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バンコク生活の中で気づいたことや感じたことを書き連ねます。タイの生活情報やタイ語のあれこれ、タイ国内旅行、近隣諸国訪問なども織り交ぜながら。

タイ最古のカトリック教会「聖ヨセフ教会」(アユタヤ)

先日、万仏節のお参り(ウィアンティアン)にアユタヤへ行った際に立ち寄った、キリスト教教会の紹介です。

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セント・ヨセフ教会は、タイで最初に建てられたローマカトリック教会で、チャオプラヤー川のほとりに静かに佇んでいました。

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聖ヨセフ教会(St. Joseph’s Church)

聖ヨセフ教会は、アユタヤ王朝時代である1660年代(諸説あり)に創建されたとされており、神学校の役割も兼ねていたようです。
しかし、その後ビルマ軍によるアユタヤの陥落の際に焼失・破壊されました。
現在の建物は、今から約140年ほど前の1883年に完成したものです。

※「聖ジョセフ教会」や「セント・ジョセフ教会」などと表記されることもあります。

場所は、アユタヤ島(チャオプラヤー川とパーサック川に囲まれた、いわゆるアユタヤ王都の中心部)の南西対岸に位置しています。




私たちが訪れた時は、教会内部へ入ることができましたが、タイ国政府観光庁の日本語サイトによると「中へ入るのには事前連絡が必要です」と書かれているので、訪問の際は、念のため事前確認したほうが無難かも知れません。

セント・ジョセフ教会 | 【公式】タイ国政府観光庁



<施設情報>
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聖ヨセフ教会(セント・ジョセフ教会)
วัดนักบุญยอแซฟ อยุธยา
St. Joseph’s Church
所在地:ตำบล สำเภาล่ม อำเภอ พระนครศรีอยุธยา จังหวัดพระนครศรีอยุธยา 13000
    Samphao Lom, Phra Nakhon Si Ayutthaya District, Phra Nakhon Si Ayutthaya 13000
TEL:085-903-7289
時間:08:00-17:00
URL:https://www.facebook.com/profile.php?id=100079739538396
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教会の内部

その日は、2月の下旬だというのにとても暑かったです。
去る2月22日に、例年よりずいぶん早くタイ気象局が暑季入りを発表していたのですが、本当に夏そのものでした。

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教会建物は土足不可で、入口で靴を脱いで入ります。

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教会建物内には、2人ほどタイ人の見学者がいましたが、そのうち私たちだけになり、ゆっくり拝観させていただきました。

不勉強で詳しいことはわからないので、写真だけいくつか貼っておきます。

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展示室

教会の前に、小さな展示室があったので入ってみました。
館内はエアコンが効いており、つかの間生き返りました。笑

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17世紀のフランス人宣教師たちの地図も展示してあり、興味深く見入ってしまいました。

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現ミャンマーのあたりに書かれたPECU(PEGU?)ペグーAracanアラカンでしょうか。
Sacotaiはスコータイで、Bankokはバンコクなんでしょうね。
Cambodia(カンボジア)や、Chiampaa(チャンパ王国?)、Cochinchine(コーチシナ)なんていうのも見られますね。


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日本部分もなかなか興味深かったです。
Firandoは平戸?、Xicocoは四国?、Oquiは隠岐?
Yendoは江戸で、Meacoは都でしょうか?
Tango(丹後)、Noto(能登)、Sando(佐渡)、Sacay(堺)あたりはわかりやすいですね。



敷地内の様子

展示室の隣には、当時の宣教師たちが乗って来た帆船でしょうか、船のオブジェもありました。

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教会のすぐ前はチャオプラヤー川です。

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土曜の昼下がり、敷地内は静かで穏やかな雰囲気が漂っていました。


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この教会は、観光で訪れる人もあまり多くなさそうで、ゆっくり過ごせます。
機会があったら、アユタヤ観光のついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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ではまた。

アユタヤで万仏節 ~今年もっとも小さい満月の夜~

去る2月24日(土)は、万仏節(マーカブーチャー)というタイの仏教徒にとって重要な祝日であり、マイクロムーンと呼ばれる一年で最も小さな満月の日でもありました。

タイの古都アユタヤの寺院で、ロウソクに火を灯しながら仏堂の周りを歩くウィアンティアンという行事に参加してきました。

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万仏節について

万仏節というのは、タイ語でワン・マーカブーチャー(วันมาฆบูชา)といい、陰暦3月の満月の日にお釈迦さまが王舎城の竹林精舎で戒律を説かれた際、何の知らせもなかったにも関わらず、悟りを得た1250人の弟子(比丘)たちが全国各地から集結したという奇跡にちなんだ仏教の祝祭日です。


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(ナコンナーヨック県にある万仏節記念公園)

 

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マイクロムーン/スノームーン

今年の万仏節は2月24日でしたが、この夜の満月は、今年一年で最も小さく見える満月(地球から最も遠い満月)ということで、マイクロムーン(Micromoon)、あるいはマイクロフルムーン(Micro Full Moon)などとも呼ばれています。

また、毎年2月の満月はアメリカ先住民が名付けた「スノームーン」(Snow moon)という呼び名でも親しまれているそうです。
もっとも、既に暑季に入ったアユタヤはうだるような暑さだったため、スノームーンなんて全くピンとこなかったですけど。笑


蝋燭を持って本堂を回る(ウィアンティアン)

タイでは、万仏節(マーカブーチャー)、仏誕節(ウィサーカブーチャー)、三宝節(アーサーラハブーチャー)といった、仏教の重要な祝日の夜に、在家の仏教徒が寺院へ赴き、ロウソクに火を灯して本堂の周囲を三巡するウィアンティアン(เวียนเทียน)という行事が行われます。

たいてい日が沈んだ19時前後から僧侶による読経が始まり、読経が終わると参加者はロウソクと線香に火を灯し、蓮の花と共に手に持って、僧侶の先導の下、本堂の周りをゆっくり時計回りに3周します。その後、堂内や境内で僧侶の説法を聞くというのが、だいたいの流れとなります。

ちなみに、僧侶先導によるウィアンティアンに間に合わなかったとしても、各々自分の都合のよい時間やペースで回って大丈夫です。

今回、私はアユタヤにあるワット・マヘーヨン(วัดมเหยงคณ์)という寺院でウィアンティアンに参加してみることにしました。

ワット・チャーン(象の寺)と満月

ワット・マヘーヨンへ着いたのはまだ日没前だったので、隣にある遺跡寺院ワット・チャーン(วัดช้าง)へ行ってみました。
このワット・チャーンは、私のお気に入りのスポットでもあるんですが、草はらに少し傾いた仏塔と頭部の欠けた仏像が残るだけの遺跡となっています。





象の寺」を意味するワット・チャーンだからというわけではないのでしょうが、ここの遺跡は象乗りのコースになっており、象の背中に揺られて楽しむ観光客の姿が見られます。

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日暮と共に哀愁感がグッと増すワット・チャーン。
この時間の雰囲気が好きです。

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しばらくすると東の空から月が昇ってきました。
月と遺跡をきれいに撮ってみたかったのですが、難しかったです。

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この日のマイクロムーン。

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ワット・マヘーヨンでウィアンティアン

ワット・マヘーヨンはアユタヤ時代には重要な王室寺院でしたが、アユタヤの陥落により廃れてしまいました。
今は、遺跡の反対側に新しい寺院が建てられています。




万仏節のウィアンティアンは、歴史ある遺跡部分で行われます。
土台と壁だけとなった布薩堂(本堂)跡がメインの会場となっていました。

ウィアンティアン開始の19時半ちょっと前に遺跡に到着。
通常、この遺跡部分へ入るには拝観料が必要なのですが、さすがにこの日は無料開放していました。

境内には、白い服を着た方々(女性が多かったです)が、既にたくさん待機されています。

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布薩堂跡のレンガや仏塔の周りにもランプが配置され、荘厳で幻想的な雰囲気が漂っています。

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僧侶による読経の後、ウィアンティアンが始まりました。
大勢の人が一斉に布薩堂の周りや象のレリーフに囲まれた仏塔の周りを歩きます。


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その光景はなかなか圧巻でした。
その圧巻さをうまく写真でお伝えできないのが残念ですが。。。汗

実は、事前に警備の方に聞いたところ、ウィアンティアンは19時半から0時までやっているとのことだったので、『それだけ長い時間行うのなら写真は後でゆっくり撮ればいいや』と思っていたのですが、僧侶先導のウィアンティアンがひと段落すると(15〜20分程度?)その後はお説法タイムとなったため、途端にウィアンティアンをする人たちが減りました。

みなさん、ほとんど境内に腰を下ろして説法に耳を傾けています。
もちろんこの時間もウィアンティアンをしてもいいのですが、さっきまでと比べたら圧倒的に歩く人もまばらになってしまいました。

そんなわけで、せっかく長時間露光して蝋燭の流れるような軌跡を撮ろうと思っていたのに、なんだか寂しい感じになってしまいました。

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ともあれ、厳かな気持ちで行事に参加できて良かったです。

ウィアンティアンの流れは理解できたので、またいつか機会があれば、写真撮影リベンジもしてみたいです。

以上、古都アユタヤで万仏節のウィアンティアンに参加した話でした。

ではまた。

雨のピサヌローク -時計台と美しいチナラート仏を訪ねて-

タイ北部の入口とも呼ばれるピサヌローク県訪問の続きです。
思い出の場所といつも圧倒的な美しさに心打たれるチナラート仏(チンナラート仏)を訪ねてきました。


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車窓がジブリ!?

タイ国鉄の長距離路線では、初めてクルンテープ・アピワット中央駅を利用してチェンマイ行きの特急7号に乗り込んだところまでは前回の記事で書きました。

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新ターミナルステーションとして開業したクルンテープ・アピワット駅は巨大で、今までのフアランポーン駅とはだいぶ勝手が違って戸惑ったりもしましたが、そのあたりも書いていますので、よかったら合わせてご覧ください。



普段は、鉄道に乗るとたいてい車窓を楽しんで過ごすことが多いのですが、この日はちょっと思うところがあり、自分の気持ちをまとめるためにずっとスマホで書き物(というほど大げさなものではないのですが)をしていました。
あまりに没頭しすぎて、あっという間に数時間が過ぎていました。

ふと顔をあげて窓の外を見ると、なんとも不思議な光景が広がっていました。

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おそらく最近の大雨の影響で辺りの田畑が浸水しているのですが、青い空と白い雲が広がる一面の沼地を列車が走ってるようで、何か既視感を伴う浮遊感を覚えました。
なんだかジブリっぽいなあと。。。




車内弁当

前回の記事でも書きましたが、2023年10月現在、サービス要員不足のため、昼間のチェンマイ行き特急での食事提供は一時的に休止されています。(その分、チケット料金が少し安くなっています)

それで、だいいたいの人は各自食べ物や飲み物を買ってきているのですが、そうでない人も少なからずいるようで、ナコンサワンを過ぎたあたりで車掌さんとスタッフがガパオライスの注文を受けてました。
もちろんこれはチケット代金には含まれていないので、希望者はその場で車掌さんにお金を払ってオーダーします。
注文したガパオライス(目玉焼き有り無しを選べる)は、ウッタラディット駅で受け取れるとのことで、その手前のピサヌロークで降りる私は残念ながら注文不可。


電源コンセント

これはどうでもいい情報かもしれませんが、たまたまこの時に座った座席の前には電源コンセントがあってラッキーでした。

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あとで観察してみたところ、その車両でコンセントがあるのは、2箇所だった気がします。

私が利用したのは、9時5分発チェンマイ行きのディーゼル特急列車(2等席)でしたが、3号車の31、32番席の前と、63、64番席の前の壁に220Vの電源コンセントがありました。(1号車と2号車は不明)

もちろん、いつもこのタイプの車両が使用されるかどうかはわかりませんが、ご参考までに。


ピサヌローク到着

途中、洪水の浸水箇所での徐行運転などもあり、予定より約20分遅れでのピサヌローク到着でした。

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ホームに降り立つとぽつぽつと雨が。

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駅前の雰囲気は昔とあまり変わっていません。
蒸気機関車が飾ってあります。


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いつ来ても懐かしい町。
昔ここで2年間住んでいました。

折りたたみ傘を広げて、最初の目的地に向かって歩き出します。



ピサヌロークの時計台

駅から数分。
時計台のあるロータリーに到着です。

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当時、この時計台の周りには、ピサヌロークで知り合った日本人の友人も住んでおり、よく一緒に食事をしたりデザートを食べたりしたのを思い出します。

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感慨にふけっていたら急に雨足が強くなり、瞬く間に土砂降りに。
商店の軒下に避難して、泣いているような時計台をしばらく見つめていました。

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リタイゲストハウスでランチ

少し雨が落ち着いてきたので、昼ご飯を食べることにしました。
時計台からすぐ近くにある「リタイゲストハウス」というホステルの1階にあるレストラン。

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昔は、ピサヌロークで洋食っぽいものが食べられる数少ないレストランのひとつだったのでよく利用していました。
洋食といっても、パスタとかクラブサンドイッチとかそんな程度なんですけど、貴重な気分転換スポットでしたね。

今は小ぎれいなカフェになっていました。
チリシーフードなるスパゲティにしてみました。
いわゆる「スパゲッティ・キーマオ・タレー」でしょうね。

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いやこれ、具だくさんで美味しかったです。



トップランドホテルにチェックイン

遅めのランチを食べたら、そのまま歩いてホテルへ向かいました。
ピサヌロークで最も有名な寺院、ワット・ヤイ(正式名:ワット・プラシー・ラッタナマハータート・ウォーラマハーウィハーン)のすく近くにある老舗ホテル「トップランドホテル」(Topland Hotel & Convention Centre)です。





