かいます。
カーブとアップダウンの激しい山道となりました。

他のツアーのジープも前後に連なります。

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土砂崩れ発生

2時55分。
山道の途中でジープが止まりました。
到着したのかと思ったら、どうやら渋滞で先に進めない模様。

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しばらくして原因が判明しました。
この先の道で土砂崩れが発生して、車が立ち往生しているらしいのです。

周りの人が協力して土砂を取り除いたり車を押したりしているものの、まだ当分時間がかかりそうとのことで、ここから徒歩で展望スポットまで行くことになりました。

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主にインドネシアの人たちでしょうか、バイクもたくさん。

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前日からほとんど寝ていない夜中に坂道を歩くのはキツかったですが、一方でアクシデントによる変なテンションも沸き起こり、みんなでワーワー言いながらゾロゾロ歩き続けました。

子供の頃に参加した学校行事のナイトウォーキングを思い出したりして。



朝日鑑賞の待機所到着

3時40分。
約20分ほど歩いて待機所まで辿り着きました。(思ったより近くて良かった!)

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赤道近くの島とはいえ、標高2千メートルを超すこのあたりの夜は寒いのです。
待機所の小屋では、炭に火を起こして暖を取れるようにしてくれていました。
ガイドさんも「炭火の席へどうぞどうぞ」と促してくれます。

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でも、山道をはーはー言いながら登ってきた私たちには必要ありませんでした。(笑)
他のグループの人も誰も近寄ろうとしません。
(普段はきっとありがたいサービスなんですよ、念のため)


日の出まではまだ時間があるので、この小屋でしばらく待機です。

ジャワ島のコーヒーと揚げバナナをいただきながら時間を潰します。
(結局、このコーヒー代と揚げバナナはガイドさんが支払ってくれたので、最後のチップで気持ち調整することに)

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この待機小屋が並んでいるエリアには、一応トイレもあります。(5,000ルピア)


小屋の前から見たまだ暗いブロモ山方面。
村の明かりと雲の間に星の輝きが見えます。

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雨季の訪問ということで、天候だけが心配でしたが、これならなんとかブロモ山の姿は拝めそうです!
(雨季のブロモ山は、日の出どころか山すら見えない場合がある。というブログも読んでいたので覚悟はしていました)


4時半頃になると、東の空が少し赤くなってきました。

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Klook.com

展望スポット「キングコングヒル」へ移動

4時50分。
小屋から約5分ほど歩いた場所にある展望台「キングコングヒル」まで移動します。

ちなみに、この時間でもまだ薄暗いので、足元に注意しながら歩きます。
スマホのライトでもいいんですが、ヘッドライトを使うと両手が自由になるので便利でした。
(デカトロンで手頃なのを買ったので使ってみたかった。笑)


あと、息が白くなるくらい気温は下がっているので、防寒着は必須です。
さっきは山歩き後だったので身体がほかほかしていましたが、さすがに寒くなってきました。

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展望台は四角いコンクリートのテラス状になっていて、だいたいそこに人が集まっているのですが、私たちのガイドさんはそのテラスの脇にある道へと私たちを誘導して下って行きます

おそらく人だかりを避けてゆっくり眺めることができる、ガイドさんおすすめの場所があるのでしょう。

ただ、この脇道は滑りやすく岩などもあるので、十分気を付けて歩く必要がありました。年配者や子供には不向きだと思います。



鳥肌!見たかった風景がそこに!!

ガイドさんの後を足元に気を付けながら20メートルほど降りていくと、人が数人立てる平らな場所がありました。
私たちはそこから夜明けのブロモ山を眺めることに。

次第に色を変えていく空と山々の信じられないような景色が眼下に広がっていました。

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私がずっと見たかった景色がそこにあって、この目で見られた感動に鳥肌が立ってしまいました。

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もくもくと噴煙を上げるブロモ山と手前に広がる荒野、こんもりときれいな形をした緑のバトー山、そして彼方には噴煙をたなびかせた霊峰スメル山の雄姿。

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なんだかもう、現代の地球じゃないみたいです
恐竜やマンモスが現れても驚かないかも知れません。

パラレルワールドに迷い込んだような圧巻の景色でした。

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雨に霞んでまったく見えない可能性も十分覚悟してきましたが、本当に晴れて良かったです!
感無量!!(号泣)



www.youtube.com







ブロモ山のカルデラ荒野へ

5時半。
日が昇り、広大な景色を堪能しひとしきり感動したら、渋滞にならないうちに次の目的地へ向かいます。

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先ほどの待機小屋の前を通って車道に出ると、乗ってきたジープが待機していました。
どうやら土砂崩れの場所も復旧したようです。

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ジープは山道を下って、先ほど眼下に見た巨大なカルデラの荒野へと降りていきます。

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火山灰の影響でしょうか、黒っぽい砂丘のような荒野が続きます。

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観光客を乗せたジープはそれぞれの場所に停車して、記念撮影などを行なっています。

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ブロモ山の噴火口へ

一通り荒野(サバンナ?)での写真撮影を終えたら、いよいよブロモ山のクレーター(噴火口)へと向かいます。

ただし、ジープが入れるのは1.2キロほど手前の駐車場まで。
ここから先は、ぶらぶら歩いて向かうか(片道20〜30分程度?)、馬に乗って向かうかとなります。

最初から馬に乗るつもり満々だった私たちは、迷わずガイドさんに馬乗り場まで連れて行ってもらいました。
(馬乗り場というか、馬を引いた人がワラワラとジープに集まってきます)

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この乗馬料金はツアー代に含まれていないので、自腹で払います。
ブロモ山まで往復200,000ルピア(約1,750円)とそれなりの値段するのですが、いい思い出になるはずと、気前よく了承。

※手前のお寺周辺までは150,000ルピア(約1,300円)

昨年に行った人のYoutubeを見てたらもう少し安かったので、値上がりしたのかもしれませんし、もしかしたら値段交渉が可能なのかもしれません。


基本的に担当の人(馬使い?)が綱を持って馬を引いてくれるので、乗馬の経験が全くなくても大丈夫です。

私は多少馬に乗れるので、引き馬ではなく自分で勝手に乗らせてもらいました。

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荒野を馬に乗って火山へ向かうのはワクワクしました。

思えば、前日の早朝にバンコクを出発してからほとんど睡眠を取らずに(正味2時間ちょっと?)このブロモ山ツアーに参加したので、ここは馬に乗って正解だったなとつくづく思いました。
(この後に行く、マダカリプラ滝の分も体力を温存しておきたかったのもあります)


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馬で行けるのは、火口への階段がある手前まで。
そこからはみんな平等に、275段あるらしい真っすぐな階段を上っていきます。

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この階段、寝不足の体にはちょっとこたえました。
もっとも、私だけでなく、みなさん息を切らしながら上っていましたけど。

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神の気息

階段はきつかったですが、上り切ったところにある景色は迫力満点でした!

大きなすり鉢状になった火口の中心からは、ゴーゴーという音と共に噴煙がモクモクと立ち上り空へと流れていきます。

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ここは昔からヒンドゥー教の火の神様を祀る山として崇められており、火口から聞こえる轟音は神の息づかいだと言われいます。
また、かつては人も生贄として捧げられたという言い伝えがあるとかないとか。

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ブロモという名前は、ヒンドゥー教の最高神のひとり、ブラフマー神が由来だとも言われています。


火口の一角には、ガネーシャが祀られていました。

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クレーターの上部の縁はぐるっと1周歩けるそうですが、幅1.5メートル程度しかない場所もあり、しかもほとんどの場所には柵も手すりもないので、お勧めしません。(あくまで自己責任で)

高い所が苦手な方は、本当に足がすくんでしまうと思います。

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ともかく大迫力の火口は非常に印象に残るものでした。

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上ってきた階段の方を振り返ってみます。
対面に見えるのは、さっき朝焼けを眺めたキングコングヒルのあるカルデラの外輪山です。

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私もたいがい写真を撮りますが、タイ友たちは私なんか比較にならないくらいたくさんの写真を撮ります。(しかもほとんど自分たちメインの写真)

結局、この噴火口の頂上で1時間も滞在していた私たち。
そんなグループ、他にはいなかったと思います。(笑)


そろそろ下山することにします。

階段の途中から見た、小高い山並みを迫り来る波のように流れ落ちる「滝雲」が恐ろしいような美しさで、しばらく足を止めて見入ってしまいました。

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ビュッフェブランチ

階段を降りたところで待機してくれていた馬に乗って、再びジープまで戻りました。

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これでブロモ山とはお別れ。
ジープに乗って、数分のところにあるレストランで遅めの朝食です。

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10時前。
他のツアー客はとっくに食事を終えていたのでしょう、私たちが着いた時には数人しか観光客がいませんでした。

おまけに、ビュッフェの料理も半分くらいしか残っていませんでした。
ブロモ山の火口であれだけ長居していたのだから仕方ないですね。。。汗

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Klook.com

 

マダカリプラの滝へ

食事中も辺りには霧が立ち込めていたので覚悟はしていたのですが、この日のもう一つの目的地であるマダカリプラの滝(Madakaripura Waterfall)へ向かう途中で、ぽつぽつ雨が降ってきました。


マダカリプラ滝の駐車場へは、ブロモ山から車で40分ほど。
ブロモ山と同じく、ブロモ・テンゲル・スメル国立公園の一部で、ジャワ島で1番、インドネシア全体で2番目の高さを誇る滝です。






11時20分。
駐車場でガイドさんからポンチョ(簡易レインコート)を受け取り、羽織ります。
このポンチョはマダカリプラ滝の下を歩く時のため用のものですが、この日は小雨が降っていたので、車を降りる時から着用しました。

駐車場からマダカリプラの滝入口のゲートまでは、バイクタクシーに乗り換えていく必要があります。(ツアー代金に込み)
だいたい5〜10分程度でしょうか。

バイクの後ろに乗り慣れているタイ人は、余裕で動画を撮ったりしていましたが、アップダウンのある道なので、慣れていない人はしっかりシートを掴むなりして気をつけて乗ってくださいね。



滝までウォーキング

チケット売り場のゲートで同行のガイドさんは待機。
ここからはマダカリプラ滝の現地ガイドさんが先導してくれました。

現地ガイドは断ることもできるようですが、私が申し込んだツアーではもともと旅程に書いてあったし、心付け程度のチップを最後に渡せばいいかと思ったので、何も言わずにお願いしました。
結果的に、このガイドさん、まあ英語はかろうじて意思疎通ができる程度でしたが、写真スポットを教えてくれたり、スマホを渡すと映え写真を撮ってくれたりして(色んなテクニックを熟知している。笑)、よかったですよ。

ゲートからマダカリプラの滝までは、なだらかなハイキングコース的な道を20〜30分かけて歩きます。
(しょっちゅう写真を撮る私たちは、40分くらいかかりましたが!)


かつてマダカリプラ滝で瞑想をしたという、マジャパイト王国の宰相ガジャマダの像。

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このガジャマダさん、マダカリプラという名前の由来のひとつらしいです。

現地ガイドさんが言うには、『ガジャマダ』の『マダ』、『プラ』は『ヒンドゥー教寺院』らしく、『カリ』は…忘れました。(汗)



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歩き出した頃には雨もほとんど止み、濡れた緑が鮮やかで美しく、空気も濃い気がしました。

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ただ、川の流れはご覧の通り真っ茶色。

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雨上がりで足元の滑りやすい箇所もありましたが、道はある程度整備されていて概ね歩きやすく、快適な森林浴を楽しめました。




神秘的に降り注ぐマダカリプラの滝

川のせせらぎに沿って歩いていると、両脇の山々にいくつもの滝が見えました。

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霞たなびく緑の合間から落ちる白滝は、それぞれに幽玄で美しかったです。
でも、これらはほんの前座的な存在でした。

実は、この旅行の少し前に映画「アバター2」を見ていたこともあり、私の脳内では勝手にパンドラの森にいるような気分になっていました。(笑)


そして、いよいよマダカリプラの滝へと到着です。

コンクリートの橋を渡って未舗装の坂道を降りていくと、空から降り注ぐようないくつもの流れが見えます。

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この先ではもう、濡れることは避けられません。

カメラは防水仕様のリュックに納め、ポンチョのフードを被って突入です。
(このあたりは足元が滑りやすいので注意)


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いやー、すごい。
私の人生で本物の滝に打たれたの初めてかも。

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実は、雨が降り出した頃から、『マダカリプラの滝はパスしたほうがいいかなあ…?』と少し迷っていたんですが、タイ友の「ナイナイ・コー・マーレオ、パイガン!」(せっかくきたんだから行こ!)の一言で決心がつき、諦めずにやってきてよかったです。


めちゃくちゃきれいでしたー!(語彙力)

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ただ、欲を言えば、今回は雨季のため最もフォトジェニックな一番奥の滝までは行けなかったのは少し残念でした。
いつか、乾季に再訪したいなと本気で考えています。



しばらく滝を堪能したら、元来た道を引き返し、再びバイクに乗って駐車場まで。
13時30分に出発し、スラバヤのホテルに戻ったのは15時でした。


おわりに

今回、念願のブロモ山へ行くことができました。
嘘みたいな夜明けの風景や、ダイナミックに噴煙を上げる勇姿は、本当に感動的でした。
また、天から降り注ぐようなマダカリプラの滝も神秘的でよかったです。