私が住んでいた当時は、おしゃれなブティックホテルや今風のホステルなんていうものはなかったし、外国人観光客が泊まる高級ホテルなんてピサヌロークには数えるほどしかありませんでした。
そんな中で、このトップランドホテルは、1、2を争そう高級ホテルだったわけです。
隣接しているトップランドプラザも、当時はピサヌローク唯一のデパートでしたし。

今はホテルもだいぶくだびれてしまいましたけどね。(ふた昔前の大型ホテルっていう感じ)
でも、私はその思い出こみでトップランドホテルが好きです。
立地的にも、ワット・ヤイ寺院の「タイで一番美しい仏像」と名高いチナラート仏をお参りするには、とても便利な場所なんです。

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部屋は11階の北側で、窓からはワット・ヤイが見えました。

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昔のタイのホテルっていう雰囲気も、個人的には懐かしくて好きです。

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agodaでトップランドホテルを検索する



Klook.com


チナラート仏を拝みにワット・ヤイ寺院へ

荷物を置いて一休みしたら、さっそくワット・ヤイへ向かいました。
まだ小雨がぱらついていましたが徒歩で3分ほどの距離なので、問題ありません。

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チナラート仏が安置されている礼拝堂の手前で蝋燭と線香に火を灯し、礼拝して花を供えたら、靴を脱いでお堂に入って行きます。

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相変わらずたくさんの参拝者で賑わっています。
そして、チナラート仏は相変わらず荘厳で美しく、慈悲深い眼差しにしびれてしまいます。

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改めてこの大好きな仏さまに感謝を表し祈りを捧げました。





ワット・ナーンパヤー寺院へ

ワット・ヤイ境内の一角にある仏堂で、棺に入った涅槃像(釈迦入滅仏)をお参りしました。

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それから、屋台のアイスクリーム屋さんでココナッツアイスを買って食べながら隣のお寺へ向かいました。

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ワット・ナーンパヤーン寺院は、ピサヌローク在住時は一度も訪れたことがなかったのが悔やまれるくらい、去年初めて訪れて好きになったお寺です。
私が勝手に「涙の仏さま」と呼んでいる、ソムデット・ナーンパヤー・ルアンケーオ(ルアンケーオ仏)が安置されています。

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この時は、僧侶が夕方の読経を始めるところだったので、素早くお参りだけさせていただきました。

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水も滴る老舗ホテル

ナーン川のほとりを少し散策して、ワット・ヤイの市場でお土産の菓子を買って、一旦ホテルへ戻りました。

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ベッドに横になってスマホをいじっていると、どこからか「ポト…ポト…」という音が聞こえてきます。
最初は、シャワーの水切れが悪くて水が落ちているのかと思っていたのですが、なんとなく音の間隔が早くなっているような気もしてきたので、起き上がって見に行ってみると、なんとバスルーム前の天井から水が滴り落ちて床が水溜りになっているではありませんか。

おそらく、天井裏に設置されたエアコンからの水漏れです。
フロントに電話したら、数分後に設備管理スタッフがやってきてくれました。

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スタッフが天井の板を外してエアコンの管を抜いたら、じゃあああああーって、笑っちゃくくらいに水が流れ落ちてきましたね。
スタッフ2人して「オーホー」と驚いていました。

その後、管の詰まりをきれいに掃除して、床を拭いて天井を元に戻して帰って行きました。
「オーケーカップ」って。(笑)

本来なら不愉快になるアクシデントなのかも知れませんが、私にとっては思い入れのあるホテルだからなのか、「いろいろガタが来てるけど頑張ってるんだなあ」くらいの愛おしさで見届けていました。


ホテルのロビーラウンジで夕飯

思わぬアクシデントで少し時間が押したのと、まだ小雨が降っていたのもあって、夕飯を食べに出かけるのが面倒になってしまい、ホテルのロビーラウンジで食事することにしました。

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パッタイと鶏肉のカシューナッツ炒め。

本当は、パッタイだけで十分だったのですが、ワインのつまみにと思ってもう1品注文したら、やっぱり多すぎました。
おかげでワインも想定以上におかわりをする羽目になりましたけど、まあ、多少酔っても部屋に戻るだけだからいっかと。



朝のワット・ヤイ参拝

翌朝、朝早く起きてワット・ヤイへ参拝に行きました。
せっかく近くに泊まっているので、観光客や参拝客で混雑していない静かな時間のチナラート仏を堪能したかったのです。

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礼拝堂内には数人の参拝者しかおらず、ゆっくり心静かに美しい仏像と対面することができました。

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チナラート仏に続いて、境内の他の仏さまも参拝しました。

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ルアンポー・ルア(หลวงพ่อเหลือ)


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プラ・プッタ・チンナシー(พระพุทธชินสีห์)
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プラ・アッターロット(พระอัฎฐารส)
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ルアンポー・コン(หลวงพ่อคง)
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本堂のルアンポー・トー(หลวงพ่อโต)
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そして、写真は撮り忘れましたが、南側のプラ・シー・サーサダー(พระศรีศาสดา)にもお参り。



朝食

ホテルに戻ったら、朝食をいただきました。
よくあるタイの一般的なビュッフェスタイルです。

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というか、欲張りすぎですね。
何回も席を立つのが面倒なので、一気に持ってくるタイプです(汗)



ホテルでマッサージ

昼まで部屋でゆっくり過ごして、12時前にチェックアウトをしたら、ホテル3階にあるSPAへ行きました。

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12時からフットマッサージとタイマッサージそれぞれ1時間の2時間コースを予約していたのです。

フットマッサージ1時間が250バーツ、タイマッサージ1時間が300バーツと、ホテルのスパにしては良心的な価格です。
(地方のホテルはこれくらいが相場かも知れません)

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2時間じっくり揉んでもらってとても気持ちよかったです。
担当の方、上手でした。

会計時、550バーツだと思っていたら500バーツだったので、2時間だと多少割引があるようですね。


帰りは飛行機で

行きは列車の旅でしたが、帰りは特急列車が満席だったこともあり、飛行機で帰ることに。
ピサヌローク空港とバンコク間は、ノックエアとタイライオンエアが運行しています。

私はタイライオンエアの夕方便だったので、ホテルでのマッサージを終えてそのままGrabタクシーで空港へと向かいました。(100バーツちょっと)

先日サイアムパラゴンであんな痛ましい事件があったからなのか、ピサヌローク空港は常にそうなのかはわかりませんが、保安検査が厳しめな気がしました。
荷物も衣服もわりと念入りに調べられましたね。
感度を上げているのか、ハンディタイプの金属探知機がピーピー鳴って、ジーンズの小さなリベットまで確認されたのには、失礼ながら笑いそうになりました。
(よっぽど私が怪しかったのかも?)

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バンコクからのフライトが遅れたこともあって、約1時間ディレイとなるアクシデントもありましたが、無事にドンムアン空港へと戻ってきました。

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という感じで、週末のピサヌローク旅行は終了です。

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

ではまた。

仰向けに眠る珍しい涅槃仏のあるお寺ワット・ラーチャクル【病気平癒祈願】

バンコクの川向う、トンブリー地区の下町タラートプルーにある珍しい仏像を紹介します。
タイによくある涅槃像と言えば、片肘で頭を支えて横向きに寝るスタイルが一般的ですが、たまに仰向けになって横たわる涅槃仏に出会うことがあります。
ワット・ラーチャクルにも、そんな仰向けに眠る仏陀像が安置されています。


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ワット・ラーチャクル

ワット・ラーチャクル・ウォーラウィハーン(วัดราชคฤห์วรวิหาร)は、タイの王室仏教寺院の第3級に格付けされている由緒正しい寺院です。

トンブリーのタラートプルー駅から徒歩数分、バーンコークヤイ運河沿いに位置しており、アユタヤー時代後期にこの辺りに移住してきたモン族によって建立されました。
その後ラーマ1世の時代に修復が行われ王室寺院となり、ラーマ3世の時代にも大規模な修復が行われて現在に至っています。




仰向けの涅槃仏

国鉄タラートプルー駅からトゥートタイ通り(ถนนเทอดไท)を歩いてお寺に向かい、寺院の門をくぐった先の右手にあるお堂にその珍しい仏像が安置されています。

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横向きに肘をついて横たわる涅槃仏はたくさん拝見していますが、天を仰ぐように横たわる姿はなかなかお目にかかれません。

この涅槃像、タイ語では、パーン・タワーイ・プラプルーン(ปางถวายพระเพลิง)、または、プラ・ノーン・ガーイ(พระนอนหงาย)呼ばれ、お釈迦さまが入滅され荼毘に付される前の、仰向けに横たわる姿を表しています。

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アユタヤ時代に造られた仏像だと考えられおり、ルアンポー・スックサバーイ(หลวงพ่อสุขสบาย)と呼ばれています。
幸せに満ちた仏さまということなんでしょうね。


ワット・ラーチャクル寺院については、以前にも訪れたことがあり当ブログで紹介しています。

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今回は、病気平癒の祈願で参拝しました。
健康や病気の回復を祈願するお寺について調べたら、いくつものサイトでここが紹介されていたので、闘病中の大切な友人の快復をお祈りしたかったのです。

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お堂手前の仏像の前で蝋燭を灯し、線香をあげてお参りした後、堂内に入って涅槃像に花を捧げました。

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ここで、メーチー(尼さん)が、お祈りの方法を教えてくださいました。

ナモタサを三度唱えた後、この仏像に捧げる真言(マントラ)を唱えます。
(プレートに書いてあるタイ語をたどたどしく発声)

それから、仏像の足の裏に手の平を当てながら、叶えていただきたい内容を心の中で祈願しました。
男性はお釈迦さまの右足(お堂に入って左側)、女性は左足(お堂の右側)に手を当てるそうです。

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なお、私たちは、涅槃仏に布をかける祈願(奉納)も行いました。

おそらく気持ち次第のお布施でいいのでしょうが、メーチーが「99バーツとか…」などと言っていたので、その通り99バーツをお賽銭箱に入れて…と思いましたが、あいにく細かいお金がなかったので、QRコードを読み込んでオンラインで振り込みました。
(なんという時代でしょうか!)

お堂の隅にたたんで置いてある布をひとつ手にして、そっとお釈迦さまのお体の上にかけさせていただきました。

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礼拝堂の宝冠仏

涅槃仏の参拝が終わったあと、お隣の礼拝堂もお参りしました。
この礼拝堂は、もともとは本堂があった場所です。

メーチーの説明によれば、この礼拝堂本尊の仏像はアユタヤから流れてきたという言い伝えがあるようです。

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今回私が興味を持ったのは、手前に安置されている宝冠仏でした。
パーリライ(パーレーライ)というスタイルの仏像で、お釈迦さまが森の中で象と猿に説法をしている姿を表した仏像なのですが、このパーリライ仏が宝冠や王族の衣装を身にまとっているのは珍しいなと感じました。

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宝冠仏というと、日本では釈迦如来ではなく、観音菩薩や弥勒菩薩など、主に菩薩像のイメージがあります。
これはお釈迦さまがまだ仏陀になる前、釈迦族の王子であった頃のお姿をモデルにされているそうです。

タイでも基本的にはお釈迦さまの仏像は袈裟をまとっただけのものが多いものの、中には宝冠の装飾が施された仏像もそこそこあるのですが、象と猿を前にした仏像で煌びやかな装飾をしているのはあまり見かけない気がしました。(思い違いの可能性もありますが…)


タワーイ・サンカターン

最後にサンカターンを行いました。
タワーイ・サンカターン(การถวายสังฆทาน)というのは、僧侶に供物を献上するお布施のことで、自宅からお供物や食べ物を持ってきてもいいのですが、たいていはお寺の一角やサンカターンを行う場所にお供えセット(だいたいオレンジのバケツに入っている)が用意されているので、それを購入して献上することが可能です。
私もお寺で購入しました。

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その時は、ちょうど他にも3組ほどサンカターンの献上に来ている人がいたので、合同で一緒に行ってもらいました。

僧侶の前に座り、礼拝して決まったお経や真言を唱え、供物を献上して、僧侶に読経していただいたり聖水をかけていただいたりします。

私がそらんじて唱えられるのは、恥ずかしながらナモタサの3回唱和くらいなので、あとのお経は最初だけ他の方の真似をしつつモニョモニョ言ってみたりもしましたが、途中からはそれすらできずに静かに合掌のみしておりました。
『気持ちが肝心』と自分に言い聞かせて…(汗)

ナモタサってなんなのさ?

ちなみに、読経の最初に必ず唱和するナモタサ(ナモータッサ)からはじまる短い経文のような言葉は、お釈迦さまへの敬禮文(敬意を示す言葉)で、以下の通りです。
タイ語では『ナモーを3回唱和しなさい』みたいに言われます。


"นะโม ตัสสะ ภะคะวะโต อะระหะโต สัมมาสัมพุทธัสสะ
ナモー タッサ パカワトー アラハトー サンマー サンプッタッサ

これを3回唱えます。
(これだけでも、外国人が唱えられるとタイ人にびっくりされると思います)

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以上、トンブリーにある珍しい涅槃仏寺院を参拝し病気平癒を祈願した話でした。

ではまた。

お気に入りの宿に泊まる週末まったりチェンマイ

先日週末を利用してチェンマイに行ってきました。
特に観光の目的があったわけではなく、エアアジアの乗り放題でチケットが取れたのと、前回泊まった旧市街にある宿がとても良かったので、日常を離れてゆっくり過ごすのを目的に行ってきました。


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チェンマイ空港へ

少しでもチェンマイでの滞在時間を多くしたかったので、土曜日は早起きして早朝のフライトでドンムアン空港からチェンマイへ。


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機上から見る日の出がとてつもなく神々しかったです。

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まるで雲の海の上を飛んでいるかのような世界。
こういう時って、写真や動画撮っちゃいますよね?