こうして振り返ってブログを書いていても、その時の感動が蘇ってきます。

そして、「今度は雲海に浮かぶブロモ山も、青空に映えるマダカリプラの滝も見てみたいな」なんて、どんどん欲深くなっております。

みなさんに少しでもこの感動をお伝えでき、興味を持っていただければいいのですが。

長々とお読みいただきありがとうございました。

ではまた。
Klook.com

【世界遺産】スコータイ歴史公園の光と音の野外ショーと幸福の夜明け

タイが誇る世界遺産、スコータイ歴史公園で月に1度開催されている野外ショー「ミニ ライト&サウンド ショー」(Sukhothai Mini Light and Sound 2023)を鑑賞してきました。

入場無料にもかかわらず、煌びやかな衣装や光と音楽、そして夜空に浮かぶコムローイ(スカイランタン)や花火などで演出される遺跡でのナイトショーは非常に見応えがありました。

また、翌朝に訪れた朝の遺跡公園は、まさに「スコータイ」の名前が意味する「幸福の夜明け」という言葉がぴったりな、穏やかで美しい日の出でした。




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スコータイ歴史公園(遺跡)至近の宿「Oldtown Boutique House」

今回泊ったのは、スコータイ遺跡の中心、スコータイ歴史公園(Sukhothai Historical Park/อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย)の入口から徒歩数分の場所にある「スコータイ・オールドタウン・ブティック・ハウス」(Oldtown Boutique House)というホテルでした。


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ホテルというよりは、4部屋だけのシャレたゲストハウスみたいな感じですが、明るく清潔でとても快適でした。

今回は、日暮れから日没後にかけて行われる野外ショーと、夜明けのスコータイ遺跡を堪能したいと思っていたので、徒歩で歴史公園まで行けるロケーションを重視しました。




部屋は広くて、ベッドやリネンもパリっと乾燥していたのでよかったです。
タイのホテルやゲストハウスにしては珍しく、シャワールームとトイレが完全に個室で分かれていたのも好感が持てました。
(慣れているのでシャワーとトイレが一緒でも特に不満はないのですが、より快適でした)

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特に朝食付きというプランではなかったのですが、ここでは共用スペースに準備されているトーストやフルーツ、スナック、飲み物などを自由に食べることができて、ありがたかったです。

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カップもスコータイ模様(サンカローク焼き)で可愛かったです!

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また、オーナーの女性は控えめながらきめ細やかな気配りをする方で、とても気持ちが良かったです。
(歴史公園で開催されるショーやナイトマーケット情報を教えてくれたり、「今日は近くの家で出家儀式があるので、少し煩いかも知れないけどごめんなさい」とか)

実は、チェックアウト後にスマホの充電器を忘れていると連絡くださり、自宅まで郵送していただきました。(私のアホ!)
送料等の支払いは固辞されたので、後日お礼にお菓子を送りました。(お子さんがいらっしゃるので、喜んでいただければ嬉しいけど)


<ホテル情報>
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スコータイ オールドタウン ブティック ハウス
Hotel Sukhothai Oldtown Boutique House
所在地:499 ตำบล เมืองเก่า อำเภอเมืองสุโขทัย สุโขทัย 64000
    499 Mueang Kao, Mueang Sukhothai District, Sukhothai 64000
TEL:089-271-5863
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リゾートホテルのようなラグジュアリーさはありませんが、遺跡至近というロケーションの良さは、徒歩や自転車で旅行する人はもちろん、車で移動する人にとっても、駐車場での時間ロスや結局駐車場から多少歩くことを考えたら、気軽に歩いていけるのは魅力だと思います。





Sukhothai Oldtown Boutique Houseを検索




ミニ・ライト&サウンド・ショーへ

この日は朝からバンコクを出発をして運転してきたので、昼間の遺跡観光はなし。
ホテルの部屋でゆっくりしてから、夕方に歴史公園へと向かいました。

チケット売り場で尋ねると、ショーは19時頃から始まる予定で、18時以降は歴史公園へ無料で入れるとのこと。
18時まであと20分。
「20分で入場料100バーツ払うならお茶しよう」ということで、少し時間つぶし。

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18時を待って入場です。

ちょうど、西の山に夕日が見えました。

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この時期独特の色なのか、PM2.5の影響なのか(あまり考えたくない…怖)、霞んだような空にぼんやり浮かぶ朱色の太陽が印象的でした。

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ラームカムヘーン大王像脇の一角には、週末に開かれるナイトマーケット(屋台市)がでていて、地元の人や観光客で賑わっていました。

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ここからも山際に沈む夕日が大きく見えました。

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池の中の島に建つワット・サ・シー(Wat Sra Sri/วัดสระศรี)の方を見ると、観覧席にちらほら人が見えたので、少し早めですがショー会場へと向かいました。

途中、リハーサルを終えた演者たちでしょうか、お寺のある島からナイトマーケット方面へ歩いてくる地元の学生たちとすれ違いました。
みんな、『写真を撮って、撮って』とばかりにピースサインをしてきます。

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このあたりが地方の子どもたちの無邪気でかわいいところだと思います。
(でも大した写真撮ってあげられなくて申し訳ない…)



ワット・サ・シー自体も島の上にあるのですが、その島から橋を渡ったもう一つの小さな島に観覧席が設けてありました。
プラスチック椅子がざっと100席くらい(?)並べてあり、真ん中はVIP用でしょうか、リボン付きの椅子カバーがかけてありました。
特に指定席とかではなく、空いている席に座っていいようです。

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椅子席の前には赤いゴザが敷いてあり、こちらに座ってもOK。
この日は、18時半の時点でまだ席はいっぱい空いていました。


会場の案内によると、19時頃から会場の一角で歌と楽器演奏がはじまり演者たちが入場、そしてショーは19時半から開始とのこと。
スタートまではまだ時間がありますが、日が落ちて暑くないので池のほとりでのんびり待つことにします。

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期待以上に豪華!歴史紹介劇とタイ舞踊と花火たち

19時半。
辺りもすっかり暗くなって、ショーがはじまりました。
いつの間にか椅子席やゴザ席は満席、池の土手にも人が座るくらいになっていました。


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内容は、スコータイ王朝の興りや歴史、ラームカムヘーン大王が遺したというタイ文字の石碑、当時の文化や習慣、仏教寺院の建立、スコータイの織物や陶磁器などの特産品などについて、タイ舞踊や劇を通じての紹介となっていました。

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演者は、地元の学生(ウィタヤーライ・ナータシン・スコータイ校)でしたが、美術・芸能系の学校だからか、思った以上にしっかりした演出で見応えがありました。

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途中、コムローイ(スカイランタン)に点火して空に飛ばす場面もあり、幻想的でした。

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フィナーレは、スコータイ発祥のお祭り「ロイクラトン」(灯籠流し)と打ち上げ花火で盛り上がりました。

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やっぱり本物の遺跡で行われる歴史ショーは雰囲気抜群で感動的です。
これが無料で鑑賞できるなんて、嬉しい限り。
いい思い出になりました。

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ショーが終わった後、演者さんたちと記念撮影もできます。

タイ人のおばちゃんが「ロイクラトンよりきれいだったわ!」と言っていたのがツボでした。
(おばさんなりの最大限の賛辞なんでしょうけど)

スコータイのロイクラトンイベントもとても美しいんですよ。
よかったら過去記事もご覧ください。

www.manao.life



オールドタウンの食堂で夕飯

約50分のショーが終わったのが、20時半前。

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遺跡内をぶらぶら歩いて外に出て、オールドタウンの目抜き通り沿いにあるレストラン(食堂)で晩御飯を食べました。

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特にオシャレなわけでも飛び抜けて美味しいというわけでもなかったですが、気取らない雰囲気の中、そこそこ美味しい料理とビールをいただきながら友人とたわいのない話をするという至福の時間でした。



まさに「幸福の夜明け」

翌朝、5時半に起きてシャワーを浴び、歴史公園へと向かいました。
夜明けのスコータイ遺跡を散策するためです。
うっすらと白み始めたまだ暗い道を3分ほど歩いて公園入口に着いたのが、ちょうど6時。
チケット売りのおばさんがやってきました。
一番乗りの客です。

まだ誰もいない遺跡の中を進みます。
とても厳かで清々しい雰囲気です。

スコータイ歴史公園の中心、ワット・マハータート(Wat Mahathat/วัดมหาธาตุ)で朝日を拝むことにしました。
結局、この場所で1時間くらい写真を撮ったりしながらぼーっと過ごしていたんですが、とても幻想的で美しい朝を過ごすことができました。

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スコータイ(สุโขทัย)というのは、「スック(สุข)=幸福」と「ウタイ(อุทัย)=夜明け」という2つの言葉から成り立った名前で、「幸福の夜明け」を意味します。
この朝は、本当に幸福の夜明けを体感できたような気がしました。

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スコータイ「ミニ ライト&サウンド ショー2023」の日程

最後に、2023年のスコータイ・ミニライト&サウンドショー(Sukhothai Mini Light and Sound 2023)の日程を書いておきます。
2023年は2月から8月まで毎月第一土曜日の夜に開催されます。

【上演日】2023年2月4日3月4日4月1日5月6日6月3日7月1日8月5日
【時間】19時30分~(約50分)※自由席なので早めの来場がベター
【場所】スコータイ歴史公園(ワット・サ・シー付近)
【鑑賞料】無料(18時以降は歴史公園入場も無料)



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まだ数か月残っていますので、興味ある方はスコータイ旅行を検討してみてはいかがでしょうか。


ではまた。

【注意喚起】マニラ空港の乗り継ぎ保安検査は気をつけて‼

今年1月にバンコクから日本へ一時帰省した際にマニラ経由の便を利用したんですが、その時の乗り継ぎ保安検査場でとても怪しいことをされたんですよ。

ずっと気になってはいたんですが、昨日、あるニュース記事を見てピンときました
写っているおばちゃん係員にも見覚えあったし!(記憶違いでなければ)

とは言うものの、確たる証拠もないので、「ここで盗まれた!」とか「この人たちが犯人だ」とか言うつもりはありません。
あくまで注意喚起ということで。

私が経験した保安検査場での怪しい手口(と思われる一連の流れ)を綴ります。


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タイ人旅行者、検査係員に2万円盗られる

このニュースの事件が起こったのは、マニラ空港(ニノイ・アキノ国際空港)の国際線乗り継ぎ保安検査場。

タイから日本に向かうタイ人旅行者が、保安検査の係員に日本円を盗まれたそうです。

www.thaich.net

 

www.khaosod.co.th

 


www.youtube.com




どのターミナルかは書いていないものの、バンコクから日本に向かう乗り継ぎということや、動画の様子から、自分が利用した第二ターミナル(Terminal 2)の国際線乗り継ぎのセキュリティチェックポイントとそっくりだなと思いました。


私が経験した怪しい一幕

私自身が1月にマニラ空港の乗り継ぎで遭遇した状況は、以下のような感じです。

実は、怪しいと感じたのは、バンコクから日本への乗り継ぎ時(往路)ではなく、日本からバンコクへ戻る復路での乗り継ぎ保安検査時でした。

行きの乗り継ぎでここの検査場を通った時に、出遅れると長い列ができることを体験して知っていたので、復路では、日本からの便がマニラ空港に到着したら私はできるだけ早足で国際線乗り継ぎ場所へ向かいました。
おかげで、同便の他の人達よりだいぶ早く、一番乗りで保安検査場へ到着できたのです。
X線検査装置のところには、別便の先客が2人ほどいたでしょうか。

自分も続けて入って行こうとすると、検査装置の手前で、おばちゃん係員(おそらくニュースの動画に映っている人)が、ホールの一角にあるカウンターを指さして「まずあそこへ行け」と言います
内心、『行きはそんな誘導はされなかったのにな』と思いつつ、指示に従ってそのカウンターへ行くと、案の定「そのまま保安検査を受けていいよ」と。

何だったのかと思いつつX線検査装置の方に戻ると、さっきのおばさんは何も言いません。(意味が分からない)

ちなみに、この時点で私の前に検査を受けている乗り継ぎ客は誰もいませんでした

リュックをベルトコンベアに置き、時計や貴重品の入ったポーチをプラスチックトレーに入れて、X線装置に流しました。

人間用の金属探知機ゲートを通ってベルトに流れてきた荷物を受け取ろうとすると、モニターを見ていた係官が「リュックをもう一度X線に通し直せ」と言います。

何か不審なものでも見えたのかと(ないはずなんですが)、仕方なくリュックを持って金属探知機ゲートを逆にくぐって荷物をベルトに置き直しました。

確かその時に「リュックの中に入っているかばんを取り出して、別々に流せ」と言われました。

(こうして少しもたもたしている間に、ようやく同便で到着した乗り継ぎの人たちがちらほらやってきました)

それから再びゲートを通って、放置されていた自分のプラケースを見ると、貴重品の入ったポーチのファスナーがパックリ開いているではないですか

その時点で、頭の中に疑念がムクムクと沸き起こりました

X線検査に流す時、いつも私は盗まれる可能性を考えて、小銭以外はスマホも財布もパスポートもできるだけ全部ポーチに無理やり詰め込んで、パンパン状態にしてトレーに入れます。

性格的に整理整頓がうまくないのもありますが(雑)、財布をむき出しにしたくないのはもちろん、わざとパンパンにしてファスナーを開閉しづらくするという意図があるんです。

これは毎回かなり意識してやっています。
(タイでも検査員が金銭をくすねたというニュースが過去に何度かあるので、基本信用していません)

そして、目の前にあるこのパックリ開いたポーチ…


状況から判断すると、リュックを再度X線装置に通し直させられている(ちょっともたついている)間に、死角となっている場所で別の係員がポーチを開けた。ということが考えられます。

もしかしたら、最初に別のカウンターまで歩かせたのも、先客の2人から引き離して私をひとりにさせたかったのかも。
リュックの再検査を指示したのも、リュックからカバンを取り出させたのも時間稼ぎで、みんなグルだったんじゃ?
なんて、疑い出したらキリがありません。

ただ、これはあくまで私の想像にすぎず、悲しいかな、何の証拠もありません。
もともと私がファスナーを閉め忘れていた可能性もゼロではありませんし。
カウンターへの誘導だって、ドキュメントチェックとか預け荷物の有無確認とか、正規の手順だったのかもしれません。(実際にはそんな確認されなかったけど)


10秒ほどプラスチックトレーを凝視した後、その前に立っている係員を無言で見つめましたが目をそらされました。(ように見えた)

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なんか悔しくて、ポーチには入りきらなかったもう1台のスマホでトレーと係員のおっちゃんの写真を撮りました。

それが精一杯の抵抗。
なんの意味もないし、釈然としないけれど、仕方がないです。

で、とりあえず荷物を受け取って、その場で財布の中身を確認してみたんですが、そもそも日本用の財布に入っている金額を正確に把握していなかったので、抜かれているのかどうなのかはわからず。(アホ!)

ちなみに、タイ用の財布には、カード以外に大した金額は入ってなかったはずなのであまり気にせずでした。


楽観的に考えれば、こそっとファスナーを開けてはみたものの、あまりにもパンパンでごちゃごちゃした中身を見て「これはダメだ。間に合わない」と諦めた可能性もあります。
(そして閉める時間もなかった)

あるいは、そもそも盗む意図などなくて、パワーバンクの容量などをチェックしようと考えて開けたのかもしれません。
だとしても、本人のいないところで勝手に開けるのはアウトだと思うのですが。(フィリピンではOKとか?)


私なりの反省とアドバイス

たぶん、一番乗りで保安検査場に着いた場合とか、前の乗客たちとの列がとぎれたタイミングなんかで、自分が先頭になって周囲の目がなくなった状況が最も危険なんだろうなと思います。

検査員たちがグルになってやっている可能性もあるので。

でも、検査員に「荷物をもう一度戻って検査機に通せ」なんて言われたら、やましいことがなくても焦っちゃいますよね。

私も迂闊でした。
ああいう時は貴重品のポーチも手に取って戻るべきでした。
そして必要であればリュックと一緒に再度X線検査装置に通す。
貴重品から離れない!

あと、財布の中身(金額)はあらかじめ数えて把握しておきましょう。(私だ!)


出羽守(デワノモリ)になる意図も、自分が海外慣れしていると言いたいわけでもないのですが、偉そうにアドバイスっぽいことを書いて恐縮です。

日本にいるとまさか保安検査員がそんなことしないだろうと安心してしまいがちですが、マニラ空港に限らず海外では油断禁物な場面でもあるので、今回の私の間抜けで迂闊な経験が注意喚起となれば幸いです。


最後に、しつこいようですが、私の場合はグレーです。
彼らが無実の可能性も、私の勘違いだった可能性もあります。
(名誉毀損とかで訴えられたくない小心者。。。)

で、結局、お金を盗られたのか盗られてないのかも不明なまま。
(精神衛生上、『盗られていない』と思い込んでいる節はあります。汗)

ただ、冒頭のタイ人旅行者のケースでは、実際に係員が2万円をくすねてバレたのでこっそり返そうとした証拠となる動画が残され、被害者はフィリピン警察に通報し、空港管理会社も当該職員を免職処分にしたようですので、これを機会にマニラ空港の悪徳検査員が一掃されるといいですね。

ちなみに、このタイ人旅行者はすぐに財布の中身を確認するなど、しっかりしているなあと感心したのですが、タイ語のニュースを見ると、「マニラ空港の荷物検査は危険」「現金を盗まれた人が多い」という噂を聞いていたので、用心していたそうです。
マニラ空港のこの場所、以前からけっこう悪評の高いスポットだったようです。


以上、長々と失礼しました。
みなさん、楽しい海外旅行を!

ではまた。

大仏の大きな背中を眺める小道(アーントーン県ワット・ムアン)

こんにちは、まなおです。
もう去年の話ですが、ナコンサワン、ピサヌローク、カンペーンペット、ウタイタニー周辺をぐるっと旅行した時の帰り、アーントーン県の有名な大仏に立ち寄りました。
今回は、後ろ姿だけ拝見して帰路に着いたのですが、田舎道から望んだそのお背中がとても印象的だったので、紹介したいと思います。


ワット・ムアン

アーントーン県にあるワット・ムアン(วัดม่วง:Wat Muang)については、以前に当ブログでも書いていますが、タイで一番高い座像がどどどーんと安置されています。

www.manao.life



90m超えの黄金仏はかなりの迫力です。

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周りには田畑が広がり、田園の先に大仏さまが見えるという景色が売りの「田んぼカフェ」も繁盛しているようです。

これは2019年に訪れたときの写真です。

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大仏の背中

今回は、大仏様の裏手の道から向かったので、拝見できたのは大きな黄金のお背中。

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インパクトのあるお姿でした。

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農道のような小さな道なので、駐車して長居などはしない方がいいです。


今日はこれだけ。



<寺院情報>
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ワット・ムアン
วัดม่วง
Wat Muang
所在地:หมู่ที่ 6 ตำบลหัวสะพาน อ.วิเศษชัยชาญ จ.อ่างทอง 14110
    Moo 6, Hua Taphan, Wiset Chai Chan District, Ang Thong 14110
TEL:035-631556, 035-631974
URL:http://www.watmuang.com
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ではまた。

ラッタナコーシン朝初期の壁画が美しいウタイタニーの古刹(ワット・ウポーサッターラーム/ワット・ボート)

今回は、ウタイタニー県にあるワット・ウポーサッターラーム寺院を紹介します。
美しく珍しい壁画を有する布薩堂(本堂)と礼拝堂が隣り合う、シンプルながら均整のとれたお寺です。



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ワット・ウポーサッターラーム(ワット・ボート)

地元では通称ワット・ボートと呼ばれるワット・ウポーサッターラームは、ラッタナコーシン朝(現バンコク王朝)初期に創建された古刹。

ウタイタニーの市内中心部を流れるサケークラーン川のほとりに建っています。

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川を背にして東向きに、似た造りのお堂がふたつ並んでいます。
入口に向かって右手が布薩堂(本堂)、左手が礼拝堂(ウィハーン)です。

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布薩堂と礼拝堂の裏手(川側)には3つのスタイルの仏塔(左からアユタヤ様式、ラッタナコーシン様式、スコータイ様式)が並んでいます。

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仏塔のさらに裏側には、西洋スタイルを取り入れたモンドップと呼ばれる八角形の仏堂が建っています。

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<寺院情報>
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ワット・ウポーサッターラーム(ワット・ボート)
วัดอุโปสถาราม (วัดโบสถ์)
Wat Uposatharam
所在地:ตำบล สะแกกรัง อำเภอเมืองอุทัยธานี อุทัยธานี 61000
    Sakae Krang, Mueang Uthai Thani District, Uthai Thani 61000
TEL:091-839-6425
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布薩堂(本堂)と壁画

右手、布薩堂(本堂)本堂に入ってみましょう。
シンプルで美しい造りです。

正面には、5体の降魔印を結んだ仏陀像が安置されています。

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壁面には、誕生から入滅までのお釈迦さまの生涯に関する壁画が描かれています。

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なお、正面(主仏陀像の背面)には、降魔成道図が描かれているのですが、この寺院の降魔成道図は他の寺院のそれとは少し違っています。

通常、魔物たちが瞑想の邪魔をしたり襲ってきたりする場面は向かって右手に描かれ、大地から現れた女神メートーラニーが引き起こした洪水によって魔物が押し流される様子が左手に描かれるのですが、この寺院の降魔成道図は左右が逆になっているのです。

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でも、釈迦誕生が本堂の左手前(左の入口側)から始まって正面へと続き、釈迦入滅まで時計回りに描かれていることを考えたら、むしろ、時系列としてはこの寺院に描かれた降魔成道図のほうがしっくりくる気がするのです。
つまり、正面向かって左側が襲い来る魔物たち、同じく右手が成敗された魔物たちという流れですね。


礼拝堂と壁画

今度は礼拝堂に入ってみましょう。

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正面には、右の手のひらを前に出し、左手は下に下した印相の立像や降魔印を結んだ座像が数体安置されています。

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礼拝堂の壁画には、天界の様子や人の死についての絵が描かれています。

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壁の上部には、釈迦の弟子である僧侶たちが、本尊に向かって拝むような感じで描かれています。

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ちなみに、私はこの飛んでるお坊さんの絵が好きです。

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本尊の前に縦に並んだ三体の座像。
お顔がなんとなく金銀銅みたいになっているのが印象的でした。

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以上、ウタイタニの名刹「ワット・ウポーサッターラーム」寺院の紹介でした。

 

ではまた。

ピサヌロークの水上レストラン「ペー・プー・ファー・タイ」

今日は、タイ北部の玄関口とも言われるピサヌローク県の水上レストランについて書きます。

かつてピサヌロークは、ナーン川の上に浮かぶ筏(いかだ)状の水上家屋が有名でしたが、現在は政府の方針により水上居住者はほぼ居なくなり、観光用の水上レストランだけがいくつか残っています。

そんな中、先日(といっても去年の話ですが)訪れた「ペープーファータイ」(แพภูฟ้าไทย)がなかなか良かったので、紹介したいと思います。


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場所は、ナーン川に架かるスパンガラヤー橋の近くになります。
市内中心部より少し南側ですね。





このスパンガラヤー橋の東側には、ワット・チャン・タワンオーク(วัดจันทร์ตะวันออก)寺院が、橋の西側には、ワット・チャン・タワントック(วัดจันทร์ตะวันตก)寺院があります。
お店は、橋の東側のたもとです。

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さて、レストランに入ってみましょう。
ナーン川に浮かんでいるので、当然、階段を降りていくことになります。
(わりと深い)

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午後2時前ということもあり、お客さんは私たちだけでした。
テラス席は、ディナータイムに向けてこれからきちんと準備するのだと思います。


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日差しも強かったので、屋根のある席に着きました。

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席から見えるナーン川の茶色(泥色)の流れ、この色、私は嫌いじゃないです。

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青い空と白い雲。
気持ちの良い午後でした。

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実は私、ピサヌロークに来たら食べたいタイ料理の中でわりとトップにくるのがあって、ムー・カム・ワーン(หมูคำหวาน)という料理なんですが、直訳すると「豚の甘言」。

面白いネーミングじゃないですか?
名前の由来は知らないんですが、昔ピサヌロークに住んでいた当時、よく食べていたんですよね。

このムー・カム・ワーンというのは、全国区の料理名だと思っていたんですが、バンコクなど他の地方では、一般に、ムー・マナオ(หมูมะนาว)と呼ばれる料理のことだというのを後から知りました。

で、この水上レストランでも注文してみたんです。

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ここの豚肉は、茹でるだけではなく、最初に焼いた(炙った?)ものを使っているようで、香りと豚の旨味が封じ込まれているのか、他のお店で食べるムー・カム・ワーンより美味しかったです。

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こちらは、ポ・テーク(โป๊ะแตก)という、シーフードのクリアスープ系トムヤムのようなものですが、これも具沢山で美味しかったです。

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そして、何より私が気に入ったのが、プラーマー・トート・ラート・ナムプラー(ปลาม้าทอดราดน้ำปลา)という揚げ魚料理でした。

プラーマーというのは、直訳すると「馬魚」ということなんですが、ニベ科の淡水魚らしいです。

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私、今まであまりこのプラーマーを意識して食べたことがなかったんですが、この魚がなのか、このお店がなのか、とても美味しかったんです

サクッと揚げたてフカフカの淡白な白身にじんわりと染み込んだナンプラーが最高でした。

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みんな美味しかったんですが、とりあえず、この日は「プラーマー揚げナムプラー掛け」が優勝!