チェンマイ空港に降り立って、旧市街までの移動は何にしようかと考えます。

以前は空港から市内へ向かうバス(スマートバス)が運行していて便利だったのですが、コロナ禍以降運休しているようです。
Grabでも呼ぼうかなと思って到着ロビーに出ると、市内までのタクシー1台150バーツと掲げたカウンターが目に入りました。

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150バーツですぐ出発できるならそれでもいいなと思い、今回はタクシーで向かうことにしました。(最近、Grabも大して安くないですしね)

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はじまりはワット・プラシン

行き先は、とりあえず、ワット・プラシン寺院(วัดพระสิงห์)にしました。
まだ朝の7時前。
宿のチェックインには早すぎるし、カフェも空いているところなさそうですしね。

ワット・プラシンはチェンマイで最も格式の高い寺院のひとつ。
第一級に格付けされた王室寺院でもあります。
チェンマイ週末滞在はここからはじめてみましょう。

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その時間帯、参拝者は私たちだけでした。
人気のない静謐な雰囲気の境内をゆっくり歩きます。

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こちらは、ホートライ(หอไตร)と呼ばれる経蔵
いつ見ても立派だなあと感心します。
壁の天人の彫刻も素晴らしいですね。


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旧本堂と黄金の仏塔。

北タイ(旧ラーンナー王国)の寺院はやはりバンコク近郊の寺院とは違った特徴があります。
屋根の重なりや緻密な木彫が美しいです。

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にゃんこも参拝していました。


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ウィハーン・ラーイカム(วิหารลายคำ)という礼拝堂に安置されたシヒン仏(プラシン)
スリランカ様式の仏像です。


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タイ正月であるソンクラーン(水かけ祭り)には、この仏像は台に乗せられ市街を巡回するそうです。

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朝食を摂りに向かう少年僧たち


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境内の一角には、涅槃仏も。

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清々しい朝でした。







美味しいヘルシー朝ご飯(SUN RAYS CAFE)

ワット・プラシンで一通り参拝を済ませたところで、7時半過ぎ。

Googleマップで見つけた近くのカフェに朝ご飯を食べに行くことにしました。

ワット・プラシンの南側にあるソイ(タノン・サームラーン・ソイ1)をお堀の方に向かって歩いていくと、そのカフェはありました。

SUN RAYS CAFE Breakfast & Brunch

まさに朝食にぴったりなカフェ。

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お店に着いた時点で、まだ7時50分。
開店時間の8時にはまだ少し時間がありましたが、既に先客が1組窓ごしに見えたのでドアを開けてみたら、「どうぞ」と店員さん。


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テーブルが数個あるだけのこじんまりしたカフェですが、明るく可愛らしい雰囲気。

メニューはこんな感じです。


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私は、My Morning(マイモーニング)を。


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友人は、ABF(アメリカンブレックファースト)を注文しました。


どちらもサラダたっぷりで果物(パッションフルーツ)も付いていて鮮やかだし健康的。
美味しかったです。


<店舗情報>
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Sun Rays Cafe - Breakfast & Brunch
所在地:31/1 ถนนสามล้าน ซอย 1 ตำบล พระสิงห์ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    31/1 Samlan Rd Soi 1, Phra Sing, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:089-555-5848
時間:08:00-17:00
URL:facebook
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荷物を預けてお茶(WHOLE GAIN)

朝食を食べ終わったら、旧市街を散歩しつつその日の宿まで。
とりあえず、大きな荷物だけ預かってもらうことにしました。

前回宿泊してとても気持ちよかった、お気に入りの宿です。

まなおさん、以前に泊まっていただきましたよね?」っていう第一声も、嬉しくなるじゃないですか。



荷物を預けたら、再び旧市街散歩。

と思ったんですが、歩き出してすぐ近くにあったカフェが雰囲気良さそうだったので、いきなりまったりすることにしました。

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特に変哲のない、民家を改築したカフェ(おそらくゲストハウスも兼ねてます)なんですが、素朴でいい感じ。


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私は抹茶ドリンクを、友人はアイスカフェラテとサラダを注文していました。(さっき朝ご飯食べたばかりなのに。笑)

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<店舗情報>
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Whole Gain Cafe
所在地:103/3 พระสิงห์ ตำบลศรีภูมิ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    103/3 พระสิงห์ Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:089-914-6492
時間:08:30-17:30
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足マッサージ(チェンマイ・フットマッサージ)

カフェでチルした後は、さらにまったりしに足マッサージに行くことにしました。

実は、昨年の年末滞在時に行こうと思っていた店なのですが、年の瀬過ぎてお店自体が閉まっていたのです。

ワット・チェディルアン寺院や宿からも近い場所にあるマッサージ屋さんです。
その名も、「CHIANGMAI FOOT MASSAGE

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ここが気になったのは、スパ的なマッサージではなく、Googleマップのレビューなどから、熟練のマッサージ師がしっかり足をほぐしてくれそうな、硬派なイメージを持ったからです。

実際、この店にあるのは、フットマッサージとタイマッサージのみで、アロママッサージやオイルマッサージはありません。


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私たちを担当してくれたのは、優しそうなおじさんと寡黙な青年でした。
2人とも指にマッサージのタコができているのが見えました。

で、予想通り、とってもよかったです。

痛すぎる台湾式足つぼマッサージはちょっと苦手なんですが(でもたまにやりたくなる)、ここは「痛気持ちいい」くらいのいい力加減で足がすごく軽くなりました。

チェンマイに来たらまたリピすると思います。

1時間300バーツ
1時間半450バーツ


<店舗情報>
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チェンマイ フットマッサージ
ร้านนวดฝ่าเท้าเชียงใหม่
Chiangmai Foot Massage
所在地:68, 6 ถนน ราชดำเนิน ตำบลศรีภูมิ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    68, 6 Rachadamnoen Rd, Tambon Si Phum, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:088-252-7173
時間:11:00-22:00
URL:https://chiangmai-foot-massage.business.site/
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お昼はおうどん(銀うどん)

足マッサージを終えたのが、ちょうどお昼過ぎ。

ランチは何にしようかと考えていたら、昨年末に行きそびれたうどん屋さんがあることを思い出しました。

銀うどん」というチェンマイ旧市街東側のお堀に面したお店で、大晦日に店の前を通ったらすごい行列ができていたので諦めたのでした。






今回も土曜日のお昼時ということもあってか、店の前には席待ちのお客さんが2組いましたが、タイミングよく入れ替わりがあって、私たちもほとんど待たずにカウンター席に着くことができました。


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もちろん、中は満席です。
そのほとんどがタイ人で、日本人が数人という印象です。

カウンターからガラス越しに厨房の様子を眺めていましたが、手際よくえび天を揚げてる様子や丼ぶりものを作っている様子などが垣間見れて面白かったです。

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ただ、厨房にいる調理人の多いこと。
役割分担があるのかも知れませんが、半分くらいでいいのでは?と思っちゃいました。(大きなお世話ですね)


注文をし終わると、ホールのスタッフが「テーブル席空いたのでどうぞ」と声をかけてくれました。
私はカウンターでもよかったんですが、せっかくなので移動することに。

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基本的に私、普段は食べ物にあまり冒険しない派なんです。
でも、この日は白いスープに明太子の乗った、こんなうどんを注文してみたんです。

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悪くはなかったです。
でも、うどんはシンプルな出汁で育った私にはちょっとインパクトがありすぎだので、目の前のタイ友と相談。


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結局、肉うどんと交換してもらうことになりました。

明太子大好きな友人は、交換したうどんを喜んで食べてくれました。
本当にありがとう。

うどん自体は、ほどよいコシがあって美味しかったです。



<店舗情報>
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銀うどん
Gin Udon
所在地:69 1 ถนน คชสาร ตำบลช้างคลาน อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50100
    69 1 Kotchasarn Rd, Tambon Chang Khlan, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50100
TEL:053-272-898
時間:11:30-21:30
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ホテルでまったり

うどんを食べた後は、午後1時半過ぎに宿へ。

ヴィラタイオーキッド(Villa Thai Orchid)

私のお気に入りの宿です。

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部屋の準備が整うのは午後2時とのことでしたが、少し早めに行って、1階の共有スペースで待たせてもらうことに。
ここはドリンクやバナナや簡単なスナックなど自由にいただけます。


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冷たいオレンジジュースを一杯もらってくつろいでいると、部屋の準備ができましたと早めに声をかけてくれました。


ここの若いオーナーさん夫婦(たぶん?)、2人とも本当に感じのいい方で、とても自然で気持ちのいい応対なんです。

今回もまずは館内で利用するスリッパを選びます。
これ、チェックアウト時にはお土産に持って帰れるんです。

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次に、翌朝の朝食を選びます。

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前回2泊して食べた“フルーツサラダ”も“牛肉の煮込みスープ”もどちらも美味しくて、今回は別のものに挑戦しようと思っていたら、友人が先に“チキンの煮込み”を選んだので、結局私は今回も“フルーツサラダ”を選んだんです。

すると、「まなおさんは、前回同様フルーツサラダですね?玉子も同じくスクランブルエッグで大丈夫ですか?」って、私が前回食べたのを覚えてくださったのには感動しました。

もしかしたら覚えていたのではなくて、顧客が選んだものを毎回記録していてそれを事前に見返していたのかも知れませんが、仮にそうだっとしても、なかなかできることじゃない素晴らしい気遣いですよね?


部屋まで案内してもらう際にも、今回は1泊だけにも関わらず、「もし洗濯ものがあれば、カゴに入れて部屋の前に出しておいてください。明日の朝までには仕上げておきますから」と。

そうなんです、ここの素晴らしいサービスのひとつに、無料の洗濯サービスというのがあるんです。
今回、私たちはお願いしませんでしたが、この洗濯サービスは、ぜひみなさんにお伝えしたいところです。


部屋に着いたら、シャワーを浴びて、まったり休憩。
今日は早朝から活動していましたからね、さすがに疲れました。


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夕暮れはおきまりのワット・チェディルアン

夕方、宿からすぐ近くにあるワット・チェディルアン寺院へと向かいます。
チェンマイの旧市街に滞在すると、たいてい夕方にはこのワット・チェディルアンで過ごすことが多いです。
ぼけーっと夕暮れの空と仏塔を眺めるのが好きなんです。

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屋根の造形が美しいですね。

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仏塔裏手にあるお堂の石造りの仏像。

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仏塔を取り囲む金属製の柵もなかなか趣があります。


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月が出てきました。

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境内に透明な仏塔のオブジェクトがありました。(地震で上部が崩落する前の想像模型ですかね)

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北タイ料理の夕飯(フアン・ペン)

日が暮れたので、夕ご飯を食べに向かいます。

こうしてチェンマイの1日を書いていると、なんだか、ずっと食べてばかりですね(笑)

この日は新規開拓もちょっと面倒だったので、徒歩で行ける定番の北タイ料理レストランにしました。

フアン・ペン(Huen Phen)

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ここは何度か食事をしたことがあります。
日本人や観光客の間でも、わりと有名です。


古民家のような店内には、アンティークな家具や置物、調度品がいっぱい。(タイのものに限らず)

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適当にいくつか注文してみました。


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2人ともあまりお腹がすいていないと言っていたのに、結局いろいろ注文しすぎてしまうのはいつものこと。(反省。でも完食)


このお店は、どれも無難な味付けで、それが観光客にも人気なんだろうと思います。



ゆっくり食事をした後は、腹ごなしも兼ねて散歩。

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部屋に戻ったら、写真の整理などをして過ごしました。



やっぱり美味しい朝ご飯

翌朝、楽しみにしていた宿の朝ご飯。
1階のダイニングルームでいただきます。

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ドリンクやトースト、ビスケット、ヨーグルトなどはセルフで自由にいただけます。
席に着いてしばらくすると、チェックイン時に選択していた朝食セットが運ばれてきました。

2度目のフルーツサラダのセット。

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いろんな種類のフルーツがどっさり入っていて、本当に美味しいんですよ。
ヨーグルトをかけていただきます。

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こちらは、友人が選んだチキンの煮込み。

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一口もらいましたが、これ、肉がホロホロで柔らかく、味付けもしっかりしていて本当に美味しかったです。
次回はこれを選んでみようと、心に決めました。


食後に少し宿の周りを散歩してから、チェックアウト時間まで宿でゆっくり過ごしました。
(前日はわりとあちこち歩き回ったので、この日はダラダラ)

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カオソイのランチ

昼前に宿をチェックアウト。

今回も、最初から最後まで何一つ嫌な気分になることなく、気持ちの良い滞在ができました。
なんか、いつも完璧だと、逆に、いつかどこかでその完璧さが崩れるのではないかという怖さもあるんですが、今回も大丈夫でした。(ほっ)


昼は宿から徒歩数分の場所にある、たまたま前を通った店でカオソイを食べてみました。

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牛肉のカオソイ。

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特に期待していたわけではなかったのですが、それなりに美味しかったです。







Grabで赤いソンテオ!?

ランチを食べたら空港に向かいます。

Grabで車を呼ぼうとしたら、その時間帯は周りの渋滞もあってなのか、非常に高かったんです。
JustGrabで300バーツ超えの価格が表示されており、チェンマイ旧市街から空港までなんてほんの4~5キロ、すいていたら10数分で着くような距離にしては高すぎないかとびっくりしました。

実際、前日は早朝で渋滞ゼロということもありましたが、空港タクシーが150バーツで10分もかからず旧市街まで到着していますしね。

それで、別の配車アプリBoltをチェックしてみると、100バーツちょっとであるではないですか!
さっそく呼んでみたんですが、アプリ内で自動的に候補に挙がってくるドライバーにことごとく拒否されるんです。

そして結局「ドライバーが見つかりませんでした」みたいな画面になる。
これを3回くらい繰り返したんですがダメで、あきらめることに。

チェンマイ恐るべし。

仕方なく、再度Grabアプリに戻ってよく見てみると、下の方に半額くらいの料金のがあるのを発見!

RodDaeng

ん?
ロッドデーン?
え、まさか・・・「ロット・デーン=赤い車」って、ソンテオ!?
試しに呼んでみましたよ。

そしたら、本当に赤いソンテオがやってきました。笑



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(画像は後からソンテオ車中でキャプチャーしたものなので、距離や料金は旧市街からのものではありません)


何はともあれ、車が手配できたのでホッとしていたのですが、その日はなんと空港まで1時間かかりました。
チェンマイ市内が、とんでもない渋滞だったのです。
ソンテオは安くて良かったんですが、動かない車内は暑くて参りました。

空港に着いた時には、私たちもドライバーのおじさんもうんざりしていました。
おじさん曰く「今日は異常だ」とか。
(ごめんねおじさん🥺)


まあでも、Grabでソンテオを呼べることを初めて知りました

これ、大人数の時とか大荷物の時なんかは使えるかもしれませんね。
(もっと涼しい時期に、みんなで近場の温泉までチャーターとかも良さそう)





チェンマイ空港では、タイ航空のラウンジがプライオリティパスで利用できるので、タイティーのアイスクリームなんかを食べてみました。


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以上、チェンマイ週末旅行でした。

まとまりもなくダラダラ書いてしまいましたが、お読みいただきありがとうございました。

ではまた。

のどかな世界遺産の遺跡と紅土の本堂と黄金の仏塔(カンペーンペット県)

今日は、カンペーンペット中心部付近の観光名所を紹介したいと思います。
カンペーンペットという町は、かつてスコータイ王朝の要塞都市として栄え、その名残りの古い遺跡(世界遺産)が残っていたり、ユニークな寺院があったりと、あまり外国人には知られていない観光マイナー県ではあるものの、意外と見どころもある土地でもあります。


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ラテライト(紅土)寺院【ワット・ノーンプリン】

カンペーンペットの郊外にあるプラルアン温泉を後にして、タイの「青い池」と呼ばれるグランドキャニオン・カンペーンペットを鑑賞した私たち。

www.manao.life

www.manao.life




その後に向かったのは、ワット・ノーンプリン(วัดหนองปลิง)というお寺でした。
この寺院は、本堂がラテライトという赤いレンガのような石で本堂全体が造られているというので、興味津々で参拝です。

もっとも、ラテライトというのはタイの寺院では珍しい素材ではなく、スコータイやアユタヤの遺跡でも寺院の基盤や柱によく使われている、あのちょっと気泡が入ったようなボコボコした石なんですが。

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ただ、壁面や切妻部分までラテライトでできた寺院は珍しいのです。

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全体的に赤っぽいというかピンクっぽい姿でユニークでした。

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法輪アショーカ王の獅子柱頭のような石柱も印象的です。

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背面の仏陀立像も巨大でインパクトがあります。
下には十二支も動物たちもいますね。

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こちらは「見ざる聞かざる言わざる」の三猿プラス普通の猿ですね。

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タイではこのように三猿と普通の猿の4匹で表現されることが多い気がします。
すべてを受け入れる悟った猿ってことなんでしょうか。(適当です)


天人も鬼も象さんも、もちろんラテライト彫刻です。

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本堂(布薩堂)の中はガラっと雰囲気が変わって、板張りの床に壁という落ち着いた雰囲気でした。

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両サイドの装飾はシルバーで、正面のご本尊と壁面の装飾はゴールド。

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ピン川沿いの小高い丘に建つ静かなお寺でした。


<寺院情報>
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ワット・ノーンプリン
วัดหนองปลิง
Wat Nong Pling
所在地:ตำบล หนองปลิง อำเภอเมืองกำแพงเพชร กำแพงเพชร 62000
    Nong Pling, Mueang Kamphaeng Phet District, Kamphaeng Phet 62000
TEL:055-710-400
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世界遺産 カンペーンペット歴史公園

かつては、スコータイ王国の直轄地で軍事的要塞でもあったカンペーンペット。

今でも当時の城壁や寺院の遺跡が数多く残っており、スコータイ及びシーサッチャナーライと共にユネスコの世界遺産に登録されています。
(文化遺産「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」)

ちなみに、位置関係としては、スコータイを中心に北へ約50キロの場所にシーサッチャナーライが、南西へ約60キロの場所にカンペーンペットがあります。





カンペーンペットの歴史公園は、2か所に分かれている(城壁内の遺跡と周辺の城壁外遺跡)ので、まずは城壁外遺跡の方から見学してみました。

城壁外の遺跡

城壁外の遺跡はわりと広大な敷地に点在しており、全部見て回るとかなり時間がかかるので、今回は車でざっと周りながら、主要な2つの遺跡を訪ねてみました。

ワット・チャーンロープ

まず最初に向かったのは、ワット・チャーンロープ(วัดช้างรอบ)という寺院遺跡。
仏塔の台座の部分を象が取り巻くスタイルで、このような遺跡はスコータイでもシーサッチャナーライでも見ることができます。
(アユタヤにもいくつか似たようなのがあります)

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早速、階段を上ってみます。
上部のチェディー(仏塔)部分はほとんど崩れていました。
(ビルマ軍によって破壊されたとか)

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こういう遺跡や寺院の階段って、上っている時はそれほど感じないのですが、降りる段になって怖いくらい急な傾斜なことを思い知ります。

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かつては、仏塔の前に礼拝堂もしくは本堂があったのでしょうね。

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ワット・プラシーイリヤボット

次に、森の中心部にあるワット・プラシーイリヤーボット(วัดพระสี่อิริยาบท)という寺院遺跡に立ち寄りました。

※別名ワット・プラユーン(立像寺)

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ここは、四方を向いた壁があり、それぞれに立像(直立仏)座像(座禅仏)涅槃仏、遊行仏が安置されていましたが、現在までその姿を留めるのは立像のみです。

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ただ、残る3方向も、その台座や遺構から、それぞれ座像、涅槃仏、遊行仏であったことは想像に難くありませんでした。

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この直立仏のお顔は額が大きく顎がほっそりしており、カンペーンペット独自のスタイル(カンペーンペット様式のスコータイ仏)だそうです。

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城壁内の遺跡

城壁外の歴史公園にはまだまだたくさんの遺跡が点在しているのですが、時間の関係で一旦公園ゲートを出て城壁内(中心部)の歴史公園へと向かいました。
車だとほんの2〜3分です。




ラックムアン(市の柱)

城壁内の遺跡に入る前に、ラックムアン(ศาลหลักเมือง)という町の守護神を祀る柱にお参りをしました。

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基本的に、タイの主要都市にはそれぞれこのラックムアンという祠があり、土地の方をはじめとするタイ人が熱心にお参りする姿が見られます。


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ワット・プラケーオ

ワット・プラケーオ(วัดพระแก้ว)というと、バンコクのワット・プラケーオ(エメラルド寺院)を連想しがちですが、あのエメラルド仏(翡翠仏)を安置したといういわれのある寺院にはこの名前が付けられていることが多いです。

真偽のほどはよくわかりませんが、ここ、カンペーンペットにもかつてエメラルド仏が安置されていたという話があるそうで、その寺院跡がこの歴史公園の中に残っていました。

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そして、この涅槃仏と後ろに控える座像2体を目にした瞬間、22年前の記憶が蘇りました。
私がタイに住み始めて間もない頃、カンペーンペットに住む知り合いに会うために、友人と遊びにきたのです。
その時にこの遺跡を案内してもらったのでした。


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この眉と目元がシュッとした四角いお顔の仏さまがとても印象的だったので、記憶に残っていたんですね。

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いやー、懐かしい。
あの時は若かったなあ。。。

しばらく物思いに耽ってしまいました。




ワット・プラタート

ワット・プラケーオのすぐ隣にはワット・プラタートという寺院遺跡があります。
プラタートという名前から、仏舎利を安置した重要寺院だったのでしょう。

なぜかここでは一枚も写真を撮っていませんでした。(汗)



黄金の仏塔【ワット・プラボロムタート】

カンペーンペット歴史公園を後にして、次はピン川を渡ったところにあるワット・プラボロムタート(วัดพระบรมธาตุ)へ行ってみました。

ここには眩いばかりの黄金の大仏塔があるのです。

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どうでしょう。
かなりのインパクトでした。

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写真を撮るとき、近くだと画角にうまく収まらないくらい大きかったです。

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油を奉納しておきました。(奉納って言うほどの量でもないんですが)

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スコータイでも似たようなのを見ましたが、この辺りのソンテオ(乗り合いミニバス)って、レトロで色も形もキュート!

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<寺院情報>
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ワット・プラボロマタート(カンペーンペット)
วัดพระบรมธาตุ กำแพงเพชร
Wat Phra Borommathat (Kamphaeng Phet)
所在地:ตำบล นครชุม อำเภอเมืองกำแพงเพชร กำแพงเพชร 62000
    Nakhon Chum, Mueang Kamphaeng Phet District, Kamphaeng Phet 62000
TEL:081-785-3826
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以上、カンペーンペットの世界遺産・寺院紹介でした。

ではまた。

【世界遺産】スコータイ歴史公園の光と音の野外ショーと幸福の夜明け

タイが誇る世界遺産、スコータイ歴史公園で月に1度開催されている野外ショー「ミニ ライト&サウンド ショー」(Sukhothai Mini Light and Sound 2023)を鑑賞してきました。

入場無料にもかかわらず、煌びやかな衣装や光と音楽、そして夜空に浮かぶコムローイ(スカイランタン)や花火などで演出される遺跡でのナイトショーは非常に見応えがありました。

また、翌朝に訪れた朝の遺跡公園は、まさに「スコータイ」の名前が意味する「幸福の夜明け」という言葉がぴったりな、穏やかで美しい日の出でした。




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スコータイ歴史公園(遺跡)至近の宿「Oldtown Boutique House」

今回泊ったのは、スコータイ遺跡の中心、スコータイ歴史公園(Sukhothai Historical Park/อุทยานประวัติศาสตร์สุโขทัย)の入口から徒歩数分の場所にある「スコータイ・オールドタウン・ブティック・ハウス」(Oldtown Boutique House)というホテルでした。


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ホテルというよりは、4部屋だけのシャレたゲストハウスみたいな感じですが、明るく清潔でとても快適でした。

今回は、日暮れから日没後にかけて行われる野外ショーと、夜明けのスコータイ遺跡を堪能したいと思っていたので、徒歩で歴史公園まで行けるロケーションを重視しました。




部屋は広くて、ベッドやリネンもパリっと乾燥していたのでよかったです。
タイのホテルやゲストハウスにしては珍しく、シャワールームとトイレが完全に個室で分かれていたのも好感が持てました。
(慣れているのでシャワーとトイレが一緒でも特に不満はないのですが、より快適でした)

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特に朝食付きというプランではなかったのですが、ここでは共用スペースに準備されているトーストやフルーツ、スナック、飲み物などを自由に食べることができて、ありがたかったです。

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カップもスコータイ模様(サンカローク焼き)で可愛かったです!

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また、オーナーの女性は控えめながらきめ細やかな気配りをする方で、とても気持ちが良かったです。
(歴史公園で開催されるショーやナイトマーケット情報を教えてくれたり、「今日は近くの家で出家儀式があるので、少し煩いかも知れないけどごめんなさい」とか)

実は、チェックアウト後にスマホの充電器を忘れていると連絡くださり、自宅まで郵送していただきました。(私のアホ!)
送料等の支払いは固辞されたので、後日お礼にお菓子を送りました。(お子さんがいらっしゃるので、喜んでいただければ嬉しいけど)


<ホテル情報>
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スコータイ オールドタウン ブティック ハウス
Hotel Sukhothai Oldtown Boutique House
所在地:499 ตำบล เมืองเก่า อำเภอเมืองสุโขทัย สุโขทัย 64000
    499 Mueang Kao, Mueang Sukhothai District, Sukhothai 64000
TEL:089-271-5863
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リゾートホテルのようなラグジュアリーさはありませんが、遺跡至近というロケーションの良さは、徒歩や自転車で旅行する人はもちろん、車で移動する人にとっても、駐車場での時間ロスや結局駐車場から多少歩くことを考えたら、気軽に歩いていけるのは魅力だと思います。





Sukhothai Oldtown Boutique Houseを検索




ミニ・ライト&サウンド・ショーへ

この日は朝からバンコクを出発をして運転してきたので、昼間の遺跡観光はなし。
ホテルの部屋でゆっくりしてから、夕方に歴史公園へと向かいました。

チケット売り場で尋ねると、ショーは19時頃から始まる予定で、18時以降は歴史公園へ無料で入れるとのこと。
18時まであと20分。
「20分で入場料100バーツ払うならお茶しよう」ということで、少し時間つぶし。

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18時を待って入場です。

ちょうど、西の山に夕日が見えました。

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この時期独特の色なのか、PM2.5の影響なのか(あまり考えたくない…怖)、霞んだような空にぼんやり浮かぶ朱色の太陽が印象的でした。

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ラームカムヘーン大王像脇の一角には、週末に開かれるナイトマーケット(屋台市)がでていて、地元の人や観光客で賑わっていました。