以上、ピサヌロークのおすすめ水上レストラン「ペープーファータイ」の紹介でした。

よかったら行ってみてくださいね。


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<レストラン情報>
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ペー プー ファー タイ
แพภูฟ้าไทย
Pae Phufa Thai Restaurant
所在地:100/49 ถ.พุทธบูชา ต.ในเมือง อ.เมืองพิษณุโลก จ.พิษณุโลก 65000
    100/49 Phuttha Bucha Rd., Mueang, Phitsanulok 65000
TEL:081-146-1213
時間:10:30-23:00
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ちなみに、こちらがレストランの反対側にあるワット・チャン・タワントック寺院ですが、十数年前から建立が始まっていますが未だに完成していないそうです。

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キンキラでした。

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ではまた。

年の瀬チェンマイ「ワット・チェディルアンで年越し読経」

遅れ遅れにぼちぼち書き進めている年末年始の北タイ旅行記。
今回は、いよいよ年を越します。(笑)

暮れも押し迫ったチェンマイの旧市街歩きと、ワット・チェディルアンの年越し読経の様子などをメインにお届けします。


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朝食はフルーツサラダ

この日の朝食は、あらかじめ注文しておいたフルーツサラダ。
フルーツたっぷりのボールにヨーグルトをかけていただきます。
ちょっと健康志向気取っちゃいました。

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卵料理はスクランブルエッグをお願いしました。

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ビスケットや、パッションフルーツ・マンゴー&オレンジティーなんかも一緒にいただきました。
美味しかったですよ。

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ハンバーガーランチ「Girasole Ristorante Italiano」

ランチは、宿からも近い場所にあるイタリアンレストラン「Girasole Ristorante Italiano(ジラソーレ)」でハンバーガーセットを食べました。



ここは、比較的リーズナブルにイタリアンが食べられるので、夜に何度か利用したことがありますが、ランチは初めてでした。
(気のせいか、ちょっと店の雰囲気が変わったような気がしました)


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ビーフバーガーは可もなく不可もなくといった感じでしたが、サクッと食べるにはよかったです。


あと、朝食に引き続き、ちょっとヘルシードリンク的なものを頼んでみました。
生姜とかレモングラスとか、その他ハーブが色々入っているようで、まあ、なかなか独特な味わいでした。(笑)

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<レストラン情報>
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ジラソーレ
Girasole Ristorante Italiano
所在地:71 ถนนราชดำเนิน ตำบลพระสิงห์ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    71 Ratchadamnoen Rd, Tambol Phrasing, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
   (Kad Klang Wiang ショッピングモール内)
TEL:081-603-0294
時間:11:00-22:00
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食後はターペー門あたりもぶらぶら散策。

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夕暮れ時の「ワット・プラシン」

大晦日の夕方、ワット・プラシンへ参拝に出かけました。

ここでも年越しの読経が開催されるようです。
境内に椅子が並べられていました。

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ウィハーン・ラーイカム(วิหารลายคำ)という礼拝堂にお参り。

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ここには、プラシン(シヒン仏/獅子仏)と呼ばれる仏像が安置されているのですが、このプラシンはチェンマイで最も重要な仏像のひとつです。

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堂内の壁画も素晴らしかったです。
(写真なかった…)


外に出て、布薩堂と黄金の仏塔と先ほどのラーカム礼拝堂が眺められる位置で、タイムラプスを撮りながら、小一時間ほど過ごしました。

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太鼓やドラを奏でる(練習?)少年僧たちの姿も。

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大晦日の夕飯は年越しそばも兼ねて「じがんてぃあ」

夕飯は何にしようかと考えていたら、ふと何年かぶりに年越しそばを食べてみたくなり、静かな日本食レストランでしっぽりできるようなところ…

ということで、あたりをつけたのが「じがんてぃあ」(Gigantea Chiang Mai)という店。Googleマップでなんとなく見つけたんですけど。





小さな路地の先に、ゾウさんの後ろ姿の暖簾がかかっていました。

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暖簾の先に現れる隠れ家みたいな庭とお店。なかなか素敵な雰囲気です。

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店内の小さなテーブルに座らせてもらい、いくつか注文しました。


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この豆腐のサラダはボリュームたっぷりで美味しかったです!

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アサヒを飲みながら、茄子の田楽なんぞも。

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そして、本命のおそば。

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日本の大晦日気分をたっぷり味わいました。


<レストラン情報>
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じがんてぃあ
Gigantea Chiangmai
所在地:11 ซอย 2 Sriphum Ampur, อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    11 Soi 2 Sriphum Ampur, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:053-233-464
時間:11:00-14:00(ランチ) 17:00-21:00(ディナー)
定休日:月曜日、火曜日、水曜日
URL:http://gigantea-cnx.com/
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厳粛に年越しの読経「ワット・チェディルアン」

21時過ぎにワット・チェディルアンへ行きました。

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今晩、ここで年越しの読経が行われるのです。
でもさすがにこの時点で来ている人はちらほら。

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境内をぶらぶら散策します。

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ライトアップされたナーガがかっこよかったです。

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22時前になると、少年僧たちが仏塔に置かれた陶器の蝋燭に火を灯し出しました。

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無数の小さな炎が風に揺れて輝くのはとても幻想的で美しかったです。

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全ての蝋燭に明かりが灯された頃、少年僧たちも仏塔正面に設けられた席に着き、読経が始まりました。

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読経参加者の数も増えてきました。
私は後ろの方で拝見させていただきました。

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うねるように重なる読経の声が荘厳に響きます。

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23時55分。
読経が止まりました。

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虫の音が響く静寂がしばらく続いて、0時を迎える少し前から再び読経が始まりました。

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そして、いよいよ年越しです。
鐘の音と花火の音が響きます。

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ターペー門の方を見ると、コムローイが夜空に舞い上がっていました。

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ワット・チェディルアンでの年越し読経の様子を短く動画にまとめてみました。
よかったらご覧ください。


www.youtube.com



幻想的で厳かな大晦日の夜。
いつもとは違う年越しでしたが、こうしてチェンマイの旧市街でひとり静かに迎える新年もいいものでした。


今年もよろしくお願いいたします。(今頃!)



ではまた。

年の瀬チェンマイ「旧市街でぶらぶら」

こんにちは、まなおです。
もう1月も下旬ですが、年末年始の北タイ旅行の続きです。
今回は、ランパーンからチェンマイへ向かい、年の瀬のチェンマイ旧市街の様子などをお届けします。
すごくおすすめのホテルも見つけました。

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光芒と花馬車「ワット・プラタート・ランパーン・ルアン」

プレー県の西部の町、ローンを後にしてチェンマイへ向かう途中、ランパーン県の名刹ワット・プラタート・ランパーン・ルアン寺院(วัดพระธาตุลำปางหลวง)へ立ち寄りました。

プレー県の様子はこちらもご覧ください。

www.manao.life



年末休暇に入ったということもあり、ワット・プラタート・ランパーン・ルアンは、たくさんの参拝者で賑わっていました。

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正面階段の下から見上げた空は、雲間からこぼれる光芒がとてもきれいでした。

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ランパーン名物の花馬車も大人気で、次々と観光客を乗せて寺院の外周を走る姿が見られました。

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焼肉ディナー「チェンマイホルモン・ノンホイ支店」

チェンマイへ行くと楽しみにしていることのひとつが、リーズナブルな焼肉を食べること
ランパーンからチェンマイに向かう途中で、有名なチェンマイホルモンというお店に電話をしてみました。

ところが、いつも行っている旧市街北側のお店(本店?)は、既に予約でいっぱい。
年末ということをすっかり忘れていました。

それで、もうひとつのノンホイ支店に電話してみると、18時ならぎりぎり空いているとのことで、予約を入れました。
本当は一旦ホテルにチェックインしてから向かう予定でしたが、このまま直行することに。

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この支店は初めてでしたが、いつも通り美味しくいただきました。


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チェンマイホルモンは、価格と気取らないお店の雰囲気込みで大好きです。






こ洒落た宿「ランプーハウス」

焼肉で満腹になったらホテルへ。

今回、チェンマイでは3泊し、2つの宿を予約していましたが、いずれもお堀に囲まれた旧市街のホテルを選んでいました。
年末年始は、ゆっくり散歩でもしながら過ごしたかったのです。

初日に泊まったホテルは、ワット・チェディルアン寺院のすぐ近くにある、ランプーハウス(Lamphu House Chiang Mai)というお洒落な感じのホテル。

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予約したのは1階のプールサイドで、雰囲気は良かったです。
ただ、到着したのが夜だったのもあるし、翌朝も部屋の前を歩く人の視線が気になったのもあって、結局カーテンは閉めっぱなしだったので、プールサイドは良かったのか悪かったのか。。。

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スタイリッシュなのはいいのですが、トイレとシャワールームがガラス張りで箱庭みたいな裏庭に面しており、落ち着くような落ち着かないような。。。(汗)

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このバスルームと部屋の仕切りが、なんていうのかアコーディオンみたいな扉だったのも、微妙に使い勝手が悪かったです。(私が慣れていないだけなんですが)


慣れないと言えば、部屋の入口がスライド式のガラス戸っていうのも、セキュリティ的になんとなく落ち着かない要素でもありました。
このガラスのスライドドアって、タイの家や宿ではわりとあるんですが、私はやっぱりドアノブの付いた扉が好きです。

また、このレベルの施設&料金にしては、部屋に冷蔵庫がないのも少し残念でした。(フロント後ろに共用の大型冷蔵庫あり)

おっと、なんかネガティブなことばかり書いちゃってますよね。
スタッフの方の対応や施設の清潔さなんかは良かったです。










車返却とホテル移動「Villa Thai Orchid」

翌朝、実家へ帰るタイ友を送りにチェンマイ空港まで。
ここでレンタルしていた自動車を返しました。

空港から城壁に囲まれた旧市街のホテルまでは、Grabを利用しました。
ちなみに、40バーツの割引クーポンを使って157バーツでした。

部屋で少しくつろいだ後、この日から2泊予約していた近くのホテルに移動です。
ひとつ隣のソイにある、Villa Thai Orchid(ヴィラタイオーキッド)というホテルで、こちらもワット・チェディルアンのすぐ近くです。

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この Villa Thai Orchid ホテル、すごくよかったです
アダルトオンリーということで、小さいお子さんのいるご家族は残念ながら宿泊できないのですが、こじんまりとしたホテルは静かで清潔で、何よりあたたかで細やかなサービスが最高でした。

靴を入口で脱いでから館内に入るのも、私的にはとても快適でした。
ちなみに、館内で履くためのかわいい柄のスリッパはチェックイン時に自分で選ぶんですが、お土産として持ち帰れます。
ちょっとしたことですが、こういうのが嬉しかったりしますよね。

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部屋はとても清潔で、布団もふかふかで快適です。
(清潔だけどちょっと湿っぽい感じの布団のホテルもたまにありますが、まったくそんな感じはありませんでした)

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壁側のテーブルも十分なスペースがあり、パソコン作業なんかをするのにも困りませんでした。

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強いて言うなら、バスルームのスペースが若干狭かったので、欧米人や体の大きい方は少し窮屈に感じられるかもしれませんが、私は特に問題ありませんでした。

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ちなみに、このホテル、フロントにある冷蔵庫の冷たいドリンク類(水、オレンジジュース、牛乳、ヨーグルト)やコーヒー・紅茶などのホットドリンク、あと、バナナやオレンジなどのフルーツも自由に飲食可能です。

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そして、何よりありがたくて感動したのは、無料のランドリーサービスがあることなんです。
部屋にあるカゴにお願いしたい洗濯物を入れて部屋の前に出しておくと、洗濯をしてまた部屋の前に置いておいてくれるのです。
本当は朝出さなければならないのかも知れませんが、チェックイン後の昼過ぎに出しておいたらその日の夕方に仕上げてくれていました。
(しかも、きちんと畳んで袋に入れてくれていました)



あと、朝ご飯も美味しいんです。


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メニューの中から前日までに選んで伝えておきます。
私はフルーツサラダのセット(1日目)と、タイ風ビーフシチュー(2日目)をお願いしましたが、どちらもとても美味しかったです。

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朝ご飯は1階の食堂でいただきます。
もちろん、ドリンクやヨーグルト、トースト、フルーツ類は自由に選べます。

 


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スタッフの方々(オーナー?)の対応もちょうどいい距離感で好感が持てました。
チェンマイの定宿にしたいくらいです。

部屋数も少なめなので、正直言うとあまり教えたくない気持ちもあるんですが、本当に素敵なホテルでした。





agodaでVilla Thai Orchid ホテルを調べる









陽だまりランチ「Rambutan Restaurant & Cafe」

ホテルを移動した日のランチは、チェックインまでの時間つぶしも兼ねて、Villa Thai Orchid ホテル前のソイを少し奥に進んだところにある小さなレストランで食べました。

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民家を改造したレストラン&カフェで、とても可愛らしいお店でした。

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涼しく気持ちの良い気候だったので、庭に置かれたパラソルの下のテーブルでいただくことにしました。


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メニューはサンドイッチやパスタなどの洋食とタイ料理がありました。
私は久しぶりにクラブサンドイッチが食べたくなり、マンゴーシェイクも合わせて注文しました。


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オウムバナ(ヘリコニア)が風に揺れる陽だまりの席。


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何気ない町角の庭で至福の時間を感じながら、午後のひとときを過ごしました。



<レストラン情報>
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ランブータンレストラン&カフェ
Rambutan Restaurant & Cafe
所在地:103/1 ราชดำเนิน ซอย 8 PhraSing, อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    103/1 Rachadamnoen Soi 8, PhraSing, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:02-298-0022
時間:11:30-21:30
定休日:水曜日
URL:https://www.facebook.com/rambutancnx?ref=bookmarks
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真央ちゃん仏が変わっていた!?「ワット・パンタオ」

夕方、旧市街を散歩しました。
ホテルからほど近くにある、ワット・パンタオ(วัดพันเตา)は、黒い木造の本堂と正面に飾られた孔雀の彫刻が美しいお寺です。

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このお寺のご本尊、某有名アスリートを彷彿とさせるなんとも言えない優しいお顔がとても好きでよくお参りしていました。
以前のブログでも書いていますので、よかったらご覧ください。

www.manao.life



今回も、久しぶりに真央ちゃん仏(名前言っちゃってるし。笑)にご対面です。


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じーーーーーー👀

ん?

じーーーーーーーーーーー👀👀

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あれ?
金箔が新調されて、なんか、お顔変わった?