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ここからも山際に沈む夕日が大きく見えました。

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池の中の島に建つワット・サ・シー(Wat Sra Sri/วัดสระศรี)の方を見ると、観覧席にちらほら人が見えたので、少し早めですがショー会場へと向かいました。

途中、リハーサルを終えた演者たちでしょうか、お寺のある島からナイトマーケット方面へ歩いてくる地元の学生たちとすれ違いました。
みんな、『写真を撮って、撮って』とばかりにピースサインをしてきます。

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このあたりが地方の子どもたちの無邪気でかわいいところだと思います。
(でも大した写真撮ってあげられなくて申し訳ない…)



ワット・サ・シー自体も島の上にあるのですが、その島から橋を渡ったもう一つの小さな島に観覧席が設けてありました。
プラスチック椅子がざっと100席くらい(?)並べてあり、真ん中はVIP用でしょうか、リボン付きの椅子カバーがかけてありました。
特に指定席とかではなく、空いている席に座っていいようです。

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椅子席の前には赤いゴザが敷いてあり、こちらに座ってもOK。
この日は、18時半の時点でまだ席はいっぱい空いていました。


会場の案内によると、19時頃から会場の一角で歌と楽器演奏がはじまり演者たちが入場、そしてショーは19時半から開始とのこと。
スタートまではまだ時間がありますが、日が落ちて暑くないので池のほとりでのんびり待つことにします。

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期待以上に豪華!歴史紹介劇とタイ舞踊と花火たち

19時半。
辺りもすっかり暗くなって、ショーがはじまりました。
いつの間にか椅子席やゴザ席は満席、池の土手にも人が座るくらいになっていました。


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内容は、スコータイ王朝の興りや歴史、ラームカムヘーン大王が遺したというタイ文字の石碑、当時の文化や習慣、仏教寺院の建立、スコータイの織物や陶磁器などの特産品などについて、タイ舞踊や劇を通じての紹介となっていました。

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演者は、地元の学生(ウィタヤーライ・ナータシン・スコータイ校)でしたが、美術・芸能系の学校だからか、思った以上にしっかりした演出で見応えがありました。

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途中、コムローイ(スカイランタン)に点火して空に飛ばす場面もあり、幻想的でした。

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フィナーレは、スコータイ発祥のお祭り「ロイクラトン」(灯籠流し)と打ち上げ花火で盛り上がりました。

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やっぱり本物の遺跡で行われる歴史ショーは雰囲気抜群で感動的です。
これが無料で鑑賞できるなんて、嬉しい限り。
いい思い出になりました。

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ショーが終わった後、演者さんたちと記念撮影もできます。

タイ人のおばちゃんが「ロイクラトンよりきれいだったわ!」と言っていたのがツボでした。
(おばさんなりの最大限の賛辞なんでしょうけど)

スコータイのロイクラトンイベントもとても美しいんですよ。
よかったら過去記事もご覧ください。

www.manao.life



オールドタウンの食堂で夕飯

約50分のショーが終わったのが、20時半前。

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遺跡内をぶらぶら歩いて外に出て、オールドタウンの目抜き通り沿いにあるレストラン(食堂)で晩御飯を食べました。

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特にオシャレなわけでも飛び抜けて美味しいというわけでもなかったですが、気取らない雰囲気の中、そこそこ美味しい料理とビールをいただきながら友人とたわいのない話をするという至福の時間でした。



まさに「幸福の夜明け」

翌朝、5時半に起きてシャワーを浴び、歴史公園へと向かいました。
夜明けのスコータイ遺跡を散策するためです。
うっすらと白み始めたまだ暗い道を3分ほど歩いて公園入口に着いたのが、ちょうど6時。
チケット売りのおばさんがやってきました。
一番乗りの客です。

まだ誰もいない遺跡の中を進みます。
とても厳かで清々しい雰囲気です。

スコータイ歴史公園の中心、ワット・マハータート(Wat Mahathat/วัดมหาธาตุ)で朝日を拝むことにしました。
結局、この場所で1時間くらい写真を撮ったりしながらぼーっと過ごしていたんですが、とても幻想的で美しい朝を過ごすことができました。

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スコータイ(สุโขทัย)というのは、「スック(สุข)=幸福」と「ウタイ(อุทัย)=夜明け」という2つの言葉から成り立った名前で、「幸福の夜明け」を意味します。
この朝は、本当に幸福の夜明けを体感できたような気がしました。

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スコータイ「ミニ ライト&サウンド ショー2023」の日程

最後に、2023年のスコータイ・ミニライト&サウンドショー(Sukhothai Mini Light and Sound 2023)の日程を書いておきます。
2023年は2月から8月まで毎月第一土曜日の夜に開催されます。

【上演日】2023年2月4日3月4日4月1日5月6日6月3日7月1日8月5日
【時間】19時30分~(約50分)※自由席なので早めの来場がベター
【場所】スコータイ歴史公園(ワット・サ・シー付近)
【鑑賞料】無料(18時以降は歴史公園入場も無料)



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まだ数か月残っていますので、興味ある方はスコータイ旅行を検討してみてはいかがでしょうか。


ではまた。

バーンコーク・ノーイ運河沿いのカフェと寺院巡り

バンコクの王宮の北、タマサート大学のチャオプラヤー川対岸辺りにクローン・バーンコーク・ノーイという運河があります。
その河口にあるシリラート病院から国鉄トンブリー駅を過ぎた先のエリアを散策してみました。



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壁画が見事な「ワット・スワンナーラーム」

この日、最初に向かったのは、私のお気に入りの壁画があるお寺、ワット・スワンナーラーム(วัดสุวรรณารามราชวรวิหาร)です。

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以前にも紹介していますが、ここの布薩堂(本堂)の壁画は、ラーマ3世の時代に活躍した有名画家2人が競い合って描いた傑作です。

www.manao.life




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中でも、私がなぜか魅かれる場面がこちら。

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このエリアに行くときは、ついついこれに会うために立ち寄ってしまいます。


運河沿いには立派な7つ頭のナーガ像があります。

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<寺院情報>
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ワット・スワンナーラーム・ラーチャウォーラウィハーン
วัดสุวรรณาราม ราชวรวิหาร
Wat Suwannaram Ratchaworawihan
所在地:ซอยจรัญสนิทวงศ์ 32 แขวงศิริราช เขตบางกอกน้อย กรุงเทพมหานคร 10700
Soi Charan Sanit Wong 32, Charan Sanit Wong Road, Siri Rat Subdistrict, Bangkok Noi District, Bangkok 10700
TEL:081-908-0820
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運河ビューの「SAPPAYA 2465 Cafe」

次に向かったのは、ブランチも兼ねて、運河沿いにあるカフェです。

SAPPAYA 2465 Cafe というこのカフェは、たまたまGoogleマップで見つけました。
せっかくなので、運河が目の前に見える外の席に着いてみました。

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私は、カオ・オップ・タレー(ข้าวอบทะเล)という名のシーフード炒飯を注文。
この炒飯、お米がちゃんとパラパラしてて、私が好きな味付けでした。


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この時は、なぜか「川とコーラ」という組み合わせにはまっていました。
映えませんか?(笑)

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目の前の運河には、時折、欧米人観光客を乗せたロングテールボートが行き交います。
特に何があるというわけではありませんが、この日は天気が良く、長閑で気持ちいい眺めでした。

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最寄り駅は、MRTブルーラインのバーンクンノン駅(Bang Khun Non / บางขุนนนท์)で、徒歩4~5分程度でしょうか。
ちなみに、カフェの前には空地があるので、そこに駐車することができました。



<カフェ情報>
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SAPPAYA 2465 Cafe
所在地:69/1 ซอย บางขุนนนท์ 2 แขวงบางขุนนนท์ เขตบางกอกน้อย กรุงเทพมหานคร 10700
    69/1 Soi Wat Mai Yai Paen, Bang Khun Non, Bangkok Noi, Bangkok 10700
TEL:092-526-2465
時間:09:00-18:00(平日)、09:00-19:00(土日)
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有名な呪術師ゆかりの「ワット・シースダーラーム」

お腹を満たした後は、カフェから数分の場所にある、ワット シー スダーラーム(วัดศรีสุดารามวรวิหาร)へ。

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ここは、アユタヤ時代後期に実在した呪術師(学者?)シーパカーオ師(อาจารย์ชีปะขาว)がこの場所で消えた(失踪した)という言い伝えが残る場所らしく、一度訪れてみたかったのです。

このお寺、昔は、ワット・シーパカーオという名前だったそうです。
(そのまんま!)

シーパカーオ師については、以前、タイの歴史ラブコメディードラマ「ブッペーサンニワート/บุพเพสันนิวาส」(邦題『運命のふたり』)を見ていた時にその存在を知ったのですが、ドラマの中では、結界を張って魔物が敷地内へ進入できないようにしたり、魂や霊的なものとやり取り(霊視)ができたり、未来や過去を知ることができたりする超人的な人物として描かれていました。


また、ここは、ラタナコーシン朝初期の有名な詩人スントーン・プー(สุนทรภู่)が若い頃に学んだお寺だそうです。


せっかくやってきたのですが、この日はあいにく布薩堂(本堂)は閉まっており、外観だけをお参りさせていただきました。

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<寺院情報>
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ワット シー スダーラーム ウォラウィハーン
วัดศรีสุดารามวรวิหาร
Wat Sri Sudaram Worawihan
所在地:83 ซอยบางขุนนนท์ 1 แขวงบางขุนนนท์ เขตบางกอกน้อย กรุงเทพมหานคร 10700
    83 Soi Bang Khun Non 1, Bang Khun Non, Bangkok Noi, Bangkok 10700
TEL:02-435-8955
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北側に降魔成道図のある「ワット・チャイヤティット」

最後は、タリンチャン水上マーケット側へ少し行った場所にある、ワット・チャイヤティット(วัดไชยทิศ)を訪問しました。

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このお寺の壁画は、他の多くのタイ仏教寺院と同じように、お釈迦さまの一生に関する絵が描かれているのですが、通常は本尊の対面(東の壁)に描かれることの多い降魔成道図が、ここでは本尊から見て左手(北側)に描かれている珍しい配置らしいので、拝見しに行きました。

降魔成道というのは、お釈迦さまが菩提樹の下で瞑想されていると、悪魔たちが邪魔をしたり誘惑を仕掛けてきたりするのですが、お釈迦さまは全く屈せず、ついには悟りを開かれるという場面です。
タイでは、大地から現れた女神メートラニーが髪から絞った水で悪魔たちを追い払う図とセットで描かれることが多いです。


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簡素なお堂ながら、壁にはびっしりと絵が描かれています。
(他の寺院でもよくあるのですが、洪水の影響でしょうか、壁の下半分の絵が欠損しているのは少し残念。。。)




主仏陀像(本尊)の背面の壁には、須弥山を中心とする仏教の宇宙観(チャックラワーン)を表した絵が描かれています。
これは、バンコク近郊の他の寺院でもよくある配置です。

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一方、本尊の対面、つまり入口側の壁には、天界から人間界へと続く長い3本の階段をお釈迦さまが降りていらっしゃる姿(三道宝階降下の図)などが描かれています。


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天界、人間界、地獄の様子も描かれていますね。

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そして、こちらが今回確かめたかった壁画です。
北側の壁の一角には、降魔成道図がちゃんと描かれていました。

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確かに、こんな位置に描かれているのは珍しい気がします。

お釈迦さまの下には、大地の女神メートラニーの姿もありますね。


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こちらは、お釈迦さま誕生のシーン。

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それから、お釈迦さまが夜中にこっそり王城を抜けて出家されるシーン。
(音がして気付かれないように、天人たちが馬の蹄を手で持っています)

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愛馬との別れ、剃髪のシーン。

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こちらは、隣の礼拝堂の中です。

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境内の一角には、中国風の観音様のお堂もありました。

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ふかふかの赤絨毯の上でネコちゃんも気持ちよさそう。
(後で追い出されていました。笑)

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<寺院情報>
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ワット・チャイヤティット
วัดไชยทิศ
Wat Chaiyathit
所在地:543 จรัญสนิทวงศ์ แขวงบางขุนศรี เขตบางกอกน้อย กรุงเทพมหานคร 10700
    543 Charan Sanit Wong, Bang Khun Si, Bangkok Noi, Bangkok 10700
TEL:02-864-5271
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以上、バーンコーク・ノーイ運河付近散策の報告でした。


ではまた。

大仏の大きな背中を眺める小道(アーントーン県ワット・ムアン)

こんにちは、まなおです。
もう去年の話ですが、ナコンサワン、ピサヌローク、カンペーンペット、ウタイタニー周辺をぐるっと旅行した時の帰り、アーントーン県の有名な大仏に立ち寄りました。
今回は、後ろ姿だけ拝見して帰路に着いたのですが、田舎道から望んだそのお背中がとても印象的だったので、紹介したいと思います。


ワット・ムアン

アーントーン県にあるワット・ムアン(วัดม่วง:Wat Muang)については、以前に当ブログでも書いていますが、タイで一番高い座像がどどどーんと安置されています。

www.manao.life



90m超えの黄金仏はかなりの迫力です。

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周りには田畑が広がり、田園の先に大仏さまが見えるという景色が売りの「田んぼカフェ」も繁盛しているようです。

これは2019年に訪れたときの写真です。

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大仏の背中

今回は、大仏様の裏手の道から向かったので、拝見できたのは大きな黄金のお背中。

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インパクトのあるお姿でした。

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農道のような小さな道なので、駐車して長居などはしない方がいいです。