これが以前のお顔です。

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/manao-life/20200812/20200812190542.jpg

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/m/manao-life/20200812/20200812190534.jpg



そして、こちらが現在のお顔・・・。

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うーーーん、煌びやかになったのはいいんですけどね。
私は、前のお顔が好きだったなあ。


日本では、仏像はもちろん信仰の対象ではあるんですが、どちらかというと芸術品、古い美術品として扱うようなところがあって、修復やお色直し的なことをする場合も、経年の味わいとか古色を大切にしようという節がありますよね。
(そうじゃない場合もあるかも知れませんが、少なくとも私の印象では)


一方タイは、仏像や寺院というものが現役の生きた信仰の対象であるからか(と言うと、日本が既に現役でない死んだ信仰のようにもとれて語弊があるかもしれませんが)、常に新しく輝かしいものでなければならないという意思があるようにも思えます。

だから、常に地域の人や参拝者から募金を募り、本堂の改築や仏像のお色直し的なことを行っているのかなあと。

どちらが正しいとか良いとかいうわけではありません。
ただ、日本の(少なくとも近代から現代にかけての)価値観で育った私にとっては、こんなにキラッキラにしちゃうんだという驚きの眼差しで見てしまうのです。


うん、でもこれがタイ式。
タイでよしとされていることにとやかく言わず、厳かに行われる夕方のお勤め(読経)に身を委ねておきましょう。

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やっぱり読経の声を聞いているのはいいですね。




ワット・チェディルアンも年越し準備

ワット・パンタオを後にして、そのまま隣のワット・チェディルアンへ。

チェンマイに来たら、ほぼ毎回参拝に来るのですが、特に年末のワット・チェディルアンが好きなんです。

と言うのは、この頃になると大仏塔(チェディルアン)の正面階段あたりに華やかな飾り付けが施されるからなんです。

北タイらしくラーンナースタイルの色鮮やかな旗や電飾が風に揺れてとても美しいんです。

これは2年前の年末の様子。

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今年も年越しの読経が行われるようで、その準備の飾り付けが行われていました。

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夕暮れの境内に座ってぼーっとチェディルアンと空を眺めているのが好きです。

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実際、タイムラプス撮影なんかをしながら1時間半くらい座っていましたね。(笑)


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そろそろ、お腹が空いてきました。
夕飯を食べにいきましょう。



ついつい来てしまう「うまくて号泣ラーメン」

ワット・チェディルアンから徒歩数分、ホテルからも近い場所にある「うまくて号泣ラーメン」

チェンマイの旧市街に滞在していると一度は訪れちゃうんですよね。
私はあまりラーメンにこだわりとかなくグルメでもないので、偉そうに評価するのもアレなんですが、ここのラーメンがけっこう好きです。
リーズナブルで堅苦しくなくて、変にこだわってなさそうなところが好きです。
(こだわりはあるのかも知れません。こだわってなさげ風なところです)

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一人でも入りやすいところも気に入っています。

餃子を頼んだら、緑茶もサービスで付いていました。
普通に美味しいです。

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<レストラン情報>
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うまくて号泣ラーメン
ราเมงอร่อยร้องไห้
(Umakutegoukyura-men)
所在地:25-26 กาดกลางเวียง ถนน ราชภาคินัย อำเภอเมือง จังหวัดเชียงใหม่ 50200
    25-26 Kad Klang Wiang, Ratchapakhinai Rd, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:083-571-8017
時間:11:00-22:00
URL:https://chiangmai-ramen.com/thai/
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お腹いっぱいになって、ぶらぶら歩きながら部屋に戻ります。
途中、ランチを食べたRambutan Restaurant & Cafeの前を通りました。
夜も雰囲気があっていいですね。

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このまま、大晦日のチェンマイも書こうかと思いましたが、長くなったので今日はここまで。
続きは次回に。

お読みいただきありがとうございます。


ではまた。

タイ北部旅行プレー県のあれこれ(2日目:市内から西部ローン郡へ)

プレー県滞在2日目は、貴族の邸宅など市内の観光スポットを数か所回ってから、西側の山を越えてローン郡へ。メルヘンなバーンピン駅を訪れたり独特な造形の木彫仏たちを参拝しに行ったりしました。



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立ち入り禁止の「クム・ウィチャイラーチャー」

プレー県2日目の朝、ホテルをチェックアウトをしてからかつての地元有力者(貴族)の邸宅跡を3か所回ってみることにしました。

最初に訪れたのは、クム・ウィチャイラーチャー(คุ้มวิชัยราชา)という邸宅です。

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ただ、こちらは改築予定なのか、敷地内への立ち入り禁止となっていたため、外からの見物のみとなりました。

前回来た時(2020年)は、屋敷内には入れなかったものの、敷地内に入って写真を撮った記憶があります。





ピンクがかわいい「クム・ウォンブリー」(博物館)

次に向かったのは、クム・ウォンブリー(คุ้มวงศ์บุรี)という邸宅です。

ここは、Vongburi House Museum(ウォンブリー博物館)として公開されており、3つの邸宅の中では唯一入場料(30バーツ)が必要でした。

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前回のプレー旅行では立ち寄らなかったので、今回初訪問です。
白にピンクを基調とした建物がとてもキュートで、西洋とタイスタイルがミックスした興味深い建物でした。

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邸宅前の駐車場に植えられている木(チョンプーパンティップ)のピンクの花が、建物とマッチして見事でした。

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貫禄の「クム・チャオルアン」

邸宅巡り3つ目は、プレー県庁近くにあるクム・チャオルアン(คุ้มเจ้าหลวง)です。
ここは前回も訪問していますが、タイ友は初めてということで再訪しました。


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クム・チャオルアンは白に薄い緑を基調とした色使いですね。
3つの中では一番大きく、前庭(ロータリー・車寄せ)も立派で堂々とした佇まいです。


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洒落た洋館風邸宅なんですが、規則を破った使用人たちを閉じ込める牢屋がお屋敷の下にあったりするんです。
邸宅の床には、使用人たちを監視する覗き穴なんかもあったりして、なんとも。。。


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(写真ブレブレですが…)








古民家食堂でアイスクリーム「HOM 2493」

プレー市内最後に訪れたのは、前回ランチを食べてとても美味しかった古民家食堂「HOM 2493」です。

私が気に入ったお店なので、タイ友にも紹介したかったのです。
ただし、朝ご飯はホテルで食べてきたし、ランチには少し早かったので、ここでは自家製ココナッツアイスクリームだけをいただきました。

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前回来た時も人気のレストランでしたが、その時はまだコロナ禍で多少制限があったこともあり、そこまで混みあっているわけではなかったのですが、今回は年末の旅行シーズンということもあって、満席の大繁盛という感じ。

私たちはガッツリ食事ではなかったので、壁際のカウンター席に座りました。
ココナッツアイスクリームは、甘すぎず、優しい味わいで美味しかったです。

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隣には、どこかで見たことのある3列シートが。。。

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これ、コロナ禍真っただ中に、タイ航空が少しでも売り上げをということで、機体のシートを限定販売したやつですね。
あっという間に売り切れたというようなニュースも見たような気がしますが、そのうちのひとつがこんなところに。(笑)




ドイツとタイが融合したかわいい駅舎「バーンピン駅」

プレー市街西側にある山を越えて、ローン郡へとやってきました。

まずは、タイでも有数のかわいらしい駅、バーンピン駅(สถานีรถไฟบ้านปิน)へと向かいます。

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バーンピン駅は、1914年に開業した、タイで唯一、バイエルン地方(ババリア州)のティンバーフレーミング(木骨造)という工法で建てられた駅舎があるのです。
ドイツとタイ様式が融合したとてもかわいらしい建物です。

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12時過ぎ。
チェンマイ発バンコク行きの列車が到着しました。

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のどかで平和な風景でした。





「カノムセン・ナムヨーイ」再び

かわいい駅を見学し終わったら、ランチタイム。
前回食べて美味しかった、ローン郡名物のお店へ。
タイ友にも食べさせてあげたかったんです。

カノムセン・ナムヨーイ(ขนมเส้นน้ำย้อย)

<店舗情報>
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カノムセン・ナムヨーイ・メー・ラーン
ขนมเส้นน้ำย้อย แม่ลาน
所在地:Ban Maelan, Huai O, Long District, Phrae 54150
    บ้านแม่ลาน ต.ห้วยอ้อ อ.ลอง จ.แพร่ 54150
TEL:089-669-3932
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カノムセンというのは、いわゆるカノムチーンのことなんですが、この店の麺は茹でたてのツヤツヤでツルツル。
とっても美味しいのです。


訪れた時間帯は、ちょうど週末のピークということもあって、店内満席状態。

「麺のスープ(かけダレ)がほとんど売り切れそうなの。あるもので準備してもいい?」

と店員さんが申し訳なさそうに言うので、お任せすることにしました。


サイドメニューのトウモロコシのソムタムや鳥かわの揚げ物なんかも注文しながら、待つこと数分。

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やってきました。
相変わらずツヤツヤの出来立て麺が美味しそうです。

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結局、スープもちゃんと2種類用意してくれました。


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茹で野菜やプリック・ナムヨーイ(乾燥唐辛子、揚げニンニク、揚げ赤玉ねぎをミックスした当店オリジナルのふりかけみたいなもの)も乗せていただきます。


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やっぱり美味しい!
友人も喜んでくれたし、よかったよかった。

ちなみに、これ全部とコーラ2本込みで133バーツ(約500円)です。

ごちろうさまでした!





タイの円空仏!?「ワット・シードーンカム」

お腹がいっぱいになったら、私が大好きな木彫の仏様に会いに行くことにしました。

ワット・シードーンカム(วัดศรีดอนคำ)寺院は、第二次世界大戦時に米軍から落とされた不発弾を利用した鐘があることでも有名です。

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この鐘がまたいい音がするんですよね。

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本堂はあいにく閉まっていたので、博物館になっている建物へ、お目当ての木彫仏を拝みに行きました。


このお堂(博物館)には、私が勝手に「タイの円空仏」と呼んでいる鉈(なた)で彫られた仏像が安置されています。

前回お参りした時に、すっかり魅了されてしまいました。

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こちらがそのプラチャオ・プラートー(พระเจ้าพร้าโต้)です。
独特の表情や佇まいがとても好きなんです。


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館内に展示された千体木仏(พระเจ้าไม้ปั๋นต๋น = พระเจ้าไม้พันองค์)も、相変わらず美しかったです。

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<寺院情報>
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ワット・プラタート・シードーンカム
วัดพระธาตุศรีดอนคำ
Wat Phra That Sri Don Kham
所在地:43 ทางหลวงชนบท แพร่ 3030 ตำบล ห้วยอ้อ อำเภอลอง แพร่ 54150
    43 Rural Road Phrae 3030, Huai O, Long District, Phrae 54150
TEL:054-581-278
駐車場:あり(無料)
参拝・博物館:無料
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以上で、プレー県の観光は終了。

今回2度目のプレー県でしたが、やっぱり大好きな町でした。
自然豊かで美しい寺院も多く、町の素朴であたたかな雰囲気や美味しい料理など、魅了される要素がたくさん。
また必ず来るぞと思いながら、この後チェンマイへと向かいました。


ではまた。

タイ北部旅行プレー県のあれこれ(1日目:北東部から市内へ)

前回に引き続き、年末に訪れたタイ北部旅行の続きです。
今回はプレー県で訪れたお寺やエリンギみたいな奇岩群なんかを紹介します。

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ワット・プラタート・プージェー

ナーン県を後にした私たちは、国道101号線を南下してプレー県に入ってきました。
最初に立ち寄ったのは山間にある古い寺院、ワット・プラタート・プージェー(วัดพระธาตุปูแจ)です。






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高台にある黄金の仏塔と布薩堂(本堂)は静かで美しく、回廊からは新しく建立中の白い大仏や集落ののどかな景色が見えました。

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お堂の軒に吊るされた風鈴の音が涼しげで、とても穏やかな時間が流れていました。

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エリンギの里「奇岩:ペ・ムアン・ピー」

プレー県の観光スポットのひとつとしてガイドブックやウェブサイトに掲載される奇岩群があります。

ペ・ムアン・ピー森林公園(วนอุทยานแพะเมืองผี)という、風雨の浸食により出来上がったキノコ型の奇岩群が立ち並ぶエリアです。


 


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イメージしていたのは荒涼とした砂漠っぽい場所だったんですが、実際には森林に突然現れるちょっとした谷みたいな感じです。
数分で周れるくらいの規模で、それほど広大な敷地でもありません。

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まあでも、エリンギみたいな奇妙な岩(砂岩)がボコボコ立っている景色は、それなりに面白いです。
この辺りを通るついでに立ち寄るのがいいと思います。

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公園駐車場横にある食堂でランチを食べることにしました。
ここのガイヤーンとソムタム、期待していなかったのに安くてすごく美味しかったです。

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隠れ里「バーン・ナークーハー」

エリンギの里(勝手に命名)の次に向かったのは、これまた私が勝手に隠れ里と呼んでいる大好きな村、バーン・ナークーハー(บ้านนาคูหา)でした。






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幹線道路から東に折れて山間の道を数十分進んだところにある小さな集落が、バーン・ナークーハーです。
この辺りは、タイでも有数の空気のいい場所だと言われています。
オゾンいっぱいなんだそうで、確かに山の空気はバンコクでは味わえないほど新鮮で濃い気がします。

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田畑の中にどーんと鎮座する大仏様。
竹で編んだ長い橋、山の間に浮かぶ雲、遠くに揺れる白い煙…。
タイに居ながらにして晩秋の日本を思い起こさせる、のどかでノスタルジックな風景でした。