今日はこれだけ。



<寺院情報>
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ワット・ムアン
วัดม่วง
Wat Muang
所在地:หมู่ที่ 6 ตำบลหัวสะพาน อ.วิเศษชัยชาญ จ.อ่างทอง 14110
    Moo 6, Hua Taphan, Wiset Chai Chan District, Ang Thong 14110
TEL:035-631556, 035-631974
URL:http://www.watmuang.com
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ではまた。

ラッタナコーシン朝初期の壁画が美しいウタイタニーの古刹(ワット・ウポーサッターラーム/ワット・ボート)

今回は、ウタイタニー県にあるワット・ウポーサッターラーム寺院を紹介します。
美しく珍しい壁画を有する布薩堂(本堂)と礼拝堂が隣り合う、シンプルながら均整のとれたお寺です。



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ワット・ウポーサッターラーム(ワット・ボート)

地元では通称ワット・ボートと呼ばれるワット・ウポーサッターラームは、ラッタナコーシン朝(現バンコク王朝)初期に創建された古刹。

ウタイタニーの市内中心部を流れるサケークラーン川のほとりに建っています。

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川を背にして東向きに、似た造りのお堂がふたつ並んでいます。
入口に向かって右手が布薩堂(本堂)、左手が礼拝堂(ウィハーン)です。

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布薩堂と礼拝堂の裏手(川側)には3つのスタイルの仏塔(左からアユタヤ様式、ラッタナコーシン様式、スコータイ様式)が並んでいます。

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仏塔のさらに裏側には、西洋スタイルを取り入れたモンドップと呼ばれる八角形の仏堂が建っています。

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<寺院情報>
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ワット・ウポーサッターラーム(ワット・ボート)
วัดอุโปสถาราม (วัดโบสถ์)
Wat Uposatharam
所在地:ตำบล สะแกกรัง อำเภอเมืองอุทัยธานี อุทัยธานี 61000
    Sakae Krang, Mueang Uthai Thani District, Uthai Thani 61000
TEL:091-839-6425
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布薩堂(本堂)と壁画

右手、布薩堂(本堂)本堂に入ってみましょう。
シンプルで美しい造りです。

正面には、5体の降魔印を結んだ仏陀像が安置されています。

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壁面には、誕生から入滅までのお釈迦さまの生涯に関する壁画が描かれています。

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なお、正面(主仏陀像の背面)には、降魔成道図が描かれているのですが、この寺院の降魔成道図は他の寺院のそれとは少し違っています。

通常、魔物たちが瞑想の邪魔をしたり襲ってきたりする場面は向かって右手に描かれ、大地から現れた女神メートーラニーが引き起こした洪水によって魔物が押し流される様子が左手に描かれるのですが、この寺院の降魔成道図は左右が逆になっているのです。

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でも、釈迦誕生が本堂の左手前(左の入口側)から始まって正面へと続き、釈迦入滅まで時計回りに描かれていることを考えたら、むしろ、時系列としてはこの寺院に描かれた降魔成道図のほうがしっくりくる気がするのです。
つまり、正面向かって左側が襲い来る魔物たち、同じく右手が成敗された魔物たちという流れですね。


礼拝堂と壁画

今度は礼拝堂に入ってみましょう。

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正面には、右の手のひらを前に出し、左手は下に下した印相の立像や降魔印を結んだ座像が数体安置されています。

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礼拝堂の壁画には、天界の様子や人の死についての絵が描かれています。

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壁の上部には、釈迦の弟子である僧侶たちが、本尊に向かって拝むような感じで描かれています。

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ちなみに、私はこの飛んでるお坊さんの絵が好きです。

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本尊の前に縦に並んだ三体の座像。
お顔がなんとなく金銀銅みたいになっているのが印象的でした。

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以上、ウタイタニの名刹「ワット・ウポーサッターラーム」寺院の紹介でした。

 

ではまた。

ピサヌロークの水上レストラン「ペー・プー・ファー・タイ」

今日は、タイ北部の玄関口とも言われるピサヌローク県の水上レストランについて書きます。

かつてピサヌロークは、ナーン川の上に浮かぶ筏(いかだ)状の水上家屋が有名でしたが、現在は政府の方針により水上居住者はほぼ居なくなり、観光用の水上レストランだけがいくつか残っています。

そんな中、先日(といっても去年の話ですが)訪れた「ペープーファータイ」(แพภูฟ้าไทย)がなかなか良かったので、紹介したいと思います。


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場所は、ナーン川に架かるスパンガラヤー橋の近くになります。
市内中心部より少し南側ですね。





このスパンガラヤー橋の東側には、ワット・チャン・タワンオーク(วัดจันทร์ตะวันออก)寺院が、橋の西側には、ワット・チャン・タワントック(วัดจันทร์ตะวันตก)寺院があります。
お店は、橋の東側のたもとです。

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さて、レストランに入ってみましょう。
ナーン川に浮かんでいるので、当然、階段を降りていくことになります。
(わりと深い)

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午後2時前ということもあり、お客さんは私たちだけでした。
テラス席は、ディナータイムに向けてこれからきちんと準備するのだと思います。


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日差しも強かったので、屋根のある席に着きました。

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席から見えるナーン川の茶色(泥色)の流れ、この色、私は嫌いじゃないです。

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青い空と白い雲。
気持ちの良い午後でした。

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実は私、ピサヌロークに来たら食べたいタイ料理の中でわりとトップにくるのがあって、ムー・カム・ワーン(หมูคำหวาน)という料理なんですが、直訳すると「豚の甘言」。

面白いネーミングじゃないですか?
名前の由来は知らないんですが、昔ピサヌロークに住んでいた当時、よく食べていたんですよね。

このムー・カム・ワーンというのは、全国区の料理名だと思っていたんですが、バンコクなど他の地方では、一般に、ムー・マナオ(หมูมะนาว)と呼ばれる料理のことだというのを後から知りました。

で、この水上レストランでも注文してみたんです。

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ここの豚肉は、茹でるだけではなく、最初に焼いた(炙った?)ものを使っているようで、香りと豚の旨味が封じ込まれているのか、他のお店で食べるムー・カム・ワーンより美味しかったです。

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こちらは、ポ・テーク(โป๊ะแตก)という、シーフードのクリアスープ系トムヤムのようなものですが、これも具沢山で美味しかったです。

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そして、何より私が気に入ったのが、プラーマー・トート・ラート・ナムプラー(ปลาม้าทอดราดน้ำปลา)という揚げ魚料理でした。

プラーマーというのは、直訳すると「馬魚」ということなんですが、ニベ科の淡水魚らしいです。

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私、今まであまりこのプラーマーを意識して食べたことがなかったんですが、この魚がなのか、このお店がなのか、とても美味しかったんです

サクッと揚げたてフカフカの淡白な白身にじんわりと染み込んだナンプラーが最高でした。

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みんな美味しかったんですが、とりあえず、この日は「プラーマー揚げナムプラー掛け」が優勝!


以上、ピサヌロークのおすすめ水上レストラン「ペープーファータイ」の紹介でした。

よかったら行ってみてくださいね。


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<レストラン情報>
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ペー プー ファー タイ
แพภูฟ้าไทย
Pae Phufa Thai Restaurant
所在地:100/49 ถ.พุทธบูชา ต.ในเมือง อ.เมืองพิษณุโลก จ.พิษณุโลก 65000
    100/49 Phuttha Bucha Rd., Mueang, Phitsanulok 65000
TEL:081-146-1213
時間:10:30-23:00
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ちなみに、こちらがレストランの反対側にあるワット・チャン・タワントック寺院ですが、十数年前から建立が始まっていますが未だに完成していないそうです。

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キンキラでした。

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ではまた。

年の瀬チェンマイ「ワット・チェディルアンで年越し読経」

遅れ遅れにぼちぼち書き進めている年末年始の北タイ旅行記。
今回は、いよいよ年を越します。(笑)

暮れも押し迫ったチェンマイの旧市街歩きと、ワット・チェディルアンの年越し読経の様子などをメインにお届けします。


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朝食はフルーツサラダ

この日の朝食は、あらかじめ注文しておいたフルーツサラダ。
フルーツたっぷりのボールにヨーグルトをかけていただきます。
ちょっと健康志向気取っちゃいました。

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卵料理はスクランブルエッグをお願いしました。

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ビスケットや、パッションフルーツ・マンゴー&オレンジティーなんかも一緒にいただきました。
美味しかったですよ。

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ハンバーガーランチ「Girasole Ristorante Italiano」

ランチは、宿からも近い場所にあるイタリアンレストラン「Girasole Ristorante Italiano(ジラソーレ)」でハンバーガーセットを食べました。



ここは、比較的リーズナブルにイタリアンが食べられるので、夜に何度か利用したことがありますが、ランチは初めてでした。
(気のせいか、ちょっと店の雰囲気が変わったような気がしました)


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ビーフバーガーは可もなく不可もなくといった感じでしたが、サクッと食べるにはよかったです。


あと、朝食に引き続き、ちょっとヘルシードリンク的なものを頼んでみました。
生姜とかレモングラスとか、その他ハーブが色々入っているようで、まあ、なかなか独特な味わいでした。(笑)

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<レストラン情報>
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ジラソーレ
Girasole Ristorante Italiano
所在地:71 ถนนราชดำเนิน ตำบลพระสิงห์ อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    71 Ratchadamnoen Rd, Tambol Phrasing, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
   (Kad Klang Wiang ショッピングモール内)
TEL:081-603-0294
時間:11:00-22:00
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食後はターペー門あたりもぶらぶら散策。

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夕暮れ時の「ワット・プラシン」

大晦日の夕方、ワット・プラシンへ参拝に出かけました。

ここでも年越しの読経が開催されるようです。
境内に椅子が並べられていました。

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ウィハーン・ラーイカム(วิหารลายคำ)という礼拝堂にお参り。

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ここには、プラシン(シヒン仏/獅子仏)と呼ばれる仏像が安置されているのですが、このプラシンはチェンマイで最も重要な仏像のひとつです。

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堂内の壁画も素晴らしかったです。
(写真なかった…)


外に出て、布薩堂と黄金の仏塔と先ほどのラーカム礼拝堂が眺められる位置で、タイムラプスを撮りながら、小一時間ほど過ごしました。

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太鼓やドラを奏でる(練習?)少年僧たちの姿も。

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大晦日の夕飯は年越しそばも兼ねて「じがんてぃあ」

夕飯は何にしようかと考えていたら、ふと何年かぶりに年越しそばを食べてみたくなり、静かな日本食レストランでしっぽりできるようなところ…

ということで、あたりをつけたのが「じがんてぃあ」(Gigantea Chiang Mai)という店。Googleマップでなんとなく見つけたんですけど。





小さな路地の先に、ゾウさんの後ろ姿の暖簾がかかっていました。

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暖簾の先に現れる隠れ家みたいな庭とお店。なかなか素敵な雰囲気です。

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店内の小さなテーブルに座らせてもらい、いくつか注文しました。


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この豆腐のサラダはボリュームたっぷりで美味しかったです!

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アサヒを飲みながら、茄子の田楽なんぞも。

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そして、本命のおそば。

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日本の大晦日気分をたっぷり味わいました。


<レストラン情報>
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じがんてぃあ
Gigantea Chiangmai
所在地:11 ซอย 2 Sriphum Ampur, อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    11 Soi 2 Sriphum Ampur, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:053-233-464
時間:11:00-14:00(ランチ) 17:00-21:00(ディナー)
定休日:月曜日、火曜日、水曜日
URL:http://gigantea-cnx.com/
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厳粛に年越しの読経「ワット・チェディルアン」

21時過ぎにワット・チェディルアンへ行きました。

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今晩、ここで年越しの読経が行われるのです。
でもさすがにこの時点で来ている人はちらほら。

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境内をぶらぶら散策します。

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ライトアップされたナーガがかっこよかったです。

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22時前になると、少年僧たちが仏塔に置かれた陶器の蝋燭に火を灯し出しました。

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無数の小さな炎が風に揺れて輝くのはとても幻想的で美しかったです。

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全ての蝋燭に明かりが灯された頃、少年僧たちも仏塔正面に設けられた席に着き、読経が始まりました。

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読経参加者の数も増えてきました。
私は後ろの方で拝見させていただきました。

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うねるように重なる読経の声が荘厳に響きます。

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23時55分。
読経が止まりました。

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虫の音が響く静寂がしばらく続いて、0時を迎える少し前から再び読経が始まりました。

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そして、いよいよ年越しです。
鐘の音と花火の音が響きます。

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ターペー門の方を見ると、コムローイが夜空に舞い上がっていました。

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ワット・チェディルアンでの年越し読経の様子を短く動画にまとめてみました。
よかったらご覧ください。


www.youtube.com



幻想的で厳かな大晦日の夜。
いつもとは違う年越しでしたが、こうしてチェンマイの旧市街でひとり静かに迎える新年もいいものでした。


今年もよろしくお願いいたします。(今頃!)