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前回は水田の緑が美しく瑞々しかったですが、刈り取られた後の茶色い田んぼもまた良かったです。

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この木造の礼拝堂は、前回来たときはなかったような。。。

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帰りに、緑の揚げせんべい(カーオクリアップ:ข้าวเกรียบ)をお土産で買いました。

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この緑色は、このあたりの特産である淡水海苔(タオ:เตา)の色です。
海苔の味がするかと言えば微妙ですが、カーオクリアップが好きなのでマイペンライ。(笑)



プレーの名刹「ワット・プラタート・チョーへー」

ナークーハー村の次に向かったのは、「このお寺を参拝しなかったらプレーに来なかったのと同じ」と言われるくらい有名なワット・プラタート・チョーへー寺院(วัดพระธาตุช่อแฮ)です。

プレー県東の山麓にある小高い丘のような場所に建つ寺院で、タイの王室仏教寺院第3級にも指定されている名刹です。


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年末ということもあってか、たくさんの参拝者がいました。

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プレーを一望できる「ワット・プラタート・ドーイレン」

ワット・プラタート・チョーへーからさらに東の山へ入っていった場所に、ワット・プラタート・ドーイレン(วัดพระธาตุดอยเล็ง)という山寺があります。

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ここは、私のお気に入り寺院のひとつでもあり、展望台からはプレーの山並みや市街を一望することができます。
特に朝や夕方の刻々と空が色を変えていく様子は絶景で、何度見ても癒されます。

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この日は、境内のちいさなカフェスタンドでドリンクを注文して、ゆっくり日が暮れるのを鑑賞しました。

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夕暮れのプラタート・ドーイレンから撮影したタイムラプス、良かったらご覧ください。


なお、寺院手前はかなり急な坂道となりますので、運転にはご注意ください。







インディーな激旨レストラン「S.rimyom」

プレー市内のホテルにチェックインした後、この日の夕飯は、Googleマップでたまたま見つけた店に行ってみました。

S.rimyom(แสงริมยม แพร่)という、なんとなくインディーっぽいお店で、レビュー評価が割と良かったんですが、行ってみて納得!
料理がどれもすごく美味しくてびっくりしました

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店の雰囲気は、外壁のない屋根の下にバーカウンターとテーブルがあるだけの、簡素ながら若者ウケしそうな隠れ家っぽいお店

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メニューもシンプルで、料理の種類(調理法)がざっくり書いてあるだけです。
例えば、「胡椒炒め」とか「バジル煎り」とか「トムヤム」とか。

しかも、値段も書いていないので、どうしたらいいかわからずちょっと固まっていると、この店の店長兼調理人の青年が注文を聞きにきました。

基本的には、こちらが食べたいものの調理方法あるいは素材(野菜とか肉とか)を言うと、オススメの材料や調理方法を提案してくれるスタイルのようです。


唐辛子と塩で煎った味付けの料理(クア・プリック・クルア)が食べたいというと、エビをおすすめしてくれたり、スパイシーじゃない野菜が食べたいというと、クリスピーポーク入りのオイスターソース炒めを提案してくれたり。


対応がすごく丁寧で好感が持てたので、ほぼお任せ状態でおすすめに従いました。
結果、本当にどれも美味しかったです。


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ウー・クラーン(เอ่อกลาง)
聞いたことのない料理名(この店オリジナルか)でしたが、豚肉のスライスのヤム(ピリ辛和物)のような味付けでさっぱりしていて美味しかったです。


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クン・クア・プリック・クルア(กุ้งคั่วพริกเกลือ)
ぷりぷりのエビと唐辛子と塩のシンプルな味付けながら、これ、めちゃくちゃ美味しかったです。
揚げニンニクがすごくマッチしていました。



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パット・パック・ナムマン・ホイ・ムー・グロープ(ผัดผักน้ำมันหอยหมูกรอบ)
オイスター炒めの野菜だけでも十分美味しかったんですが、おすすめのムー・グロープ(クリスピーポーク)が外はカリカリで中はジューシーで最高でした。
また、カリフラワーやヤングコーンなどの野菜が軽く焼いて(煎って?)から炒めてあるので、べちゃっとしておらず歯応えもあって美味しかったんです。


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トムヤム・ガイ・ナム・コン(ต้มยำไก่น้ำข้น)
鶏肉のトムヤムスープ。
鶏肉がとても柔らかくて美味しかったです。
トムヤムの味付けも私の好みでした。

以上、みんな美味しかったし、一品の量もそこそこ多かったので、2人で満腹になりました。

お会計は全部で600バーツと、このレベルの料理で価格的にも十分満足しました。


ちなみに、こんな美味しい料理は誰が作っているのかと尋ねたら、青年自身と青年のお母さんがふたりで厨房に立っているのだそうです。

お母さんは昔から料理が上手で、その味で育った息子さんも食べることが大好きになり、こうして自分の店を開くまでになったんですね。
どうりで、接客にしても調理にしても、料理に対する愛情のようなものが感じられたわけだ。なんて思ってしまいました。




<レストラン情報>
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セーン リムヨム プレー
แสงริมยม แพร่
S.rimyom
所在地:ตำบล ในเวียง อำเภอเมืองแพร่ แพร่ 54000
    Nai Wiang, Mueang Phrae District, Phrae 54000
TEL:082-426-5294
時間:18:00-00:00
URL:https://th-th.facebook.com/rimyomlamp/
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屋台街散歩「ローティー」

夕飯を食べた後、ホテルに戻る前に町(旧市街)の中心部にある屋台街を散歩しました。

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田舎町の夜市(ตลาดโต้รุ่ง)は、ほどよい活気があっていいですね。

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年末のプレーは夜風も涼しくて、夜の散歩にはうってつけの気候でした。



夕飯でお腹いっぱいだったにも関わらず、屋台のローティーを買うタイ友。
ホテルの部屋で食べるのだそう。
(絶対太るやつ。笑)

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ということで、プレー県の1日目は終了。

続きは、次回に。


ではまた。

タイ北部旅行ナーン県のあれこれ

こんにちは、まなおです。
今日は、年末年始に回ったタイ北部ナーン県の足跡を、ダイジェストでお届けします。

今回タイの友達と共に訪れた場所は、ほとんど私は2度目ということもあり、サラッと紹介したいと思います。

もしよかったら、以前の旅行記(一人旅)もご覧ください。

有名な壁画「愛のささやき」ケアレスウィスパー?【タイ北部ナーン県&プレー県 1】 - siam manao-life

 

博物館の庭とカオソーイと北タイ料理【タイ北部ナーン県&プレー県 2】 - siam manao-life



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賑やかなお寺「ワット・シーモンコン」

前回の記事で取り上げたワット・バーントンレーンの後に訪れたお寺。

www.manao.life



同じような田園地帯に建つローカルなお寺ながら、参拝者とまったく出会わなかった静かでのどかなワット・バーントンレーンとは打って変わり、こちらのワット・シーモンコン(วัดศรีมงคล / วัดบ้านก๋ง)はたくさんの参拝者で賑わっていました。

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境内には所狭しといろんな装飾や撮影スポットなどが立ち並び、ゴチャっとした騒がしい印象を受けました。(個人の感想です)


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メインの礼拝堂(布薩堂)には白いビルマ風の仏像が安置されており、入口下部の壁画には1881年にヨムの町で起こった洪水の様子が描かれていました。

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<寺院情報>
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ワット シー モンコン
วัดศรีมงคล (วัดบ้านก๋ง)
Wat Ban Ton Laeng
所在地:59 หมู่ที่ 1 ตำบล ยม อำเภอ ท่าวังผา น่าน 55140
    59 หมู่ที่ 1 Yom, Tha Wang Pha District, Nan 55140
TEL:094-559-4044
URL:https://www.facebook.com/nikon.kong55140/
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有名な愛のささやき「ワット・プーミン」

ナーン市内中心部に位置するワット・プーミン(วัดภูมินทร์)は、本堂内に安置された四方を向く本尊もすばらしいのですが、壁画が非常に有名な寺院です。

www.manao.life



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本堂の壁面にびっしり描かれた壁画はユニークで美しく、ランナー王朝時代の人々の生活や仏教の教えが活き活きと描かれています。


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中でも、全国的に有名になったのが、「ささやく人」とか「大地に共鳴する愛のささやき」などと呼ばれる、男女の意味深で艶めかしいこの壁画。

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ナーン県を代表する観光スポットであり、イメージ画像、イメージキャラクターとしてもたくさん起用されています。
みなさん、この男女のささやきの前で思い思いに記念撮影をされています。(私も)

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今回は、夕方と朝の2回訪問しました。


<寺院情報>
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ワット プーミン
วัดภูมินทร์
Wat Phumin
所在地:ผากอง ตำบล ในเวียง อำเภอเมืองน่าน น่าน 55000
    Nai Wiang, Mueang Nan District, Nan 55000
TEL:054-771-897
URL:https://www.facebook.com/phakhruparatAutaiMutkavong/
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可愛らしい宿にチェックイン「ミンターラー・ホテル」

ワット・プーミンからほど近い場所にあるホテルにチェックインしました。
こじんまりとした可愛らしいホテルです。

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道路を挟んで向かいの「クムムアンミン・ブティック・ホテル」と同じ経営なので、フロントに誰もいない時には、電話で呼ぶと来てくれます。
なお、朝食も向かいのホテルでいただきました。

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立地も良く部屋も清潔で、朝食も美味しかったし、コスパのいいホテルだと思います。



agodaでミンターラーホテルを検索する








市内を見下ろす遊行仏「ワット・プラタート・カオノーイ」

ワット・プーミンの壁画「ささやく人」と共にナーン県を代表する観光スポットとして写真でもよく見かけるのが、市内西側の小高い山(カオノーイ)の山頂に建つ寺院、ワット・プラタート・カオノーイ(วัดพระธาตุเขาน้อย)にある大きな遊行仏です。
遊行仏というのは、お釈迦さまが歩いていらっしゃる姿を表したタイ独特の仏像です。


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この場所からはナーン市街を一望することができます。
前回も朝夕訪れましたが、今回も夕暮れと明け方の時間帯に訪れて写真撮影などを行いました。

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<寺院情報>
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ワット プラタート カオノーイ
วัดพระธาตุเขาน้อย
Wat Phrathat Khao Noi
所在地:128 หมู่ที่ 11 ตำบล ดู่ใต้ อำเภอเมืองน่าน น่าน 55000
    128 Moo 11, Du Tai, Mueang Nan District, Nan 55000
TEL:086-623-3602
URL:facebook
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お洒落なレストラン「キン」

夕飯は久しぶりに洋食っぽいものをということで、Googleマップの中からレビュー評価が良さそうなお店にしてみました。

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評価通り、なかなかスタイリッシュで接客も機敏で洗練されてる感じがしました。
(なんとなく、バンコクのこじゃれたレストランで食事をしているような感じ)
料理も美味しかったです。
その割には価格はそれほど高くなかったような気がします。


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ただ、振り返ってみるとあまり印象に残っていないのは、おそらく私たちは旅行と言えばその土地土地のローカルフードを無意識のうちに求めているからかも知れません。(なら、洋食を選ぶなって話ですよね)

ちなみに、このお店、ちゃんとタイ料理もあります。


<レストラン情報>
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キン
ร้านอาหารกิน
Gin Restaurant
所在地:242/6​ ห้องเลขที่​112-116 ถนน มหายศ ตำบลในเวียง อำเภอเมืองน่าน น่าน 55000
    242/6​ Room No.​112-116 Mahayot Rd.,  Naiwiang, Mueang Nan District, Nan 55000
TEL:064-632-9428
時間:10:30-21:00(月-木)、10:30-22:00(金-日)
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ワット・プラタート・チャーンカム寺院

第3級王室仏教寺院に指定されている由緒正しい寺院です。
2日目の午前中に、ホテルの無料貸し出し自転車に乗ってでかけました。

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<寺院情報>
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ワット プラタート チャンカム
วัดพระธาตุช้างค้ำวรวิหาร
Wat Phrathat Chang Kham
所在地:ถนน สุริยพงษ์ ตำบล ในเวียง อำเภอเมืองน่าน น่าน 55000
    Suriyapong Rd, Nai Wiang, Mueang Nan District, Nan 55000
TEL:054-710-038
時間:06:00-18:00
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ナーン国立博物館

ワット・プラタート・チャンカムのすぐ隣にある国立博物館。
ここは前回訪れたときにテラスからの眺めがすごく良かったので、タイの友人に行ってくるように勧めました。
(私は庭で待機)

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あと、このナーン国立博物館は、数年前から庭の一角にある並木で写真を撮るのが人気です。
この日も、たくさんの人が写真撮影に勤しんでいました。
私もタイ友の写真を何枚かお撮りいたしました。(笑)

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国立公園で写真を撮ったら、ホテルに戻ってチェックアウトをし、次の目的地であるお隣のプレー県へ向けて出発。


以上、ナーン県の足跡をまとめてみました。


ではまた。

ナーン県にあるタイルー族の素朴で美しいお寺(ワット バーントンレーン)

こんにちは、まなおです。
今日は、タイ北部ナーン県の古刹「ワット・バーントンレーン」(วัดบ้านต้นแหลง)を紹介します。
タイルー族(ルー族/傣族)によって建てられ、雲南省のシーサンパンナ(西双版納)スタイルラーンナー(ランナー王朝)スタイルが融合した非常に美しい寺院でした。




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ワット・バーントンレーン

タイ北部ナーン県プア郡には、中国雲南省のシーサンパンナ(西双版納)あたりから移住してきたタイルー族(ไทลื้อ/ไตลื้อ)と呼ばれる人たちが住む集落があり、ワット・バーントンレーン寺院は1584年にタイルー族によって建立されたと推測されています。
今から400年以上前に建てられた古刹です。

ちなみに、同じ日の午前中には、パヤオ県チェンカム郡のタイルー族の集落を訪れました。
よかったらこちらの記事も合わせてご覧ください。

www.manao.life




ワット・バーントンレーンは、タイルー族の建築様式を今に残す数少ない寺院のひとつです。

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境内には、特徴的な三層の屋根を持つタイルー様式のお堂が2棟並んでいます。

東側にある少し大きめの古いお堂は、礼拝堂(ウィハーン:วิหาร)と布薩堂(ウボーソット:อุโบสถ)を兼ねており、西側のひと回り小さなお堂は、プラペット仏(พระเพชร)を安置するために新しく建てられた礼拝堂です。

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三層に重なった屋根は板葺きで、壁に開けられた窓は防寒のため小さめです。

お堂の壁はもともと木造でしたが、湿気や白アリの被害により改修工事が行われ、現在の壁は漆喰を施したレンガ造りとなっています。

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屋根飾りは、木製のナーガです。(最初、ニワトリかと思いました。笑)

布薩堂でもある古い礼拝堂は三頭のナーガで、新しい礼拝堂は二頭ですね。

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空色を基調とした装飾の色使いがすごくかわいいですよね。

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屋根の上部、三角の切妻部分にある光輪のデザインも独特で美しいです。

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古い礼拝堂(布薩堂)に入ってみましょう。

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窓が小さいため堂内は若干薄暗く、その分、東向きの入口から朝日が差し込むと本尊が光に照らされ荘厳な雰囲気を醸し出すそうです。

私は午後に訪れたので朝日が差し込む様子は見られませんでしたが、ランナースタイルの旗の色どりや屋根から微かに差し込む日の光に照らされたご本尊は、十分荘厳で美しかったです。

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やはりどことなく大乗仏教の仏像の雰囲気がありますね。
四角の天蓋も独特でした。

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次に、隣の礼拝堂を拝観してみましょう。
こちらは、比較的新しい感じのお堂です。
構造は先ほどの古いお堂とよく似ています。

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堂内には、特徴的な厨子(仏塔)が中央に安置され、その中にプラペット仏がお祀りされていました。

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壁画も鮮やかで少し現代的でした。


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<寺院情報>
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ワット・バーントンレーン
วัดบ้านต้นแหลง
Wat Ban Ton Laeng
所在地:หมู่ที่ 2 (บ้านต้นแหลง) ตำบลไชยวัฒนา อำเภอปัว จังหวัดน่าน 55120
    Moo 2 (Ban Ton Laeng), Chai Watthana, Pua, Nan 55120
TEL:0-5452-1118
時間:08:00-18:00
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お寺の周りはのどかな農村という雰囲気で、七面鳥が放し飼いにされていました。

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ここを訪れたのはクリスマスも過ぎた年の瀬だったので、

今年は助かったんだね!これであと1年は安心だね

なんて、同行のタイ人の友人と悪い冗談を言い合っていました。



日本で七面鳥なんて見た記憶がなかったんですが、タイの農村ではたまにこうして見かけることがあります。


後日談ですが、その後実家に帰省したタイ友が正月に送ってきてくれた写真に吹きました。

おじさんが七面鳥のラープを持ってきた!

七面鳥さんごめんなさい、クリスマス過ぎても安心できませんでしたね。
(不謹慎なオチ!)


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結局、その日私たちが参拝している間に、他の参拝者は皆無でした。

本当に静かでのどかなお寺で、今回の年末年始タイ北部旅行の中でも、最も印象的で大好きな訪問場所のひとつとなりました。

まなお的に、かなりおすすめのお寺です。


以上、少数民族タイルー様式のとても素敵なお寺「ワット・バーントンレーン」の紹介でした。


ではまた。

初パヤオのあれこれ(年末年始タイ北部旅行)

こんにちは、まなおです。
もう1月の8日、お正月気分もすっかり抜け切りました。
(私は3日から仕事始めだったので、割と早めに正月モードはなくなってましたが)

さて、今回は年末年始に訪れたタイ北部の県、パヤオ県について書きたいと思います。
そこそこ無駄に長くタイに住んでいる私ですが、パヤオ県に行ったことがなかったんです。(いや、無駄ではないですね。私なりに有意義に過ごさせていただいています。笑)
今回の年末旅行は、このパヤオ県が隠れメインだったと言っても過言ではありません。

ということで、パヤオ県で体験したことを、ダイジェストでお届けします。
(初のくせに深掘りはせんのかい。笑)



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パヤオ湖(クワン・パヤオ)

北部最大の淡水湖、パヤオ湖
タイ語では、กว๊านพะเยา(クワーン・パヤオ)と言います。
このクワーンというのは聞きなれない言葉だったんですが、これはタイ語というより地元の言葉で、大きな池とか湖というような意味なんだそうです。

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パヤオといえば、このパヤオ湖の画像が最初にヒットするくらい有名な湖で、一度訪れてみたかった場所です。

なんですが、実際に湖畔にいたのは、近くのカオソーイ屋さんでランチを食べた後に立ち寄ったほんの20分ほど。

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というのは、バンコクからのフライトが1時間ディレイしたために予定が狂ってしまい、この後に向かうプーチーファーへは夕方までに到着したかったので、パヤオ湖での時間を大幅に端折ってしまったっというわけです。

www.manao.life




結局、よく写真で見るパヤーナーク(ナーガ)の像も見つけられないまま、パヤオ湖を後にしました。(涙)

次回は、もっとゆっくり朝夕の幻想的なパヤオ湖も楽しみたいと思います。


あ、湖畔で食べたココナッツアイスが美味しかったです。

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少数民族も住む町「チェンカム」

もちろん、今回のパヤオ訪問は先ほどのパヤオ湖畔20分だけではありません。
チェンライにある空を指す山「プーチファー」と星を指す山「プーチーダーオ」を訪問した翌日、再びパヤオ県に戻って来ました。

滞在したのは、チェンライとの県境近くにある小さな町、チェンカム(เชียงคำ)です。

独特の造形!タイヤイ族の寺院「ワット・ナンターラーム」

チェンカムの中心部にあるワット・ナンターラーム(วัดนันตาราม)というお寺を訪れました。
この寺院は、この付近に住むタイヤイ族(シャン族)のお寺で、ミャンマースタイルの建築や仏像が特徴的です。

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本堂に安置されている本尊はビルマ様式で、チーク材の仏像だそう。
確かに、独特の雰囲気がありますね。

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堂内に飾られた操り人形を見ると、まさしくミャンマーですね。

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こちらも、ビルマ様式の八角形のチェディー(仏塔)です。

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おばあちゃんの織物(タイルー族の集落)

翌朝、タイルー族(ルー族/傣族)の集落を訪れました。
タイルー族というのは、雲南省のシーサンパンナ(西双版納)タイ族自治州あたりからやって来た人々で、綿織物を営むおばあちゃんの民家(木造建築)がそのまま博物館となっていました。

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高床式の2階で、おばあちゃんが棉花から糸を紡ぐ準備(繊維をほぐす作業「綿打ち」)をなさっていました。


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館内では、民族衣装や布カバン、腰巻き、襟巻きなど、おばあちゃん手作りの織物も販売されています。

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価格はそれほど高くない印象でした。
(女性用の刺繍付き民族衣装で1,000〜1,500バーツ程度、細いストール程度の織布で300バーツ程度)

ちなみに、私は伝統的な黒い肩掛け布(ストール?)を購入しました。
タイルー族では黒にネガティブな意味合いはなく、結婚式など慶事の正装にもよく使われるそうです。

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雰囲気のいいレストラン「ロム・マイ・セーン・チャン」

夕飯は、宿の近くにあったレストラン「ロム・マイ・セーン・チャン(ร่มไม้แสงจันทร์)」という店に行ってみました。

住宅奥の田園にぽつんとある、ちょっと隠れ家っぽい雰囲気のレストランでした。

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入ってすぐのところには、可愛らしいカフェも。

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涼しい季節なので、庭のテーブルで食べることにしました。

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どの料理も美味しかったです。

特に、この店のナムプリック・オーン(น้ำพริกอ่อง)は変にトマトトマトしていなくて、私の好みの味でした。
今までにこのようなナムプリック・オーンを味わったことがなかったので、すごく印象に残りました。

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観光客を意識したレストランがあまり見当たらないチェンカムでしたが、ここは外国人にもウケそうなお店だと思います。









味付けが絶妙の食堂「トゥーイ・ポーチャナー」

遅い朝ごはん兼ランチに利用した食堂がとても良かったです。

トゥーイ・ポーチャナー(เต้ยโภชนา)という、なんの変哲も飾り気もない、ごく普通の道路沿いにある食堂ですが、ここは、全体的に薄味だけれどもしっかり素材の味が活きる調理をしているなと感心したお店でした。

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パッチャー・プラー・ガポン(ผัดฉ่าปลากะพง)は、私的に絶品でした。
パッチャーって基本的に辛くて味が濃いのですが、ここのは辛さは控えめで味付けも濃すぎず、プラーガポン(スズキ科)の柔らかい身の美味しさがダイレクトに感じられました。
魚自体の鮮度も良かったと思います。

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普通の野菜炒めでさえも、調味料の加減と炒め具合が絶妙で、しんなりし過ぎず新鮮な野菜の歯応えと旨みが感じられて笑顔がこぼれました。(大袈裟ではなく)

ひき肉と玉子豆腐のスープも優しい味付けで、飽きずに全部飲み尽くせました。


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おばちゃんが一人で切り盛りしている店なので多少時間はかかるものの、まなお的にはめちゃくちゃおすすめの食堂です。


あと、メニューは確かタイ語だけだったかと思いますが、基本は注文食堂なので、食べたいタイ料理の名前を言えば、ある程度融通を利かせて作ってくれると思います。

メニュー表紙の写真を指さしてもいいかもです。

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プーランカーの見晴らしのいいカフェ

パヤオ県最後に紹介するのは、プーランカー(ภูลังกา)という風光明媚な山岳地帯にある絶景カフェです。

チェンカムを後にして1148号線をナーン県に抜ける峠道に、お目当てのカフェはあります。

Magic Mountain Camp」という宿泊施設兼カフェなんですが、ここから眼下に広がる景色の美しさをタイ人のYoutubeチャンネルで見て以来、行きたいリストに入れていたんです。

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が、まさかの定休日!!
(月曜日と火曜日がお休みなのでお気をつけください!)

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入口から写真だけ撮らせてもらいました。

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ということで、お隣にあった「Route 1148 Cafe」というカフェへ。

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こちらのカフェも見晴らしがよく、なかなかの絶景。

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実はここ、雲海で有名な場所らしく、寒季の朝方には目の前の盆地に靄が立ち込め、幻想的な景色が見られるそうです。(後から知りました)

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<店舗情報>
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ルート1148カフェ
Route 1148 Cafe บ้านทะเลหมอก
所在地:79 1148 ตำบล ผาช้างน้อย อำเภอปง พะเยา 56140
    79 1148, Pha Chang Noi, Pong District, Phayao 56140
TEL:081-921-5799
時間:08:00-18:00
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タイ全県制覇計画(パヤオ県追加)

タイ全土1都76県制覇を成し遂げよう!計画」、今回パヤオ県が追加されました。
パチパチパチ〜!