ではまた。

年の瀬チェンマイ「旧市街でぶらぶら」

こんにちは、まなおです。
もう1月も下旬ですが、年末年始の北タイ旅行の続きです。
今回は、ランパーンからチェンマイへ向かい、年の瀬のチェンマイ旧市街の様子などをお届けします。
すごくおすすめのホテルも見つけました。

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光芒と花馬車「ワット・プラタート・ランパーン・ルアン」

プレー県の西部の町、ローンを後にしてチェンマイへ向かう途中、ランパーン県の名刹ワット・プラタート・ランパーン・ルアン寺院(วัดพระธาตุลำปางหลวง)へ立ち寄りました。

プレー県の様子はこちらもご覧ください。

www.manao.life



年末休暇に入ったということもあり、ワット・プラタート・ランパーン・ルアンは、たくさんの参拝者で賑わっていました。

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正面階段の下から見上げた空は、雲間からこぼれる光芒がとてもきれいでした。

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ランパーン名物の花馬車も大人気で、次々と観光客を乗せて寺院の外周を走る姿が見られました。

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焼肉ディナー「チェンマイホルモン・ノンホイ支店」

チェンマイへ行くと楽しみにしていることのひとつが、リーズナブルな焼肉を食べること
ランパーンからチェンマイに向かう途中で、有名なチェンマイホルモンというお店に電話をしてみました。

ところが、いつも行っている旧市街北側のお店(本店?)は、既に予約でいっぱい。
年末ということをすっかり忘れていました。

それで、もうひとつのノンホイ支店に電話してみると、18時ならぎりぎり空いているとのことで、予約を入れました。
本当は一旦ホテルにチェックインしてから向かう予定でしたが、このまま直行することに。

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この支店は初めてでしたが、いつも通り美味しくいただきました。


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チェンマイホルモンは、価格と気取らないお店の雰囲気込みで大好きです。






こ洒落た宿「ランプーハウス」

焼肉で満腹になったらホテルへ。

今回、チェンマイでは3泊し、2つの宿を予約していましたが、いずれもお堀に囲まれた旧市街のホテルを選んでいました。
年末年始は、ゆっくり散歩でもしながら過ごしたかったのです。

初日に泊まったホテルは、ワット・チェディルアン寺院のすぐ近くにある、ランプーハウス(Lamphu House Chiang Mai)というお洒落な感じのホテル。

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予約したのは1階のプールサイドで、雰囲気は良かったです。
ただ、到着したのが夜だったのもあるし、翌朝も部屋の前を歩く人の視線が気になったのもあって、結局カーテンは閉めっぱなしだったので、プールサイドは良かったのか悪かったのか。。。

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スタイリッシュなのはいいのですが、トイレとシャワールームがガラス張りで箱庭みたいな裏庭に面しており、落ち着くような落ち着かないような。。。(汗)

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このバスルームと部屋の仕切りが、なんていうのかアコーディオンみたいな扉だったのも、微妙に使い勝手が悪かったです。(私が慣れていないだけなんですが)


慣れないと言えば、部屋の入口がスライド式のガラス戸っていうのも、セキュリティ的になんとなく落ち着かない要素でもありました。
このガラスのスライドドアって、タイの家や宿ではわりとあるんですが、私はやっぱりドアノブの付いた扉が好きです。

また、このレベルの施設&料金にしては、部屋に冷蔵庫がないのも少し残念でした。(フロント後ろに共用の大型冷蔵庫あり)

おっと、なんかネガティブなことばかり書いちゃってますよね。
スタッフの方の対応や施設の清潔さなんかは良かったです。










車返却とホテル移動「Villa Thai Orchid」

翌朝、実家へ帰るタイ友を送りにチェンマイ空港まで。
ここでレンタルしていた自動車を返しました。

空港から城壁に囲まれた旧市街のホテルまでは、Grabを利用しました。
ちなみに、40バーツの割引クーポンを使って157バーツでした。

部屋で少しくつろいだ後、この日から2泊予約していた近くのホテルに移動です。
ひとつ隣のソイにある、Villa Thai Orchid(ヴィラタイオーキッド)というホテルで、こちらもワット・チェディルアンのすぐ近くです。

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この Villa Thai Orchid ホテル、すごくよかったです
アダルトオンリーということで、小さいお子さんのいるご家族は残念ながら宿泊できないのですが、こじんまりとしたホテルは静かで清潔で、何よりあたたかで細やかなサービスが最高でした。

靴を入口で脱いでから館内に入るのも、私的にはとても快適でした。
ちなみに、館内で履くためのかわいい柄のスリッパはチェックイン時に自分で選ぶんですが、お土産として持ち帰れます。
ちょっとしたことですが、こういうのが嬉しかったりしますよね。

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部屋はとても清潔で、布団もふかふかで快適です。
(清潔だけどちょっと湿っぽい感じの布団のホテルもたまにありますが、まったくそんな感じはありませんでした)

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壁側のテーブルも十分なスペースがあり、パソコン作業なんかをするのにも困りませんでした。

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強いて言うなら、バスルームのスペースが若干狭かったので、欧米人や体の大きい方は少し窮屈に感じられるかもしれませんが、私は特に問題ありませんでした。

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ちなみに、このホテル、フロントにある冷蔵庫の冷たいドリンク類(水、オレンジジュース、牛乳、ヨーグルト)やコーヒー・紅茶などのホットドリンク、あと、バナナやオレンジなどのフルーツも自由に飲食可能です。

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そして、何よりありがたくて感動したのは、無料のランドリーサービスがあることなんです。
部屋にあるカゴにお願いしたい洗濯物を入れて部屋の前に出しておくと、洗濯をしてまた部屋の前に置いておいてくれるのです。
本当は朝出さなければならないのかも知れませんが、チェックイン後の昼過ぎに出しておいたらその日の夕方に仕上げてくれていました。
(しかも、きちんと畳んで袋に入れてくれていました)



あと、朝ご飯も美味しいんです。


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メニューの中から前日までに選んで伝えておきます。
私はフルーツサラダのセット(1日目)と、タイ風ビーフシチュー(2日目)をお願いしましたが、どちらもとても美味しかったです。

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朝ご飯は1階の食堂でいただきます。
もちろん、ドリンクやヨーグルト、トースト、フルーツ類は自由に選べます。

 


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スタッフの方々(オーナー?)の対応もちょうどいい距離感で好感が持てました。
チェンマイの定宿にしたいくらいです。

部屋数も少なめなので、正直言うとあまり教えたくない気持ちもあるんですが、本当に素敵なホテルでした。





agodaでVilla Thai Orchid ホテルを調べる









陽だまりランチ「Rambutan Restaurant & Cafe」

ホテルを移動した日のランチは、チェックインまでの時間つぶしも兼ねて、Villa Thai Orchid ホテル前のソイを少し奥に進んだところにある小さなレストランで食べました。

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民家を改造したレストラン&カフェで、とても可愛らしいお店でした。

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涼しく気持ちの良い気候だったので、庭に置かれたパラソルの下のテーブルでいただくことにしました。


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メニューはサンドイッチやパスタなどの洋食とタイ料理がありました。
私は久しぶりにクラブサンドイッチが食べたくなり、マンゴーシェイクも合わせて注文しました。


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オウムバナ(ヘリコニア)が風に揺れる陽だまりの席。


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何気ない町角の庭で至福の時間を感じながら、午後のひとときを過ごしました。



<レストラン情報>
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ランブータンレストラン&カフェ
Rambutan Restaurant & Cafe
所在地:103/1 ราชดำเนิน ซอย 8 PhraSing, อำเภอเมืองเชียงใหม่ เชียงใหม่ 50200
    103/1 Rachadamnoen Soi 8, PhraSing, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:02-298-0022
時間:11:30-21:30
定休日:水曜日
URL:https://www.facebook.com/rambutancnx?ref=bookmarks
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真央ちゃん仏が変わっていた!?「ワット・パンタオ」

夕方、旧市街を散歩しました。
ホテルからほど近くにある、ワット・パンタオ(วัดพันเตา)は、黒い木造の本堂と正面に飾られた孔雀の彫刻が美しいお寺です。

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このお寺のご本尊、某有名アスリートを彷彿とさせるなんとも言えない優しいお顔がとても好きでよくお参りしていました。
以前のブログでも書いていますので、よかったらご覧ください。

www.manao.life



今回も、久しぶりに真央ちゃん仏(名前言っちゃってるし。笑)にご対面です。


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じーーーーーー👀

ん?

じーーーーーーーーーーー👀👀

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あれ?
金箔が新調されて、なんか、お顔変わった?

これが以前のお顔です。

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そして、こちらが現在のお顔・・・。

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うーーーん、煌びやかになったのはいいんですけどね。
私は、前のお顔が好きだったなあ。


日本では、仏像はもちろん信仰の対象ではあるんですが、どちらかというと芸術品、古い美術品として扱うようなところがあって、修復やお色直し的なことをする場合も、経年の味わいとか古色を大切にしようという節がありますよね。
(そうじゃない場合もあるかも知れませんが、少なくとも私の印象では)


一方タイは、仏像や寺院というものが現役の生きた信仰の対象であるからか(と言うと、日本が既に現役でない死んだ信仰のようにもとれて語弊があるかもしれませんが)、常に新しく輝かしいものでなければならないという意思があるようにも思えます。

だから、常に地域の人や参拝者から募金を募り、本堂の改築や仏像のお色直し的なことを行っているのかなあと。

どちらが正しいとか良いとかいうわけではありません。
ただ、日本の(少なくとも近代から現代にかけての)価値観で育った私にとっては、こんなにキラッキラにしちゃうんだという驚きの眼差しで見てしまうのです。


うん、でもこれがタイ式。
タイでよしとされていることにとやかく言わず、厳かに行われる夕方のお勤め(読経)に身を委ねておきましょう。

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やっぱり読経の声を聞いているのはいいですね。




ワット・チェディルアンも年越し準備

ワット・パンタオを後にして、そのまま隣のワット・チェディルアンへ。

チェンマイに来たら、ほぼ毎回参拝に来るのですが、特に年末のワット・チェディルアンが好きなんです。

と言うのは、この頃になると大仏塔(チェディルアン)の正面階段あたりに華やかな飾り付けが施されるからなんです。

北タイらしくラーンナースタイルの色鮮やかな旗や電飾が風に揺れてとても美しいんです。

これは2年前の年末の様子。

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今年も年越しの読経が行われるようで、その準備の飾り付けが行われていました。

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夕暮れの境内に座ってぼーっとチェディルアンと空を眺めているのが好きです。

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実際、タイムラプス撮影なんかをしながら1時間半くらい座っていましたね。(笑)


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そろそろ、お腹が空いてきました。
夕飯を食べにいきましょう。



ついつい来てしまう「うまくて号泣ラーメン」

ワット・チェディルアンから徒歩数分、ホテルからも近い場所にある「うまくて号泣ラーメン」

チェンマイの旧市街に滞在していると一度は訪れちゃうんですよね。
私はあまりラーメンにこだわりとかなくグルメでもないので、偉そうに評価するのもアレなんですが、ここのラーメンがけっこう好きです。
リーズナブルで堅苦しくなくて、変にこだわってなさそうなところが好きです。
(こだわりはあるのかも知れません。こだわってなさげ風なところです)

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一人でも入りやすいところも気に入っています。

餃子を頼んだら、緑茶もサービスで付いていました。
普通に美味しいです。

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<レストラン情報>
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うまくて号泣ラーメン
ราเมงอร่อยร้องไห้
(Umakutegoukyura-men)
所在地:25-26 กาดกลางเวียง ถนน ราชภาคินัย อำเภอเมือง จังหวัดเชียงใหม่ 50200
    25-26 Kad Klang Wiang, Ratchapakhinai Rd, Mueang Chiang Mai District, Chiang Mai 50200
TEL:083-571-8017
時間:11:00-22:00
URL:https://chiangmai-ramen.com/thai/
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お腹いっぱいになって、ぶらぶら歩きながら部屋に戻ります。
途中、ランチを食べたRambutan Restaurant & Cafeの前を通りました。
夜も雰囲気があっていいですね。

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このまま、大晦日のチェンマイも書こうかと思いましたが、長くなったので今日はここまで。
続きは次回に。

お読みいただきありがとうございます。


ではまた。

タイ北部旅行プレー県のあれこれ(2日目:市内から西部ローン郡へ)

プレー県滞在2日目は、貴族の邸宅など市内の観光スポットを数か所回ってから、西側の山を越えてローン郡へ。メルヘンなバーンピン駅を訪れたり独特な造形の木彫仏たちを参拝しに行ったりしました。



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立ち入り禁止の「クム・ウィチャイラーチャー」

プレー県2日目の朝、ホテルをチェックアウトをしてからかつての地元有力者(貴族)の邸宅跡を3か所回ってみることにしました。

最初に訪れたのは、クム・ウィチャイラーチャー(คุ้มวิชัยราชา)という邸宅です。

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ただ、こちらは改築予定なのか、敷地内への立ち入り禁止となっていたため、外からの見物のみとなりました。

前回来た時(2020年)は、屋敷内には入れなかったものの、敷地内に入って写真を撮った記憶があります。





ピンクがかわいい「クム・ウォンブリー」(博物館)

次に向かったのは、クム・ウォンブリー(คุ้มวงศ์บุรี)という邸宅です。

ここは、Vongburi House Museum(ウォンブリー博物館)として公開されており、3つの邸宅の中では唯一入場料(30バーツ)が必要でした。

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前回のプレー旅行では立ち寄らなかったので、今回初訪問です。
白にピンクを基調とした建物がとてもキュートで、西洋とタイスタイルがミックスした興味深い建物でした。

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邸宅前の駐車場に植えられている木(チョンプーパンティップ)のピンクの花が、建物とマッチして見事でした。

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貫禄の「クム・チャオルアン」

邸宅巡り3つ目は、プレー県庁近くにあるクム・チャオルアン(คุ้มเจ้าหลวง)です。
ここは前回も訪問していますが、タイ友は初めてということで再訪しました。


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クム・チャオルアンは白に薄い緑を基調とした色使いですね。
3つの中では一番大きく、前庭(ロータリー・車寄せ)も立派で堂々とした佇まいです。


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洒落た洋館風邸宅なんですが、規則を破った使用人たちを閉じ込める牢屋がお屋敷の下にあったりするんです。
邸宅の床には、使用人たちを監視する覗き穴なんかもあったりして、なんとも。。。


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(写真ブレブレですが…)








古民家食堂でアイスクリーム「HOM 2493」

プレー市内最後に訪れたのは、前回ランチを食べてとても美味しかった古民家食堂「HOM 2493」です。

私が気に入ったお店なので、タイ友にも紹介したかったのです。
ただし、朝ご飯はホテルで食べてきたし、ランチには少し早かったので、ここでは自家製ココナッツアイスクリームだけをいただきました。

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前回来た時も人気のレストランでしたが、その時はまだコロナ禍で多少制限があったこともあり、そこまで混みあっているわけではなかったのですが、今回は年末の旅行シーズンということもあって、満席の大繁盛という感じ。

私たちはガッツリ食事ではなかったので、壁際のカウンター席に座りました。
ココナッツアイスクリームは、甘すぎず、優しい味わいで美味しかったです。

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隣には、どこかで見たことのある3列シートが。。。

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これ、コロナ禍真っただ中に、タイ航空が少しでも売り上げをということで、機体のシートを限定販売したやつですね。
あっという間に売り切れたというようなニュースも見たような気がしますが、そのうちのひとつがこんなところに。(笑)




ドイツとタイが融合したかわいい駅舎「バーンピン駅」

プレー市街西側にある山を越えて、ローン郡へとやってきました。

まずは、タイでも有数のかわいらしい駅、バーンピン駅(สถานีรถไฟบ้านปิน)へと向かいます。

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バーンピン駅は、1914年に開業した、タイで唯一、バイエルン地方(ババリア州)のティンバーフレーミング(木骨造)という工法で建てられた駅舎があるのです。
ドイツとタイ様式が融合したとてもかわいらしい建物です。

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12時過ぎ。
チェンマイ発バンコク行きの列車が到着しました。

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のどかで平和な風景でした。





「カノムセン・ナムヨーイ」再び

かわいい駅を見学し終わったら、ランチタイム。
前回食べて美味しかった、ローン郡名物のお店へ。
タイ友にも食べさせてあげたかったんです。

カノムセン・ナムヨーイ(ขนมเส้นน้ำย้อย)

<店舗情報>
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カノムセン・ナムヨーイ・メー・ラーン
ขนมเส้นน้ำย้อย แม่ลาน
所在地:Ban Maelan, Huai O, Long District, Phrae 54150
    บ้านแม่ลาน ต.ห้วยอ้อ อ.ลอง จ.แพร่ 54150
TEL:089-669-3932
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カノムセンというのは、いわゆるカノムチーンのことなんですが、この店の麺は茹でたてのツヤツヤでツルツル。
とっても美味しいのです。


訪れた時間帯は、ちょうど週末のピークということもあって、店内満席状態。

「麺のスープ(かけダレ)がほとんど売り切れそうなの。あるもので準備してもいい?」

と店員さんが申し訳なさそうに言うので、お任せすることにしました。


サイドメニューのトウモロコシのソムタムや鳥かわの揚げ物なんかも注文しながら、待つこと数分。

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やってきました。
相変わらずツヤツヤの出来立て麺が美味しそうです。

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結局、スープもちゃんと2種類用意してくれました。


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茹で野菜やプリック・ナムヨーイ(乾燥唐辛子、揚げニンニク、揚げ赤玉ねぎをミックスした当店オリジナルのふりかけみたいなもの)も乗せていただきます。


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やっぱり美味しい!
友人も喜んでくれたし、よかったよかった。

ちなみに、これ全部とコーラ2本込みで133バーツ(約500円)です。

ごちろうさまでした!





タイの円空仏!?「ワット・シードーンカム」

お腹がいっぱいになったら、私が大好きな木彫の仏様に会いに行くことにしました。

ワット・シードーンカム(วัดศรีดอนคำ)寺院は、第二次世界大戦時に米軍から落とされた不発弾を利用した鐘があることでも有名です。

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この鐘がまたいい音がするんですよね。

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本堂はあいにく閉まっていたので、博物館になっている建物へ、お目当ての木彫仏を拝みに行きました。


このお堂(博物館)には、私が勝手に「タイの円空仏」と呼んでいる鉈(なた)で彫られた仏像が安置されています。

前回お参りした時に、すっかり魅了されてしまいました。

www.manao.life




こちらがそのプラチャオ・プラートー(พระเจ้าพร้าโต้)です。
独特の表情や佇まいがとても好きなんです。


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館内に展示された千体木仏(พระเจ้าไม้ปั๋นต๋น = พระเจ้าไม้พันองค์)も、相変わらず美しかったです。

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<寺院情報>
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ワット・プラタート・シードーンカム
วัดพระธาตุศรีดอนคำ
Wat Phra That Sri Don Kham
所在地:43 ทางหลวงชนบท แพร่ 3030 ตำบล ห้วยอ้อ อำเภอลอง แพร่ 54150
    43 Rural Road Phrae 3030, Huai O, Long District, Phrae 54150
TEL:054-581-278
駐車場:あり(無料)
参拝・博物館:無料
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以上で、プレー県の観光は終了。

今回2度目のプレー県でしたが、やっぱり大好きな町でした。
自然豊かで美しい寺院も多く、町の素朴であたたかな雰囲気や美味しい料理など、魅了される要素がたくさん。
また必ず来るぞと思いながら、この後チェンマイへと向かいました。


ではまた。

タイ北部旅行プレー県のあれこれ(1日目:北東部から市内へ)

前回に引き続き、年末に訪れたタイ北部旅行の続きです。
今回はプレー県で訪れたお寺やエリンギみたいな奇岩群なんかを紹介します。

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ワット・プラタート・プージェー

ナーン県を後にした私たちは、国道101号線を南下してプレー県に入ってきました。
最初に立ち寄ったのは山間にある古い寺院、ワット・プラタート・プージェー(วัดพระธาตุปูแจ)です。






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高台にある黄金の仏塔と布薩堂(本堂)は静かで美しく、回廊からは新しく建立中の白い大仏や集落ののどかな景色が見えました。

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お堂の軒に吊るされた風鈴の音が涼しげで、とても穏やかな時間が流れていました。

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エリンギの里「奇岩:ペ・ムアン・ピー」

プレー県の観光スポットのひとつとしてガイドブックやウェブサイトに掲載される奇岩群があります。

ペ・ムアン・ピー森林公園(วนอุทยานแพะเมืองผี)という、風雨の浸食により出来上がったキノコ型の奇岩群が立ち並ぶエリアです。


 


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イメージしていたのは荒涼とした砂漠っぽい場所だったんですが、実際には森林に突然現れるちょっとした谷みたいな感じです。
数分で周れるくらいの規模で、それほど広大な敷地でもありません。

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まあでも、エリンギみたいな奇妙な岩(砂岩)がボコボコ立っている景色は、それなりに面白いです。
この辺りを通るついでに立ち寄るのがいいと思います。

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公園駐車場横にある食堂でランチを食べることにしました。
ここのガイヤーンとソムタム、期待していなかったのに安くてすごく美味しかったです。

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隠れ里「バーン・ナークーハー」

エリンギの里(勝手に命名)の次に向かったのは、これまた私が勝手に隠れ里と呼んでいる大好きな村、バーン・ナークーハー(บ้านนาคูหา)でした。






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幹線道路から東に折れて山間の道を数十分進んだところにある小さな集落が、バーン・ナークーハーです。
この辺りは、タイでも有数の空気のいい場所だと言われています。
オゾンいっぱいなんだそうで、確かに山の空気はバンコクでは味わえないほど新鮮で濃い気がします。

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田畑の中にどーんと鎮座する大仏様。
竹で編んだ長い橋、山の間に浮かぶ雲、遠くに揺れる白い煙…。
タイに居ながらにして晩秋の日本を思い起こさせる、のどかでノスタルジックな風景でした。


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前回は水田の緑が美しく瑞々しかったですが、刈り取られた後の茶色い田んぼもまた良かったです。

www.manao.life



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この木造の礼拝堂は、前回来たときはなかったような。。。

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帰りに、緑の揚げせんべい(カーオクリアップ:ข้าวเกรียบ)をお土産で買いました。

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この緑色は、このあたりの特産である淡水海苔(タオ:เตา)の色です。
海苔の味がするかと言えば微妙ですが、カーオクリアップが好きなのでマイペンライ。(笑)



プレーの名刹「ワット・プラタート・チョーへー」

ナークーハー村の次に向かったのは、「このお寺を参拝しなかったらプレーに来なかったのと同じ」と言われるくらい有名なワット・プラタート・チョーへー寺院(วัดพระธาตุช่อแฮ)です。

プレー県東の山麓にある小高い丘のような場所に建つ寺院で、タイの王室仏教寺院第3級にも指定されている名刹です。


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年末ということもあってか、たくさんの参拝者がいました。

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プレーを一望できる「ワット・プラタート・ドーイレン」

ワット・プラタート・チョーへーからさらに東の山へ入っていった場所に、ワット・プラタート・ドーイレン(วัดพระธาตุดอยเล็ง)という山寺があります。

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ここは、私のお気に入り寺院のひとつでもあり、展望台からはプレーの山並みや市街を一望することができます。
特に朝や夕方の刻々と空が色を変えていく様子は絶景で、何度見ても癒されます。

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この日は、境内のちいさなカフェスタンドでドリンクを注文して、ゆっくり日が暮れるのを鑑賞しました。

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夕暮れのプラタート・ドーイレンから撮影したタイムラプス、良かったらご覧ください。


なお、寺院手前はかなり急な坂道となりますので、運転にはご注意ください。







インディーな激旨レストラン「S.rimyom」

プレー市内のホテルにチェックインした後、この日の夕飯は、Googleマップでたまたま見つけた店に行ってみました。

S.rimyom(แสงริมยม แพร่)という、なんとなくインディーっぽいお店で、レビュー評価が割と良かったんですが、行ってみて納得!
料理がどれもすごく美味しくてびっくりしました

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店の雰囲気は、外壁のない屋根の下にバーカウンターとテーブルがあるだけの、簡素ながら若者ウケしそうな隠れ家っぽいお店

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メニューもシンプルで、料理の種類(調理法)がざっくり書いてあるだけです。
例えば、「胡椒炒め」とか「バジル煎り」とか「トムヤム」とか。

しかも、値段も書いていないので、どうしたらいいかわからずちょっと固まっていると、この店の店長兼調理人の青年が注文を聞きにきました。

基本的には、こちらが食べたいものの調理方法あるいは素材(野菜とか肉とか)を言うと、オススメの材料や調理方法を提案してくれるスタイルのようです。


唐辛子と塩で煎った味付けの料理(クア・プリック・クルア)が食べたいというと、エビをおすすめしてくれたり、スパイシーじゃない野菜が食べたいというと、クリスピーポーク入りのオイスターソース炒めを提案してくれたり。


対応がすごく丁寧で好感が持てたので、ほぼお任せ状態でおすすめに従いました。
結果、本当にどれも美味しかったです。


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ウー・クラーン(เอ่อกลาง)
聞いたことのない料理名(この店オリジナルか)でしたが、豚肉のスライスのヤム(ピリ辛和物)のような味付けでさっぱりしていて美味しかったです。


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クン・クア・プリック・クルア(กุ้งคั่วพริกเกลือ)
ぷりぷりのエビと唐辛子と塩のシンプルな味付けながら、これ、めちゃくちゃ美味しかったです。
揚げニンニクがすごくマッチしていました。



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パット・パック・ナムマン・ホイ・ムー・グロープ(ผัดผักน้ำมันหอยหมูกรอบ)
オイスター炒めの野菜だけでも十分美味しかったんですが、おすすめのムー・グロープ(クリスピーポーク)が外はカリカリで中はジューシーで最高でした。
また、カリフラワーやヤングコーンなどの野菜が軽く焼いて(煎って?)から炒めてあるので、べちゃっとしておらず歯応えもあって美味しかったんです。


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トムヤム・ガイ・ナム・コン(ต้มยำไก่น้ำข้น)
鶏肉のトムヤムスープ。
鶏肉がとても柔らかくて美味しかったです。
トムヤムの味付けも私の好みでした。

以上、みんな美味しかったし、一品の量もそこそこ多かったので、2人で満腹になりました。

お会計は全部で600バーツと、このレベルの料理で価格的にも十分満足しました。


ちなみに、こんな美味しい料理は誰が作っているのかと尋ねたら、青年自身と青年のお母さんがふたりで厨房に立っているのだそうです。

お母さんは昔から料理が上手で、その味で育った息子さんも食べることが大好きになり、こうして自分の店を開くまでになったんですね。
どうりで、接客にしても調理にしても、料理に対する愛情のようなものが感じられたわけだ。なんて思ってしまいました。




<レストラン情報>
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セーン リムヨム プレー
แสงริมยม แพร่
S.rimyom
所在地:ตำบล ในเวียง อำเภอเมืองแพร่ แพร่ 54000
    Nai Wiang, Mueang Phrae District, Phrae 54000
TEL:082-426-5294
時間:18:00-00:00
URL:https://th-th.facebook.com/rimyomlamp/
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屋台街散歩「ローティー」

夕飯を食べた後、ホテルに戻る前に町(旧市街)の中心部にある屋台街を散歩しました。

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田舎町の夜市(ตลาดโต้รุ่ง)は、ほどよい活気があっていいですね。

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年末のプレーは夜風も涼しくて、夜の散歩にはうってつけの気候でした。



夕飯でお腹いっぱいだったにも関わらず、屋台のローティーを買うタイ友。
ホテルの部屋で食べるのだそう。
(絶対太るやつ。笑)

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ということで、プレー県の1日目は終了。

続きは、次回に。


ではまた。