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これで1都76県中、1都68県制覇。
残るは8県です。

自然豊かで少数民族の文化も点在するパヤオ県。
素朴さ、シンプルさといったものがとても心地よく感じられた気がします。

機会があれば、パヤオ湖にもゆっくり滞在してみたいし、プーランカーにものぼってみたいです。


ではまた。

空を指す山、星を指す山。(プーチーファー/プーチーダーオ)

こんにちは、まなおです。

今日は珍しくほぼリアルタイムの話題をお届けしたいと思います。
(バリ島旅行もタイ国内旅行も、まだまだ書ききれていないことが山のように残っているというのに。。。汗)

実は、今年の年末休暇はタイ北部をぐるっと回っておりまして、その中でも長年行きたいと思っていたチェンライの東、ラオスとの国境にそびえる山「プーチーファー」と「プーチーダーオ」が予想通り、いや、予想以上に良かったので、感動冷めやらぬうちに書いておこうと考えたわけです。

空を指し示す山という意味のプーチーファー(ภูชี้ฟ้า)と、星を指し示す山という意味のプーチーダーオ(ภูชี้ดาว)。
もうその名前だけでやられてしまいますが、名前に違わずロマンを感じさせる素敵な峰々でした。


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空指す山「プーチーファー」

タイ語で、プー(ภู)は「」、チー(ชี้)は「指さす」、ファー(ฟ้า)は「」。
つまり、「空を指さす山」という名前を持つプーチーファーのことがずっと気になっていたんです。

以前、チェンライ旅行をした時は、どちらかというと中心から西側方面をメインに回ったので、チェンライの東側(ラオス側)へは時間の都合上行くことができませんでした。

チェンライ空港から最北の町メーサイで麻婆豆腐の巻【チェンライ旅行 1】 - siam manao-life

 

メーサイの山の上にある見晴らしの良いお寺とイノシシ博物館の巻【チェンライ旅行 2】 - siam manao-life

 

メーサイから陸路でミャンマーへ。「え!タイ人はパスポートじゃダメなの?」の巻【チェンライ旅行 3】 - siam manao-life

 

ミャンマー入国タチレクという町を数時間観光してみるの巻【チェンライ旅行 4】 - siam manao-life

 

チェンライの絶景茶畑カフェ「チュイフォン」と華人&山岳民族の町メーサロンの巻【チェンライ旅行 5】 - siam manao-life

 

ゴールデントライアングルとチェンセーンは平和でしたの巻【チェンライ旅行 6】 - siam manao-life

 

黒い家と白いお寺と青いお寺の巻【チェンライ旅行 7】 - siam manao-life

 

黄金の獅子と白龍とエメラルド色の翡翠仏の巻【チェンライ旅行 8】 - siam manao-life

 

チェンライの窯元「ドイディンデーン陶器工房(Doy Din Dang Pottery)」を訪ねて【チェンライ旅行 9】 - siam manao-life

 

チェンライ山間の癒し系リゾート【Phu Chaisai:プーチャイサイ・マウンテンリゾート】 - siam manao-life




それで今回は、念願のプーチーファーを訪れるプランを組んでみました。


チェンマイからプーチーファーへ

プーチーファーへ行くだけなら、チェンライ空港から向かうのが近くて楽なのですが、今回はまだ行ったことのないパヤオ県を含むいくつかのタイ北部県を訪れてみたかったので、チェンマイ空港を拠点にレンタカーで回ることにしました。

チェンマイからプーチーファーまでは約280キロ。
ドーイルアン国立公園の西側を走ってチェンライ市街付近を経由して行くルートと、ドーイルアン国立公園の東側をパヤオ経由で行くルートがあるのですが、今回は東回りで向かいました。






パヤオ湖でランチ

途中、パヤオ湖の近くでランチ休憩。
カオソーイを食べました。

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牛肉のカオソーイ大盛り(ピセーッ)を頼んだのですが、60バーツ(約230円)なのに麺も肉も本当にたくさんで、これでどれくらいの儲けがあるんだろうかと、余計な心配をしつつ、ありがたくいただきました。

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本日の宿「プートーンキャンプ」に到着

夕方、プーチーダーオ付近の村(バーン・ロムファータイ)に到着。
このあたりには、プーチーファーを訪れる人のための宿泊施設がたくさんあります。

簡易バンガローが並ぶ宿もありますが、最近の流行は、快適なベッドや電灯、コンセント、シャワー、トイレなどが完備のドーム型テントや大型のテント泊。
私たちも、このテント宿に泊まってみることにしました。

予約をしたのは、プー・トーン・キャンプ(Phu Thong Camp)という宿でした。

テントといっても、あらかじめ設置(常設)してあり、もちろん自分で張る必要はありません。

ある程度快適なぶん、宿泊料も1泊朝食付きで2,500バーツ(約9,500円)と、テントなのにそれなりの値段がします。
リゾート地ですから仕方ないですけどね。

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このあたりの宿やテントは、ラオスとの国境に連なる山々の西側斜面に建てられており、夕焼け空や谷山の美しい景色(プーチーファー側ではない)なども望めます。

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テントの前のテラスでは、景色を眺めながらコーヒーを飲んだり食事したりすることができます。

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また、ガス式のホットシャワーも完備で、山間の宿にしては不自由は感じませんでした。
(むしろ、まなお的には快適でした)

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<宿情報>
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プー トーン キャンプ
ภูทองแคมป์
Phu Thong Camp
所在地:บ้านร่มฟ้าไทย ตำบล ตับเต่า อำเภอ เทิง เชียงราย 57160
    Baan Rom Far Thai, Tap Tao, Thoeng District, Chiang Rai 57160
TEL:065-485-7827
URL:ภูทองแคมป์ - รีสอร์ต ใน ตำบล ตับเต่า(タイ語)
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夕暮れ時のプーチーファーへ

テントに荷物を運んで一休みしたら、早速プーチーファーへと向かいます。
プーチーファーは朝日と雲海鑑賞が人気なんですが、夕陽に照らされた山も見てみたかったんです。
(一応、翌朝の撮影スポットや道の下見も兼ねています)


宿からプーチーファー入口の駐車場へは車で10分程度でした。
車を停めて、登山道(というほどの登山ではありませんが)を上っていきます。


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プーチーファーのいいところは、15分から20分程度のトレッキングで比較的簡単に山頂まで到着できるというところです。

私みたいに本格的な登山などしたことない人でも、お年寄りや子供でも、気軽に山の絶景を見に行くことができるのです。
街歩き程度の装備でいいのも魅力です。

ただし、傾斜がきつい場所や滑りやすい段差もあるので、それなりに息は切れます。
体力に自信のない方は、無理せずゆっくり休みながら歩きましょう。

(実際、幼い子供連れやかなり年配のご夫婦なんかもたくさん来ておられましたし、タイ人の方はサンダルで歩いてる人もいましたが、できればスニーカー程度のものは履いたほうがいいと思います)

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プーチーファー撮影スポット

プーチーファーの鑑賞スポットは、大きく4つほどあると思います。

①まず最初の少し開けた場所から。

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頂上とは反対の西側の景色はこんな感じです。

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②先ほどの場所から右側の道をしばらく上がっていったところに、展望台のように平たく出っぱった場所があり(下の写真で黒い服の人が立っている場所)、そこからはライオンの頭のようなプーチファーの岩山(空を指し示している部分)が一段と大きく見えました。

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崖の迫力を感じたければ、この位置がベストな気もします。

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③そして、その場所から細い急階段を上がったところに、岩が点在している見晴らしのいい場所があります。

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ここへは、①から右側の道を②へ向かわずに、①から真っ直ぐ上ってくることもできます。

この場所(③)からは、ライオンの頭に向かう登山道のカーブがきれいに見える気がします。

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結局、私はこの3番の場所で翌朝タイムラプス撮影(インターバル撮影)を行うことに決めました。

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④4つ目のスポットは、一応、頂上ということになるでしょうか。
周りに遮るものがないので、広大なパノラマ景色が見渡せます。

ただし、「空を指差す山」という由来となった岩自体の上にいるので、「指差し感」は望めません。

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でも、手前にはタイ、裏側にはラオスと書いてある標石(標識)では、お決まりの"国境超えちゃった写真"などを撮りながら楽しむことができます。


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<撮影スポット図>(Google Maps さんから画像拝借)
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※以上は、まなお的おすすめスポットなので、他にもいい撮影スポットはあるかと思います。あくまで参考としてお考えいただき、ぜひご自分でもいろいろ探してみてください。



個人的には、夕方のプーチーファーもとても良かったです。
時間があれば、ぜひ朝も夕方も(昼も?)訪れることをお勧めします。

ただ、日が暮れた後は足元も見にくくなりますので、ヘッドライトやスマホのライトを使うなりして安全を確保してください。

また、駐車場までのほんの十数分とはいえ、夜道となりますので、一人歩きはせず数人での行動をお勧めします。

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ディナーはムーガタ

宿のテントに戻った時には、すっかり暗くなって気温もだいぶ下がっていました。
タイとはいえ、12月末の標高1,500メートルの山中は流石に寒いです。

夕飯は宿にお願いしてムーガタ(豚の焼肉と鍋がミックスしたようなもの)を準備してもらいました。

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タイの山の夕飯というと、なぜかムーガタなんですよね。
大体どこへ行ってもムーガタセットを準備してくれます。

まあ、キャンプっぽいというか、BBQっぽいというか、アウトドア感があるんでしょうかね。
あと、準備が楽っていうのもあるでしょうけど。


普段はあまりムーガタを食べない私ですが、こういう場所で食べるとなぜか気分が盛り上がることも確かです。
温まるし、寒い夜にはピッタリなのかも。

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七輪の赤い炭火を見ながら、山の夜は静かに更けていきました。



プーチーファーの朝日と雲海

翌朝、4時起き。
私たちが泊まった宿「プートーンキャンプ」では、朝5時にプーチーファーへの送迎サービスがありました。(往復1人60バーツ)

なぜ自分たちの車で行かないのか?

それは、朝日&雲海鑑賞は非常に人気があり、大勢の観光客が押し寄せるため、自分たちで行くと駐車スペースがなくて大変な思いをするからなんです。

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まだ真っ暗な5時過ぎ。
プーチファーの駐車場から登山道へと入っていきます。

昨日下見を兼ねて来ていて良かったです。
一度歩いた場所ということで、暗闇の中でも地形とか距離感など大体の感覚が掴めたし、安心感もありました。

スマホのライトで照らしてずんずん進んでいきます。
この時間でもたくさんの人が歩いているので、暗くてもそれほど怖くはありません。
(でも足元には十分注意してください)



昨日目処をつけていた場所(上記③の場所)の大きめの岩の上に三脚を立ててカメラをセット。

ほとんどの人が、頂上を目指して私たちの場所を通り過ぎていきます。


タイムラプス用の画像を撮影し始めてしばらくすると、次々と人が上ってきて、山頂までずっと人の行列ができていました。

6時には私が腰を下ろしていたあたりも、人で溢れ出しました。

いったい何人の人が来ているんだろう。。。
少なくとも数百人の人々が、あの場で日の出と雲海の出現を待っていたと思います。



そして、いよいよ空が白んできて、山々と雲海が姿を現しました。

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私の下手な写真ではうまくお伝えできませんが、本当に息を飲むほど美しい瞬間の連続が目の前で現れ、刻々と変化していきました。

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約1時間かけて撮影したタイムラプス用の写真も、動画にするとほんの20秒ほど。
撮影の設定などいろいろ反省点はあるものの、思ったよりきれいに撮れて嬉しかったです。


www.youtube.com




星指す山「プーチーダーオ」

プーチーファーの朝日鑑賞を終えたら、7時半に駐車場で再び宿の車にピックアップしてもらってテントに戻ってきました。

朝ごはん

朝食は、宿の入り口にある食堂でいただきました。
椎茸やニンジンなどの入ったお粥とパートンコー。

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お粥もパートンコーも美味しくておかわりをしてしまいました。

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プーチーダーオへ

朝食後はテントでゆっくり過ごして、11時過ぎにチェックアウト。
星を指差す山「プーチーダーオ」へと向かいます。


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宿から約12キロ、車で20分くらいでプーチーダーオの入り口に到着です。

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プーチーファーは上の駐車場まで自分の車でも行けましたが、プーチーダーオは村の人が管理するピックアップトラップに乗ってしか入れません

貸切で往復500バーツとのこと。
(5人以上の場合は1人100バーツ)

係のおじさんは、「もうちょっと待って他の人と一緒に行ったほうがいいよ」とアドバイスしてくれました。

すると、ちょうどいいタイミングでやってきた3人家族もプーチーダーオへ行くとのことで、シェアすることにしました。


山道に入って、わかりました。
なぜ自家用車では進入させないのかを。

未舗装のダート道で傾斜やアップダウンが激しく、ピックアップトラックの荷台で振り落とされないように必死で踏ん張りました。
(あまりにもの揺れにお尻が痛くて、途中からは立ち上がって手すりにしがみついていました。汗)

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15分ほどして、駐車場(ピックアップトラックの待機場所)に到着。
ここからは、徒歩で頂上を目指します。


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ちなみに、運転手のおじさんに時間を聞いたら、「どうぞご自由に。いたいだけいていいよ」と。


登山道入り口には、ちょっとしたお花畑も。

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プーチーダーオもプーチーファーと同様、頂上までだいたい徒歩15分程度。
一部、少し足場の悪いところはあるものの、概ね歩きやすいトレッキング道でした。

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ちなみに、途中で1箇所、二股に分かれている場所がありますが、どちらへ行っても大丈夫です。

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とりあえず、私たちは最初の上りで右側の道を進みました。
(帰りは左側の道から降りてきました)

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この日は、昼間でも山頂付近はモヤが立ち込め、あまり視界はよくなかったですが、それはそれでまた違った趣きがあって良かったです。
(いや、でも、やっぱり青空も見てみたい。。。)

ここもプーチーファーと同じく、頂上からの景色もおそらくいいのでしょうが(私の時はモヤで全く頂上の景色が見えず)、空に突き出るような山の頂と稜線を捉えるには、少し下側(登山道を登ってきて左側)から眺めた方が全体がきれいに見えていいかと思います。

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これがプーチーダーオの反対側(左側)にある峰の頂上です。

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こちら側から望むプーチーダーオの景色が、私は好きでした。

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昨夜と今朝登ったプーチーファーは、海抜1,628メートル
一方、こちらのプーチーダーオは、海抜約1,800メートル(1,720メートルという記述もあり)ということで、プーチーファーよりも高いそうです。


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この山の名前「星を指す山」の通り、晴れた夜にはおそらく満天の星が眺められるのだろうなと想像します。

もちろん、そんな夜中にこの場所へ一人で入ってくる勇気はないし、そもそも村の方の車がないと無理だし色々交渉が必要なんでしょうが、もしいつかそんな機会があったら、ここから夜空の星々を眺めてみたいと思わせる山々の稜線でした。


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おわりに

空を指す山、星を指す山。

その名前を目にして以来、ずっと行きたかったプーチーファーとプーチーダーオは想像よりも素敵な山で、年の瀬の良い思い出となりました。

いよいよ今年も残すところあとわずか。
私的には色々あったようなあっという間だったような1年でしたが、皆様はいかがだったでしょうか。

どうか良いお年をお迎えください。

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ではまた。